海外のSF小説ベスト100!色褪せない人気の作品まとめ

科学的な空想から生まれるSF小説。近未来的な設定や超自然的な展開で、世界中の多くの読者を魅了しています。日本にもSF小説はたくさんありますが、ここでは20世紀ごろに発売された海外のSF小説100冊をご紹介!日本語訳や映画になっているものもありますので、次の1冊を見つけてみてください。

56) Iain M Banks - Player Of Games [S2] (1988)

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ゲーム・プレイヤー - イアン・M. バンクス, 浅倉 久志

高度な文明を持つ“カルチャー”―人類は病気になることも死ぬこともなく、ただひたすらゲームに興じている。グルゲーは“カルチャー”の軌道ステーションの一つで暮らしている「ゲームの達人」であり、あらゆるゲームに精通していた。ある日彼のもとに、究極のゲーム『アザド』に挑戦してみないかという誘いが来る。悩んだ末ついに参加する決心をしたグルゲー。しかしこのゲームには一つの宇宙文明圏をも左右する大きな意味があったのだ…。天才的ストーリー・テラーによるスペースオペラの傑作。

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一方、日本では

57) Peter F Hamilton - The Reality Dysfunction [S1] (1996)

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ピーター・F・ハミルトン 《ナイツ・ドーン》三部作

日本未翻訳
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超光速航法によりその版図を銀河系へ広げた27世紀の人類の、対立と戦いを描く遠未来スペースオペラ。各部千ページを越えるボリュームと、短篇集一冊に設定解説書一冊を加えた大作。

58) David Brin - Startide Rising [S2] (1983)

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スタータイド・ライジング - デイヴィッド・ブリン, 酒井 昭伸

ファースト・コンタクトから二百数十年後、知性化されたイルカをメインクルーとする外宇宙船〈ストリーカー〉が銀河辺境を訓練航行中、一隻が月ほどもある巨大宇宙船団の遺跡を発見する。その古さ(数十億年前)と規模から伝説の〈始祖〉の船団であろうと推測されるそれらの情報を、軽率なクルーが地球に向けて送信したために、その内容が列強諸属によって傍受されてしまった。

59) Orson Scott Card - Ender's Shadow [S1] (1999)

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エンダーズ・シャドウ - オースン・スコット カード, 田中 一江

エンダーの影の存在としてエンダーを補佐したビーンが見た『エンダーのゲーム』の真実とは…?恐ろしい昆虫の姿をした異星生物バガーの2度にわたる侵攻をかろうじて撃退した国際艦隊は、きたるべき第3次戦争にそなえ、バトル・スクールを設立した。そこでは未来の指揮官となるべき少年少女が訓練にあけくれていた。スクール史上、最高の成績をおさめたエンダーとビーンの活躍を描きだす『エンダーのゲーム』姉妹篇。

60) Philip Jose Farmer - To Your Scattered Bodies Go (1971)

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果しなき河よ我を誘え - フィリップ・ホセ・ファーマー, 岡部 宏之

リバーワールドは、ネアンデルタール人から21世紀の人類、合わせて360億人(5歳以下の子供を除く)が、死んだすぐ後に復活した世界である。それは誰も想像しなかった死後の世界であり、全長1千万マイルの一本の大河の両岸の緑の草原に人々は住んでいる。両岸の果ては高い山脈が続き、人が越えることは不可能である。そのため移動は、幅1マイルはある河を船で移動するしかない。この河には唯一、人間以外の動物である魚が生息している。

61) Kurt Vonnegut - The Sirens of Titan (1959)

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タイタンの妖女 - カート・ヴォネガット・ジュニア, 浅倉久志

時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードは、神のような力を使って、さまざまな計画を実行し、人類を導いていた。その計画で操られる最大の受難者が、全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。富も記憶も奪われ、地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは?巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作。

62) Greg Bear - Eon (1985)

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永劫 - グレッグ ベア, 酒井 昭伸

地球上空に忽然と謎の小惑星が出現した。直径100キロ、長さ300キロにもおよぶこの物体は〈ストーン〉と名づけられ、アメリカを中心とする調査隊が派遣された。調査隊の報告は驚くべきものだった。―〈ストーン〉は巨大な宇宙船であり、しかも内部に保存されていた資料から見て、“未来の地球人”の手になることが明らかになったのだ!しかもその資料には、これから起こる熱核戦争の結果までもが詳細にしるされているという。だが、〈ストーン〉が秘める謎は、それだけにとどまらなかった…。『ブラッド・ミュージック』で話題の著者が壮大なアイデアで描く力作SF巨篇。

63) Philip K Dick - A Scanner Darkly (1977)

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スキャナー・ダークリー - フィリップ・K. ディック, 浅倉 久志

カリフォルニアのオレンジ郡保安官事務所麻薬課のおとり捜査官フィレッドことボブ・アークターは、上司にも自分の仮の姿は教えず、秘密捜査を進めている。麻薬中毒者アークターとして、最近流通しはじめた物質Dはもちろん、ヘロイン、コカインなどの麻薬にふけりつつ、ヤク中仲間ふたりと同居していたのだ。だが、ある日、上司から麻薬密売人アークターの監視を命じられてしまうが…P.K.ディック後期の傑作、新訳版。

64) Niven & Pournelle - Lucifer's Hammer (1977)

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悪魔のハンマー - ラリイ・ニーヴン, ジェリイ・パーネル, 岡部 宏之

彗星は、地球の近くを通ることが予想された。冷戦の時代、アメリカとソ連は、互いに協力して中断していた宇宙開発を緊急再開、アポロとソユーズを打ち上げてドッキングさせ、共同観測を行うことにした。
1月に確認され、6月に再接近が予想された彗星について、ハムナーは、自らの財力と企業のスポンサー力を通じ、宇宙への関心を高めようと番組を企画し、放送する。人々は期待し、そして、あるものは地球への衝突をおそれ、あるものはそれを嗤った。
そして、多くの人々が彗星が来る、来ないにかかわらず1970年代のアメリカを生きていた。
http://www.inawara.com/SF/H317.htmlより)

65) Arthur C Clarke - The City and the Stars (1956)

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都市と星 - アーサー・C・クラーク, 酒井昭伸

遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は…。巨匠が遺した思弁系SFの傑作、待望の完全新訳版。

66) Margaret Atwood - The Handmaid's Tale (1985)

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侍女の物語 - マーガレット アトウッド, 斎藤 英治

侍女のオブフレッドは、司令官の子供を産むために支給された道具にすぎなかった。彼女は監視と処刑の恐怖に怯えながらも、禁じられた読み書きや化粧など、女性らしい習慣を捨てきれない。反体制派や再会した親友の存在に勇気づけられ、かつて生き別れた娘に会うため順従を装いながら恋人とともに逃亡の機会をうかがうが…男性優位の近未来社会で虐げられ生と自由を求めてもがく女性を描いた、カナダ総督文学賞受賞作。

67) Alfred Bester - The Demolished Man (1953)

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