BOYS PLANET(ボイプラ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『BOYS PLANET(ボイプラ)』とは、2023年に韓国の放送局Mnetで放送されたボーイズグループオーディション番組である。2021年にガールズグループ「Kep1er(ケプラー)」が誕生した番組『Girls Planet 999:少女祭典(ガルプラ)』の第2シーズンとして注目された。韓国出身練習生の集まるKグループと海外出身練習生の集まるGグループ総勢98名が出演し、視聴者の投票によって選ばれた9名がボーイズグループ「ZB1(ゼロベースワン)」としてデビューした。

ドラマのように第1回生存者発表式で再会したソン・ハンビンとソク・マシュー

第1回生存者発表式の1位候補になったソン・ハンビンとソク・マシュー

ソン・ハンビンとソク・マシューは以前同じ芸能事務所(CUBEエンターテインメント)で練習生生活を送っており、親交が深いことで知られている。マシューはハンビンのことを「ヒョン(お兄さん)」と呼び、本当の兄弟のようなケミ(仲の良い2人組のこと)である。ハンビンはシグナルソング「Here I Am」でKグループのセンターを務め、番組放送当初から圧倒的な存在感を放ってきた。順位も安定しており、#4まで1位の座を譲ったことはない。しかし第1回生存者発表式では、その1位の座を旧友のマシューと取り合うことになった。
マシューの初回順位は32位で、決して注目度の高い練習生ではなかった。しかし持ち前の愛らしさとステージ上のパフォーマンスとのギャップで、人気が急上昇。第1回生存者発表式で1位候補に名を連ねるほどに上り詰めた。マシューは「『BOYS PLANET』に出ようとヒョン(ハンビン)に言われたときは『できるわけがない』と笑っていたけど、人生で初めて夢が現実になりつつある」と、涙で言葉を詰まらせながらコメントした。結果はハンビンが1位を死守。しかしともに切磋琢磨してきた2人の1位争いには、ほかの練習生たちも「ドラマのようだ」と驚きを口にした。

ジャン・ハオ「これは夢ですか?」

ついに1位になったジャン・ハオ

シグナルソング(主題歌)「Here I Am」でソン・ハンビンとともにキリングパートを務め、番組当初から存在感が大きかったジャン・ハオ。毎回のバトルステージでも安定したパフォーマンスでスキルでスタークリエイターを魅了し、人気の練習生として常に上位をキープしてきたが、ジャン・ハオ自身は「1位になれたことがない」と悔しさを語る。チーム内1位になったのはアーティストバトルの「Over Me」のみで、生存者発表式でもなかなか1位の壁を超えることができなかった。
最終回のファイナルTOP9バトル、ジャン・ハオは「Jelly Pop」チームのキリングパートを務めあげ、最後の生存者発表式に臨む。1位候補に名を連ねたのは、ソン・ハンビンとジャン・ハオの2人。ソン・ハンビンはこれまで一度も1位の座を譲ったことがなく、ジャン・ハオは「自分が1位候補になると思わなかった」と弱気になる。しかし1位に名前を呼ばれたのはジャン・ハオだった。予想だにしなかった結果に「これは夢ですか?」と驚きを隠せない様子だった。ジャン・ハオは韓国語、英語、日本語、中国語で感謝の気持ちを伝え、ボーイズグループ「ZB1」としての新たな活動への抱負を語った。

『BOYS PLANET(ボイプラ)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

「Kグループ公式マザーテレサ」ソン・ハンビン

練習生を支える「Kグループ公式マザーテレサ」ソン・ハンビン

#4では、K vs Gグループバトルで順位の高い練習生が集まり「アベンジャーズチーム」と言われた「LOVE ME RIGHT」Kグループチームの練習風景が放送された。
最初にイ・イェダムが務めたキリングパートをソン・ハンビンに変更し、気持ち新たに練習が再開。ハンビンがリードして、順調に練習が進む。「気持ちを合わせるために、練習以外の時間もメンバーと話すことを心掛けた」というハンビン。練習についていけないと感じていたキム・ギュビンにいち早く気がつき、2人きりで話す機会を設ける。「自分のせいでチームに迷惑がかかるのでは」というギュビンの気持ちを聞き出したうえで、「ギュビンは充分よくやっている」と励ました。「将来の夢は心理カウンセラーか小学校教師だった」というハンビン。字幕にもあるように「Kグループの公式マザーテレサ」として、メンタル面でも練習生たちの支えとなっている。

「Back Door」Kグループチームが音楽番組『M COUNTDOWN』に出演

#2から#3にかけて放送された2回目の評価テストK vs Gグループバトルで、視聴者から「もう一度見たいパフォーマンス」に選ばれた「Back Door」Kグループチーム。ベネフィットとして韓国の人気音楽番組『M COUNTDOWN』への出演権が与えられた。『M COUNTDOWN』は『BOYS PLANET』を主催するMnetが放送する地上波の音楽番組で、人気K-POPアイドルが数多く出演することから練習生の憧れのステージの一つである。

また、4Kのダンスプラクティス動画もYouTubeで配信。スタークリエイターだけでなく、より多くの潜在的なファンにアプローチする機会を得た。

ファンからのビデオレターに涙

ファイナルを目前に控えた2023年4月15日、18人の練習生たちはYouTubeのライブ配信を通じてファンたちと交流した。練習生たちの宿舎での姿やスペシャルパフォーマンスでファンたちを楽しませた後、練習生たちの前のモニターに突然ビデオが流れる。それは世界中のスタークリエイターから集まった約9000ものビデオレターだった。たくさんの応援の言葉に、練習生たちの目からは涙があふれる。ユ・スンオンは「番組を通して自分を応援してくれる人ができたことがうれしい」と話し、パク・ゴヌクも「ファイナルの結果がどうであれ、スタークリエイターを信じて頑張りたい」とファイナルに向けて気持ちを新たにした。

気まずかったジャン・ハオとクム・ジュンヒョン

ファイナル前日の夜、普段は宿舎のそれぞれの部屋で寝ている練習生たちが大部屋で一緒に寝ることになった。寝る前には『BOYS PLANET』での約3ヶ月間を振り返り、思い出話に花が咲く。その中でパク・ハンビンは「気まずい2人が話しているのを見たい」と、ジャン・ハオとクム・ジュンヒョンを指名した。物静かであまりはしゃがないジャン・ハオに対し、声が大きくいつもふざけているクム・ジュンヒョンは正反対な性格。クム・ジュンヒョンが騒いでいるときもジャン・ハオは無表情で、一方誰とでも打ち解けられるクム・ジュンヒョンも、ジャン・ハオにだけは近寄りがたさを感じていた。
改めて2人が向かい合って座ると、ジャン・ハオは「初めて会った時、(自分に)挨拶してくれなかった」と打ち明ける。申し訳なさそうにするクム・ジュンヒョンだったが、ジャン・ハオはすぐに「実力もあるし信頼できるから、これからも頑張っていこう」と続けた。感動的に終わるかと思いきや、クム・ジュンヒョンは得意の「萌え萌えキュン」と返し、最後まで笑いの絶えない時間となった。

ナ・カムデンの父親の不適切な言動に所属事務所がコメント

番組出演中の記者会見に臨んだ際のナ・カムデン

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