五反田泰志（推しの子）とは【徹底解説・考察まとめ】

五反田泰志の概要

五反田泰志（ごたんだ たいし）とは、【推しの子】（おしのこ）の登場人物で、主人公星野アクア（ほしの アクア）／星野愛久愛海（ほしの あくあまりん）の師でもある映画監督。
業界に強いコネがあるわけではないが、地道に実績を重ねてきた実力派。幼い頃のアクアに出会い、その特異な才能に可能性を見出して自身の映画に出演させる。これが縁でアクアの師となり、彼に役者としての心得と映像技術を教え込んでいった。

アクアが内心では父のごとく信頼している人物であり、体調不良で倒れた際には五反田を引き取り人に指名している。ファンに刺殺されて夭折した伝説のアイドル星野アイ（ほしの アイ）とは生前から交流があり、アクアが彼女の息子であることを知る数少ない存在の1人である。

五反田泰志のプロフィール・人物像

年齢：40代（2章開始時点）
職業：映画監督

CV：加瀬康之

予算の多い大作映画を次々撮るような大物ではないが、監督賞に7年連続でノミネートされるなど実力を高く評価されている映画監督。常に気怠そうな雰囲気を漂わせているが、人を見る目も良識も備えており、「母の仇を討つ」ために自身の夢を早々に諦めてしまったアクアに「若いヤツが夢を見なくてどうする」と激励の言葉をかけている。
主な職場と生家が近いことから、未だに親元で暮らす“子供部屋おじさん”である。結婚もしておらず、毎日の食事も基本的には母親頼り。本人は「親元を離れるメリットがない」、「この業界、実家頼りで生活しているヤツは意外と多い」と弁解している。

アクアとは彼が幼い頃からの付き合いで、彼に役者としての素養を見出して自身の映画に出演させている。母の死後、その黒幕が芸能界の中にいると考えたアクアは、芸能界の内部に潜り込むために五反田に弟子入りし、役者としての基本的な心得と映像技術について教え込まれている。
そのアクアの母であるアイに対しては、自身の作品に登場させた時に「顔は抜群にいい」、「運が良ければ芸能界で生き残る」と評価。その後も幾度か交流を重ね、アイの方からも信頼されたらしくアクアの面倒を見るよう頼まれるなど家族ぐるみの付き合いを続けた。このことから「アクアはアイの子供なのだろう」と察し、彼女の死後も彼を見守り続けた。

五反田泰志の来歴・活躍

映画監督として活躍

映画監督として活躍し、業界に強いコネこそないものの確かな技術を持つ実力派として一目置かれるようになる。芸能界の裏の面も学びつつ、海千山千の監督として成長していく。
一方「職場に近い」、「離れるメリットが特にない」といった事情から実家を出ておらず、私生活は母親頼りの状態を続ける。結婚もしておらず、本人は「ずっと夢を追っている」と語っている。

30代の頃、ドラマの撮影のチョイ役で星野アイ（ほしの アイ）という若手アイドルを使うこととなる。アイは抜群の美貌の持ち主だったが、彼女のマネージャーの子供だという星野アクア（ほしの アクア）／星野愛久愛海（ほしの あくあまりん）に「それだけでは芸能界で生き残っていけない」と語って聞かせる。
そのアクアは幼児ながら異常に早熟な子供で、その珍しさに注目して「アイを自分の映画に出演させる交換条件に、アクアも出演しろ」と誘う。これを了承したことでアクアは芸能界デビューを果たし、自身の意図を完全に汲んだその演技に満足する。この映画でアイは役者としての素質も開花させ、さらなる躍進を果たしていくが、そのきっかけとなった五反田との交流も継続。その中でたびたびアクアを預けられることとなり、「あの距離感からして、アクアがアイのマネージャーの子というのは嘘で、実際はアクアはアイの子供なのだろう」との確信を得るが、それを他言することなく彼女の活躍を見守った。

アクアの弟子入り

アイはその後も活躍を続け、ついに東京ドームで自身の属するアイドルグループの単独ライブを開催するまでになる。しかしその開催当日、自宅まで押し掛けてきたストーカーに刺されて死亡するという悲劇に見舞われ、縁の深かった人物として葬儀に参加。そこでアクアに「自分を育ててみる気はないか」と提案される。
アクアは「アイの死には黒幕がいる、その人物は芸能界に潜んでいる」と推測しており、母の仇討ちのために芸能界の内部に入り込むことを画策していた。五反田に弟子にしてほしいと訴えたのは、彼からそのための技術を学ぶためだった。アクアに裏の思惑があることを察しつつ、五反田は乞われるまま彼を弟子として育て始める。

アイの死を目の前で見てしまったトラウマから、アクアは「感情を乗せた演技ができない」という役者としての弱点を抱えていた。このことからアクアは役者として芸能界に入ることを早々に諦め、映像技術などを学んで裏方として活躍することを目指すようになる。
かつて役者としてのアクアの魅力を見出した五反田はこれを惜しみ、彼が内心では役者に未練があるのではないかと「若いヤツが夢を見なくてどうする」と発破をかけるようになった。

弟子を見守る日々

高校入学の前後から、アクアは本格的に芸能界に携わり始める。しかしそれは彼が想定していた裏方としてのものではなく、その美貌と五反田と関わる中で生まれたコネによって得た役者としてのものだった。
アクアは「自分には役者としての才能がない」として乗り気でない様子を見せるも、五反田はこれを応援。荒っぽい叱咤で自分の力を信じるよう伝える。

芸能界で活動していく中で、アクアは自身が苦手とする「感情の乗った演技」を要求され、アイの死を思い出して倒れてしまう。「家族に心配をかけさせたくない」との想いから養母や双子の妹に連絡することを拒んだアクアは、代わりに五反田を引き取り人に指名。「自分は家族でも父親でもない」と言いながらも五反田はアクアを引き取りに現れ、彼を介抱して「感情の乗った演技ができない」という悩みの解消にも付き合った。

五反田泰志の関連人物・キャラクター

星野アクア（ほしの アクア）／星野愛久愛海（ほしの あくあまりん）

幼い頃から面倒を見ている弟子。星野アイのドラマ出演に“マネージャーの子”としてついてきた時に出会い、当時はまだ幼児でしかなかった彼の異常な早熟性と聡明さに役者としての才能を垣間見る。アイの死後、彼に乞われるまま役者としての心得と自身の映像技術を教え込んだ。
アクアは五反田のことを「子供部屋おじさん」と軽んじている部分もあるが、その人柄と面倒見の良さを深く信頼し、稽古場で自身が倒れた時は彼を引き取り人に指定している。五反田も「自分は父親じゃない」とぼやきつつもそれに応えてアクアを迎えに現れており、一般的な師弟以上の信頼関係で結ばれている。

星野アクア／星野愛久愛海（推しの子）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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星野アクア（ほしの アクア）とは、【推しの子】（おしのこ）の登場人物で、伝説的アイドル星野アイの息子にして母の仇を追う少年。アクアは通称で、本来の名は愛久愛海。アイの担当医だった雨宮吾郎が転生した存在でもある。
成人男性としての知識と人格を持つため、精神的には老成している。前世の頃からアイの熱烈なファンで、その息子として生まれ変わった後は彼女を母として敬愛する。アイがファンに刺殺された後、黒幕が今の自分の父であると推理し、母の仇を討とうと決意。父の正体を突き止めるため、芸能界に踏み込んでいく。

星野アイ（ほしの アイ）

伝説的なアイドル。抜群のルックスと素質で瞬く間に同世代トップの人気芸能人となるも、ストーカーに刺されて20歳にして命を落とした。
自身のドラマや映画に出演した縁で、五反田は生前のアイと交流を重ねており、彼女の葬儀にも参加している。当初は「アクアはアイのマネージャーの子」だと説明されていたが、アイがアクアや彼の双子の妹に接する態度を見て、彼女たちは実の親子だと確信している。アイにも事情があるのだろうと考え、五反田は成長したアクア以外の人間にはこのことを他言していない。

星野アイ（推しの子）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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星野アイ（ほしの アイ）とは、【推しの子】（おしのこ）の登場人物で、アクアこと主人公星野愛久愛海の母にして伝説的アイドル。「B小町」というアイドルグループのセンターで、芸名としては「アイ」で通していた。
天真爛漫で頭の回転が速く、その場に合わせた嘘をつくのが得意で、ファンが求める理想の姿を苦も無く演じ続ける。母子家庭に生まれ、その母に捨てられ、家族愛への飢えを抱えながら成長。16歳にして密かに出産し、母親とアイドル業を両立させるもファンに刺され、我が子への愛情を吐露しながら息を引き取った。

有馬かな（ありま かな）