吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『吸血鬼すぐ死ぬ』とは、2015年から『週刊少年チャンピオン』で連載している盆ノ木至原作のコメディ漫画、およびそれを原作とするアニメ作品。主人公の吸血鬼退治人ロナルドがひょんなことからすぐに死んでは復活する不死身の吸血鬼、ドラルクの城を破壊してしまい、同居することになるという吸血鬼退治人と吸血鬼コンビのドタバタコメディを描いている。ハイテンションでスピード感のある怒涛のギャグが魅力の作品。

吸血鬼Y談おじさんとは、強力な催眠術を掛けることで猥談しか話せなくする恐ろしい吸血鬼。見た目はタータンチェックのスーツを着て杖を持った紳士であるため、他の変態吸血鬼と比べてもまともに見える。しかし初登場時の「私は吸血鬼Y談おじさん」というセリフは非常にインパクトが強く、対峙したロナルドも驚きのあまり「吸血鬼Y談おじさん!?」と叫んでいた。Y談おじさんという強烈な新キャラに引き込まれる名セリフとなっている。

ドラウス「パパ頑張るね…!」

ドラルク一家の始祖であるドラルクの祖父の双六に巻き込まれたドラルク一家とロナルド。しかしその双六は、出た目の罰ゲームを受けなければいけない地獄の双六だった。ドラルクは父のドラウスに対して「お父様、私とチーム組みましょう。私サイコロ振る係、お父様進む係」と呼びかけ、父親を犠牲にしようとする。それに対して、ドラウスは「パパ頑張るね…!」とひきつった顔で答えるのだった。ドラルクが家族から愛されていることがわかる名セリフとなっている。

子どもになったドラルクを探すロナルド達

ミラ(左)と子どもになったドラルク(中央)を見つけたロナルドとジョン(右)

ある日目を覚ますとドラルクは子どもの姿になっており、ドラルクの母であるミラに連れ去られてしまった。ミラはドラルクが幼い頃から多忙で、ドラルクと一緒にいる時間が取れなかったため、いつの間にか大人になってしまった息子に何かしてやりたいと考えたのだった。ロナルドとジョン、ヒナイチ、ドラルクの父親であるドラウスは、行方不明になったドラルクを必死に探す。そしてロナルド達は、ドラルクが「友達に送りたい」と言ってミラと一緒に撮った写真から、ドラルクがいる場所を突き止めたのだった。ドラルクが両親はもちろん、ロナルド達周囲の人間からも愛されていることがわかる名シーンとなっている。

『吸血鬼すぐ死ぬ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本作の影響で「秋田書店」が「オータム書店」に

『吸血鬼すぐ死ぬ』が掲載されている『週刊少年チャンピオン』は秋田書店が出版しており、作中では秋田書店をもじった「オータム書店」が登場する。その影響で、本物の秋田書店を表現する際に「オータム書店」と記載するケースが発生している。

手塚治虫作の『ドン・ドラキュラ』との共通点

手塚治虫の『ドン・ドラキュラ』

『週刊少年チャンピオン』では、1979年に手塚治虫作の『ドン・ドラキュラ』という漫画が連載されていた。『ドン・ドラキュラ』では現代に生きるドラキュラが死んでは復活するというオチが多用されており、『吸血鬼すぐ死ぬ』と共通点がある。

『吸血鬼すぐ死ぬ』の主題歌・挿入歌

第1期

OP(オープニング):福山潤「DIES IN NO TIME」

第1期オープニングテーマ。ロナルド役の福山潤が歌唱している。作詞は福山潤と松井洋平、作曲は猟平、めんま、41730、編曲は神田ジョンが担当している。

ED(エンディング):TRD「Strangers」

アニメ第1期エンディングテーマ。作詞は畑亜貴、作曲は黒須克彦、編曲は西岡和哉が担当している。

挿入歌:ういにゃす「ヴァモネさんのテーマ」(第1期・第10話)

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