3D彼女(リアルガール)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『3D彼女(リアルガール)』とは、2011年から那波マオが講談社の漫画雑誌『デザート』で連載していた恋愛漫画。オタクの男子高校生・筒井光が、同級生の美少女・五十嵐色葉から交際を申し込まれたことをきっかけに、他者とのかかわり方を学びながら少しずつ成長していく姿を描いている。また2018年には『3D彼女 リアルガール』というタイトルで、テレビアニメ化と実写映画化された。少女漫画のカテゴリーには珍しく、主人公が男であり、ストーリーも男目線で描かれている。

CV: 小林裕介
色葉の義弟。うぐいす色のマッシュボブヘアにしたクールな美形で留学生であり、英語が堪能。5歳のころから色葉に好意を抱いており、色葉に近づく男たちに厳しい。頼りなく見える筒井を邪険にしている。

えぞみち

CV:神田沙也加
筒井が好きなテレビアニメ『魔法少女 えぞみち』のヒロイン。語尾に「べさ」を付けるのが特徴。劇中では筒井が悩んだ時に妄想として現れ、間違いを指摘したり、決断を後押しする。

間淵慎吾(まぶちしんご/演:三浦貴大)

演:三浦貴大
CV:真島淳司
色葉の主治医。名前は実写映画のみ設定されている。世間的にはエリートな人物で、筒井が交際初期の頃に、色葉と間淵が一緒に歩いているところを目撃した時には乗り換えられたとショックを受けていた。

河野(かわの)

CV:優希知冴
筒井充の部下で、浮気相手だとみられていた女性。

篠崎 (しのざき)

IT企業に就職した筒井の同僚。筒井に告白するもフラれる。

『3D彼女(リアルガール)』の用語

『魔法少女 えぞみち』

魔法を使える少女・えぞみちがヒロインのテレビアニメ。筒井が愛してやまないアニメであり、色葉が初めて筒井の部屋に上がった時など、作中でも『魔法少女 えぞみち』を鑑賞している筒井の描写が度々登場する。また、筒井が困った時には彼の脳内にえぞみちが現れて、叱咤激励や背中を押すアドバイスをしてくれる。

『3D彼女(リアルガール)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

人と関わることが怖かった筒井が色葉を庇ったシーン

自分を庇った筒井に、優しくキスした色葉

色葉が遊びで付き合っていた二人の男が鉢合わせになった場面を見てしまった筒井。彼女が他の男とキスしている姿に心が冷めかけるが、男に殴られた色葉を見た瞬間に体が勝手に動き、彼女を庇った。相手の男は空手部の男子生徒。しかし筒井は敵わない相手と知りながら、決して引かずに色葉を守り続ける。この時、彼の過去のフラッシュバックの描写があるのだが、自分を否定され続けてきた筒井が、今まで他人との関りを必死に避けてきたことが分かる。他人と関わるのは怖い。それでも色葉を助けたい。初めて湧き上がる感情に戸惑いながらも、自分の恐怖心と向き合い行動する筒井の姿に胸を打たれるシーンである。

五十嵐色葉「この女の子魔法が使えるんだね。いいなあ…」

今まで好きなことを否定されてきた筒井に対し、偏見なく接したのは色葉が初めてだった

筒井と出会った時から、「オタクだから」といった偏見を一切持たずに接してきた色葉。今までのクラスメメイトが散々馬鹿にしてきた彼の趣味も、色葉は「この女の子魔法が使えるんだね。いいなあ…」と優しい表情で呟いたのだ。思ったことを率直に言う性格が誤解を生むことも多々あるが、彼女のその性格に筒井は何度も救われ、その度に色葉への想いも深くなる。

『3D彼女(リアルガール)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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