【ヴィレッジ】ゴシック・ロマンス系サスペンスのオススメ映画まとめ!美しくて怪奇な世界観が魅力!【ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館】
ここでは美しくもダークでロマンティック、かつ耽美な怪奇作品、いわゆるゴシック・ロマンス系の映画をまとめた。『ヴィレッジ』や『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』など、美しくて怪奇な世界観が魅力の作品ばかりだ。
▽乱痴気騒ぎの果てに、幻想と狂気の世界へと落ちた若き芸術家たちの夜!ホラー小説の古典「吸血鬼」「フランケンシュタイン」誕生の夜を鬼才ケン・ラッセルが描いたシュールで甘美な恐怖の世界!
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この館で、ポリドーリは「吸血鬼」を、メアリーは「フランケンシュタイン」を創った、というのは、有名な実話。若い芸術家たちが集まって、ランチキ騒ぎをくりひろげる。でも、その内面は欲望、嫉妬、自己嫌悪...恐怖の芯にあるものは何かってことかな?難しい事はわかんないけど、これまた鮮烈な映像だった。次から次へと起る恐ろしい出来事。
作品のテイストは上品かつ下品。高級にみえて低俗。堂々と落ち着いていながらパワフル。まぁとにかく観てて飽きない映画だね。常にイカれた何かが起こっている。しかもただの悪ノリやウケ狙いじゃなく、映像やセットに上質なセンスがあって、ムチャクチャだけど品がある。
最初に思ったほど奇天烈な作品でもないかな、と思えてきた。5人の登場人物のうち、人を愛し、悩み苦しんだ者だけが自身の中の怪物を小説の形で葬る事が出来たことが興味深い。後の3人を含むこれらの人々は、その後、幸せな人生を送ることが出来たのだろうか。
▽ご存じの人はご存じ『マイアミ・ヴァイス』を生み出したマイケル・マンが手掛けた、古城とドイツ軍が織りなす異色のダーク・ゴシック映画。原作者に別作品の中で殺されてまで描きたかった世界は?
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舞台となる城跡の描き込みにはかなりご執心だったらしく、その地下に遥かに広がる空洞の描写などゾクゾクすること請け合い。魔物だってそのトホホな姿を見せる直前まではかなり怖いんだよね。ユニークな味わいの恐怖映画として、例の魔物に目をつぶれば結構面白い。
原作者のF・ポール・ウィルソンは、原作とは全く別物にされたことに不満を表明、その後、小説家が自作を映画化した監督を殺す短編"Silver Screen"を書きました。
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原作「城塞」は上下巻のボリュームがあるにも関わらず、映画は90分弱にまとめたダイジェスト版のような出来。でもそれを救ってるのがタンジェリン・ドリームの音楽と、実物を使用しているというドイツ軍の装備。
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▽1960年代イタリアン・ホラーの巨匠・マリオ・バーヴァが手掛けた、ホラーの古典を題材にしながらも逆説的に描いた独自の美学が溢れるゴシック・ロマン溢れる怪奇映像絵巻!
全てが逆転の構造を取りながらも本作は『吸血鬼ドラキュラ』に匹敵するだけの魅力を持った、吸血鬼映画屈指の傑作として仕上がっている。
ティム・バートンは「スリーピー・ホロウ」で「鉄の処女」を登場させ本作での釘による傷だらけのバーバラ・スティールに対応したシーンを登場させオマージュを捧げている。
リカルド・フレーダらの元でキャメラマンをしていたマリオ・バーヴァ。60年代は、絵作りに長けたM・バーヴァの才能が著しく開花した時期であり、イタリア映画産業自体も多くの傑作を生み出したゴールデン・エイジだった。
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▽映画界の伝説、悪魔的な関係のヴェルナー・ヘルツォークと怪人クラウス・キンスキーによる古典的ホラーは吸血鬼・古城・暗闇・疫病・発狂そして死を盛り込んだ、狂った恐怖映画の傑作だ!
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ムルナウの映像表現を踏襲しながらも、役者の演技とか映像要素をギリまで削ぎ落とし、舞台を思わせるような映像演出に、独自の様式美を追求しようとするヘルツォークの姿勢を感じる。
映像はさすがに独特のものが有り、クラウス・キンスキーのドラキュラ伯爵は貴族の衣装ではなく黒マントを翻して廃墟となった街を走り抜ける容貌怪異、異形のもの。永遠の生を生きる者の哀れさ、滑稽さも感じる独特の魅力を放っていました。
ペストにヤラレて人々が死んでいく中、ネズミと棺桶に溢れかえる町の中で人々がダンスするシーン、豪華な食事をするシーンが好きです。あの美しいシーンは晩年のクロサワのようでもある。
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- ▽1920年代イギリスのゴースト・バスター美女が、本物の幽霊や超常現象に出会ったらどうなるか?意味深な映像や伏線が盛られたセリフに、どこまで気付けるかが鑑賞のポイント!
- ▽スペインの才能、アレハンドロ・アメナーバルが手掛けた無流血のゴシック・ホラー・サスペンスは、ラストのどんでん返しにアッとなる!ニコール・キッドマンの凛とした美しさは罪!
- ▽ブラム・ストーカー著のホラー映画の古典を、原作のイメージを踏襲したダークで妖しい映像感覚で描いたコッポラ作。血に飢えた伯爵の切ない慕情は、悲しくて切なくて恐ろしい!
- ▽乱痴気騒ぎの果てに、幻想と狂気の世界へと落ちた若き芸術家たちの夜!ホラー小説の古典「吸血鬼」「フランケンシュタイン」誕生の夜を鬼才ケン・ラッセルが描いたシュールで甘美な恐怖の世界!
- ▽ご存じの人はご存じ『マイアミ・ヴァイス』を生み出したマイケル・マンが手掛けた、古城とドイツ軍が織りなす異色のダーク・ゴシック映画。原作者に別作品の中で殺されてまで描きたかった世界は?
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- ▽今やゴシック・ロリータのバイブルとまで言われる、チェコスロバキアの鬼才が生んだカルト映画。幻想的で奇怪な事象の数々を、秀逸な映像美と独特の奇妙な感覚で描き出すフツーじゃない作品。