海外のSF小説ベスト100!色褪せない人気の作品まとめ

科学的な空想から生まれるSF小説。近未来的な設定や超自然的な展開で、世界中の多くの読者を魅了しています。日本にもSF小説はたくさんありますが、ここでは20世紀ごろに発売された海外のSF小説100冊をご紹介!日本語訳や映画になっているものもありますので、次の1冊を見つけてみてください。

24) Neal Stephenson - Snow Crash

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スノウ・クラッシュ - ニール スティーヴンスン, 日暮 雅通

30分以内に配達できなければ、死が待っている…マフィアが経営する高速ピザ配達フランチャイズの“配達人”ヒロ・プロタゴニストは、世界最高の剣士にして、腕ききのハッカー。仮想空間のメタヴァースでスノウ・クラッシュと呼ばれる新種のドラッグを試してみないかと誘われたことから、とんでもない事件にまきこまれていくが!?近未来のアメリカをスピーディに駆けるハッカーたちの活躍を描くネット世代のためのSF。

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一方、日本では

25) Ursula K Le Guin - The Left Hand of Darkness

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闇の左手 - アーシュラ・K・ル・グィン, 小尾 芙佐

遠い過去に取り残された人類の植民地、雪と氷に包まれた<冬>の惑星ゲセン。この惑星では、遺伝実験の結果生まれた人類の末裔が両性具有の特異な社会を形成していた。この惑星と外交関係を締結すべく、惑星連合エクーメンはゲンリー・アイを使節として派遣する。しかし、文化の壁に阻まれ交渉は遅々として進まず、やがて彼は逮捕・投獄されてしまう…。
http://www.sancya.com/book/book/syohyo_58.htmより)

26) Niven & Pournelle - The Mote in God's Eye

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神の目の小さな塵 - ラリー・ニーヴン, ジェリー・パーネル, 池 央耿

時は三〇一七年。人類は銀河系の隅々にまで支配の手をのばし、統一と戦闘とを繰返していた。帝国宇宙海軍の巡洋艦〈マッカーサー〉号で反乱軍の宇宙船との交戦から帰還したロデリック・ブレイン中佐は提督から艦長への昇進を言い渡され、艦の修理が終わりしだい首都星まで航行する任務に当たることになった。ある日のこと、正体不明の宇宙船が〈マッカーサー〉号の前に現われ、人類に接触を求めてきた。果して彼らの目的は何か……?

27) Orson Scott Card - Speaker for the Dead [S2]

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死者の代弁者 - オースン・スコット・カード

宇宙に進出しはじめた人類が初めて遭遇した地球人以外の知的生命体、それが昆虫型異星人のバガーだった。だがコミュニケーション不足のため戦争となり、最終的には双方の種族に不幸な事態を招いてしまった。その事件から3千年、銀河各地に植民して領土を広げていった人類はついに第二の知的生命体に遭遇した。あらたに発見した惑星ルジタニアに入植しようとしたところ、森に住んでいる動物ピギーが高度の知性と能力を持っているとわかったのだ。今度こそバガーのときのような過ちは繰り返すまい…。人類はピギーと慎重に交渉しはじめたが。ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞。

28) Michael Crichton - Jurassic Park

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ジュラシック・パーク - マイクル クライトン, 酒井 昭伸

霧につつまれたコスタリカの孤島で、極秘のうちに建設が進められているアミューズメント・パーク―それが〈ジュラシック・パーク〉、バイオテクノロジーで現代によみがえった恐竜たちがのし歩く、驚異のワンダーランドだ。オープンをひかえ、視察のための顧問団が島に向かって出発した。だがその前途には、人類がいまだかつて体験したことのない恐怖が待ちかまえていた。スピルバーグ大型映画化の夢の恐竜サスペンス。

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29) Philip K Dick - The Man in the High Castle

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高い城の男 - フィリップ K.ディック, 浅倉 久志

枢軸国の勝利に終わった第二次大戦終結から15年後、アメリカ合衆国は大日本帝国とナチス・ドイツの二大国によって分割統治されていた。他国人によって治められているアメリカ人に最近、流行しているのは、謎の人物『高い城の男』によって執筆された『イナゴ身重く横たわる』というアメリカが第二次世界大戦に勝利していたら…という小説本だった。そんな中、日本の影響下のサンフランシスコにあるアメリカ美術工芸品商会に通商代表部の田上老人が訪れた事から物語は始まる…

30) Isaac Asimov - The Caves of Steel (1954)

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鋼鉄都市 - アイザック・アシモフ, 福島 正実

80億の人々が鋼鉄のドームの下でひしめき合う地球は、かつて宇宙へ植民した人々の子孫であり強大な軍事力とロボットによる豊かな経済を誇るスペーサー(宇宙人)の事実上の支配下にあった。
ニューヨーク市警の刑事イライジャ・ベイリは、友人でもある総監エンタービイからある事件の捜査を命じられる。その事件とは、スペーサーの地球駐在施設スペース・タウン内部において、スペーサーの科学者サートン博士が恐らく外部の者により殺害されたという物であり、捜査の結果如何では地球の運命を左右しかねない重大な事件であった。

31) Alfred Bester - The Stars My Destination (1956)

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虎よ、虎よ! - アルフレッド・ベスター, 中田 耕治

ジョウントと呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに、人びとが自由にどこへでも行けるようになったとき、それは富と窃盗、収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争をもたらしたのだ!この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる“ヴォーガ”復讐の物語が、ここに始まる…鬼才が放つ不朽の名作。

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一方、日本では

32) Roger Zelazny - Lord of Light (1967)

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光の王 - ロジャー ゼラズニイ, 深町 真理子

遙かな未来、人類は地球から遠く離れた惑星にインド神話さながらの世界を築いていた。地上の民衆は無知なまま原始的生活を送り、“天上都市”の不死となった“第一世代植民者”は科学技術を独占し、神として民衆を支配している。だが、シッダルタ、仏陀、サムなどの名で知られる男が、圧制下にある民衆を解放すべく、敢然として神々に戦いをいどんだ…たぐいまれな想像力で、SFと神話世界をみごとに融合した未来叙事詩。ヒューゴー賞受賞。

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一方、日本では

33) Frederik Pohl - Gateway (1977)

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ゲイトウエイ - フレデリック・ポール, 矢野 徹

金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船―それは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった。この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。かくて、一攫千金を夢見る冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった!SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作。

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