椎名林檎(Sheena Ringo)の徹底解説まとめ

椎名林檎は日本のシンガーソングライター。1998年「幸福論」にてメジャーデビュー。有限会社黒猫堂に所属。2004年から2012年にかけてロックバンド・東京事変のボーカルとして活動した。2009年に平成20年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞。映画「さくらん」では音響監督を務め、リオオリンピック閉会式の演出を務めた。J-POP界を牽引するアーティストの一人である。

2003年2月23日に発売された3枚目のスタジオアルバム。
印象的なタイトルは、椎名がスタッフの「精液ってカルキ臭いよね?」「いや栗の花の臭いだって聞くよ」という会話を聞き「五感が美しいな」と思ったことから。「勝訴ストリップ」制作直後、3枚目のタイトルは「不思議・猥雑・エキセントリック」とする予定だったが「加爾基 精液 栗ノ花」に置換された形である。

前作「勝訴ストリップ」で見られたシンメトリーがさらに徹底して行われ、収録時間が44.44分である他、タイトル、収録に使用された楽器まで対照である。
ブックレットに使用されている文字はすべて旧字体と歴史的仮名遣いに直されている。
ジャケット写真に使われている磁器は、椎名が好きな窯元「館林古琳庵」に特別にオーダーメイドで製作してもらっている。

スタンダードなバンドサウンドに加え、民族楽器、雅楽器、生活音などさまざまな楽器、音が取り入れられた実験的な作品である。
椎名曰く「セッションだけでOKというアルバムを2枚作ったので(活動をやめる前に)もう少し楽器の音色や録音技術、その他いろいろな方法を使ったものを1枚くらい作ろうと思って作った」。これまでの作品と違い、生演奏でなくプログラミングを使った多重録音で作りたいという希望があったため、これまで編曲に携わってきた亀田誠治ではなく井上雨述が編曲を務めた(やっつけ仕事は森俊之)。
レコーディングは椎名の自宅で行われ、歌入れは椎名の「太宰治的体験がしたい」という希望に沿い、熱海の木造旅館で行われた。

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平成風俗(へいせいふうぞく)

2007年2月21日に発売された斎藤ネコとの共同アルバム。
映画「さくらん」のサウンドトラックの代替(使用された楽曲とアレンジが異なる)ともいえる作品である。
蜷川実花に初監督作品である映画「さくらん」の音響監督を頼まれた当初、椎名はその時期メインで活動していたバンド・東京事変として仕事を受けるつもりであったが、刃田綴色の骨折による療養などが重なり東京事変の活動ができず断念、ソロ名義で引き受けた。
斎藤ネコと組んだのは以前から楽曲をオーケストラのための譜面をライブように書き下ろしてもらっていたため。
13曲中8曲はセルフカバーで、総勢70名以上のオーケストラによる演奏でのアレンジが楽しめる。
また「ギャンブル」に伊澤一葉、「花魁」の作曲とギターで浮雲、「la salle de bain」の編曲に亀田誠治と東京事変メンバーが楽曲に参加している。

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私と放電(わたしとほうでん)

2008年7月2日に発売された椎名林檎デビュー10周年記念作品。
今までアルバムにまとめられることのなかったB面の作品だけを集めたベストアルバムとなっている。
ただし、このアルバムにも収録されなかった作品はA面B面ともにある。

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MoRA(もーら)

2008年11月25日に発売された、今までに発売したすべてのアルバム曲と未収録のシングル曲をまとめたBOX。
10周年記念作品のひとつである。

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三文ゴシップ(さんもんごしっぷ)

2009年6月24日発売のソロ名義4枚目のスタジオアルバムである。
先行シングルとして「ありあまる富」を発表しているが、アルバムの形が決まったあとで制作された楽曲のため、本作には収録されていない。
これまで同様、収録時間は50.5秒とこだわりが見られ、タイトルも「旬」を中心としてシンメトリーに並べられている。
この作品には10名のアレンジャーが参加している点が前作までとの大きな違いである。

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浮き名/蜜月抄(うきな/みつげつしょう)

2013年11月13日に同時発売された。
ともにデビュー15周年を記念して制作されたアルバムである。
「浮き名」は椎名が客演参加した他のアーティストの曲をまとめたアルバム、「蜜月抄」は数々のライブでの音源を厳選してまとめたライブアルバムとなっている。ジャケットカバーのイラストレーションは宇野亜喜良が担当した。

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逆輸入~港湾局~(ぎゃくゆにゅう~こうわんきょく)

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