高嶺と花(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『高嶺と花』とは、白泉社発行の少女漫画雑誌である『花とゆめ』に掲載されていて、師走ゆきが描く恋愛ストーリーだ。2014年13号に読み切りとして、2015年2号から2020年16号まで連載された。多くの女性ファンから愛され、SNSの登録者数は、本作だけで一万を超えるほどの人気がある。イケメンだけど性格が残念な残念大人の高嶺と、考え方や性格が大人顔負けの高校生の花という異名な組み合わせがこの物語の見どころだ。主人公ふたりの掛け合いがのンポの良さも人気の理由のひとつだ。

『高嶺と花』の概要

『高嶺と花』とは、師走ゆきが描くコメディラブストーリー。姉の身代わりとしてお見合いに行った花。いきなりひどい言葉をかけられ我慢が出来なくなった花は、かぶっていたカツラを高嶺にぶつけてお見合いをボイコットする。お互いの第一印象は最悪。自分の思いどおりにならない花にむしゃくしゃしながらも、そんな花が気になる高嶺。花を気に入った高嶺からの猛アタックを迷惑に感じながらも彼の一面を知っていくたびに、徐々に花も気になっていく。高学歴、高身長、高収入の三高のハイスペックな高嶺だが、話してみると傲慢で自分勝手という残念大人男子だった。それでもイケメンで社長の孫で仕事もできる高嶺と付き合いたい女性はたくさんいる中、今までのお見合いはすべてうまくいかなかった高嶺。高校生と社会人、庶民と大財閥の御曹司という決して縮まらない距離とは裏腹に、会うたびにお互いを知り、縮まっていくふたりの心の距離。みんなが自分によく見てもらうためにお世辞を使ってくる中、本心をぶつけてくる花に興味をもつ。高嶺は、花が姉の代行でしかも高校生だと知っても、婚約はやめなかった。花も、知っていくにつれて根は純情で真面目な高嶺に惹かれていく。
高校生と社会人という組み合わせは、普通ではありえない。だからこそ読んでみたいという好奇心が、掻き立てられる。好きになるはずがなかった相手を好きになるという展開はよくあるが、これこそ好きになる対象ではない相手に恋をするということがわかりやすく表現されている。普通の恋ではないふたりだからこそ、普通だったら簡単にうまくいくことへのもどかしさだったり、世間の目を気にしなくてはいけなかったりと、ふたりに幾多の試練が襲い掛かる。しかし主人公たちはふたりで納得する方法で解決していくさまが、読んでいてとてもすがすがしい。花からは大人になる前の高校生の思春期を感じられ、高嶺からは、大人として社会人としての威厳を感じる作品。
白泉社が出版している『花とゆめ』に掲載されている。単行本は全部で18巻完結。日本出版販売が主催する「全国書店員が選んだおススメコミック2016」に選ばれている。漫画掲載が終了後、2019年にFODで連続実写ドラマ化がされていて、2020年には220万部を売りあげた実績がある。
2019年3月18日から5月6日まで、毎週月曜0時に、フジテレビの制作によるFODオリジナル連続ドラマとして、フジテレビオンデマンドで1話ずつ配信された。
テレビドラマは地上波用に1話22分に再編集されて、2019年4月23日の火曜0時55分(22日深夜)から6月18日(17日深夜)まで、フジテレビ(関東ローカル)の「ブラックサンデー24」枠でTV放送。
主演は、映画『PとJK』やドラマ『賭ケグルイ』に出演している高杉真宙。

『高嶺と花』のあらすじ・ストーリー

出会い

姉の影武者としてお見合いにきた花

現役女子高生の野々村花は、姉の縁の替え玉として、父から薦められたお見合いに行くことになった。縁に恋人がいたため、お見合いを断れなかった父は、花を替え玉として行かせることにしたのだった。相手は父の会社の社長の御曹司。粗相があってはいけないという思いから、父はななんとしてもこの縁談を成功させたかった。花はまったく乗り気ではなかったが、何度も頼み込んでくる父の会社での立場も考えてしぶしぶ行くことに。
当日、綺麗な縁に化粧をしてもらい、少しでも緑に似せるためにロングヘアーのカツラを被ってカモフラージュをさせた。相手は、大財閥高羽グループ会長の孫、才原高嶺。容姿端麗で、花も最初は好印象を受けた。しかし、みんながいる場で高嶺は花の厚化粧をののしる。高飛車で大人げない言動に、最初は我慢していた花だったが、限界を感じた花は、高嶺に被っていたカツラを投げつけ退席する。

次の日、姉の縁談を破談にしてしまったと落ち込む花の目の前に「お前のことが気に入った」と言って現れた高嶺。食事に連れていかれると、最初は縁談をめちゃくちゃにしてしまったことへの腹いせかと用心する花だったが、それ以降も何度も目の前に現れる高嶺は本当に自分のことを気に入ってくれているのかもと思うようになる。花ともっと話したいという気持ちがあるのに、プライドが邪魔をして素直に言えない高嶺。それでも花が困っていると助けてくれたり、いざという時は花の欲しい言葉をくれる。同じ時間を過ごす中で、高嶺の根本にある不器用さや人の良さを知っていく花。会うたびに距離が縮まるふたり。
そんなとき、彼氏と別れた縁は、イケメンで高学歴な高嶺がいたことを思い出す。あわよくば高嶺と付き合おうと考えた緑は、自分がお見合いをするはずだった本物の縁だと会って説明をすると言い出す。それを聞いた花は、嘘をつき続けることから解放される安心感と共に、寂しさを感じた。姉のふりをしたままお見合いを続ける必要がなくなれば楽ではないかと自分に言い聞かせて、本当はこの関係を続けたいという気持ちを隠した。昔から姉の自由奔放さに振り回されてきた花は、諦めるという癖がついていた。それに元々は姉の替え玉だったことと、自分よりもきれいな姉の方が高嶺に合っていると思ったのだった。

花と約束をしていたディナーへ行くために家まで迎えに来た高嶺。しかし出てきたのは、花ではなく縁だった。高嶺は、縁に花の行先を問いただした。
一方その頃花は友達と一緒にハンバーガーショップに来ていた。口の両端にハンバーガーのソースをつけながら頬張っている。友達は「今日の約束に本当に行かなくていいの?もし本当に花のことを気に入ってたらどうする?」と花を心配して聞くが「ないないない」と言う花。花が自分が姉だと嘘をついて一緒にいたように高嶺も嘘をついていて、それだけの事が終わったにすぎない。そう思った花の目には一筋の涙が流れた。するとそこに息を切らした高嶺が現れ「俺は、お前に言ったんだ!花!」と言うと、花の手を掴んでその場から攫っていった。
夜のディナークルーズへ向かう高嶺と花。実は、お見合いの時から緑と花の入れ替わりに気付いており、わざと攻撃的な態度をとっていた。高嶺の周りには、財閥御曹司という立場がある自分に言い返してくる相手などいなかった。そんな自分に一歩も引かずに渡り合ってくる花に、高嶺は興味があったという。姉の代わりではなく、最初から“花”としてみていてくれた高嶺に花は嬉しいと思い、不器用な高嶺に代わって花から唇を奪うのだった。

二人の違いを気にする花

庶民のデートを楽しむ二人

高嶺は自分より10歳も年下の花に自分の唇を奪われるという事件があってから、その屈辱を晴らすためにと何度も花の前に現れる。放課後、校門の前で、大きなバラの花束を片手に自分を待ち構えている姿を見つけると花は、はっきりとやめてほしいと言う。立ち姿も絵になる高嶺は自然と周りの視線を集めてしまう。花はそれをよく思っていなかったのだ。喜ぶと思ってしたことなのに迷惑がっている花に納得がいかない高嶺。波乱のない平穏な日常を好み自分を庶民と呼ぶ花は、ただでさえ目立つ高嶺の過剰な行動が、恥ずかしくも嬉しく思っていた。高嶺の傲慢な態度と現実主義な花の考えがぶつかって毎回言い合いになってしまうけれど、会いに来てくれることに嬉しいと感じる花。
一方高嶺は、花から受けた屈辱を晴らそうと、花が自分を少しでも敬ってくれるようにと試行錯誤を重ねていく。たくさんのバラを花束にして送ったり、ホテルの最上階での豪華な食事に誘ったりもしたが、一向になびくそぶりを見せない。そんな中高嶺は、提案をする。それは、花の希望を聞くというものだった。不器用な高嶺の行動を見抜いた花は、高嶺が実はこれが一番知りたかったことなのだと気付く。庶民のデートをしたいと提案する花に、動揺を隠せない高嶺だったが、花の挑発的な態度にしぶしぶ了承した。高嶺とのデートに、心が躍り、嬉しそうにデートプランを考える花。

いよいよデート当日。普段のスーツ姿と雰囲気の違う私服の高嶺は、いつもよりも少し若く見える。花はプラン通りの高校生らしいデートプランで高嶺をもてなした。まず腹ごしらえにと、花は人気ホットドッグの行列に並ぼうと言う。いつも高級ホテルで食事をしている高嶺にとって待つということが苦痛に感じたが、約束に従順なので嫌とは言えなかった。花は普通のデートが出来たことがとても嬉しかった。今まで、綺麗でみんなの人気者の姉が優先の生活をしていたため、自分の思いのまま行きたいところに行けるということが、花には何よりも嬉しかった。ベンチにふたりで並んで座ると、一口かぶりつく。満面の笑みの高嶺を見逃さなかった花に、「お腹がすいていたから美味しく感じるのだろう」と言い訳をした。「思っていたよりおいしい」と、解釈した花は満足げに笑った。
その次に、ふたりはボーリング場へ。夕飯に何を食べるかを賭けての勝負だった。ストライクをするたびに、フルコースと叫ぶ高嶺に、自分のホームグラウンドでは負けられないと花もストライクを出して、食べ放題と叫ぶ。私服姿でとても楽しそうにする高嶺がいつもよりも余計に大人気なく見えて、花は歳の差が縮まった気がした。結局花が勝ち夕飯は焼き肉の食べ放題に決まった。

ふたりで飲み物を飲みながら休憩をしていると、高嶺の社員が息を切らしてやってきた。それは、ずっと電話をしても無視し続ける高嶺を探していた仕事の後輩だった。さすがに、仕事に戻らないといけなくなった高嶺は、花に「絶対にここを動くんじゃない」と言い残し、走っていく。その背中を眺めていた花は、一日ずっとモヤモヤしていた原因が何か気付く。それは、高嶺は、社会人で、自分は高校生。何をしても縮まらない高嶺との歳の差を再確認した花は、高嶺の言いつけを無視すると一人、デートの続きを始める。
カラオケ店に向かう花。自分が知らないところでは、大人の顔をして生きている高嶺を目の当たりにした花は、カラオケ店のソファーに横になり、さっきのやりとりを思い出す。「今日確実に休めるよう色々前倒しで頑張ってらしたのは知ってますけど…」と、社員の人は言った。今朝少し顔色が悪かった高嶺を思い出した花は、体調が悪かったのではないかという可能性も思いつかない自分がとても子供っぽく思えた。ひとりでカラオケをしていても、考えるのは、高嶺のことばかりで、こんなにも自分と違いすぎる大人の高嶺と比べて切なくなっていた。

映画館も一人でシートに座り、スクリーンを眺めていると、隣のシートに息を切らした高嶺が勢いよく座った。走ってきたことを悟られまいとする高嶺の隠しきれていない不器用さをみて愛おしく感じる花。自分のために走ってきてくれたことがとても嬉しかった。映画が終わり隣をみると、高嶺は爆睡している。起こそうと何度も声をかけるがなかなか起きてくれない。しかし「おっさん」と声をかけると、怒り気味で「誰がおっさんだ」とすぐに起きる高嶺。
そのあとはふたりで、庶民デートの続きを続行した。焼き肉の食べ放題でテーブルを挟んで向き合いながら肉を焼いている。会社では猫を被っていると話す高嶺。そんな高嶺が自分の前では素でいてくれていることに気付いた花は、嬉しくなった。ニヤニヤする花に高嶺は「安上がりな一日だったが 味付けはそこまで悪くなかった」と続けると、今日のプランは成功したのだと思い、また嬉しくなった。

帰りは、サラリーマンでいっぱいの満員電車で二人は密着状態になった。高嶺が苦手とする満員電車のはずなのに、ぐったりしながらも一緒にいてくれる高嶺。そんな高嶺をみて花は、一日付き合ってくれたお礼をしようと考える。以前に高嶺が言っていた「そろそろ愛嬌のあるセリフのひとつ位」という言葉を思い出すと、自分の気持ちを伝えることにした。高嶺の耳元まで顔を近づけると「庶民っぽい高嶺さん 結構素敵でした」と、素直に高嶺を褒める花。耳まで真っ赤にした高嶺を残して、花は電車を降りるのだった。

近付く2人

花とは違う女性と高嶺との見合いを見て、自分の素直な気持ちを伝える花

花と高嶺は夕飯を終えてドライブ中。高嶺のケータイに鷹羽グループ会長鷹羽蒼天から電話がかかってくる。高嶺は祖父である蒼天にはまだ花と見合いを続けているということは黙っていた。助手席で電話を盗み聞きしていた花は二人の会話から、高嶺は蒼天には頭が上がらないことを知る。そのまま聞いていると、聞こえてきたのはお見合いの話だった。何も知らない蒼天はいつまで経っても結婚相手をみつけようとしない高嶺にしびれを切らし、新しくお見合い話を持ち出していたようで、話はすでに決まっていた。高嶺は時間と場所を電話越しの蒼天に確認して電話を切った。
車内は気まずい空気になった。ごまかそうとする高嶺に、花が詰め寄ると「俺の意思じゃない じーさんが話持ってきたんだ」と高嶺は頭を掻きながら答えた。世間体を気にする高嶺が「夜な夜な女子高生を連れまわしている」とは言えるわけもないのだろう、と花は悟る。冷めた目をする花。いきなり車を降りると「ここからならもう歩いて帰れます」と言って去ろうとする。慌てた高嶺は、窓越しに花を呼び止め、もしかしてお見合いの話に嫉妬したのかと期待のまなざしで聞いた。「なにを…目を輝かせてんだこのおっさんは」と心の中で思った花は、車のドアを力いっぱい閉めると走り去るように帰っていった。

高嶺のお見合いの日、花は学校で友人と話していた。友人二人は花がモヤモヤしているのに勘づいて、花をお見合いの場所に行かせようとする。自分ではないほうがいいと思う気持ち反面、そのお見合いがとても気になってしまい、友達に背中を押され向かうことにした。
高嶺がお見合いをしてるであろうホテルに着くとすぐに高嶺を見つけた。高嶺の隣に立つ女性はとても綺麗で、端正な顔立ちの高嶺ととてもお似合いだった。ふたりをみた周りの人たちが感嘆の声を漏らすほどだった。高嶺もいつもの花をからかってくる態度とは違い、大人の女性への対応をしていた。ふたりがお似合いでとても楽しそうに見えた花はそれが気に入らず、「帰る」と言った。一緒に来ていた友達が、それを聞いて「見合いに乱入して高嶺さんを華麗に連れ去る計画は?」と引き留めた。本物のお見合いを見た花は自信をなくし、ふたりを邪魔する権利は自分にはないと心の中で思った。

そのまま隠れながら二人の話を聞いていた花だったが、その女性と話す高嶺の言葉使いや表情をみていて違和感を覚える。それは、高嶺が本気で笑う時は口角が片方しか上がらないということだった。今、高嶺がしているのは営業スマイルと同じだったのだ。そこが花が感じた違和感の正体だった。その上、相手の女性は「名門鷹羽家と縁戚関係になればますます箔が付きます」と言い、「親の体面を考えると結婚は避けられません。恋愛とは分けて考える必要がある」と話した。それを黙って聞いている高嶺。そして相手の女性から、結婚してあげても構わないと言われても、自分の感情を押し殺す。花が知っているいつもの高嶺は、人の気持ちを考えずに、上からずけずけと素直すぎるくらいになんでも言う性格なはずだった。そういう高嶺を知っている花は、黙って相手の話を聞いて相槌を打っている高嶺を見ていられなくなり、その場に飛び出した。そして、驚き事態が飲み込めない高嶺を指さすと「正直この人はお勧めできません」と相手の女性に言い放った。「今日は器用にぶりっこしてますけど 本当は品性のカケラもありません。礼節わきまえたジェントルマンをお求めなら他を当たった方が賢明だと思います」と付け足した。それをみたお見合い女性は、花のことを「無礼で汚らしい」と罵り、高嶺の知り合いなのかと疑い、高嶺はなんとかごまかそうと必死に頭を整理するが、花はそんなふたりにはお構いなしに普段の高嶺の素性を晒し続けた。すると「黙れこのガキ!それ以上ぬかしたらお前の親父のクビへし折るぞ!」と、自分が着ていたジャケットを花の頭に被せた。

しばらく黙ってふたりのやり取りを見ていた女性は「下劣、子ども相手に何をなさっているの」と引いていた。それを聞いた花は、慌ててジャケットを払いのけると「いいところもたくさんあります!丸腰の高嶺さんを見てください!」と伝えた。そして、ふたりを低俗と言って去ろうとする女性に「才原です、俺の苗字は鷹羽じゃない」と言うと失礼をしていたことを知ったお見合い相手は決まりが悪くなり、少し怯んだ。更に「無礼で汚らしいとおっしゃいましたが、私にはこの位がちょうどいいのかもしれません。下劣ですから」と続けた。傲慢で自分が見下されることを嫌ういつもの高嶺に戻っていた。「今日はお時間を取らせてしまい申し訳ありませんでした。失礼します」と告げると、花を連れてその場を離れた。

高嶺は花とふたりきりになるとベンチに横になり「いけ好かない女に頭下げたら気分が悪くなった」と、すぐにいつもの口調に戻った。飲み物を取りに行こうとする花を呼び止め、初めて花の方から自分を訪ねてきたことの意図をたずねた。左の口角をくいっと上げ「そんなに俺に会いたかったのか」と言う高嶺に否定する花だったが、高嶺が買ってくれたドレスを着てここまでやってきたことは隠せない事実だった。見透かすような態度の高嶺に花は、必死に反抗する。そして高嶺が気になっていたのは「丸腰の高嶺さんを見てください」と、花がお見合い相手に言った一言だった。「まるで、見合いを続けてくれと言わんばかりだ」という高嶺に「あの人真横にいたくせに全然高嶺さんの事見えてなかったから…!」とドレスのスカートをぎゅっと掴みながら言いにくそうに、そして少し怒りながら素直な言葉で花は言った。その花の様子を見ながら黙って聞いていた高嶺は、さっき花が素性を晒した時のように今まで見てきた花の性格を次々に言っていった。そして花の頭にそっと手を乗せると「お陰であの女に言われた嫌なことは全部忘れた。お前(花)との見合いはまだ終わっていない、この見合いが続いている限りは他の女とどうこうなることはない」と告げた。それまで黙っていた花だったが、そこでずっと気になっていたことを口にした。自分は高校生で子供で家柄も自分と高嶺とは違いすぎて、これは正式なお見合いではないと思っていると話そうとした花の口を右の手のひらで遮ると「ごちゃごちゃうるさい、俺は丸腰のお前に言っているんだ」と言い「見合うかどうかは俺が決める」と続けた。これには何も言えなくなった花は、悔しそうに黙って首を横に振ることしかできなかった。

『高嶺と花』の登場人物・キャラクター

野々村花(ののむら はな)

演:竹内愛紗

野々村家の次女。16歳の現役高校生。血液型はO型。普通の家庭で育つ。現実主義なところもあり、浮世離れした高嶺にも冷静にツッコミを入れることが出来る。いつも元気いっぱいで陸上部所属の短距離走者。負けず嫌い。しっかり者。周りが認めるほどの美人の姉をもったせいで、自分のことは後回しの、何事も姉優先に考えてしまうところがある。その性格から父が立場上断れなかったお見合い話に姉の代わりに行く羽目になる。

才原高嶺(さいばら たかね)

↑高嶺(中央)

演:高杉真宙

鷹羽グループの御曹司。26歳、A型。スラっと長身で整った顔立ちはまさに容姿端麗。国内一の国立大学帝大を卒業後、祖父の経営する鷹羽商事に就職。仕事もそつなくこなすため、周りからは一目置かれている存在。しかし世間を知らずに育った環境ゆえ、性格は我儘で傲慢に。外見と肩書は申し分ないほどのハイスペックだが、中身が残念なため本人が気付いていないところで、支えられていることが多い。玉の輿目当てで寄ってくる女性も多く、女性はもちろんのこと、人を信用する気持ちが欠けている。それ故に傲慢で、常に命令口調。でも打たれ弱く、不本意なことをすると、すぐに体調を崩す体質の持ち主。根は純情でまじめなところを知られてからは、ズバズバ物おじせず話してくる花に気を許している。

鷹羽蒼天(たかば そうてん)

演:品川徹

高嶺の祖父。大財閥鷹羽グループの会長。高嶺の入社を手伝ってくれるなど高嶺にとっての恩人。それ故に高嶺が唯一頭の上がらない相手。普段は杖をついているが、なぜかゴルフはできる。父の弁当を届けるために訪れていた花の姉の緑をみて、高嶺の見合いを持ち掛けた。

野々村縁(ののむら ゆかり)

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