波よ聞いてくれ(漫画・アニメ・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『波よ聞いてくれ』とは漫画家沙村広明によるヒューマン・コメディ漫画である。2020年4月にアニメ化され、2023年4月には小芝風花主演でテレビドラマ化された。原作漫画は講談社の青年漫画雑誌である『アフタヌーン』にて2014年9月から連載。物語は北海道札幌市にあるとされる架空のラジオ局、藻岩山ラジオ局(MRS)を舞台に、偶然ラジオパーソナリティになってしまった主人公鼓田ミナレが、周囲を巻き込んで奮闘する姿が描かれている。

CV:平野綾
光雄を埋葬するラジオドラマに登場するキャラクター。
地底に住み、ミナレたちの罪を浄化する。その後福祉がしっかりしているという理由で、全員をスウェーデン人に転生させようとする。

大祝香(おおほうりかおり/演:黒谷友香)

MRSのアナウンサーで現在は編成部長。麻藤の元妻。

シセル光明(シセルこうめい/演:小芝風花)

CV:木下紗華
30年前に舞台とラジオを中心に活動していた芸人。その後イギリスに渡った。
女性用の着物がよく似合う中性的な人物。理知的で30年前にすでにインターネットによりラジオやテレビが下火になることを予言していた。
地震が起きた際に釧路のコミュニティFMで喋っているのを麻藤が聴いている。

スープカレー店VOYAGER(ボイジャー)の関係者

中原忠也(なかはらちゅうや/演: 片寄涼太)

CV:矢野正明
スープカレー店、ボイジャーの従業員。調理担当。26才。
素直で優しく誠実な性格だが、反面面白みがなくバカ正直でもある。
ミナレに惚れており、たびたび交際を申し込むが、ミナレからは「スープカレーのようなさらっさらな関係でいたい」と言われている。
いつかミナレが振り向いてくれるという根拠のない自信を持つが、一方で城華マキエから寄せられる好意には全く気づいていない。

宝田嘉樹(たからだよしき/演: 西村瑞樹(バイきんぐ))

宝田嘉樹(左)

CV:島田敏
ボイジャーの店長。45才。
「カレーとパンの夢空間」をテーマとする店を経営、かつ料理長として厨房に立つ。
傍若無人に振る舞うミナレの行動には腹に据えかねていたところに、ラジオの話が持ち上がりついにミナレを首にすることに成功する。
しかしその直後交通事故に遭って入院してしまったため、ミナレが店で働くことを黙認している。
ゲイであり、イケメンに弱い。

城華マキエ(たちばなマキエ/演:中村ゆりか)

CV:能登麻美子
交通事故で店長の宝田に重症を負わせてしまった城華亨(たちばなとおる)の妹。24才。
兄の代わりにボイジャーで無償で働くことを申し出る。非常に気が利く女性で、ボイジャーにおけるミナレの地位を脅かす存在である。
異常なほど過保護な兄により自宅に軟禁されていたが、兄の起こした事故をきっかけに外に出ることができた。この機会に独立しようと考えているため、家に帰るのを拒んでいる。それに気がついた中原の好意で中原のアパートに泊めてもらっている。誠実で真面目な中原に好意を抱くが、中原はその気持ちに全く気づかない。
ラジオの構成作家になる夢を持ち、「ジョーカー・スコンスキー」というペンネームでハガキ職人として投稿し始める。

柳川国男(やながわくにお)

ボイジャーのアルバイト。金庫の鍵を狙ってボイジャーで働いていた。ある日店長と一緒に作業していたところを城華亨が運転する車にはねられる。
入院中に病院のモルヒネを持ち出そうとして逮捕される。

井出(いで)

ボイジャーのアルバイト。
アルバイト後、思うところあってインドへ渡る。

波の智慧派の関係者

トリキュミア花輪(トリキュミアはなわ/演: 飯田基祐)

宗教法人「波の智慧派」代表。
以前は東京のキー局に務めるテレビマンだったが、ヤラセ問題が発覚し自主退職した過去を持つ。
和寒に「波の智慧派」を設立し、放送関係者を拉致しては教団の息のかかった放送をさせている。
最終的にはテレビから流れる音声を利用した音響兵器によるテロを画策していたが、ミナレたちの活躍により「波の智慧派」は解散し花輪は獄中に入る。
しかし獄中から暗号が入ったリクエスト葉書をラジオ局にいる仲間に送ることで、また新しいテロ計画を立てているようである。

ドラマでは名前は花輪富明(はなわとみあき)となっている。

1tkazuhi
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@1tkazuhi

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