宇崎ちゃんは遊びたい!(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇崎ちゃんは遊びたい!』とは2017年12月1日より丈がウェブコミック配信サイト『ドラドラドラゴンエイジ』で連載しているラブコメディ漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。静かに一人で過ごしたい大学生・桜井真一と、そんな彼を「ぼっち」と弄るウザカワ系後輩・宇崎花を中心に繰り広げる日常系ドタバタラブコメディ。ヒロイン・宇崎ちゃんのウザかわいい言動や、互いに意識しているものの素直になれずなかなか関係が進展しない二人のやり取りを、他の個性的な登場キャラクター達とともに描く。

『宇崎ちゃんは遊びたい!』の概要

『宇崎ちゃんは遊びたい!』とは2017年12月1日より丈がウェブコミック配信サイト『ドラドラドラゴンエイジ』で連載しているラブコメディ漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。元は丈のTwitterに掲載されていたショート漫画だった。ニコニコ漫画年間ランキングで2018年、2019年と2年連続第1位作品。ボイスコミック化やニコニコ動画等へのゲーム実況動画投稿を経て、2020年2月3日にアニメ化が発表された。その際「宇崎ちゃんアニメ化」のワードがTwitterのトレンド入りした。TVアニメは2020年7月より9月まで第1期が放送された。全12話。第1期の最終回放送後、公式サイトにてTVアニメ第2期の制作が発表された。
主人公の大学生・桜井真一は、大柄で目つきが悪く他人から怖がられやすい容姿だが、静けさと猫が好きな根は優しい青年。一人気ままに大学生活を満喫していたが、高校時代の水泳部の一つ下の後輩でもある宇崎花(宇崎ちゃん)が現れたことから状況が一変する。何故か宇崎ちゃんに懐かれどこへ行くにも押しかけられウザ絡みされる日々。そんな宇崎ちゃんを鬱陶しがりつつ先輩として面倒を見ている桜井の姿に、バイト先の喫茶店のマスター亜細は二人は恋人関係なのだろうと見ていたが、桜井はそうではないと否定する。しかし本心では互いに意識していることを見抜いたマスターとその娘は、友人である桜井の幸せを切に願う榊とともに二人の関係の進展を微笑ましくも温かく見守るのだった。そんな日常系ラブコメをより魅力的なものにしているのは、ヒロイン・宇崎ちゃんの「ウザさ」と「かわいさ」を完璧なバランスで描いているところである。そこに後輩要素も加えた「ウザカワ系後輩キャラ」の代表格となっている作品である。

『宇崎ちゃんは遊びたい!』のあらすじ・ストーリー

宇崎ちゃん登場編

アニメ1話から早速桜井を「ぼっち」と弄る宇崎ちゃん。

大学三年生の桜井真一は今日も一人気ままに大学生活を送っていた。学食では一人で食事。陽気に誘われてキャンパスのベンチで一人で昼寝。一人でいる時間が大好きで「ぼっち生活」を満喫していたのだが、そんな彼に「せんぱーい」と声をかけてくる女子学生がいた。高校時代の水泳部の一つ下の後輩だった宇崎花(宇崎ちゃん)である。同じ大学に進学してきた彼女は、去年の春にキャンパス内で一度会って以降顔を見ることはなかったが、今年の春になって桜井に頻繁に絡んでくるようになった。一人で静かに過ごそうと思っているときに限って現れてはつきまとってくる宇崎ちゃん。彼女は身長が低くかわいらしい容姿なのだが、何故か態度は大きく桜井のことを「ぼっち」「悪人顔」などと煽ってくる。しかも桜井を見かけると大声で「せんぱーい」と叫びながら近づいてくるので、静かに一人で過ごしたい桜井としてはとても「ウザい」存在なのであった。
授業が休講となった桜井は早速ぼっちを満喫しようと考えていた。そこにすかさず現れた宇崎ちゃんは桜井と一緒に遊びに出かけたい様子だが、一人になりたい桜井は冷たく反応する。何故そんな冷たい反応なのか質問する宇崎ちゃんに桜井は「気分」と答えると、それを聞いてイラっとした宇崎ちゃんは思わず「遊びたい時に遊ぶ都合のいい女扱いッスか!!」と騒ぎ始める。そのやり取りを見た通行人から冷たい目を向けられた桜井は、仕方なく一緒に出かけることを了承する。しかし映画を観ようとすると「ぼっち映画ですか?」と笑われ、家電量販店ではマッサージチェアに座って身長の割に大きな胸を揺らされ、ラーメン屋では唐揚げを横取りされ、桜井は終始ペースを宇崎ちゃんに乱されていた。ただVR体験コーナーで体験中の桜井が誤って宇崎ちゃんの胸を鷲掴みしてしまうのだが、桜井はそれに気付いておらず宇崎ちゃんも特に怒らないのであった。

そんな桜井にも心安らげる場所があった。バイト先の喫茶店「アジア」である。マスターの亜細亜紀彦はコーヒーを愛するダンディな人物で、店内も落ち着いて大人な雰囲気だった。が、大学に近い場所にある店だったのであっさり宇崎ちゃんにバレてしまう。ウエイターとして接客する姿を宇崎ちゃんに大笑いされる桜井。宇崎ちゃんは何か食べたそうだったが桜井は怒って彼女を追い出してしまった。そんな二人をマスターは面白がりつつも微笑ましく見守るのだった。
ある日、通学中の桜井は野良猫を発見する。無類の猫好きだった桜井は思わず近づき撫でようとするが、猫に警戒され差し出した手を引っ搔かれてしまった。そこに偶然通りかかった宇崎ちゃん。痛がりながらもニヤニヤしながら猫パンチを受け続ける桜井を見て思わず「キモッッ」と思うのだが、見かねて猫の扱い方を彼にレクチャーするのだった。早速桜井が実践しようとしたが、猫が逃げ出してしまい宇崎ちゃんが慌てて後を追いかける。近隣の生け垣の中に逃げ込む猫を見つけ飛び込んだ宇崎ちゃんだったが、上半身が木の枝に引っかかって抜けなくなってしまった。遅れて駆けつけた桜井に助けてもらうのだったが、二人の姿を見た通行人に猥褻な行動をしていると勘違いされ、桜井は恥ずかしくていたたまれなくなるのだった。

喫茶店「アジア」にはマスターの娘・亜細亜実も働いていた。大学四年生で桜井や宇崎ちゃんと同じ大学に通っている。亜実は筋肉フェチで人間観察の趣味があり、元水泳部で筋肉質の桜井は格好の観察ターゲットだった。そこへ宇崎ちゃんが現れる。日頃物静かな桜井がペースを乱されつつも仲良さげにしている姿に興味津々の亜実だったが、マスターから「彼女とかじゃない」と教えられ更に二人に興味が湧くのだった。そんな中、桜井と宇崎ちゃんがタイミング悪くぶつかり二人とも頭から水を被ってしまった。
翌日、喫茶店「アジア」を訪れた宇崎ちゃんは桜井が高熱で寝込んでいることを知る。彼女はマスターから桜井のアパートの住所を教えてもらい看病に向かった。寝込んでいた桜井は部屋のインターホンを宇崎ちゃんにけたたましく連打され叩き起こされる。思いのほか症状が重そうな桜井に驚く宇崎ちゃんだったが、部屋に薬も食材も揃っていないと分かるや、買い出しに出かけおかゆを作り薬を飲ませて、と桜井を看病した。意外と料理が上手な宇崎ちゃんに、料理が苦手で全くできない桜井は感謝を告げる。そのまま桜井が眠るのを待って帰る予定の宇崎ちゃんだったが、時間潰しのTVゲームにキレて騒いでしまい桜井は寝付けないのであった。

その後桜井は無事回復し、快気祝いにマスター、亜実、桜井、宇崎ちゃんの四人で焼き肉屋に行く。今回の件で二人の関係に進展があったのか興味津々のマスターと亜実。桜井は宇崎ちゃんを女として見ているらしいのだが、宇崎ちゃんが自分に好意を持っているなど微塵も思っていない桜井は、女としての宇崎ちゃんに粗相をしないよう一定の距離を置こうと考えていた。一方で宇崎ちゃんは桜井が亜実のことを「亜実さん」と下の名前で呼ぶことに嫉妬。その様子にマスターと亜実の箸は進むのであった。宇崎ちゃんは自分のことを「宇崎」ではなく下の名前でどうしても呼んで欲しいらしく、後日桜井に対してキャンパス内で催眠術に挑戦。その様子は周囲にはバカップルにしか見えなかった。

GW~夏休み前編

GWになり桜井は部屋でTVゲームに没頭していた。そこに宇崎ちゃんが現れ「ドラモンGO やりに行きませんか?GWは大量発生イベントあるんッス 一緒に乱獲しに行きましょう」と誘ってきた。外に出る二人。しかし桜井は長時間のTVゲームのせいで目つきが悪い。宇崎ちゃんから「通報されるッスよ」と弄られつつ、彼女の提案でメガネを買いに行くことに。近くのメガネ屋に着くと偶然亜実も居合わせ、三人で桜井のパソコン用メガネを物色。しかし宇崎ちゃんと亜実は変なメガネを桜井にかけさせては大はしゃぎ。その後桜井と宇崎ちゃんは痴話喧嘩を始めてしまい結局メガネは買わずじまいだった。再びドラモンGOのモンスター大量発生イベントに向かうため電車に乗った桜井と宇崎ちゃん。途中から電車が混み始め満員電車に。宇崎ちゃんの胸が密着し動揺を隠せない桜井は、何も感じないように精神統一と試みたものの失敗。目的駅で宇崎ちゃんは降車したが、桜井は立ったまま気絶しており電車に乗ったまま次の駅に向かってしまった。ふと気付くと見知らぬ田舎の駅にいた桜井。宇崎ちゃんからたくさんの着信が入っている。こうして桜井のGWは終わった。

6月に入り、三連休が無くて遊びに出かけられないと嘆く宇崎ちゃんに、桜井は次の土日に出かけないかと提案。桜井はGWに電車で宇崎ちゃんと離れ離れになったことを気にしていたのだ。喜ぶ宇崎ちゃんだったが当日の土日は大雨。お出かけを中止するため桜井が宇崎ちゃんに電話しようとしたその瞬間部屋のインターホンが。玄関先にはびしょ濡れの宇崎ちゃんが立っていた。「どうせ大雨なら、先輩の家でゲームでもしようと思って」とスーパーで食材を買い込んできたらしい。宇崎ちゃんに言われるまま風呂を貸し、着替えを貸したところで二人でカレー作りを始める。そしてTVゲームとカレーを二人で満喫していると雨が上がっていた。最寄り駅まで宇崎ちゃんを見送った桜井は明日も家で一緒にゲームをする約束をする。喜ぶ宇崎ちゃんだったが、改札機のそばまで来て定期券を桜井の家に忘れてきたことに気付くのだった。

桜井には同学年に榊逸仁という友人がいた。金髪のイケメンで女子にモテモテなのだが本人はあまり興味が無い様子。しかし桜井のこととなると少々厄介な本性が現れるのだった。久し振りに桜井に会った榊は、キャンパス内での桜井と宇崎ちゃんの様子を見て「なるほどね」と感づく。そして二人に「ところで二人はどこまでいったの?えっちなことした?」とド直球な質問をぶつけてきた。「顔はいいけどけっこう最悪ッスねこの人」と呆れる宇崎ちゃん。その後もしつこく二人の関係を聞いてくるので、堪えられなくなった桜井は宇崎ちゃんと逃亡。その様子を陰からそっと見ていた亜実。その顔は怒り心頭だった。榊の下に近づいた亜実は、余計な介入はあの二人には逆効果と榊に一喝。二人を大切に思う亜実の気持ちを汲んだ榊は「ならこれからは協力しませんか?」と提案。その頃宇崎ちゃんは桜井に向かってチョコミントへの愛情を力説しているのであった。

ついに宇崎ちゃんも喫茶店「アジア」でバイトを始めた。桜井と宇崎ちゃんを観察したいマスターと亜実は大歓迎だが、桜井の顔は冴えない。唯一心安らぐ場所もとうとう占拠されてしまった。仕事を教えてほしいと宇崎ちゃんに頼まれたので桜井が真面目に教えていると、「いつボケるんですか」と早速笑われる始末。そんな桜井の夏休みの予定がゲーム三昧だと聞き、宇崎ちゃんは一緒に海かプールに行こうと誘う。そこにタイミング良く榊が現れる。やり取りを聞いた榊は場所等をセッティングすると約束する。榊の両親は金持ちなのだ。

突然水着を褒めてきた桜井に、亜実は動揺して桜井の背中を叩きつける。

桜井、宇崎ちゃん、そして二人が気になって仕方がない亜実と榊の四人で海水浴にやって来た。水着に着替える宇崎ちゃんの胸を見て思わず「兵器」と心の中で叫ぶ亜実。砂浜に出て体を動かしていた桜井はテンションが上がってしまい泳ぎに夢中。宇崎ちゃんを放ったらかしている桜井に亜実は彼女を一人にするなと注意。実際一人で遊びの準備に夢中になっている宇崎ちゃんの周りには男たちの視線が集中していた。亜実は、宇崎ちゃんがナンパされないようしっかりガードし、水着もちゃんと褒めるよう桜井に説明。しかしそれを亜実に実践してしまうという天然たらしぶりを発揮し「私じゃねえよ!!」と怒られる桜井。その後四人でスイカ割りを楽しむのだが、目隠しをした桜井がまたしても宇崎ちゃんの胸を鷲掴みに。今回も桜井は自分が何をしたか分かっていなかった。
その夜、榊の発案で肝試しを行うことになった。怖がる宇崎ちゃんが桜井を頼るのではという意図からの提案だったが、実は怖いのが苦手なのは桜井の方で宇崎ちゃんは平気なのだった。桜井の弱点を知り不敵に笑う宇崎ちゃん。桜井は散々からかわれることに。一方亜実は世話を焼く真意を榊に聞いていた。榊に悪意は無く、人間関係が不器用な桜井に大学生活を楽しんでほしいからということだった。ただ「あとはまあ…いろいろです」と含みのある一言が気になった。その後は榊の別荘で一泊。桜井は宇崎ちゃんに散々振り回されて疲れてリビングのソファで寝てしまう。そんな桜井をカメラで撮ろうと近づく宇崎ちゃんだったが、寝ぼけた桜井が抱き枕のごとく抱きついてきた。驚く宇崎ちゃんだったが「…今日だけ今日だけ…」と桜井の頭を優しく撫でるのだった。

夏休み中編

自分の部屋で過ごす宇崎ちゃんの下に桜井から突然電話がかかってきた。「付き合ってくれ 俺にはお前が必要なんだ」とシリアスに告げる桜井。宇崎ちゃんが待ち合わせ場所に向かうと桜井もソワソワしている。が、実は桜井は猫カフェに入りたいだけだった。紛らわしい言い方をされたことと、一人では猫カフェに入りづらいからと利用されたことにご立腹の宇崎ちゃんは桜井にローキック。そんなこんなありつつ猫カフェに入ると桜井は猫を前にしてデレデレに。そんな桜井を見た宇崎ちゃんはアルカイックスマイルを見せつつも「キモいなって」と本音が漏れる。一方の桜井は心から宇崎ちゃんに感謝し、「宇崎にはなんかお礼しなきゃな」と告げる。少し考えた宇崎ちゃんはもうすぐ自分が二十歳の誕生日を迎えることを桜井に教えた。スペシャルな誕生日を迎えたいという要望を宇崎ちゃんが伝えたところで桜井が足の痺れでギブアップ。雰囲気は台無しに。

初めて酒を飲んだ宇崎ちゃんはベロベロに酔ってしまった。

桜井は宇崎ちゃんに誕生日プレゼントを贈ろうと考えるのだが、何を贈るのが正解か分からず悩んでいた。バイト先で亜実に相談するも、桜井としては「何をプレゼントしても宇崎はあざ笑う」という予想しか出てこない。一方のマスターと亜実は「何をプレゼントしても喜ぶし、照れ隠しで笑っちゃう」という予想しか出てこなかった。そして宇崎ちゃんの誕生日当日、今度は宇崎ちゃんから「先輩が必要です」と桜井に電話が入る。桜井が緊張して向かった先は居酒屋だった。二十歳になった記念にお酒を飲みたいということらしい。初めてのお酒に戸惑いながらも、桜井の心配をよそに飲むペースが徐々に上がる宇崎ちゃん。結果大はしゃぎして店員に注意されるのだった。
ベロベロに酔っぱらって路上でも絡んでくる宇崎ちゃんを何とか家まで送ろうとする桜井。すると宇崎ちゃんは終電はもう過ぎていると告げる。深夜タクシー代までは持ち合わせていなかった桜井はコンビニのATMの手数料を払うか宇崎ちゃんを自分の部屋に泊めるか悩む。結局桜井の部屋に宇崎ちゃんを泊めることに。コンビニで買ったお酒を飲みながらまたしても絡んでくる宇崎ちゃんだったが、TVゲームをしながら寝てしまった。翌朝初めての二日酔いでグロッキー状態の宇崎ちゃんはトイレで吐いていた。その日は宇崎ちゃんをそのまま桜井の家で寝かせておくことにしたのだが、宇崎ちゃんが寝ていた布団に吐いてしまい、その布団は廃棄処分となった。

桜井の家で吐いた日からすっかり元気の無い宇崎ちゃん。布団の弁償代を払おうとする宇崎ちゃんを必死に励ます桜井だったがあまり効果が無い。バイト先ではマスターと亜実が手に茶碗と箸を持ちながら誕生日の出来事を桜井に聞いてきた。嘔吐事件のことは隠しつつ事情を説明し、あれから宇崎ちゃんが元気が無いことを相談する桜井。そんな桜井にマスターは町内会でもらった花火大会のペアチケットをプレゼントする。そして亜実は、宇崎ちゃんを花火大会に誘って彼女を褒めまくり仲直りするよう桜井に言いつけるのだった。
花火大会当日、浴衣でやってきた宇崎ちゃんだったが顔はまだ冴えない。桜井と合流後も気分が晴れる気配は無かった。花火が始まるまで二人で屋台を回るが、宇崎ちゃんは明るそうに振舞うもどこか気を遣っている様子。そこで桜井は亜実から教えられた通り宇崎ちゃんの浴衣姿を褒めまくった。その言葉にデレデレの宇崎ちゃんは無事復活するのだった。が、あまりに桜井が褒めるので恥ずかしくなった宇崎ちゃんは思わず腕を振り回してしまい、その結果持っていた巾着が桜井の顎にクリーンヒット。桜井は脳震とうを起こして気絶してしまう。

ー高校時代、当時水泳部のマネージャーをしていた宇崎ちゃんは泳ぐのが苦手だった。放課後のプールで一人泳ぐ練習をしていると、同部員の先輩だった桜井が現れた。忘れ物を取りに来たと言う桜井に、まだ彼の目つきの悪さに慣れていなかった宇崎ちゃんは怖がりつつも事情を説明。それを聞いた桜井は何も言わず練習を手伝ってくれた。その後二人で下校していると偶然花火大会の会場のそばに着く。泳ぎがあまり上達しなかったと落ち込む宇崎ちゃんに桜井は屋台から焼きとうもろこしを買ってきて食べさせてくれた。桜井が見た目とは違い優しい人だと知った宇崎ちゃんは、桜井の手を引いて一緒に花火を見上げたのだったー

気絶していた桜井は宇崎ちゃんの膝枕の上で目を覚ました。迷惑をかけたとまた落ち込む宇崎ちゃんを励ます桜井。しおらしい態度よりいつものウザい態度の方がしっくりくると気付いた桜井は、これまで一緒に過ごした時間は何だかんだ言って楽しかったと宇崎ちゃんに感謝を告げる。その言葉に宇崎ちゃんは再び復活するのだった。
以前宇崎ちゃんのせいで廃棄した布団を宇崎ちゃんの母・月が弁償してくれたのだが、もらったお金がかなり余ったため、桜井は残りを返そうと宇崎ちゃんを連れて宇崎ちゃんの実家に向かっていた。女の子の母親に会うとあって緊張する桜井だったが、実家には猫がいると聞くや猫好きの桜井は思わず顔がニヤける。玄関で二人を出迎えた月は、大柄で目つきの悪い桜井に思わず「怖い」と思ってしまう。桜井の礼儀正しい姿に好印象は持つものの、やはり目つきが怖く慣れない。改めて桜井から事情を聞いた月は、学校の「先輩」が男だとは聞いていなかったと宇崎ちゃんを𠮟る。それに便乗する桜井に宇崎ちゃんは詰め寄るが、二人の様子を見た月は、宇崎ちゃんにとって桜井が良い先輩で友人なのだと少し安心する。そのとき月の膝に座る猫に気付いた桜井は、思わず猫をじっと凝視。月は桜井が自分を、というより自分の胸を凝視していると勘違い。しかも宇崎ちゃんが「(猫を)触りたいんスか?先輩」とけしかけるので、桜井が自分の体を狙っているのではとますます誤解する。その後も桜井と宇崎ちゃんの会話を聞いて一人誤解を拗らせる月に、桜井が「今は無理でも いつか抱いてみたいな」ととどめの一言。激しく動揺する月をよそに桜井は宇崎ちゃんと自分のアパートに帰っていった。

宇崎ちゃんは月をバイト先に招待していた。が、桜井もそこで働いているとは知らず、月は少し動揺する。マスターと亜実が宇崎ちゃんの仕事ぶりを褒めくれたので月は安心したが、一緒に桜井のことも褒めてきたため、月は複雑な表情を見せていた。月は意を決して桜井が人妻、年上好きなのではとマスターと亜実に聞く。その様子に「あ…この人」と察したマスターと亜実は、桜井には天然なところがあるから誤解されやすいと説明しつつ心から思った。「人妻はまずい」と。説明を聞き、桜井のことは自分の誤解だったと納得した月は、家に帰ることを宇崎ちゃんに告げるため二人が片付けをしている店のコーヒー豆倉庫のそばに行く。すると「桜井は熟した大人が好き」と話す二人の声が聞こえてきた。実はコーヒー豆について話をしていたのだが、月はまたしても自分の体が桜井に狙われていると誤解するのだった。

桜井の部屋でTVゲームに興じる桜井と宇崎ちゃん。ゲームに勝ったことをいいことに我儘を言う宇崎ちゃんに、桜井はつい「母親はあんなに穏やかで優しそうだったのに」と言ってしまう。次の日から宇崎ちゃんの様子がおかしい。口調が月の様におしとやかなのだ。バイト先で亜実に原因を問い詰められる桜井。事情を説明した桜井に亜実は「デリカシーの無い男め!」と一喝。宇崎ちゃんの様子を見た店の常連客が動揺していることを心配するマスター。桜井もその口調と仕草に嫌悪感を覚えるようになり、宇崎ちゃんに止めるようお願いする。しかし宇崎ちゃんは一向に止める気配は無く、桜井は徐々に精神的に追い詰められ発狂する。そんな桜井に対して、宇崎ちゃんは止めてもいいが先に言うことがあるだろうと告げる。少し迷ったが素直に謝る桜井。宇崎ちゃんの完全勝利、と思われたが、「いつもの宇崎の方がいいです」と天然たらしぶりを発揮する桜井に宇崎ちゃんは思わずデレてしまった。照れ隠しに喧嘩を吹っかける宇崎ちゃんとそれに応じる桜井。そんな二人の喧嘩を止めたのは店にお客として来ていた女の子だった。仲直りにと女の子から商店街の福引券を渡された桜井と宇崎ちゃんは、バイトからの帰り道で早速引いてみることに。すると特賞・鳥取旅行一泊二日ペアチケットを見事当てるのだった。

夏休み後編

商店街の福引で鳥取一泊二日旅行を当てた桜井と宇崎ちゃんは鳥取砂丘コナン空港に来ていた。砂丘で遊びたいと言う桜井に「ソロプレイのアクティビティを選ぶとか、鳥取でもぼっち全開ッスね!」と煽る宇崎ちゃん。とそこに見知らぬ車が近づいてきた。正体はレンタカーを借りてきた亜実と榊だった。車に同乗した桜井と宇崎ちゃんに何故鳥取にいるのか質問される亜実と榊。それとなく言い訳をしているが、実のところ桜井と宇崎ちゃんの旅行の一部始終を見届けたくてわざわざ鳥取まで押しかけてきたのだ。そうとは知らずレンタカーを用意してくれたことにお礼を言う桜井と宇崎ちゃん。そんな二人を横目に亜実と榊は心の中で呟くのだった。「こいつらはまだ本当の鳥取を知らない!!」

四人は鳥取砂丘に到着。現地ガイドさんの説明とともに砂丘の景色を満喫する。と宇崎ちゃんが海辺まで競争しようと桜井をけしかけてきた。ご当地ソフトクリームを賭けて砂丘の下り坂を走り出す二人。桜井が砂に足を取られていると、宇崎ちゃんは事前に予約しておいたというサンドボードに乗って颯爽と桜井を抜いていった。宇崎ちゃんが勝利を確信したところで下り坂が終了、海辺まで届かずサンドボードが止まってしまう。慌てて走り出す宇崎ちゃんの背後から桜井が大人げなく猛追。結果は桜井の逆転勝利となった。負け惜しみをいう宇崎ちゃんを横に海辺の景色を眺める桜井。そこに一組のカップルが記念撮影をお願いしてきた。快く引き受けた桜井だったが、シャッターを押す瞬間にカップルが両手を繋いでハートのボーズをしつつ「とっと~り」と言う姿を見て、思わず動揺するのだった。

ガイドさんに率いられて次に四人が来たのは円形の形をした建物が特徴のミュージアムだった。ガイドさんによれば、元は小学校で日本で最も古い円形校舎だったが、老朽化による取り壊しが決まったところで市民が建物の存続を熱望。結果地元の特産品を展示するミュージアムとして蘇ったとのことである。中に入ってみるとフィギュアが数多く展示してあった。鳥取は漫画家を多く輩出しフィギュア工場もあることから、漫画もフィギュアも立派な鳥取の特産品なのだそうだ。四人でフィギュアを物色していると、桜井はまたしてもハートのポーズで「とっと~り」と言いながら記念撮影をするカップルの姿を見かけるのだった。

次に四人とガイドさんの一行は因幡の白兎で有名な白兎神社にやって来た。ガイドさんの説明を聞いている桜井の下に、何かの店員を連れた宇崎ちゃんが走ってきて手に持った「うさぎ焼き」を勧めてくる。その店員は「うさぎ焼き」の店員で宇崎ちゃんはまんまと桜井に代金をたかることに成功した。「うさぎ焼き」を堪能する宇崎ちゃんは桜井にも一つ分けてあげることにしたが、隙をついて半分食べてしまう。残りも食べようとする宇崎ちゃんにそうはさせまいと慌てて食べる桜井。そのとき桜井は宇崎ちゃんと間接キスをしてしまったことに気付き動揺、その隙に残りを全部食べてしまう宇崎ちゃんだったが、桜井の背後でいちゃつきながら「うさぎ焼き」を食べるカップルの姿を見て、そこでようやく宇崎ちゃんも間接キスに気付き動揺する。改めて白兎神社にお参りする桜井と宇崎ちゃんを見ながら、亜実と榊は「そろそろ気づくでしょうね 鳥取の真実に」と呟く。お参りを終え、おみくじ勝負をする桜井と宇崎ちゃん。おみくじの内容を見て違和感を感じた二人が周囲を見渡すと辺りはカップルだらけだった。とそこへ現れた亜実と榊は、鳥取の真実、白兎神社を筆頭に鳥取は恋人の聖地であると告げる。そして桜井と宇崎ちゃんの様子は周囲からはラブラブのカップルに見えていたと榊は煽るのだった。そんな榊に対して照れ隠ししながら必死に否定する宇崎ちゃんの姿は、亜実にとって格好のおかずとなるのだった。

桜井と宇崎ちゃんは大山でリフトに乗るが互いに意識してしまい会話ができない。

次に大山にやって来た一行。桜井と宇崎ちゃんは榊に煽られながらもリフトに乗ろうとするのだが、回ってきたリフトがカップルシートだったので別のカップルに羨ましがられ、榊にもますますラブラブと煽られる。宇崎ちゃんは恥ずかしくて順番を榊と交代しようとしたが、今度は桜井と榊がカップルだと別のカップルに思われてしまう。結局桜井と宇崎ちゃんでリフトに乗ったのだが互いに意識してしまい会話ができない。その空気に堪えられなくなった桜井は、周囲の目を気にせず純粋に鳥取旅行を楽しもうと宇崎ちゃんに提案。宇崎ちゃんも同意したのだが、その後どこへ行ってもラブラブのカップルだらけなのだった。
一行は宿泊する三朝温泉の旅館に到着。早速熱気浴から始めた四人だが、あまりの熱さに汗まみれに。宇崎ちゃんはタオルを取りに行こうとするが足が滑って隣にいた桜井にダイブ。なかなか起き上がれない宇崎ちゃんと桜井がもみ合っていると、ガイドさんから注意されてしまう。その後汗を落とすため露天風呂に入る四人だったが、桜井と宇崎ちゃんは男湯女湯の仕切り越しに喧嘩を始める。そして旅館のゲームコーナーで勝負に興じるのだった。
その夜は特に何も無かったようだが、翌日四人は水木しげるロードにやって来ていた。177体の妖怪ブロンズ像を楽しむ桜井と宇崎ちゃん。亜実と榊は水木しげる記念館を眺めていた。

旅行から帰り、いつもの生活に戻った桜井の下に宇崎ちゃんから桜井の部屋へ遊びに行くと連絡があった。連日宇崎ちゃんが部屋に来ることは半ば諦めた桜井だったが、宇崎ちゃんの私物で部屋が散らかることは我慢できなかった。今日こそは注意しようと思っていると、宇崎ちゃんは巨大クッションを持ち込んできた。TVゲームをするとき床に座るのでお尻が痛いからと巨大クッションの持ち込みを正当化する宇崎ちゃん。どうにもペースが掴めない桜井だったが、部屋にあるいらない私物を片付けるまでTVゲームはしないと宇崎ちゃんに宣言する。渋々手伝う宇崎ちゃんに、桜井が私物のことを聞くと全部宇崎ちゃんにとって不要となったものだった。片付けが終わると桜井は今度は説教を始める。何とか逃げようとする宇崎ちゃんを咎めようとする桜井は、冷蔵庫を開ける宇崎ちゃんを見て冷蔵庫にまで私物を置くのかと注意する。しかしそれは桜井のために食事を作ろうと宇崎ちゃんが買ってきた食材だった。決めつけて怒ってしまい謝る桜井。そんな桜井を見て宇崎ちゃんは改めてお人好しだと感じた。

バイト先では、マスターと亜実が桜井にそろそろ調理に挑戦してはと勧めてきた。宇崎ちゃんに煽られ挑戦することを決心した桜井だったが、出来上がったのは黒焦げのナポリタンだった。案の定宇崎ちゃんに大笑いされキレる桜井。後日料理の特訓のため桜井は宇崎ちゃんの実家を訪れていた。月は宇崎ちゃんの料理の先生だという。教えを乞う桜井に月も協力を惜しまない。宇崎ちゃんも含め、三人は他愛のない会話をしながら台所でうどんを作っていたのだが、ふと月は自分が桜井と普通に会話できていることに気付く。視線を合わさなければ桜井のことが怖くないと分かった月。洗濯物を取り込むために月は一旦台所を離れる。すると桜井の前に宇崎ちゃん家の飼い猫が現れた。洗濯物をたたみながら桜井のことを見直していた月は、たたみ終えて台所に戻ろうとする。すると台所から「今日こそ触りたいって言ってたじゃないッスか」と宇崎ちゃんの声が聞こえてきた。桜井と宇崎ちゃんは猫について話をしていたのだが、月はまたしても自分の体のことだと誤解。二人に人としての道を踏み誤らせてはいけないと意を決して台所に入る月だったが、何事も無かったように三人は作ったうどんを食べるのだった。

料理を特訓してくれたお礼にと、桜井と宇崎ちゃんは桜井の奢りでボルダリングジムに来ていた。ボルダリング初体験の宇崎ちゃんはテンションが上がる。早速挑戦する二人だが、楽しそうな桜井の横で宇崎ちゃんは早くもバテていた。生き生きしている桜井を見てイラッとした宇崎ちゃんは思わずタンカを切る。その様子にトレーナーはさらに高難易度のコースを二人に提案。青ざめる宇崎ちゃんを尻目に桜井はますますのめり込んでいく。宇崎ちゃんはさらにイラッとして嫌味をぶつけるが今日の桜井には全く通用しない。宇崎ちゃんはキレて高難易度コースに挑戦するも途中で動けなくなってしまうのだった。諦めて素直に休憩する宇崎ちゃんは、ボルダリングに夢中になっている桜井を見て高校時代の姿を重ねていた。

ある日桜井が一人カラオケを楽しんでいると、ドアから誰かの気配が。偶然店にやって来た亜実と宇崎ちゃんだった。カラオケに来る前に二人で酒を飲んでいたらしく上機嫌な亜実と宇崎ちゃん。部屋の隅でいじける桜井。さすがに悪いことをしたと思った亜実は、宇崎ちゃんを連れて一旦部屋を出る。そしてカラオケでレンタルしてあったコスプレ衣装を着て戻ってきた。桜井の横に座り二の腕を堪能する亜実。宇崎ちゃんはそれに嫉妬し桜井に体を近づける。その後もコスプレ衣装を次々と替えてくる亜実と宇崎ちゃんに桜井は困惑。結局根負けした桜井は二人を許し受け入れるのだった。もう適当に会話を受け流そうと決めた桜井、それに気付いた亜実はどさくさに紛れてどのコスプレ衣装が好みだったか桜井に質問する。宇崎ちゃんのバニーガール衣装とうっかり答えてしまった桜井は、宇崎ちゃんに「スケベ」と言われてしまい酷く落ち込むのだった。

次の日、雨にずぶ濡れの宇崎ちゃんが桜井の部屋の玄関の前に立っていた。バニーガールのことを弁明しようとする桜井に、宇崎ちゃんは深刻な表情で「私もう 先輩と遊べないッス」と告げる。心配した桜井が「俺にできることなら力になってやる」と励ますと、宇崎ちゃんは「今、何でもするって言いましたよね?」と顔をニヤつかせる。夏休みの課題レポートに全く手を付けていないと告白する宇崎ちゃん。呆れた桜井は彼女を追い返そうとすると、レポートを手伝ってほしいと玄関先で騒ぐのだった。

後日のバイト先、その出来事を話しながら桜井はマスターとコーヒー豆倉庫の片づけをしていた。するとマスターがぎっくり腰を発症。急遽店を休業にして、桜井はマスターを整骨院まで車で送ることになった。亜実と宇崎ちゃんは閉店準備のため店内清掃を行う。作業が終わると亜実は宇崎ちゃんにコーヒーをご馳走し、高校時代のことを宇崎ちゃんに質問する。宇崎ちゃんは友達に頼まれて仕方なく一緒に水泳部のマネージャーになった。そのとき桜井と初めて会ったのだが、桜井の目つきが怖すぎて硬直してしまい、初日から辞めたくなる始末だった。ただその後は桜井が誤解されやすいだけで根は真面目で全然怖い人ではないとすぐに気付いたと説明する宇崎ちゃんに、「そこからだんだん桜井君と仲良くなったのね 口調を真似するほど」と亜実は返す。その言葉に「え!?」と固まる宇崎ちゃん。語尾の「ッス」は桜井がいるときだけ使う口調ではと亜実に追い打ちをかけられ、自覚の無かった宇崎ちゃんは恥ずかしさのあまり赤面して家に帰ってしまうのだった。

バイト休みで桜井がいない喫茶店「アジア」では榊が来店してくつろいでいた。宇崎ちゃんは唐突に、桜井が酔ったらどうなるのか質問をする。実際確認してみるため亜実が飲み会をセッティングしようとすると、宇崎ちゃんは今回は一人で確かめたいと言う。先日のカラオケでのコスプレの件がまだ引っかかっていたのだ。夜になり、手料理を餌に宇崎ちゃんは桜井の部屋で飲み会を始める。事前に榊に教えてもらった手順で桜井を油断させ徐々に酔わせていく宇崎ちゃん。とうとう桜井は壁にもたれて酩酊状態になり、受け答えが急に素直になる。宇崎ちゃんはこれを狙っていたのだ。ここぞとばかりに本音を聞き出そうとする宇崎ちゃんだったが、桜井からはまさかの「好き」という言葉が。気が動転した宇崎ちゃんはそばにあった酒を片っ端から飲み干していく。本当は宇崎ちゃんの料理が好きと言っていた桜井なのだが、宇崎ちゃんにはもう聞こえていない。そこに榊が現れた。桜井の部屋の鍵を開けておくように事前に宇崎ちゃんに頼んでおいたのだ。酔い潰れている桜井と宇崎ちゃんに布団で寝るよう促して榊は帰っていく。翌朝同じ布団で寝ていることに気付いた桜井と宇崎ちゃんは驚いて起きるのだった。状況が飲み込めない二人は喫茶店「アジア」に行き昨夜の出来事を順に思い出そうとする。ふと宇崎ちゃんが二人で同じ布団で寝ていたことを口走ると、マスターと亜実は急いで店を休業にして、二人に何かあったのではと桜井を問い詰める。何も覚えておらず困った桜井は宇崎ちゃんに助けを求めるが、桜井の「好き」という言葉を思い出してしまった宇崎ちゃんは思わずニヤけるのだった。その様子にマスターと亜実は何かあったことを確信。その場にいなかったことを悔しがる亜実に、宇崎ちゃんは今日も飲み会をしようと提案する。しかし桜井から明日から学校が始まると言われ、すっかり忘れていた宇崎ちゃんは意気消沈する。

翌日寝ぼけているところを弟の桐に馬鹿にされながらも大学に通った宇崎ちゃんはキャンパスで桜井を発見。夏休みが終わったショックを隠せない宇崎ちゃんに、桜井は学校が始まっても二人で遊べるだろうと励ます。照れる宇崎ちゃんを見た桜井は弁明をするのだが、そんな桜井を宇崎ちゃんはいつものようにウザく弄るのだった。

『宇崎ちゃんは遊びたい!』の登場人物・キャラクター

主要人物

桜井 真一(さくらい しんいち)

CV:赤羽根健治
本作の主人公。大学三年生。二十歳。誕生日は11月29日。
四白眼で目つきが悪く、体格も180cmと大柄で筋肉質のため、他人にはよく怖がられる。宇崎ちゃんにも初対面のときはかなり怖がられていた。ただその見た目とは裏腹に性格は真面目で礼儀正しくお人好し。亜細亜実からは「ちょっと目付きは鋭いけど隠れイケメンで背が高くて細マッチョ、性格も真面目で礼儀正しくなかなかの好物件」と評されている。
一人気ままに静かに過ごすことが好きだが友人がいないわけではない。猫に目が無く見かけてはニヤけたり凝視したりしているが、大柄なためか基本猫に懐かれない。高校時代水泳部だったこともあり、一度体を動かすとつい夢中になってのめり込む。球技は苦手。休みの日は一人部屋にこもってTVゲームをしていることが多い。
趣味は一人映画と一人カラオケ。一人カラオケの現場を亜実と宇崎ちゃんに見られたことがある。料理は苦手で黒焦げのナポリタンを作ってしまったことも。酒は強い方ではないが自分が酔い潰れないペースを知っている。ただ一度酔い潰れると受け答えが素直になる。車の免許を持つ。
喫茶店「アジア」でアルバイトをしており、宇崎ちゃんにそのことがバレるまでは桜井にとって心安らげるオアシスのような職場だった。仕事ぶりはマスター・亜細亜紀彦も評価している。バイト先の上司でマスターの一人娘でもある亜実は同じ大学の先輩にあたる。後に宇崎ちゃんも同じ喫茶店でバイトを始めた。
宇崎ちゃんとは高校時代同じ水泳部だったことで知り合う。大学進学後は二年生の春に一度宇崎ちゃんと会話した程度だったが、三年生の春から急に付きまとわれるようになる。その度に「ぼっち」「悪人顔」などと煽られている。桜井も言い返してはいるが基本宇崎ちゃんに主導権を握られている。日頃散々振り回されているにも関わらず、宇崎ちゃんが困ったり落ち込んだりすると世話を焼く。
宇崎ちゃんとのやり取りは他人から見るとカップルそのものだが、桜井自身は宇崎ちゃんに恋愛感情は無いと否定している。しかし宇崎ちゃんのことを女としては見ている模様。亜細父娘には無自覚に宇崎ちゃんのことを意識していることがバレており、二人のやり取りを面白がられつつ温かく観察されている。友人である榊には二人をくっつけさせようとしょっちゅうお節介を焼かれる。
天然たらしの気があり、その言動で宇崎ちゃんだけでなく亜実や宇崎ちゃんの母・宇崎月もドキドキさせている。猫に触りたいという話を宇崎ちゃんとしているだけなのだが、月には自分の体が桜井に狙われていると誤解されている。

宇崎 花(うざき はな)

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