椎名林檎(Sheena Ringo)の徹底解説まとめ

椎名林檎は日本のシンガーソングライター。1998年「幸福論」にてメジャーデビュー。有限会社黒猫堂に所属。2004年から2012年にかけてロックバンド・東京事変のボーカルとして活動した。2009年に平成20年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞。映画「さくらん」では音響監督を務め、リオオリンピック閉会式の演出を務めた。J-POP界を牽引するアーティストの一人である。

ありあまる富(とみ)

2009年5月27日発売。
ソロ名義としては約5年ぶりにTBS系ドラマ「スマイル」の制作陣に熱望され書き下ろされた曲である。
BARBEE BOYSのいまみちともたかがギター・編曲・補作曲として参加しているが、椎名の楽曲で他者が補作するのは初めてのことである。

カーネーション

2011年11月2日発売。NHKテレビドラマ「カーネーション」のために書き下ろされた曲である。
映画「さくらん」に音響スーパーバイザーとして参加していた安井輝がドラマ「カーネーション」に制作スタッフとして参加していたことがきっかけで椎名が主題歌を制作することとなった。当初は「とにかくアッパーな曲を」という依頼でカップリング曲として同時収録された「人生は思い通り」を制作したがドラマのオープニング映像や脚本を見るうち別のイメージが湧いたため「カーネーション」を制作し提出、後から作ったこの曲が主題歌に決定した

自由へ道連れ(じゆうへみちづれ)

2012年5月16日にデジタルダウンロードシングルとして発売された。
ロックバンド・東京事変解散後初のソロ名義でのシングル曲。
TBS系テレビドラマ「ATARU」の主題歌として、番組プロデューサー・植田博樹と韓哲に「新感覚ミステリーの主題歌として、戸惑いや焦燥、怒りを、けれんのない自由な音楽で解放してほしい」という依頼を受けて制作した。
同ドラマの劇場版である「劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL」にも引き続き主題歌として採用されている。
演奏陣としてPOLYSICSのハヤシがギター、GOING UNDER GROUNDの石原聡がベース、Dragon Ashの桜井誠がドラムとして参加している。
PV監督は大関泰幸が務め、女優でファッションモデルの小松菜奈が前編に渡って出演している。なお椎名本人の出演はない。

いろはにほへと/孤独(こどく)のあかつき

2013年5月27日に発売されたソロ名義初の両A面シングル。
「いろはにほへと」はフジテレビ系ドラマ「鴨、京都へ行く~老舗旅館の女将日記~」主題歌として書き下ろされた。
児玉裕一監督で撮影されたPVはSPACE SHOWER Music Video Awardsの「MVA BEST VIDEO」に選出されている。
「孤独のあかつき」はNHK Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達」制作陣の依頼で制作された番組テーマソングである。
異なる分野の達人2人が対談する番組の趣旨に倣い、NHKテレビドラマ「カーネーション」の脚本を担当した脚本家・渡辺あやが作詞を担当、椎名が作編曲を担当している。シングル表題曲の詞を椎名以外の人間が担当するのはこの作品がはじめてである。

NIPPON(にっぽん)

2014年6月11日に発売されたNHK2014年度サッカー放送テーマソング。
NHKから「他の国同士の試合中継でも使うものの、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)およびサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)を応援する曲を作って欲しい」「(サッカー日本代表のイメージカラーである)“青”という言葉が入っているとうれしい」「(椎名がかつて所属していたバンド・東京事変の楽曲である)『群青日和』のテンポやコード感が理想」などの具体的な依頼を受けて制作された。放送上あまり好ましくない歌詞のチェックもされている。

楽曲制作にあたり椎名は「幼少期を日本のブラジル・清水で過ごした自分のグルーブが、ここへ来て初めて活かされてしまうのでしょうか。開戦前夜の武者震いを何としましょう。曲にしましょう。精一杯取り組ませていただきます」「(楽曲制作の依頼に対して)今まで味わったことのないプレッシャーを覚え、本当に気負って書いた」「サッカーW杯を含め、人生に於いて時折訪れる厳しい勝負の時に絶対に勝ちに行く、そして楽しみに行く、そのすべてを込めるしかないなと、それくらい重要なミッションとして取り組んだ」と述べている。

至上の人生(しじょうのじんせい)

2015年2月25日発売。
日本テレビ系日曜ドラマ「○○妻」主題歌。
脚本家・遊川和彦らドラマ制作スタッフから「ラブソングを」「サウンドはロックで」と依頼を受けて制作された。
PV監督を務めた志賀匠により、カップリング曲として収録された「どん底まで」と2つで1つのセットになるPVが制作されている。

最果てが見たい(さいはてがみたい)

2015年5月13日にデジタル限定配信で発売された。
原恵一が監督を務める映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」主題歌である。
漫画「百日紅」の原作者である杉浦日向子が生前椎名のファンであったため椎名が主題歌に選ばれた。
映画「百日紅~Miss HOKUSAI~」と雰囲気が通じている石川さゆりへの提供曲「最果てが見たい」をセルフカバーした作品。

長く短い祭り/神様、仏様(ながくみじかいまつり/かみさま、ほとけさま)

2015年8月5日に発売された「いろはにほへと/孤独のあかつき」以来の両A面シングルである。
先行トラック配信が始まるとItunes週間オリコンチャート1位を記録した。
「長く短い祭」は「コカ・コーラ」2015年サマーキャンペーンCMソングとして書き下ろされ、東京事変ギタリストであるペトロールズの浮雲とのデュエットソングとなっている。ブラジル音楽の要素を取り入れたダンスチューンである。
「神様、仏様」は椎名が出演したau「LG製スマートフォン・isai vivid」CMソングとして制作された。
ジャケットは日本を代表する夏祭り「青森ねぶた祭」から着想され、青森菱友会所有の「大間の天妃神 千里眼と哪吒(おおまのてんぴしん せんりがんとなた)」の写真が用いられた。2014年開催の同祭において最優秀製作者賞と知事賞を受賞。

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