【ヴィレッジ】ゴシック・ロマンス系サスペンスのオススメ映画まとめ!美しくて怪奇な世界観が魅力!【ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館】

ここでは美しくもダークでロマンティック、かつ耽美な怪奇作品、いわゆるゴシック・ロマンス系の映画をまとめた。『ヴィレッジ』や『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』など、美しくて怪奇な世界観が魅力の作品ばかりだ。

▽乱痴気騒ぎの果てに、幻想と狂気の世界へと落ちた若き芸術家たちの夜!ホラー小説の古典「吸血鬼」「フランケンシュタイン」誕生の夜を鬼才ケン・ラッセルが描いたシュールで甘美な恐怖の世界!

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『ゴシック』

英国が生んだ鬼才ケン・ラッセルが監督、ガブリエル・バーン、ジュリアン・サンズなどの出演によるゴシック・ホラー作品。小説「吸血鬼」「フランケンシュタイン」の誕生秘話をモチーフにした作品。1816年のスイスの古い館に集まった人々がパーティの余興のために、本物の幽霊を創造する悪魔の儀式を行い、皆がめくるめく幻想の世界へと落ちて行く...。

Gothic (1986) Trailer

この館で、ポリドーリは「吸血鬼」を、メアリーは「フランケンシュタイン」を創った、というのは、有名な実話。若い芸術家たちが集まって、ランチキ騒ぎをくりひろげる。でも、その内面は欲望、嫉妬、自己嫌悪...恐怖の芯にあるものは何かってことかな?難しい事はわかんないけど、これまた鮮烈な映像だった。次から次へと起る恐ろしい出来事。

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作品のテイストは上品かつ下品。高級にみえて低俗。堂々と落ち着いていながらパワフル。まぁとにかく観てて飽きない映画だね。常にイカれた何かが起こっている。しかもただの悪ノリやウケ狙いじゃなく、映像やセットに上質なセンスがあって、ムチャクチャだけど品がある。

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最初に思ったほど奇天烈な作品でもないかな、と思えてきた。5人の登場人物のうち、人を愛し、悩み苦しんだ者だけが自身の中の怪物を小説の形で葬る事が出来たことが興味深い。後の3人を含むこれらの人々は、その後、幸せな人生を送ることが出来たのだろうか。

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▽ご存じの人はご存じ『マイアミ・ヴァイス』を生み出したマイケル・マンが手掛けた、古城とドイツ軍が織りなす異色のダーク・ゴシック映画。原作者に別作品の中で殺されてまで描きたかった世界は?

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『ザ・キープ』

アメリカのテレビ・ドラマ『マイアミ・ヴァイス』をヒットさせたマイケル・マンが手掛けた1983年の映画。出演はスコット・グレン、イアン・マッケラン、アルバータ・ワトソンなど。ルーマニアの山奥の古城に進軍したナチス・ドイツ部隊が、城に封印されていた「何か」を解き放ってしまい、恐怖の世界へと引きずり込まれる...。音楽はタンジェリン・ドリームが手掛けている。

『ザ・キープ』

舞台となる城跡の描き込みにはかなりご執心だったらしく、その地下に遥かに広がる空洞の描写などゾクゾクすること請け合い。魔物だってそのトホホな姿を見せる直前まではかなり怖いんだよね。ユニークな味わいの恐怖映画として、例の魔物に目をつぶれば結構面白い。

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原作者のF・ポール・ウィルソンは、原作とは全く別物にされたことに不満を表明、その後、小説家が自作を映画化した監督を殺す短編"Silver Screen"を書きました。

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原作「城塞」は上下巻のボリュームがあるにも関わらず、映画は90分弱にまとめたダイジェスト版のような出来。でもそれを救ってるのがタンジェリン・ドリームの音楽と、実物を使用しているというドイツ軍の装備。

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▽1960年代イタリアン・ホラーの巨匠・マリオ・バーヴァが手掛けた、ホラーの古典を題材にしながらも逆説的に描いた独自の美学が溢れるゴシック・ロマン溢れる怪奇映像絵巻!

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『血塗られた墓標』

1960年代のイタリアン・ホラー/サスペンスの巨匠、マリオ・バーヴァが手掛けた1960年の映画。ハマー・ホラーの傑作『吸血鬼ドラキュラ』へのイタリアからの回答と言われた、あからさまに逆転の構造を取った作品ながら、単なるティーザーモノではなく、独自の美学を持った映像が賞賛される作品。モノクロで描かれた、古典的で美しく悲しくもショッキングな映像感覚が素晴らしい、ダークなゴシック・ロマンに溢れた怪奇映像絵巻。

『血塗られた墓標』予告編

全てが逆転の構造を取りながらも本作は『吸血鬼ドラキュラ』に匹敵するだけの魅力を持った、吸血鬼映画屈指の傑作として仕上がっている。

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ティム・バートンは「スリーピー・ホロウ」で「鉄の処女」を登場させ本作での釘による傷だらけのバーバラ・スティールに対応したシーンを登場させオマージュを捧げている。

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リカルド・フレーダらの元でキャメラマンをしていたマリオ・バーヴァ。60年代は、絵作りに長けたM・バーヴァの才能が著しく開花した時期であり、イタリア映画産業自体も多くの傑作を生み出したゴールデン・エイジだった。

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▽映画界の伝説、悪魔的な関係のヴェルナー・ヘルツォークと怪人クラウス・キンスキーによる古典的ホラーは吸血鬼・古城・暗闇・疫病・発狂そして死を盛り込んだ、狂った恐怖映画の傑作だ!

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『ノスフェラトゥ』

ノルウェイの巨匠映画監督ヴェルナー・ヘルツォークと、彼との狂気的なコラボレーションで知られる怪人クラウス・キンスキーが主演を務めた、ブラム・ストーカー原作の古典ホラーの映画化作品。ブルーノ・ガンツ、イザベル・アジャーニ等が出演している。ドラキュラ伯爵の人間の女性に対する悲恋と破滅と孤独で破滅的な運命を描く。吸血鬼、古城、暗闇、疫病、発狂、そして死といった、人間が恐れるモチーフを詰め込んだ、狂った恐怖映画の傑作。

『ノスフェラトゥ』

ムルナウの映像表現を踏襲しながらも、役者の演技とか映像要素をギリまで削ぎ落とし、舞台を思わせるような映像演出に、独自の様式美を追求しようとするヘルツォークの姿勢を感じる。

出典: yorimichim.exblog.jp

映像はさすがに独特のものが有り、クラウス・キンスキーのドラキュラ伯爵は貴族の衣装ではなく黒マントを翻して廃墟となった街を走り抜ける容貌怪異、異形のもの。永遠の生を生きる者の哀れさ、滑稽さも感じる独特の魅力を放っていました。

出典: info.movies.yahoo.co.jp

ペストにヤラレて人々が死んでいく中、ネズミと棺桶に溢れかえる町の中で人々がダンスするシーン、豪華な食事をするシーンが好きです。あの美しいシーンは晩年のクロサワのようでもある。

出典: curse.jp

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