過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『過保護のカホコ』とは、2017年夏に日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は高畑充希。脚本は遊川和彦。主人公の根本加穂子は両親から超過保護に育てられた箱入り娘だったので自分で考えて行動するという概念がなかった。麦野初と奮闘しながらもカホコが毎回「こんなの初めて!」を経験する。気持ちを伝えることの大切さ、自分を愛してくれた家族の愛の大きさを学び、自分で切り開いていく力をつけて大切な人の遺言を守ろうと山積みの家族の問題を初と解決していく痛快ホームドラマである。

『過保護のカホコ』の概要

『過保護のカホコ』とは、2017年7月12日から9月13日まで日本テレビ系で放送されていたTVドラマ。全10話。主演は高畑充希で舞台、ドラマ、映画と多岐にわたって活躍している女優であり、主な作品はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」である。脚本は遊川和彦で主な作品は「家政婦のミタ」、NHK連続テレビ小説 「純と愛」などのドラマを手がけている。

主人公は高畑充希が演じる根本加穂子。現代の日本が生んだ「過保護の象徴」のような女子大生である。両親から超過保護に育てられ世間を全く知らないカホコが、親の愛情を受けて育ってこなかったカホコとは真逆の麦野初と一緒に毎回「こんなの初めて!」な経験をしていく。カホコが自分の意見を言ったり、問題を自分で切り開いていく力や、他人の事に一生懸命に悩んで壁にぶちあってそれでも乗り越えていく力をつけていく。そしてカホコが抱える家族にまつわるたくさんの問題を初の力も借りて解決していく痛快ホームドラマである。初回視聴率は11%を越え、最終回では14%の高視聴率を記録した。(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)続編を期待するこえが多く、続編『過保護のカホコ2018~ラブ&ドリーム~』も放送されている。

『過保護のカホコ』のあらすじ・ストーリー

過保護のカホコの現状

今まで超過保護の環境で育ってきた女子大生の根本加穂子(ねもとかほこ)21歳はアルバイトもしたことがない。毎朝自分の服も選べず、大学へはカホコの母である根本泉(ねもといずみ)に送迎してもらっている。親に頼る生活をしているカホコの就職活動の状況は20社受けても内定がもらえずに苦戦している。泉は夫の根本正高(ねもとまさたか)にお願いして、コネ入社を進めるように頼んでいた。しかし面接はよかったが筆記に問題がありコネ入社もおちてしまった。泉には「もう就活しなくてもいいってことじゃないかな?前向きに考えるべきよ。女にとって家事や子育てもして、家族のために尽くすこは大切なこと。バイトしながら花嫁修業したよ」と言われ、そういうものなのかと納得していた。
泉のいうことが正しいと思って生きてきたカホコだが、大学の同級生の麦野初(むぎのはじめ)に紹介してもらったバイトで初めて働き始めた。そして働いたあとのごはんの美味しさに感動する。「人を幸せにするために働きたい、人の役に立ってるって思ったらちょっと大人になれたような気がした」と気づき、会社見学を始め、何の仕事が人を幸せにできるのかを探していく。

カホコの反抗

カホコのいとこの冨田糸(とみたいと)が手首を痛めて、チェロを弾けなくたった時にお見舞いに行ったカホコ。お花や千羽鶴を持って「応援するから音楽続けてよ」というと、糸は「そんなこと言われなくても分かってんだよ!!あんたみたいな水槽の中でぬくぬく泳いでる金魚に荒波の中で必死に泳いできた辛さが分かるわけない」といわれショックをうける。カホコは初の胸で泣いて疲れて寝てしまった。初はカホコの自宅までおんぶして送ると、泉に「今後一切会わないでもらうと助かるんですけど」と怒鳴られる。起きたカホコは泉に初の悪口を言われ「黙れ」を連発し「これ以上カホコの邪魔をしないで」と生まれて初めて母に反抗した。
そのあとも初のことを悪く言う泉に「麦野君はママが思うほど悪い人じゃないよ。ああ見えて優しいし」と反抗する。カホコと泉は喧嘩すると家でも口を聞かないことが多々ある。カホコの思っている事と泉の思っている事の違いに葛藤しながらも、カホコは感情に身をまかせていた。事あるごとに意見の不一致はあるが、カホコの祖母の並木初代(なみきはつよ)に良い家族を作るように言われているので、理解してもらえるように考えている。

初の過去

初の父親は物心つく前に亡くなり、母親はどこかで男と楽しく暮らしている。初は親に愛されせずに育っていることを負い目に感じていて、親に愛されて育つのがどんなに幸せなことなのかをカホコに伝えた。母子家庭で育った初は幼いころに母親に捨てられて施設で育っている。自分を捨てた母親の事が許せない初。あるとき施設からお母さんからの手紙があることが知らされる。手紙には「父がギャンブル依存症で借金を作ってしまったので返済している。日常の辛さから初と無理心中しようとしていた。初の手には買ってあげた赤い絵具が握られていたことに気が付き、やろうとしていたことの恐ろしさに怖くなり、初を施設に預けて自首した。服役後は他の人と結婚していている」と書いてあった。ことの経緯を知った初は戸惑ったがずっと負い目に感じていた母親に会いに行くことにした。初は結婚した人との間に2人の子供がいて幸せに暮らしている母を見つけ話をし、「ごめん」と謝られる。今まで母親に捨てられたと思っていた初は母親と話ができて良かった事、カホコと出会って結構幸せになっていることに気づくのだった。

カホコと初の距離

カホコは初と関わることが多くなり、初のことが好きなんだと気が付いた。初はどんなタイプの女性が好きなのか聞いたり、情報収集している。
泉と喧嘩をした経緯をきかれ「好きな人の事をメチャメチャにけなしたから」と答え、その勢いで初に告白した。しかし「お前みたいな過保護はタイプではないんだ」と断られてしまう。初めはカホコと付き合うことは断ったが、初の絵をピカソみたいだと褒めてくれるカホコに自分の描く絵を見せて感想を言ってくれるように頼む。友達関係になったカホコと初。しばらくすると家族や大好きな初のために力になりたい奮闘するカホコに惹かれていき、カホコの両親の前で「交際したいと思っている」と宣言する。しかし泉は初に「あなたは離婚したら他人になれるけど、私はカホコの人生に一生責任を背負っていかなくちゃいけないの」と反対されてしまう。その後もカホコが抱える家族の悩みを一緒に解決しながら愛を育んでいくのだが、2人に試練が訪れる。家族の問題で悩むカホコが「家族がいない初君には自分の気持ちが分からない」と言ってしまった事が原因で喧嘩してしまう。しかし自分のために一生懸命になってくれるカホコがとても大切の存在なのだと初は自覚する。そして初は「結婚っていうのはどんな時も支え合うことなだと思う。辛い今こそすべきなんだと思う」とカホコにプロポーズした。

家族の問題

カホコが泉に反抗してから、家族の雰囲気がかわり、カホコと泉が会話をしない日が続いていた。間に正高が入ってフォローするが結果は虚しく、正高は 「結局お前たちが愛してるのは、俺が稼いでくるお金で俺ではないんだ!」といって実家に帰ってしまう。そんな中、初がカホコと交際したいと伝え、カホコが「もう、ママには甘えないようにする」と脱過保護宣言した。そしてそれを聞いた泉が今度は荷物をまとめて出て行ってしまう。ちょうどその頃、泉の妹の並木環(なみきたまき)と泉の妹の冨田節(とみたせつ)も夫と喧嘩をして実家に帰ってきていた。いつまでも実家にいても仕方ないので泉、環、節の3人は家に帰る。

カホコは祖母の並木初代(なみきはつよ)が病気であるとこを偶然にも知ってしまったが、初代には病のことを口止めされてしまった。カホコは初代の病気を隠しながら毎年恒例の糸の誕生日会を開催しようと糸を説得に行くが、「私、あんたらのこと家族と思ったことないから」と言われる。一方で初代の病気を家族が知ることになり家族は一つにまとまろうとしていた。それぞれの問題を抱えながらも、家族を大切に思っている気持ちは同じである。しかし初代が意識不明の重体になり、みんなの不安な気持ちから険悪な雰囲気になってしまう。初代が意識をとりもどし「家にかえりたい」と懇願したのでみんなで家に帰った。初代が「自分はちゃんと母親をやれただろうか」と言って謝り続ける姿に家族のみんなは心をうたれた。初代は「一番家族を愛しているのはカホコだからよろしく」と最後に伝え、息を引き取る。初代が亡くなると、初代の夫である並木福士(なみきふくし)は行方不明になってしまう。初代との思い出の場所にいるに違いないと家族みんなで探し回り発見する。カホコは家族を一つにするという初代との約束を果たすべく、残っている家族の溝をうめていくのである。
カホコは事業に失敗して借金をしていた正高の妹の根本教子(ねもときょうこ)の借金を肩代わりする代わりに、託児所兼学習塾(カホコホウス)で働かせてもらえるように約束した。カホコは正高の母の根本多枝(ねもとたえ)、正高の父の根本正興(ねもとまさおき)と一緒に働くことになった。カホコは自分がされてきたように「子供たちを守っていきたい!」と自分の幸せ、やりたい仕事は何かの答えを見つけた。

カホコと初の結婚

カホコと初は無事に結婚することとなった。泉には結局初との結婚も許してもらえないままで結婚式も来てはくれなかった。しかし結婚式でトラブルが発生、泉が必要となり、正高は泉に助けを求める。正高は泉に「結婚式は、俺たちの結婚式と同じ日だ。俺たちはカホコを守るための壁だったけど、あの子が越えられない壁になってないか?だったら門をあけてあげようよ」と説得する。泉も決心してカホコの結婚を認めた。カホコは家族のみんなにお礼をいう。初代との約束を守れたカホコは誇らしげでとても充実感があった。カホコは「ここにいるみんなの誰か1でもいなかったら、今のカホコはいませんでした。みんな大好きだよ」とお礼をいった。

『過保護のカホコ』の登場人物・キャラクター

主要人物

根本 加穂子(ねもと かほこ)/ 演:高畑充希

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カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

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小さな巨人(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

小さな巨人(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『小さな巨人』とは、警察組織と戦いながら事件解決をしていく、エンターテインメントドラマである。優秀な刑事・香坂真一郎(こうさかしんいちろう)が所轄に異動になり、警察の上層部と戦いながら、所轄の刑事と共に事件解決をしていくストーリー。主演の長谷川博己の他に、岡田将生、安田顕、芳根京子、香川照之らがドラマ出演している。プロデューサーは伊與田英徳たち、脚本は丑尾健太郎たちが担当した。キャッチコピーは「敵は味方のフリをする」であり、警視庁と所轄の確執や警察内部の裏切者など、警察同士の戦いが描かれている。

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ブラックペアン(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブラックペアン(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブラックペアン』とは、2018年TBS系『日曜劇場』にて、嵐の二宮和也主演で放送されたテレビドラマ。原作は海堂尊の長編小説『ブラックペアン1988』。渡海征司郎は手術成功率100%を誇る天才外科医である。一方、傲慢な言動が災いし、周囲との歪を生んでいる。そんな渡海が最新医療器具が持ち込まれた事をきっかけに、大学病院という巨大組織に立ち向かっていく医療エンターテイメントドラマだ。

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六本木クラス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

六本木クラス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。

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