モチャ（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

モチャの概要

モチャとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、シーザー・クラウンの「人体巨大化実験」の為に他の島から攫われてきた子供たちの一人である。実験の影響で身長が約700センチメートルもあるが、元々は普通の子供の身長だった。

シーザーの研究所がある「パンクハザード」にやって来たルフィたちは、研究所内の探索中に巨大な子供たちに出会う。彼らは「自分たちは病気の治療のためにここに連れてこられた。助けてほしい」とルフィたちに助けを求め、一度は研究所からの脱出に成功した。しかし子供たちは突如頭を抱えて苦しみだす。チョッパーが彼らの事を検査すると、毎日微量の覚醒剤入りのキャンディを与えられており、薬物中毒に陥っていたのだった。

シーザーの誘導によって子供たちは再び覚醒剤入りのキャンディを与えられていた「ビスケットルーム」へと誘導される。しかしその子供たちの中でただ一人モチャはすぐに中毒症状から回復して正気を取り戻し、仲間達を中毒から救うためにチョッパーの言いつけを護ってキャンディを死守していた。
当初はシーザーの事を信じていたモチャだったが、チョッパーから「人体実験をされていて、この実験もおそらく失敗する。誰一人大人になることはできずに死んでしまう」と真実を告げられたことで、目が覚めたのである。

モチャは必死にキャンディを護っていたが、隙をつかれて数人の子供たちに襲われる。彼らを救うためモチャは大量のキャンディを丸呑みし、吐血しながらも友達を護ったのだった。

モチャのプロフィール・人物像

年齢：9歳
身長：692センチメートル
出身地：偉大なる航路 新世界
誕生日：6月28日
星座：かに座
血液型：S型
好物：モカチョコレート、おもち
CV：神田朱未

元々は通常の人間の子供サイズだったが、シーザーによる巨大化実験の影響で身長が692センチメートルもある。覚醒剤の中毒症状に苦しむ中他の子供たちと同様研究所内に戻っていったモチャだが、すぐにウソップやナミの事を思い出し「約束破ってごめんなさい」と謝ったり、「チョッパーちゃんの言うこと聞かないと家に帰れないよ」と友達を説得するなど友達思いで優しい性格である。
事件解決後ベガパンクの薬によって徐々に小さくなっていった際には、子供らしい自然な笑顔を浮かべていた。

モチャの能力

モチャはシーザーの人体実験の影響で巨大な身体を持っているが、チョッパーが安定剤を打っていたおかげでほかの子供たちのように暴れまわることはなかった。しかしほかの子供たちは覚醒剤の中毒症状によって苦しんでいる際に大暴れしており、ロビンやルフィですら一筋縄ではいかないほどのパワーを持っている。そのためモチャも中毒症状に陥って鎮静剤が無かった場合は、かなり強い力を持っていると推察される。

モチャの来歴・活躍

薬物中毒から友達を救うために奮闘

「パンクハザード」にあるシーザー・クラウンの研究所を捜索中、「麦わらの一味」のメンバーは保育所のような施設で体が大きな子供たちと出会う。彼らは「病気の治療のためにここに連れてこられた」「お家へ返してほしい」と訴え、「麦わらの一味」は子供たちを連れて研究所の外へ脱出する。しかし突如数人の子供たちが頭を抱えて苦しみだしたのだった。
子供たちの事を調べていたチョッパーは、彼らが毎日微量の覚醒剤を摂取させられて薬物中毒に陥っていることを知り憤る。子供たちを何とか鎮静させようとした「麦わらの一味」だったが、子供たちの脱走を知ったシーザーの手引きにより、子供たちは研究所の中へ、覚醒剤入りのキャンディを求めて戻っていってしまう。
しかしその中の一人であるモチャだけはすぐに中毒症状から回復し、チョッパーから「自分たちは実験されていて大人にはなれないこと」や「キャンディは体を壊す怖い薬で、絶対に口にしてはいけない」と言われたことを思い出した。

チョッパーが打った安定剤の効果で、ただ一人平常心を保ちながらビスケットルームでキャンディを護っていたモチャだが、隙をついて数人の子供たちがモチャに襲い掛かる。モチャは覚悟を決めて覚醒剤入りの大量のキャンディを丸ごと呑み込んだ。
吐血して苦しむモチャだが、チョッパーに笑顔を見せ「キャンディ渡さなかったよ」と伝える。チョッパーはモチャの頑張りを褒めながら、内心ではモチャ一人に無茶をさせてしまった自分を責めていた。

その後ルフィによってシーザーが倒されたことで、一同は無事に研究所からの脱出に成功する。子供たちは海軍「G-5」に引き取られ、Dr.ベガパンクの治療によって徐々に元の身体の大きさに戻ることができた。

モチャの関連人物・キャラクター

トニートニー・チョッパー

トニートニー・チョッパーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、「麦わらの一味」で船医を務めているトナカイである。「ヒトヒトの実」の能力者であり、身体の変化や「ランブルボール」を状況によって使い分け、戦闘を行う。
シーザー・クラウンがひそかに研究を行っていた「パンクハザード」にやって来た「麦わらの一味」だが、シーザーの部下に襲撃されて研究所内に監禁される。

チョッパーたちは出口を探している途中、「病気の治療のためにここに連れてこられた」「お家へ返してほしい」と訴える身体の大きな子供たちと出会った。紆余曲折の末出口に辿りついた一行だが、子供たちは何故か突然頭を抱えて苦しみだしたのだった。
チョッパーは子供たちがシーザーによって毎日覚醒剤を知らずに与えられ、薬物中毒になっていることに気付く。
「二度とキャンディを口にしてはいけない」と子供たちに強く警告するも、子供たちは中毒症状から逃れるために暴れ出し、さらにシーザーの手引きによって子供たちは研究所の中へと戻ってしまうのだった。

再び研究所の中へ戻ったチョッパーは、唯一中毒症状から回復していたモチャに安定剤を打ち、キャンディを護るよう依頼する。モチャは懸命にチョッパーの言いつけを護り、最終的には丸ごと覚醒剤入りのキャンディを飲み込むことで友達を救う。
覚醒剤の影響で吐血し倒れてしまったモチャだが、チョッパーの懸命な治療によって一命をとりとめた。

トニートニー・チョッパー（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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トニートニー・チョッパーとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の船医である。普通のトナカイだったが、悪魔の実「ヒトヒトの実」を食べて人語を解するようになった。青鼻であることから仲間のトナカイからは仲間はずれにされており、ならばと人里に降りたがそこでは化け物扱いされ迫害された。その時助けてくれたDr.ヒルルクと関わったことで、「自分自身が全ての病気を治すことができる”万能薬”になる」という夢を持ち、医学の道を志した。

シーザー・クラウン

シーザー・クラウンとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、様々な科学実験を行っているマッドサイエンティストである。頂上戦争後に勃発したサカズキ（赤犬）とクザン（青雉）の構想によって人が寄り付かなくなったパンクハザードに研究所を構えていた。
人造悪魔の実「SMILE」の原料となる「SAD」の製造のほか、子供たちをほかの島から攫い「人体巨大化実験」を行っていた。子供たちに逃げられないよう密かに覚醒剤を毎日摂取させ、薬物中毒に陥らせている外道。
真実を知ったチョッパーからは激怒されていた。

「SAD」の工場は手を組んでいた「王下七武海」のトラファルガー・ローによって破壊され、シーザーも偶然パンクハザードを訪れていた「麦わらの一味」のルフィによって敗北する。その後シーザーはローの企みによってドフラミンゴとの取引材料にされるが、トラブルの為ゾウ・モコモ公国へと連行される。
その島はシーザーが製造した毒ガスによって壊滅状態に陥っており、チョッパーに脅されたシーザーは不本意ながら毒ガスの緩和を行うなどの仕事をさせられた。

シーザー・クラウン（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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シーザー・クラウンとは、海賊を題材とした尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する悪逆非道のマッドサイエンティスト。もとは世界政府の研究機関で天才科学者ベガパンクに次ぐ地位に就き、パンクハザードで研究に従事していたが、あるとき殺人ガスの暴走事故を起こし、パンクハザードは不毛の土地となってしまう。政府から追放されたシーザーはパンクハザードに秘密裏に研究所を建て、ドフラミンゴの後ろ盾やカイドウ、ビッグマムの支援を得ながら兵器や薬物の研究をしていた。

モチャの名言・名セリフ／名シーン・名場面

血を吐きながらもチョッパーとの約束を守ったモチャ

ビスケットルームで覚醒剤入りのキャンディをほかの子供に渡さないよう必死で守っていたモチャだが、死角から回り込まれてキャンディを奪われそうになってしまう。意を決したモチャは他の子供たちにキャンディを取られないよう、袋ごと多量の覚せい剤入りのキャンディを飲み込んだのである。
中毒によって血を吐き倒れてしまったモチャだが、チョッパーに「約束守ったよ」と涙を流しながら話しかけた。

子供が友達を護るために身を犠牲にして倒れるという、非常にショッキングなシーンである。その中でもモチャの優しさや、チョッパーの後悔、シーザーの卑劣さなど様々な事柄が伝わってくる名場面だ。

モチャの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話