パラサイト・イヴ2(PE2 / Parasite Eve II)のネタバレ解説・考察まとめ

『パラサイト・イヴ2』とは、1999年12月に発売されたプレイステーション用ソフト。瀬名秀明氏の同名小説を原案としたゲーム『パラサイト・イヴ』の続編となる。ジャンルは「シネマティックアドベンチャーRPG」で、前作から操作系を一新し、よりアクションシューティングの要素が強くなった。前作より3年後の世界を舞台に、主人公・アヤがネオ・ミトコンドリア・クリーチャーと戦う姿を描く。

Day3

軍に保護されたアヤは、部隊長にシェルターの状況を伝える。
部隊長はシェルターやドライフィールド周辺を捜索させたものの、No.9とイヴらしき人物は見当たらないという。
カイルとピアースも行方不明のままだ。
ただ、シェルター内には結界が張られている区画があり、そこだけが調査できないと言う。
アヤは2人がそこにいると確信し、部隊長に兵を引き上げさせ、結界内の調査は自分に任せて欲しいと願い出る。

軍のテントの外に出ると後輩のジョディが来てくれていた。
内偵の結果、シェルターへの情報の横流しは、HALを含め、多くの上級捜査官がグルになってやっていたことだと判明した。
つまりM.I.S.Tは完全にシェルターの組織の一員に成り下がっていたということになる。
ジョディと共に、ダグラスの飼い犬フリントも来ていた。
アヤはフリントにイヴの持っていたテディベアの匂いを嗅がせて、イヴを探すことにした。

フリントの案内でシェルターに再侵入したアヤは、ゴーレムの冷凍保管室でピアースを発見する。
ピアースにケガはなく、彼はアヤに礼を言うと自力で脱出するという。
さらに途中で負傷した兵士らを発見したアヤは、フリントに彼らを脱出させる道案内を任せた。
アヤはさらに奥へと向かう。

結界の張られていた場所とは、例のサナギのある区画だった。
アヤはそこで、No.9とイヴを見つける。そして何故かそこにカイルもいた。

サナギは触手を伸ばしてイブの頭を覆い、取り込もうとしている。

No.9はアヤに計画の全てを話し始める。

No.9によればこのサナギの中には、完全なミトコンドリア生命体がいるという。
しかしこの生命体には知性がなく、これを完全体にするには知性となるイヴが必要となる。
イヴはそのためにアヤのDNAから生み出されたクローンだった。

イヴを取り込んだ完全体は世界を飛び回りながら、遺伝子情報を書き換えるベクターウイルスを撒き散らし、人類全てをA.N.M.C.化させるという。
A.N.M.C.化した人類は「共食い」しあい、弱肉強食の社会構造を作り出すというのがNo.9の計画であった。
彼らA.N.M.C.は、個体数を増やして組織から反乱を企てていたという。

一方の組織は、予期していなかったA.N.M.C.の反乱が起きたため、A.N.M.C.を抑えることが出来なくなって「シャンバラ」やシェルターを放棄したという。
アクロポリス・タワーやドライフィールドを襲ったN.M.C.たちはここから逃げ出したものであった。

さらにカイルはNo9と繋がっていた。
最初はアヤを殺そうとしたが、シェルターの結界を破らせるなど使い道があることに気づき、泳がせておいたという。
話し終えたNo.9はアヤを殺すよう、カイルに指示する。

カイルはアヤのわき腹を撃ち、アヤは倒れる。
しかしその銃で振り向きざまにNo.9の額を撃った。
予想外のカイルの行動に重症を負ったNo.9は困惑していた。

カイルは元々合衆国の諜報員であり、組織との2重スパイである事を告白する。
カイルはサナギに取り込まれつつあったイヴを救出した。
宿主であるイヴを奪われたサナギは、イヴの代わりに死にかけていたNo.9を呑み込んでしまった。

倒れているアヤに、わざと急所を外したとはいえ、銃で撃ったことを詫びるカイル。
全てはカイルの演技であり、No.9を欺くためにはこうするしかなかったのだという。
アヤもまた彼に撃たれた瞬間それを悟っていた。
カイルは組織の一員ではあったが、同時に合衆国から組織が計画に失敗した際の後始末、つまり計画の関係者を始末するという任務を受けていたのだった。
そしてその任務にはイヴの抹殺も含まれていた。
だが、彼はまだ子供のイヴを殺すことはできなかった。

その時、イヴが空を見上げて「アヤ、お星様が光ってるよ」と言う。
イヴが星と言った光は、政府がシェルターの抹消を諮るために放った攻撃衛星からの砲撃だった。

衛星からの砲撃がサナギに直撃する。
アヤたち3人は爆音と光に巻き込まれ、気を失ってしまう。

アヤが意識を取り戻すと、カイルとイヴの姿がなかった。攻撃を受けたシェルターは崩れており、さらに直撃を受けたサナギはダメージを受け、アヤはサナギからこぼれ出た何かが下の階に落ちていくのを見た。

アヤはカイルとイヴの安否を確かめようと2人の名を呼ぶ。
すると、崩れた通路の向こう側からカイルの声が聞こえた。
煙が立ち上っていて姿は見えないが、カイルは無事らしい。
カイルはアヤに、イヴが地下に落ちたと言い、救助に行けと言う。
彼はアヤが地下へと向かうのを見届け、そのまま倒れ込んでしまう。
カイルは砲撃で落ちてきた鉄骨により左足を失っていた。

アヤが地下に降りると、サナギからこぼれおちた、不完全な巨大A.N.M.C.がいた。
その姿は巨大な赤ん坊のようだった。
アヤを敵とみなした巨大な赤ん坊A.N.M.C.は、襲い掛かってきた。
アヤはそれを撃破する。
アヤが周辺を見渡すと、アヤを呼ぶイヴの声が聞こえた。
イヴは上方の鉄骨にひっかかっていた。

アヤは、鉄橋を動かしてイヴを助けようとしたが、アヤより先に、先ほど倒したはずのA.N.M.C.から触手が伸び、イヴを掴んで攫った。
イヴはアヤの名を叫びながらもA.N.M.C.に取り込まれてしまった。
イヴを得て完全体となったA.N.M.C.は、禍々しい女神のような姿に進化し、ベクターウイルスと思われる粒子を撒き散らす。

アヤはイヴを取り戻そうと、完全体に銃弾を撃ち込む。
なんとか完全体を行動不能にするも、戦いで消耗したアヤは逆に完全体に取り込まれてしまう。
イヴとアヤを取り込んだ完全体は、施設内を上昇しはじめた。
ところが突如失速し、完全体の身体は、崩壊しはじめる。
完全体はアヤとの戦いで既に力尽きていたのだった。
落下し始めた完全体は崩れ去り、アヤだけが地上へと落ちていった。

自分を呼ぶ声に目を覚ますアヤ。目の前にはぼんやりとカイルが見える。
「イヴは?」と問うアヤにカイルは「隣でおねんねしてる」と言う。
アヤはカイルに「話したいことがたくさんあるの」と言うと、彼も「俺もだ」と答える。
安心したアヤは再び気を失ってしまう。

エンディング1

その後、アヤとイヴは駆けつけた隊員たちに発見され、保護される。

エンディング2

数日後、ホワイトハウス。
大統領と補佐官らしき人物が会話をしている。
計画の失敗、シェルターを衛星兵器を使用して破壊したことなどを話している。
一連の事件は合衆国をはじめとする多国家間による組織が起こしたことであったが、それをアヤが知る由はない。
そして事件以降、行方不明になっていた諜報員が生きていると報告を受けた大統領は、その男の謀殺を指示する。絶対にこの事件を明るみにしてはいけないのだと言う。
その男とはカイルのことであった。

エンディング3

生還したアヤたちはM.I.S.T上層部から、この一連の事件のことを固く口止めされた。
組織に情報を流すなどの不正を行ったHALら上級捜査官たちは全員が処分を受けた。

アヤはイヴを自分の妹として、引き取ることにした。
イヴはPEの力が発現することもなく、普通の少女のように学校へ行き、楽しく過ごしている。

ピアースは前作にも登場した化学者マエダと共に、ミトコンドリアについての研究を始めた。
カイルの消息だけはわからなかった。

ある日、アヤはイヴに請われて博物館へ遊びに行く。
2人の元へ、見慣れた人影が現れる。
振り向いたアヤは「彼」を見て微笑む。
それはカイルだった。

『パラサイト・イヴ2』の登場人物・キャラクター

アヤ・ブレア(Aya Brea)

本作の主人公。M.I.S.T.所属の捜査官。27歳。
ミトコンドリアの影響により外見は25歳のままを保持している。
前作のマンハッタンでの事件によりアヤのミトコンドリアは活性したままであるため、ミトコンドリアの暴走を恐れて自らの感情を抑えつけている。

カイル・マディガン(Kyle Madigan)

アヤがドライフィールドで出会った私立探偵を名乗る謎の人物。29歳。
アヤと協力してシェルターに潜入する。
空軍の兵士だった過去があり、その正体は国家機密機関の諜報員。

ピアース・D・キャラダイン(Pierce D. Carradine)

M.I.S.T.所属の情報処理担当捜査官。31歳。
元プロのハッカーで、FBIに逮捕されたが、司法取引をしてM.I.S.T.に協力している。
一日中PCに向かっているため、友人と呼べるのはアヤくらい。
捜査に向かったアヤを心配してドライフィールドまでやってきた。

ルパート・ブロデリック(Rupert Broderick)

M.I.S.T.所属の捜査官。37歳。
元FBI捜査官だったが、妻子をN.M.C.に殺されたことから、N.M.C.を激しく憎み、M.I.S.T.へ志願した。
アヤとは同僚として助け合っている。

ジョディ・ブーケ(Jodie Bouquet)

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