BOYS PLANET(ボイプラ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『BOYS PLANET(ボイプラ)』とは、2023年に韓国の放送局Mnetで放送されたボーイズグループオーディション番組である。2021年にガールズグループ「Kep1er(ケプラー)」が誕生した番組『Girls Planet 999:少女祭典(ガルプラ)』の第2シーズンとして注目された。韓国出身練習生の集まるKグループと海外出身練習生の集まるGグループ総勢98名が出演し、視聴者の投票によって選ばれた9名がボーイズグループ「ZB1(ゼロベースワン)」としてデビューした。

#11の第3回生存者発表式の合間に放送された企画。アーティストバトルのチームに分かれ、動物になりきってバーベキューの材料を集めなければならない。材料を集めるためにはチーム対抗ゲームに勝たなければならないが、各チームに1人だけチームの勝利を妨害する「タヌキ」が選抜される。すべてのゲームが終わるまでに5人いるタヌキのうち半数以上の正体を当てられなければ、タヌキの勝利となる。
1つ目のゲームは「ぐるぐるバット」。人差し指にインクをつけ、その場で10回転する。ホワイトボードに材料が書かれており、目が回った状態でインクを付けられれば成功となる。

イヤホンガンガンゲーム

2つ目のゲームは、韓国のバラエティ番組でおなじみの「イヤホンガンガンゲーム」。イヤホンで音楽を大音量で流し、相手の声が聞こえない状態で口の形のみで伝言ゲームを行う。Gグループの練習生が多いチームは苦戦を強いられた。

『BOYS PLANET(ボイプラ)』の用語

スタークリエイター

支えてくれるスタークリエイターに挨拶

全世界にいるファンおよび視聴者のこと。練習生の成長を見守り、応援する存在である。専用アプリで応援したい練習生に毎日投票することができ、スタークリエイターの投票によってデビューメンバーが決定する。

グローバル投票

集まった得票数は、韓国票50%、海外票50%で集計される

スタークリエイターによる1日1回の投票のこと。専用アプリ「Mnet Plus」を通じて、デビューしてほしい練習生に投票することができる。投票結果は、韓国地域からの票数を50%、それ以外の地域からの票数を50%で反映し、各練習生のポイントとする。集計結果によって練習生のランキングが決まり、最終順位9位までの練習生がデビューできる。

マスター

各分野の第一線で活躍するマスターたち

練習生たちの自発的な成長を支えるメンター。ボーカル、ダンス、ラップの第一線で活躍する専門家マスターと、アイドルの先輩として練習生の憧れの的となるスターマスターで構成される。

『BOYS PLANET(ボイプラ)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

青い家のパク・ドハと、赤い家のチョン・ミンギュ

パク・ドハのパフォーマンス(1:57~)とチョン・ミンギュのパフォーマンス(2:48~)

#2では、まず#1の生放送を練習生全員で見る場面から始まった。特別出演したスターマスターのソンミとともに、練習生たちは番組に出演する自分の姿を不思議そうに見つめたり、ハイクオリティのスターレベルテストのパフォーマンスを鑑賞したりした。
その中でも一番の盛り上がりを見せたのが、2PMの「My House」を披露したパク・ドハとチョン・ミンギュのステージ。2人とも決して上手とは言えないが、なぜか笑ってしまうパフォーマンスに生放送直後から注目されたステージである。SNS上では2人の衣装の色と課題曲のタイトル「My House」から、「青い家に帰るパク・ドハ」「赤い家に帰るチョン・ミンギュ」と話題になった。

イ・フェテク「変化が必要だった」

苦しい心のうちを明かすイ・フェテク

2023年にデビュー7年目を迎えるボーイズグループ「PENTAGON(ペンタゴン)」で、リーダー兼メインボーカルとしてチームの大黒柱を担うイ・フェテク(フイ)。作曲家としての才能もあり、「PENTAGON」の楽曲制作を担当してきた。そんなベテランアイドルがなぜオーディション番組に出演したのかと問われると、フェテクは「変化が必要だった」と答えた。
韓国では成人男性に兵役義務があり、フェテクも2021年2月18日に入隊。2022年11月に除隊してアイドル活動を再開させた。しかし状況は一変しており、まったく仕事がなくなっていた。「一緒に仕事をしたいと思わせる魅力がなくなってしまった」と、自分の無力さを感じたという。見えない壁を乗り越えることは難しく、『BOYS PLANET』に出演することだけが残された選択肢だったと語った。
出演する練習生の中にはデビュー経験者も多い。ボーイズグループ「UP10TION(アップテンション)」で活動するイ・ファンヒは、「自分の言いたかった言葉をすべて言ってくれた」と話す。ボーイズグループ「NINE.i(ナインアイ)」メンバーのソ・ウォンも「デビューさえできればすべてうまくいくと思っていたのに」と、K-POPアイドル活動の厳しさをにじませた。

クリスティアン「こんにちは、悪いクリスティアンです」

「Back Door」Gグループチームの練習風景

K vs Gグループバトルで「Back Door」のGグループチームに所属したクリスティアン。もともとキリングパートを担当する予定だったが、チーム全体のバランスからキリングパートを降りることになった。パートが減ったことに加え、K vs Gグループバトルの練習中の態度が良くなかったことで炎上。脱落が心配されたが、第1回生存者発表式では37位で生存することができた。その際に視聴者に対して「こんにちは、悪いクリスティアンです」とあいさつし、話題になった。
「Back Door」Gグループチームは、7人中6人が中国語圏出身者。リーダーのナ・カムデンだけが英語圏出身で、言語の壁から意思疎通が取りにくい状況だった。特にクリスティアンは、キリングパートを下ろされた後にカムデンの発言を積極的に遮ったり反論したりして険悪なムードがただよう様子が放送された。番組を面白くするための作為的な編集(いわゆる「悪編集」)の可能性もあるものの、この放送を見た視聴者の間では「クリスティアンがカムデンを妨害している」と炎上。一部ではクリスティアンへの投票をボイコットする動きもあった。その現状を知ってか知らずか、クリスティアンは第1回生存者発表式で自身を「悪いクリスティアン」と名乗り、「喜びと愛を伝えていける、新しいクリスティアンに期待してほしい」と思いを語った。

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@yukichi09t6

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