メリオダス(七つの大罪)とは【徹底解説・考察まとめ】

メリオダスは漫画『七つの大罪』の主人公で、それぞれが大罪人である騎士団「七つの大罪」の団長。聖騎士達のクーデターで乗っ取られたリオネス王国を、仲間と共に奪還する。実は魔神王の息子であり、かつては魔神の集団である十戒を統率していた。戦いの中で命を落とすも感情を失った状態で復活し、新たな魔神王になるべく動き出す。最終的に感情を取り戻し、仲間達と共に魔神王を倒す。その後は混沌の力を求めるキャスとの戦いを征し、最愛のエリザベスと結婚し、リオネス王国の王となった。結婚後はトリスタンという男子を儲ける。

メリオダスとエリザベスの息子。最終話にて登場し、メリオダス達七つの大罪に10歳の誕生日を祝われた。

続編の『黙示録の四騎士』にも主要キャラとして登場する。

七つの大罪

マーリン

七つの大罪の1人で「暴食の大罪(ボア・シン)」を背負う女性。魔法で美しい女性の姿をしているが、その本性は己の時を止める事で不老不死となった幼い少女である。「無限(インフィニティ)」という無尽蔵の魔力を持っており、反則的に強力な魔術を操る。

「ベリアルイン」という賢者達の築き上げた国に生まれ、親の愛情を知らずに育つ。両親は彼女の「無限」という特異な魔力のみに注目しており、娘としてでは無く知的好奇心の対象として見ていた。親の愛情に飢えていた彼女は、その飢餓感を埋める様に知識を吸収していった。彼女の魔力は魔神王と最高神も注目しており、双方が自分の陣営に引き込もうとした。両者はマーリンの気を惹こうと、魔神王は「魔界の秘術に関するあらゆる知識と女神の洗脳術を防ぐ加護」を、最高神は「いかなる闇の呪いと戒言すら無効にする加護」を彼女に与えた。だがマーリンは両者の加護を受け取った上で双方を裏切り、逃げ出してしまう。怒り狂った魔神王と創造神は、ベリアルインに天変地異を引き起こす。こうしてマーリンは知識を貪欲に求め続けるという「暴食」により魔神王と最高神を騙し、祝福を授かったにもかかわらず両者に反いたことにより神の怒りを買い、ベリアルインを滅亡させた。これが彼女が「暴食の大罪」を背負う所以である。

3000年前、マーリンはメリオダスとエリザベスと出会う。愛情に飢えていたマーリンはメリオダスに惚れたが、彼には既にエリザベスという女性が居た。失恋で傷心した彼女は更に知識を求めるようになり、リオネス王国の専属魔術師として研究に没頭する様になる。そしてバルトラの予言をメリオダスに伝え、間接的に彼に七つの大罪の創設を決意させた。マーリンは七つの大罪の最古参メンバーでもある。

マーリンはこの世のあらゆる物を研究しつつ七つの大罪として活動した。その中で彼女は「混沌」の存在へ行きつく。混沌とは魔神王と創造神やブリタニア大陸の5種族を作り出した、全ての源の様な超常的な存在である。「知識を探求したい」という「暴食」に囚われた彼女は、混沌の力を求め始めた。混沌はその強大すぎる力を恐れた魔神王と創造神によって封印されており、その力を解放できる「器」を求めている。混沌の封印は魔神族と創造神の力の均衡によってもたらされている為、封印の解放にはどちらか一方を打倒する必要があった。マーリンは混沌の封印を解く為、メリオダスを利用して魔神王を打倒する事を画策する。この為の施策の1つとして、彼女はメリオダスに七つの大罪を組織させたのであった。この事から七つの大罪はマーリンの差し金で組織されたともいえる。

10年前の事件において、メリオダスの力の暴走を恐れていたマーリンは、不意を突いて彼の肉体から膨大な魔力を奪い取る。そして奪い取ったメリオダスの魔力をドルイドの聖地へ封印する。その後マーリンは各地を放浪し、キャメロット王国で混沌の器となるアーサーと出会った。アーサーの素質を見抜いた彼女は、以降彼を育てていく事になる。

リオネス王国奪還の際、アーサーと共にキャメロットから駆け付けた。以降は七つの大罪に復帰し、メリオダス達と共に戦った。十戒復活後はメリオダスからかつて奪った魔力を、再び彼に戻してパワーアップをさせている。また十戒との戦いではグレイロードとメラスキュラを弱体化させ、生け捕りにする大戦果を挙げている。メリオダスが魔神王に成り替わろうと戒言を集め始めた際には、表向きは七つの大罪として彼と対立しつつ、裏では彼に戒言を集めさせようと密かに協力していた。彼女の暗躍もありメリオダスは10の戒言を全て吸収し、魔神王に匹敵する力を手に入れている。

魔神王の精神を撃退し、メリオダスは七つの大罪に復帰する。パワーアップした彼は自力で自分とエリザベスの呪いを解いた。マーリンは彼に魔神王を打倒させる為、密かに2人の呪いを復活させる。魔神王の仕業だと思い込んだメリオダスは、彼女の思惑通り魔神王を打倒した。

魔神王打倒後、マーリンの目論見通り混沌が躍動を始める。彼女は本性を現し、七つの大罪を離脱した。また混沌の目覚めに呼応してキャスパリーグ(キャス)も活動を始めた。キャスはかつて混沌が生み出し、その混沌の力を利用して全てを破壊しようとした化け物である。キャスは混沌の王であるアーサーを襲撃し、マーリンは彼を守る為に戦った。苦戦するマーリンの元に、仲間を救おうとメリオダス達七つの大罪が駆け付け、アーサーが覚醒する時間を稼いだ。キャスの撃退後メリオダスはマーリンの陰謀を許し、彼女にアーサーを導く様に団長命令を下した。

メリオダスからアーサーを導き様に言われていたマーリンであるが、続編の『黙示録の四騎士』においてアーサーは闇落ちしている。マーリンとは仲違いをしたとの事で、アーサーは彼女の身代わり人形を傍に置いていた。

ゴウセル

「”色欲”から王女を誘惑・姦淫したあげく、残虐な手口で殺害した」罪により、色欲の大罪(ゴート・シン)を背負う。元々は十戒の”無欲”のゴウセルの手によって作られた人形である。本体のゴウセルは魔神王にも影響を与える無欲の戒言を与えられており、この事から魔神王に地獄の牢獄へ幽閉されていた。彼は牢獄の中に在りながら外界との接触を試みる為、自分の恋人を模した人形のゴウセルを作り出した。本体のゴウセル自身が情欲を抱かぬ様に、人形のゴウセルは男性として作られたのである。これにより、人形のゴウセルは中性的な見た目をしていた。最終的に本体のゴウセルは魔神王を裏切り、自分の命と引き換えに聖戦を終結させる。その後、人形のゴウセルはリオネス王城の地下室にて眠りに就いた。そして本編の数十年前、当時はまだ王子であったバルトラ(現リオネス国王)とその実姉ナージャによって発見される。眠りから覚めたゴウセルはナージャと恋仲となっていった。だがナージャは心臓病で死亡してしまう。ゴウセルは悲しみの余り、彼女を蘇生させようと胸を切開した。そして自分の胸に収納されているハート形の機械を彼女に移植しようとした所を衛兵に発見され、捕えらえてしまう。この事が原因でゴウセルは”色欲の罪”を背負う事となった。ナージャを失った悲しみと辛さに耐え切れず、ゴウセルは記憶と感情を自らの手で消した。以降は壊れた人形の様に突飛な言動をするようになった。メリオダスは彼を七つの大罪に勧誘し、七つの大罪の一員にする。

10年前の事件後オーダン村にて、アーマンドという冴えない青年に扮して潜伏していた。メリオダス達七つの大罪と合流後、リオネス王国奪還の為に共に戦う。精神攻撃や精神操作系の魔法が得意であり、数々の強敵の精神を操って自滅に追い込んだ。ヘンドリクセン討伐後、“感情”への偏執的な好奇心から暴走し、ディアンヌに記憶消去魔法を掛ける。この魔法は徐々に記憶が消えていくというもので、ディアンヌの「大切な人への想いは消えない」という発言の真偽を確かめるべく、彼はこの様な暴挙に及んだ。

十戒復活後は不安定な状態でありながらも十戒と戦った。その後、聖戦終結の真相とゴウセルの正体を知った七つの大罪のメンバー達の活躍で記憶と感情を取り戻す。尚、この時メリオダスは感情を失って復活し魔神王に成り替わろうとしていた為、七つの大罪からは脱退している。

感情を取り戻してからは他の七つの大罪のメンバー達と共に、魔神王に成り替わろうとするメリオダスと対立した。最終的に感情を取り戻したメリオダスと共に魔神王を打倒している。

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ディアンヌ

七つの大罪に属する巨人族の女性。マトローナという叔母に当たる武名を轟かせた女巨人を嫉妬から殺した罪により、嫉妬の大罪(サーペント・シン)を背負っている。この罪は、功名心に駆られた人間の手によって仕立て上げられた冤罪であり、彼女自身は争い事が嫌いな優しい性格をしている。強力な魔力と戦闘能力を有しているが、極力相手を傷つけないようにしていた。

巨人族の里で生活し、マトローナから戦闘訓練を受けていた。巨人族は戦闘を好んでおり、人間の戦争に傭兵として雇われる事で生計を立てていた。だが、争いが嫌いな彼女は嫌気が指して集落から逃げ出してしまう。記憶を失ったキングと出会い500年間共同生活を送る。この時にディアンヌとキングは相思相愛となった。仲睦まじく暮らしていたものの、キングは人間を虐殺し続ける親友のヘルブラムと再会した事で記憶を取り戻す。キングは妖精王としての務めを果たし、親友ヘルブラムの犯した罪を償う為、リオネス王国の刑に服する。その際彼女を1人にして悲しませぬ様、500年間の記憶を消してしまう。キングに記憶を消されたディアンヌは、巨人族の里へと戻っていった。その後、マトローナと共に人間達の戦争に身を投じていく。だが人間の謀略によりマトローナは毒殺され、ディアンヌはその濡れ衣を着せられてしまう。マトローナの死に打ちひしがれ、元来争いを好まない性格の彼女は抗弁をせず、嫉妬の大罪を背負った。斬首刑にされそうになった所をメリオダスに助けられ、彼の勧誘により、七つの大罪に入団した。メリオダスとは以前から知り合いになっており、暴漢の人間から守って貰った上に女性として扱われた事でディアンヌは彼に想いを寄せていた。

10年後にメリオダスと合流し、再び七つの大罪のメンバーとして活動した。以降はリオネス王国奪還の為に行動する。当初はメリオダスから好かれているエリザベスに嫉妬していたが、後に仲良くなる。相変わらずメリオダスへ好意を寄せていたが、彼からは異性として意識されていなかった。

リオネス王国首都にて、魔神化したヘンドリクセンを打倒した。戦いの中でキングが消した500年前の記憶が戻り、彼への想いを思い出した。だがその直後、感情を理解しようと暴走したゴウセルによって記憶の消去魔法を掛けられてしまう。これによりディアンヌの記憶は徐々に消えて行き、七つの大罪を離れて巨人族の里へと向かい始めた。その後、十戒のグロキシニアとドロールの試練をキングと共に受け、3000年前の聖戦の記憶を経験する。そこでゴウセルの本体と出会い、彼によって失われた記憶を戻されて現代へと戻った。試練を乗り越えた事で、キングと共にパワーアップを果たす。また記憶が戻った事でキングへの想いを思い出し、ようやく2人は結ばれた。これにより彼女のメリオダスへのアプローチは終わっている。

メリオダスが感情を失って復活し、魔神王に成り替わるべく戒言を集め始めてからは彼と敵対する様になる。他の七つの大罪のメンバーと共にメリオダスの魔神化を阻止する為に戦い、最終的に魔神王に憑依されたメリオダスと戦った。この戦いによりメリオダスは感情を取り戻し、七つの大罪に復帰して魔神王を倒している。

その後もディアンヌはメリオダスと共に、ゼルドリスや混沌の力を求めるキャスと戦った。戦いが終わった後ディアンヌとキングは結婚し、妖精の森で共同生活を送る。キングの口振りから、子供が居る事が示唆されている。最終話ではメリオダスとエリザベスの息子のトリスタンの誕生日を祝う為、キングと共にリオネス王国を訪れていた。

続編漫画の『黙示録の四騎士』では、キングと共に闇堕ちしたアーサーに敵意の念を送っている。

キング/ハーレクイン

「怠惰の大罪(グリズリー・シン)」を背負う七つの大罪の1人。キングは作中の多くの場面で使われる通り名で、ハーレクインが本名である。彼はブリタニア大陸に住む5種族(人間、巨人、妖精、魔神、女神)の中の妖精族である。妖精族は「神樹」と呼ばれる巨木を中心に広がる「妖精王の森」に住んでいる。キングはその神樹に選ばれた妖精を束ねる王「妖精王」である。外見は10代の少年であるが、実年齢は1300歳である。

キングは妖精王として神樹の森で平和に暮らしていた。だが「不老不死の力がある」とされる妖精の羽は、人間たちの間で高値で取引されており、これを目当てにした人間の悪党に親友のヘルブラムを含む妖精たちが誘拐されてしまう。キングは彼らを救出するために神樹の森を飛び出すが、仲間たちを惨殺されたヘルブラムは憎悪に駆られ、人間を無差別に殺戮するようになってしまっていた。キングは王としての責務として、親友であるヘルブラムを殺害する。その後リオネス王国の兵隊に捕らえられた彼は「1人の妖精による人間の虐殺という凶行を見過ごした、妖精王としての〈怠惰〉」の罪から1000年の禁固刑を言い渡される。そこをメリオダスに救われ、七つの大罪のメンバーとなった。

本編では死者の都にてメリオダス一行に加わる。その後は七つの大罪の一員として、魔神化したヘンドリクセン、十戒、キャスとの戦いを繰り広げた。戦いが終わった後はディアンヌと結ばれ、共に妖精王の森にて暮らすようになる。

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バン

「己の”強欲”がために、王国と友好関係にあった妖精王の森を破壊し”生命の泉”を我が物とし、聖女を殺害した」事により、強欲の大罪(フォックス・シン)を背負う人間の男性。23歳の時に不老不死になった為、若い姿をしているが実年齢は43歳である。性格は我儘であり、1度欲しがったものは必ず手に入れる事を信条にしている。「バンデッド・バン」の異名を持っており、不老不死になってからは「アンデッド・バン」を自称していた。メリオダスとは親友で、再会する度に周囲の建物や地形が変わる程、激しく殴り合う。

20年前に不老不死を求めて妖精王の森へと侵入し、エレインと出会う。彼女はキングの妹であり、生命の泉を守る聖女であった。生命の泉を飲むと妖精王の森が失われてしまう事を知ったバンは、この泉を潔く諦める。その後エレインと恋に落ち、幸せな一時を送った。だが、赤色の魔神に森を襲撃されてエレインと共に致命傷を負う。彼女は自分の命を顧みず、生命の泉をバンに飲ませた。これにより彼は不老不死となり、赤色の魔神を打倒した。だが妖精王の森は消失し、エレインは死亡してしまう。それでもバンはエレインを復活させる事を誓った。尚、消失した妖精王の森はバンの手によって蘇り、彼は妖精達から一時的に「妖精王」と慕われている。

バンは妖精王の森を焼き、聖女を殺した冤罪を掛けられて、リオネス王国にて「強欲の大罪」を背負う事になる。その後リオネス王国の地下牢に収監されていた彼は、メリオダスに勧誘されて七つの大罪に加入した。そこで既に仲間になっていた団員のキングとバンとの衝突が絶えなかったが、結局はキングが彼の面倒を見る形となっていた。メリオダスから、キングとバンは「良コンビ」と称されている。またメリオダスとは仲が良かったものの、彼の持っていた常闇の棺の欠片に触れようとした事で彼の逆鱗に触れてしまう。メリオダスは魔神族の力である「獄炎」を使用し、バンを本気で攻撃した。不死身でどんな傷でも一瞬で治癒するバンであったが、この時首に受けた傷は治癒せず傷跡が残った。

聖騎士長ザラトラス殺害の冤罪で七つの大罪が解散して5年後、「生の実感が欲しかった」という理由でワザと聖騎士に捕まり、バステ牢獄で拷問を受けていた。この時のバンはメリオダスの生死が解らなくなっていた事もあり、自暴自棄気味であった。5年後にメリオダスがバステ牢獄を訪れた事で、バンはメリオダスの生存を知り、自力でバステ牢獄を抜け出す。以降は七つの大罪に再加入し、メリオダス達と共に行動した。

リオネス王国奪還の際、彼はリオネス王国に保管されていた「ケルヌンノスの角笛」を使用する。これは魂だけとなった女神族と交信する為の道具であり、彼は女神族にエレインの蘇生を頼もうとしていた。女神族はエレインを蘇生させる代わりに、バンにメリオダスを殺す様依頼する。彼は葛藤を抱えつつもメリオダスに戦いを仕掛けた。だがヘンドリクセンが十戒を復活させようとしていた為、メリオダスは彼に「成すべき事を成せ」と団長命令を下す。これにより彼はメリオダスとの戦いを止め、七つの大罪の一員としてヘンドリクセンと戦った。リオネス王国奪還後はメリオダスへの引け目から、七つの大罪を離脱して別行動をする。その後十戒が復活し、エレインが十戒のメラスキュラの手によって一時的に復活を果たす。以降は彼女と行動を共にする様になった。

十戒のグロキシニアとドロールが開催したバイゼルの喧嘩祭りに参加し、そこでメリオダスと再会する。この時のメリオダスは本来の力を取り戻しており、バンは自分との力量の格差を実感した。その後メリオダスはバンの目の前で十戒のエスタロッサに殺されてしまい、自分の無力さを痛感する。

メリオダスが魔神王に感情を1つ奪われて復活し魔神王に成り替わろうとした際、バンは煉獄へ赴いてメリオダスの感情を救い出す事を決意する。煉獄は魔神王が住む異空間である。焦熱と極寒が入混じり、時間が地上の数倍で流れるという過酷な環境であった。彼は苦しみの果てにメリオダスの感情と再会する。メリオダスの感情は煉獄に住む魔神王によって、煉獄に封じ込められていたがバンの励ましもあって魔神王に立ち向かう事を決意する。そしてバンとメリオダスの感情は、長い時間を掛けて彼と共に煉獄に住んでいた魔神王と戦った。数え切れぬ程魔神王と戦っては敗北し、煉獄の過酷な環境に晒され続けたバンは次第に強くなっていく。最終的に彼は魔神王の隙を突いて煉獄から脱出し、メリオダスの感情を自分の肉体に戻らせる事に成功する。地上では魔神王の精神体がメリオダスの肉体を乗っ取って暴れていた。バンは他の七つの大罪の仲間達と共に魔神王に憑依されたメリオダスと戦う。一方バンの助けで解放されたメリオダスの精神体は、メリオダスの肉体に戻り内側から魔神王の精神体を退けた。その後、バンはメリオダス達七つの大罪と共に、魔神王に憑依されたゼルドリスと混沌の力を求めるキャスと戦った。

最終的にバンは、エレインの仮初の命が尽きる前に自分の不老不死の能力を彼女に与える事で彼女を完全に蘇生させた。その後はエレインと結婚し、妖精王の森で暮らす。

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エスカノール

七つの大罪の1人で「傲慢の大罪(ライオン・シン)」を背負う男性。普段は気弱で貧弱であるが、太陽が昇る程傲慢になり肉体が筋骨隆々になっていく。それに伴って魔力が増大し、正午に最強の力を発揮する。

エスカノールの力は本来四大天使の1人のマエルが創造神から与えられた「恩寵」の力である。3000年前ゴーセルの本体が彼を魔神族に寝返らせた際、ゴーセルは彼の力を引き剥がした。その結果マエルの恩寵はエスカノールを器に選び、彼は比類なき力を得る事となった。元々は小国の王子として生まれたが、彼の力を恐れた両親に殺されそうになり、国を逃げ出す事となった。その後、各地を放浪した後にリオネス王国に流れ着く。そこで民衆の為に化け物と戦うも、その圧倒的な力を恐れられ、取り押さえに来た聖騎士ザラトラスを負傷させてしまう。また王に対して尊大な態度を取ってしまった事もあり、鞭打ちの刑に処されそうになった。そこをメリオダスに拾われ、七つの大罪に一員となった。尚、エスカノールは最後に加入する形になっている。

十戒の復活後、七つの大罪に復帰してメリオダス達と共に戦った。当初苦戦していた七つの大罪の中で唯一、十戒を打倒する大金星を挙げている。

メラスキュラとの戦いでメリオダスが暴走した際、エスカノールは彼と1対1で戦っている。メリオダスは魔神王の力を解放した「殲滅モード」という強力な状態であったが、エスカノールは彼を気絶させた。その後も魔神王に成り替わろうとするメリオダスと敵対し、彼の配下の魔神族と戦いを繰り広げる。

圧倒的な力を持つエスカノールであるが、人間でありながら女神族の力を長期間使用した為、徐々に身体が耐え切れなくなっていった。原初の魔神との戦いで、エスカノールはマエルに恩寵を返還し、弱った自分の代わりにマエルに戦ってもらう決断を下す。その後は一般人として生きていたが、ゼルドリスに憑依した魔神王と戦う為、再度マエルから恩寵の力を借り受ける。彼の肉体は限界であったものの、決死の覚悟でメリオダス達七つの大罪の一員として戦った。死闘の後、エスカノールの肉体は恩寵の力に耐え切れず消滅する。彼は七つの大罪の一員である事に誇りを持って死んで行った。

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『週刊少年マガジン』に連載されていた鈴木央による作品である『七つの大罪』。2012年の連載開始以降順調にファンを獲得していき、2014年には待望のアニメ版『七つの大罪』が放送されている。その後も人気は衰えず、アニメの続編や映画作品が次々発表された。本記事ではアニメ『七つの大罪』の第一期に出演していた声優の情報を、画像と共にまとめて紹介する。

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大罪以外にも名作多数!鈴木央のおすすめ作品まとめ【ライジングインパクトほか】

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『週刊少年マガジン』に連載開始以降大人気となり、アニメや映画など数々の派生作品を生み出してきた鈴木央の名作『七つの大罪』。一方で鈴木は『マガジン』だけではなく『ジャンプ』や『週刊少年サンデー』での連載経験もあるのだ。本記事では『七つの大罪』とはまた一味違った面白さのあるおすすめの「鈴木央」の作品を、まとめて紹介する。

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