海外のSF小説ベスト100!色褪せない人気の作品まとめ

科学的な空想から生まれるSF小説。近未来的な設定や超自然的な展開で、世界中の多くの読者を魅了しています。日本にもSF小説はたくさんありますが、ここでは20世紀ごろに発売された海外のSF小説100冊をご紹介!日本語訳や映画になっているものもありますので、次の1冊を見つけてみてください。

出典: www.amazon.co.jp

分解された男 - アルフレッド・ベスター, 沼沢 洽治

人の心を透視する超感覚者の出現により、犯罪の計画さえ不可能となった未来。全太陽系を支配する一大産業王国の樹立を狙うベン・ライクは、宿命のライバルを倒すため殺人行為に及ぶ。だがニューヨーク警察本部の刑事部長パウエルが、この大犯罪を前に立ち上がった。超感覚者対ライクの虚々実々の攻防戦。第一回ヒューゴー賞に輝く傑作。

68) Harry Harrison - The Stainless Steel Rat [S1] (1961)

出典: www.amazon.co.jp

ステンレス・スチール・ラット - ハリイ・ハリスン

何十世紀も未来、人類は銀河系の各惑星と連合を築き、様々の制度を確立してユートピアともよびうる社会を実現していた。こうしたステンレス鋼でびっちり閉ざされた社会の隙間をぬって暗躍する鼠小僧ともいうべきステンレス・スチール・ラットが絶えてしまったわけではない。〈するりのジム〉ことディグリッツもそうした一人だった。
http://otogi-ya.com/SHOP/0803172.htmlより)

69) Michael Crichton - Sphere (1987)

出典: www.amazon.co.jp

スフィア—球体 - マイクル クライトン, 中野 圭二

航空機墜落調査班のメンバーである心理学者ノーマンは、召集を受け、南太平洋へ飛んだ。海底に沈んでから少なくとも三百年は経過している宇宙船が発見されたというのだ。ノーマンをはじめとする科学者チームは、海底居住施設を拠点にして、船内の調査をする。未知の生命体との遭遇に脅えながらも船内深く到達した彼らの前に、不思議な球体が出現した。『ジュラシック・パーク』の著者が放つ傑作エンターテイメント。

.

70) Robert A Heinlein - The Door Into Summer (1956)

出典: www.amazon.co.jp

夏への扉 - ロバート・A. ハインライン, 福島 正実

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。

71) Gene Wolfe - The Shadow of the Torturer [S1] (1980)

出典: www.amazon.co.jp

拷問者の影 - ジーン・ウルフ, 岡部 宏之

遥か遠未来、老いた惑星ウールスで〈拷問者組合〉の徒弟として働くセヴェリアンは、反逆者に荷担した疑いで捕らえられた貴婦人セクラに恋をする。組合の厳格な掟を破り、セクラに速やかな死を許したセヴェリアンは、〈拷問者組合〉を追われ、死にゆく世界を彷徨することとなる…。巨匠ウルフが持てる技巧の限りを尽くし構築した華麗なる異世界で展開される、SF/ファンタジイ史上最高のシリーズ。新装版でついに開幕。

出典: www.amazon.co.jp

一方、日本では

72) Alastair Reynolds - Revelation Space [S1] (2000)

出典: www.amazon.co.jp

啓示空間 - アレステア レナルズ, 中原 尚哉

その内部には「啓示空間」があり、驚異の科学技術が隠されているといわれる謎の空間シュラウドからただ一人生還したダン・シルベステは、リサーガム星で異星種族の遺跡を発掘中、その滅亡の原因を解く鍵として、中性子星ハデスを差し示す手がかりを得るが…99万年前の異星種族絶滅の謎、巨大ラム・シップ内の暗闘、中性子星に隠された秘密などを背景に、人類の存亡をかけた戦いをグランドスケールで描く迫真の宇宙SF。

73) Robert A Heinlein - Citizen Of the Galaxy (1957)

出典: www.amazon.co.jp

銀河市民 - ロバート・A・ハインライン, 野田 昌宏

太陽系を遠く離れた惑星サーゴンでは、およそ時代おくれな奴隷市場が開かれていた。薄汚れ、やせこけた、生傷だらけの少年ソービーを買いとったのは、老乞食バスリムだった。だが、ただの乞食とは思えぬ人格と知性を持ち、ときおり奇怪な行動を見せるバスリムとは何者?銀河文明のかげでめぐらされる陰謀と自分の出自を探るべく、ソービーは人類発祥の星である地球へと向かうが…広大な銀河を舞台に描く傑作冒険SF。

出典: www.amazon.co.jp

一方、日本では

74) H G Wells - The Invisible Man (1897)

出典: www.amazon.co.jp

透明人間 - H.G. ウエルズ, 橋本 槇矩

ロンドン郊外のある村に頭に包帯を巻いた奇怪な男が現れた。この男が頭に巻いた包帯をとり服を脱ぐと、その姿は消えてしまった。一体この男の正体は?誰もが一度は夢みたであろう「透明人間」願望を科学の力で実現した人間をえがいたSFの古典。

75) Philip K Dick - The Three Stigmata Of Palmer Eldritch (1964)

出典: www.amazon.co.jp

パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 - フィリップ・K・ディック, 浅倉 久志

時に21世紀前半。太陽光度上昇にともない、もはや外に出ることすら命取りになった時代。国連の強制移住により、火星や木星の衛星は植民化の真っ最中であった。植民者たちはその地獄のような環境と希望のない生活のために、キャンDという幻覚剤に頼る他なかった。キャンDはパーキー・パットというおままごと用のお人形セットと組み合せて使われ、一時的にせよ地球にいる若いカップルになった幻想を作り出すことができたのだ。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/4791/pama.htmより)

76) Connie Willis - Doomsday Book (1992)

出典: www.amazon.co.jp

ドゥームズデイ・ブック - コニー ウィリス, 大森 望

歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代を直接観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の女子学生キヴリンは、実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった…はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか?ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF。

出典: www.amazon.co.jp

一方、日本では

77) Dan Simmons - Ilium (2003)

9jd-man
9jd-man
@9jd-man

Related Articles関連記事

ブレードランナー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブレードランナー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレードランナー』とは、フィリップ・K・ディック作のSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画化作品。監督はリドリー・スコット、脚本はハンプトン・ファンチャーであり、1982年に公開された。 レプリカントと呼ばれる、人間と区別がつきにくい人造人間6名が火星から地球へと逃亡してくるのをきっかけに、主人公リック・デッカードがレプリカント狩りのため復職につく。すべてのレプリカントを狩れるのか。人間と機械の違いとは何か。SF映画「禁断の惑星」や「メトロポリス」に次ぐSF映画の金字塔。

Read Article

世界が選ぶ!SF映画ベスト100まとめ【洋画】

世界が選ぶ!SF映画ベスト100まとめ【洋画】

超現象や近未来的な世界観のSF映画。ユニークな世界観や予想だにしない展開が人気の理由の1つです。ここではそんなSF映画の中でも、特に人気を集める100作品をまとめました。『スター・ウォーズ』や『エイリアン』、『ターミネーター』など日本でも有名な作品もあれば、隠れた名作も見つかるかも?SF映画好きは必見です!

Read Article

SF名作を生みだした小説家フィリップ・K・ディックがすごすぎる!映画化作品まとめ

SF名作を生みだした小説家フィリップ・K・ディックがすごすぎる!映画化作品まとめ

あまたの人気SF映画の原作小説を書いたアメリカの作家フィリップ・K・ディック。『ブレードランナー』や『マイノリティ・リポート』、『トータル・リコール』など、彼の手がけた作品は幅広く愛されています。ここではフィリップ・K・ディックについてと、彼の小説の映画化作品をまとめました!

Read Article

大人気映画の続編まとめ!2016年から2018年にかけて公開された作品を紹介

大人気映画の続編まとめ!2016年から2018年にかけて公開された作品を紹介

映画がヒットすると必ずといっていいほどファンが期待するのが「続編の制作」である。2016年から2018年にかけて『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『アバター』『デッドプール』『ブレードランナー』など、大ヒット作の続編が次々と公開されて大きな話題となっていた。記事内では上記作品の続編制作決定時のトピックや、映画ファンのツイートなどを掲載している。

Read Article

レトロで奇妙なSF・近未来を描いた映画まとめ!『ブレードランナー』など

レトロで奇妙なSF・近未来を描いた映画まとめ!『ブレードランナー』など

ここではレトロで奇妙、退廃的な近未来を描いたSF映画をまとめた。ギレルモ・デル・トロが監督をつとめた人類と怪物の戦いを描く映画『パシフィック・リム』、SF小説の大家フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が原作の『ブレードランナー』などを紹介している。

Read Article

ブレードランナーのレプリカントとは?映画のあらすじや魅力を紹介!

ブレードランナーのレプリカントとは?映画のあらすじや魅力を紹介!

『ブレードランナー』はレプリカントと呼ばれる人造人間にまつわる映画です。優れた知性と体力があるレプリカントは、宇宙開拓の最前線で用いられていましたが、製造されてから数年経つと感情が芽生え、人間に逆らう可能性がでてきます。 人間と人造人間レプリカントの関係性に考えさせられる名作です。

Read Article

目次 - Contents