波よ聞いてくれ(漫画・アニメ・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『波よ聞いてくれ』とは漫画家沙村広明によるヒューマン・コメディ漫画である。2020年4月にアニメ化され、2023年4月には小芝風花主演でテレビドラマ化された。原作漫画は講談社の青年漫画雑誌である『アフタヌーン』にて2014年9月から連載。物語は北海道札幌市にあるとされる架空のラジオ局、藻岩山ラジオ局(MRS)を舞台に、偶然ラジオパーソナリティになってしまった主人公鼓田ミナレが、周囲を巻き込んで奮闘する姿が描かれている。

CV:藤真秀
MRSチーフディレクター。年齢50才
飲み屋で出会ったミナレのトークに魅力を感じ、ラジオの世界に引っ張り込む。
深夜枠だがミナレの番組『波を聞いてくれ』の制作を、ノンスポンサーで上層部に認めさせるぐらいの権限はもっている。
同じMRSのアナウンサー大祝香(おおほうりかおり)と結婚していたが、離婚している。娘もいるが母親の方で暮らしている。
シセル光明(しせるこうめい)という芸人と知り合ったことでテレビからラジオ局に転職した過去を持つ。

南波瑞穂(なんばみずほ/演:原菜乃華)

CV:石見舞菜香
MRSのアシスタントディレクター。23才。
料理や掃除が得意で、居候しているミナレに「嫁にしたい」と言わせるほどの女子力の持ち主。
『波を聞いてくれ』のアシスタントをすることも多く、ミナレとしばしば行動を共にし事件に巻き込まれている。
中学生の頃に聞いていたラジオの構成作家が久連木だったことから、久連木に憧れとも恋心とも取れるような感情を抱いている。
一方でMRSのミキサーの甲本からは好意を持たれているが、恋愛経験がないため気づいていない。
2年後にディレクターになってミナレと久連木と3人で人気番組を作ることを目標としている。
三国志や古代中国が好きで、部屋にはほどこん、ふらかん、おきゅうほんと名付けた亀を3匹飼っている。

茅代まどか(ちしろまどか/ 演:平野綾)

CV:大原さやか
MRSで『セプテンバーブルームーン』という番組を担当する人気パーソナリティー。35才。
呼吸の深さから発する、心地よいウィスパーボイスの持ち主で、MRSでも3本の指に入るほどの人気を誇る。
自分とは正反対のキャラクターのミナレに対しては敵対視もしているが、一方で面白さも感じている。先輩としてアドバイスすることも多い。
独身だが構成作家の久連木とはお互いを意識しあっている描写が見られる。一方で久連木に好意を抱いている瑞穂からは敵視されることが多い。

久連木克三(くれこかつみ/演:小市慢太郎)

CV:山路和弘
フリーの構成作家。52才。
MRSで長年構成作家として働いてきたが、今は『セプテンバーブルームーン』のみで仕事をしている。
ミナレに対してはアドリブ力の高さから「構成作家の立場がない」と辛口の評価だったが、その実パーソナリティとしての実力は高く評価している。
本業は小説家で、「呉ひさき」というペンネームで官能小説を多数出版している。ミステリー文学賞の候補に残ったことで小説一本で食べていくことを考えるが、「波の智慧派」事件や賞には落選したことから、しばらくはラジオの仕事も継続することにしている。

甲本龍丞(こうもとりゅうすけ)

CV:石川界人
MRSでミキサーを担当する。
ラップに隠されたサブリミナル音声や、久連木が忍ばせた逆再生の暗号にも気がつく耳を持つ。
南波瑞穂に恋心を抱いている。

箱坂富美(はこざかふみ/演:井頭愛海)

箱坂富美(左)

ドラマのみのオリジナルキャラクター。
MRSでミキサーを担当している。南波瑞穂と仲が良い。

加工猿(かこうえん)

加工猿(左)と加工豚(右)

CV:田中正彦
MRS内で音響効果を担当する。パソコンを使った音声加工から、小道具を使った雷の音などの効果音まで音に関することのスペシャリスト。

加工豚(かこうとん)

CV:龍田直樹
加工猿とともに音効を担当する。

先生(せんせい/演:愛(ヨネダ2000))

1tkazuhi
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@1tkazuhi

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