すべてがFになる(すべF)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『すべてがFになる』とはフジテレビのノイタミナ枠にて2015年10月から12月まで放映されたアニメ作品であり、森博嗣の同名小説と『四季』シリーズを原作とする。助教授の犀川創平と女子大生の西之園萌絵が、訪問した真賀田研究所で遭遇した連続殺人事件の謎に挑む本格ミステリー作品である。原作の『すべてがFになる』は第1回メフィスト賞受賞作品であり、累計発行部数は90万部を誇る。
尚、アニメの正式タイトルは『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』である。

『すべてがFになる』の概要

『すべてがFになる』とはフジテレビのノイタミナ枠にて2015年10月から12月まで放映されたアニメ作品である。原作は推理作家森博嗣によるミステリー小説で、第1回メフィスト賞受賞作品である『すべてがFになる』と、後に発表された『四季』シリーズである。単に『すべてがFになる』だけをアニメ化するのではなく、『四季』シリーズを過去回想と言う形で差し挟むことにより、登場人物への理解度を深める構成となっている。尚、アニメの正式タイトルは『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』。森博嗣は元名古屋大学工学部助教授と言う経歴の持ち主であり、その豊富な知識を生かした本格理系ミステリーである。専門知識をふんだんに活かして構成された謎が緻密で論理的である一方、犀川と西之園の関係性の変化などのヒューマンドラマとしての側面も魅力的な作品となっている。尚、アニメ化に先立ちフジテレビにて2014年10月から12月までドラマ版も放映された。ドラマ版では犀川創平を綾野剛、西之園萌絵を武井咲が演じている。また浅田寅ヲ作画による漫画化、KIDによるゲーム化もなされている。
本作は森博嗣のデビュー作品であるが、犀川と西之園を探偵役とする作品はその後続々と発表され、『S&Mシリーズ』として全10作が刊行された。その後、探偵役が異なる『Vシリーズ』『Gシリーズ』『Xシリーズ』などが刊行されているが、これらの作品群は世界観が共通しており、登場人物同士に意外な関連性が存在する。特に真賀田四季は『Vシリーズ』や『Gシリーズ』などに存在が見え隠れしている。

『すべてがFになる』のあらすじ・ストーリー

プロローグ

神に最も近いと言われる天才プログラマ・真賀田四季(まがたしき)には14歳の時に両親を殺害したという過去があった。そして多重人格者であることでも知られていた。裁判では心神喪失状態にあったとして無罪となったが、それ以後の彼女は妃真加島(ひまかじま)にある真賀田研究所から出ることのない人生を送っている。その暮らしぶりは外界と完全に断絶しており、15年に渡って自分の居住スペースから一歩たりとも出ることは無く、誰も彼女の部屋に入ることは無い。出入口は監視カメラと警備員が常時見張っており、居住スペースに搬入される物品も全部記録されているという。まるで刑務所の様だと言われることもあるが、彼女にとっては最高の研究環境なのだ。
そんな彼女も最近はモニター越しに外部の人間と面会をするようになり、西之園萌絵(にしのそのもえ)は生家のコネクションを使って彼女との面会を果たす。今までの人生で、自分より頭の良い人間は犀川しかいなかった西之園だが、すっかり四季に話の主導権を握られ翻弄されてしまう。
その話を聞いた犀川創平(さいかわそうへい)は、ゼミ旅行の行き先を妃加真島のキャンプ場とする。国立N大学で助教授を務める犀川は、32歳にして取れるだけの全ての賞を取った天才として知られていた。そんな彼にとっても真賀田四季は是非とも会ってみたい人間だったのだ。
妃真加島へ向かう犀川ゼミの人間と西之園。生粋のお嬢様である西之園は生まれて初めて食べる焼きそばに大喜びし、楽しいゼミ旅行になるかと思われた。

完全密室での殺人

夜になって犀川と西之園はキャンプ場から真賀田研究所へ向かうが、所長の新藤清二(しんどうせいじ)は来日した四季の妹である真賀田未来(まがたみき)を迎えに行っていて留守であり、副所長の山根幸宏(やまねゆきひろ)に迎え入れられる。
西之園が仮病を使って研究所に入れてもらったことから、犀川は事前にアポを取っていなかったことを知るが、山根は2人を快く四季に取り次ぐことを申し出る。しかし肝心の四季と全く連絡がつかない。彼女が急病などで倒れているのでは、と心配した一同は彼女の居住スペースへと向かう。その時、この15年間何人たりとも出入りを許されなかったドアが開き、ウェディングドレス姿の四季が姿を現した。しかしそれは、自動走行ロボットP1で運ばれる四季の死体だった。四季以外は誰も居ない密室空間で死亡したことから、当初は自殺かとも思われたが、研究所の医師・弓永富彦(ゆみながとみひこ)は、死体の手足が切断されていることから他殺であると判断する。
すぐに警察へ通報しようとするが、研究所の管理サブシステム・デボラの暴走で、島の外部と連絡が取れない状況であることも判明する。
新藤が操縦するヘリが研究所に帰ってくれば、ヘリに搭載されている無線から通報もできるはずと所長の帰りを待つ一同。暫くして新藤と未来を乗せたヘリが屋上のヘリポートに着陸する。四季が殺害されたことを知らされた新藤は、無線で通報するためにヘリに残り、未来は一足先に研究所の中へ迎え入れられる。
通報をするにしても時間がかかりすぎる、と不審に思って屋上へ戻った犀川達が発見したのは、ナイフで刺され死亡した新藤清二の遺体だった。新藤以外は誰もいなかったはずの屋上のヘリの中という密室状況で彼もまた殺されたのだ。

捜査開始

まだ犯人がいる可能性のある四季の部屋に入る犀川、西之園、山根、弓永と研究所員の水谷主税(みずたにちから)、警備員の望月俊樹(もちづきとしき)。「部屋にはまだ犯人がいるのではないか」と言う研究所員に対し、望月は絶対に誰も入れていないと反論する。そんな彼らが見つけたのは、誰一人いない居住スペースに1台だけある四季自作のロボットのミチルと、PCに残された数人分のメッセージ。ミチルはドアのカギを開閉できるだけのシンプルなロボットだった。四季と彼女の中の人格たちが残したメッセージは「すべてがFになる」という謎の言葉とレッドマジックバージョン6の完成を告げるものだった。その言葉通りにレッドマジックバージョン6は残されていたが、切断された四季の手足はどこからも発見されなかった。
犀川と西之園は、殺された新藤の妻・裕見子(ゆみこ)と面会し、彼女が15年前の殺人事件の目撃者でもあることを知る。彼女に当時の状況も聞き、四季の父親が犯行当夜に「絶対に許さんぞ!」と叫んでいたことを知る。
「再び真賀田家の人間が2人も殺されたのは15年前の事件と関係があるのでは」と思う西之園だったが、犀川は捜査は警察に任せるべきとして研究所を去りキャンプ場へと戻った。そんな犀川に山根が「大口の契約がまとまるまでの一週間、四季の死の隠ぺいに協力してくれ」と頼みに来るが犀川はそれを拒絶する。しかし犀川が島に残って事件を調べるつもりなことに気付いた西之園は、自分も島に残ると犀川に告げる。犀川は隠ぺいに協力する代わりに事件を調査させてくれるように山根に頼む。
完全な密室状態にあった部屋に、犯人は何処から来て何処へ消えたのか。どのようにして監視カメラと警備員の目を潜り抜けたのか。そして真賀田四季のPCに残された「すべてがFになる」という言葉は何を意味するのか。
犀川が未来と面会していたとき、西之園は研究所員の島田文子(しまだあやこ)の勧めで四季が作成した仮想空間を体験していた。そして、その空間で「みちる」と名乗る四季と再会する。誰かが四季の姿と音声を使って接触してきたのだと思われるが、西之園は彼女との会話で、両親が飛行機事故で死亡した後、ショックで記憶が混濁していた自分を傍で支えてくれていたのが犀川だったことを思い出す。
四季の部屋を調べた犀川達は、部屋の調度品に違和感は抱くが決定的な証拠は何もなかった。
ゼミの人間が犀川達を残して帰ったのと入れ替わるように島にやってきた儀同世津子(ぎどうせつこ)。女性雑誌の記者である彼女は島田にインタビューをする約束があったのだ。西之園は犀川に対して馴れ馴れしい態度をとる儀同への苛立ちを募らせていく。
研究所では暴走したメインシステムのレッドマジックを停止させUNIXに移行したことで通信も回復し、警察にも通報することができた。そして萌絵の叔父である愛知県警本部長と警察官たちが捜査のために妃真加島にやってくる。
犀川達は四季の部屋に感じた違和感から、四季が自室で子供を育てていたのだろうということに思い至る。15年前に四季は妊娠していて、秘密裡に子供を産み育てていたのではないか。父親が「絶対に許さんぞ!」と言っていたのは、娘が14歳で妊娠したことを指すのではないか。15年秘匿されて育った子供が、母を殺して出ていったのではないか、と思われた。つまり犯人は外からやってきたのではなく、最初から中に居たのだ。しかし犯人が部屋に入った方法は分かっても、どのようにして部屋を出たのかの謎が解けない。監視カメラに残された映像を調べなおしても消されたり加工された形跡は全く見つからない。そして犯人は今どこにいるのか。新藤も同一犯に殺されたのか。
管理システムの時計が1分ずれていたことに気付いた犀川は、監視カメラの記録から1分間だけデータが消去されていることを発見し、犯人が密室から脱出した手段も判明する。記録から消された1分間の間にドアを通り抜けていたのだった。

真相

西之園は犯人は四季の子供であると主張するが、犀川の考えは違った。初めは犀川も四季の子供が犯人だと考えた。腕を切り落としたのは指紋認証を解除するためと考えることはできたが、足も切り落としたのは何故なのか。そしてこの犯行計画はいつから始まっていたのか。これらのことから四季の子供は犯人ではないと考えたのだ。
そして2人は、警察や事件関係者たちが見守る中、仮想空間にて真犯人と対峙することになる。2人の前に現れたのは殺されたはずの真賀田四季だった。西之園は犯人が四季の姿で現れたのだと考えるが、この連の殺人事件の犯人は真賀田四季であると犀川は告げる。
「すべてがFになる」のFとは、コンピューターで使用される16進法における15を指す。レッドマジックのカウンタがFFFFになったとき、レッドマジックは四季が最初にプログラムした通りに暴走した。あの暴走は偶発的なものではなかったのだ。その暴走に合わせて四季は犯行を実行し、監視カメラの映像に姿を残すことなく脱出した。犯行計画はレッドマジックバージョン4が起動したFFFF時間前、つまり7年前から動き始めていたのだ。
四季は娘に15歳になったら自分を殺して外へ出ていくように教えて育てていた。その前準備として、娘に真賀田四季として外部の人間と対話をさせていた。西之園が会話をした相手は真賀田四季ではなく、四季のふりをした娘だったのだ。しかし娘は西之園との対話によって考えを改め、犯行の直前になって母を殺すのではなく自分が死ぬ方を選ぶ。
四季は娘を殺害して真賀田四季が殺害されたと誤認させると、真賀田未来という架空の存在に成りすました。真賀田未来という人間は実在しないのだ。実は新藤は、四季の叔父でありながら恋人でもあり、娘の父親でもあった。四季の父親が「絶対に許さんぞ!」と言ったのは、叔父と姪という禁断の恋愛関係のことであり、四季の両親を殺したのは新藤と四季だった。彼は四季の考えをすべて受け入れて犯行に協力すると、彼女の手で安らかに死を迎えることを選んでいたのだ。
では現実の真賀田四季はどこにいるのか。犀川は儀同の証言から、四季が既に島の外に出ていったことに気付く。儀同は船乗り場で目撃した女性を犀川の研究室の一員であると思っていたが、目撃証言に合う女性は犀川のゼミにはいない。その女性こそが現実の真賀田四季だった。

エピローグ

島から戻り、刑事たちに監視されている犀川の下に現実の真賀田四季が現れる。犀川と言葉を交わした四季は自首することを彼に述べると、3人の刑事たちに伴われて去っていく。
その後犀川は、西之園から「今日は監視している刑事たちはいない」と聞く。東京で四季の目撃証言があり、急遽そちらへ向かっていたのだ。つまり犀川が目撃した逮捕される四季の姿は、彼女が仕組んだ狂言であった。しかし犀川は四季と再会したことを口にすることは無く、そのまま四季は完全に姿を消した。
そして西之園は、犀川が真賀田四季に特別な感情を持っているのではないかと考えていた。以前ほど頻繁に犀川の研究室を訪れなくなった西之園のところに、犀川の講座の助教である国枝桃子(くにえだももこ)がやってくる。彼女は西之園に「犀川先生程、あなたのことを思っている人を知らないよ」と告げる。
その言葉に勇気づけられて犀川の下へ行く西之園。過去の思い出や様々な事について語りあう二人だが、西之園はかねてから気になっていた儀同のことを尋ねてみる。犀川はあっさりと、彼女は結婚しているから苗字は違うが妹であると答えたのだった。

『すべてがFになる』の登場人物・キャラクター

国立N大学関係者

犀川創平(さいかわそうへい)

CV:加瀬康之
国立N大学工学部助教授。32歳。本作品の探偵役である。
若くして取れる限りの全ての賞を受賞した天才。西之園萌絵の父・西之園恭介の最後の愛弟子であり、萌絵のことは彼女が小学生のころから知っている。
私生活においてはかなり無頓着であり、奇抜な柄のシャツをよく着ている。かなりの愛煙家で、事件の最中でも煙草が吸えるかを気にしたりする。乗り気にならなければ事件を解決しようとしなかったり、逆に事件を解決するために隠ぺい工作の申し入れを受け入れたりする。

西之園萌絵(にしのそのもえ)

CV:種崎敦美
国立那古野大学工学部に在籍する女子大生。19歳。父は元国立那古野大学総長。叔父が愛知県警本部長、叔母が愛知県知事夫人という名門西之園家の令嬢で浮世離れしている面がある。両親が飛行機事故で死亡してからは、執事の諏訪野と愛犬と共に暮らしている。
彼女自身も優れた洞察力、観察力、記憶力、驚異的な計算能力を有し、犀川と共に事件の解決に挑む。
犀川に好意を寄せており、彼に対して馴れ馴れしい態度をとる儀同世津子のことを不快に思っている。

真賀田研究所関係者

真賀田四季(まがたしき)

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