パラサイト・イヴ2(PE2 / Parasite Eve II)のネタバレ解説・考察まとめ

『パラサイト・イヴ2』とは、1999年12月に発売されたプレイステーション用ソフト。瀬名秀明氏の同名小説を原案としたゲーム『パラサイト・イヴ』の続編となる。ジャンルは「シネマティックアドベンチャーRPG」で、前作から操作系を一新し、よりアクションシューティングの要素が強くなった。前作より3年後の世界を舞台に、主人公・アヤがネオ・ミトコンドリア・クリーチャーと戦う姿を描く。

M.I.S.T.センター(M.I.S.T. Center)

主人公アヤが所属する機関で、FBIのN.M.C.対策機関であるM.I.S.T.のロサンゼルス支部。
12名の捜査官が勤務する。
ゲームはこのセンター内の射撃場から始まる。
センターでは射撃訓練や装備品の調達などが可能。

アクロポリス・タワー(Akropolice Tower)

ロサンゼルスのダウンタウンにあるショッピングセンター。
アヤが最初に向かう場所で、チュートリアル的なステージ。
謎解きやアイテムの他、このステージ限定で使用できる装備などがある。
アヤはここでこれまでとは違うタイプのN.M.C.に出会う。

ドライフィールド(Dryfield)

ネバダ州モハーヴェ砂漠にある小さな集落。
N.M.C.に襲撃され、住民はごく一部を除いて死亡もしくは避難している。
近くに廃棄されたシェルターがある。

ネヴァダ地下実験場(NEVADA test site)

ドライフィールドの裏手にある、廃鉱山を利用して作られた核シェルターを改造した施設。
元は冷戦時代に民兵組織により作られたシェルターであったが、アクロポリス・タワー事件の数年前に、とある企業に買い取られて改修された。
非合法な人体実験による生命科学の大規模な臨床実験施設となっていた。
地下にはシャンバラと呼ばれる実験設備がある。

シャンバラ(Shambala)

「アーク(箱舟)」とも呼ばれる、人工日照システムを備えた地下施設。
大規模な温室を備えており、ここで改造されたA.N.M.C.たちが飼育されていた。
施設の上層階で事故が発生した際、A.N.M.C.たちの一部が逃亡し、ドライフィールドを襲った。

『パラサイト・イヴ2』のあらすじ・ストーリー

Day1

前作の事件から3年。アヤはどこか空虚な日々を送っていた。
マンハッタンでの事件後、アヤは超人的なネオ・ミトコンドリアの能力により周囲から孤立していった。
彼女はニューヨーク市警を辞め、いまだアメリカ各地に出現するネオ・ミトコンドリア・クリーチャー(N.M.C.)討伐を生業とするFBIの特殊機関「M.I.S.T.」へ異動し、N.M.C.ハンターとして活動していた。
N.M.C.とは、覚醒したネオ・ミトコンドリアによって肉体が変異してしまい、怪物となってしまった生物のことである。

アヤが同僚のピアースと射撃訓練をしていると、上司であるボールドウィンことHALに呼び出される。
アクロポリス・タワーにN.M.C.が出現したため、出動要請が出たのである。既にSWATも出動したという。
アヤは車で、アクロポリス・タワーへ向かう。

タワーに到着すると、現場は多くのパトカーや救急車が止まっており、混乱していた。
エントランスへ向う途中、アヤは担架で運ばれるSWAT隊員を目にする。隊員は何か鋭利な物で引き裂かれていた。

タワーに入ると、多くのSWAT隊員の死体があった。
アヤはタワー内を注意深く進むと、カフェテリアに1人の女性を見つける。
生存者だと思ったアヤは、佇む女性に話しかける。すると彼女は突如N.M.C.へと変身した。

アヤは変身したN.M.C.を倒した後、その頭部に小さな機械が埋め込まれているのを見つける。
その機械を回収した後、アヤは外へ出ようとしたが、倒したはずのN.M.C.が起き上がり、再びアヤに襲い掛かる。
そこへアヤの同僚のルパートが現れて、銃でN.M.C.を倒した。
カフェテリアの奥のキッチンからも新たなN.M.C.が次々と現れ、アヤとルパートは追い詰められる。
ルパートがN.M.C.を引き付けている間にアヤは応援を呼ぶためにロビーへと向かう。

ロビーに戻ったアヤはM.I.S.Tへ応援要請の電話をするが、HALから応援は出せないと言われてしまう。
アヤはタワーから脱出を試みるも扉は何者かにロックされており、外に出られない。
アヤは他の脱出ルートを探しながらタワーの内部を進む。
すると、施設内に教会を見つけた。
そこにはルパートがいて、謎の大男に襲われていた。
負傷したルパートを助け、アヤが大男を撃退し、大男は逃走した。アヤはそれを追って奥へと向かう。

大男を追う途中、アヤは爆弾をしかけるSWAT隊員を目撃する。
タワーが爆破されるかもしれない、とアヤは危機感を持ちながらもアヤは大男を屋上まで追い詰める。
アヤは大男と戦い、追い込むも、大男は隣のビルに飛び移って逃走していった。
その後、屋上でルパートが合流するが、SWAT隊員の仕掛けた爆破装置のスイッチが押され、ビルの下階から順に爆発が始まった。
爆発が迫る中、屋上に救出のためのヘリが駆けつけ、アヤとルパートは危機一髪、タワーから脱出する。

Day2・前

翌日、ルパートとアヤは、HALにオフィスへ呼び出された。
アヤは昨日のタワーでの事件を捜査したいと申し出るが、HALによって別件の調査にまわされてしまう。
それはドライフィールドという場所に出現したというウマ型のN.M.C.の調査であった。

昨日の一件で怪我をしたルパートにも諭され、仕方なく出動の準備をしているアヤのところへ情報処理担当のピアースがやってくる。
彼はアヤが昨日タワーから持って帰ったN.M.C.の頭部に付いていた小さな機械を分析したところ、その機械にはドライフィールドの砂が付着していたという。
ピアースが言うには、N.M.C.は生態上乾燥を嫌う習性があるという。ドライフィールドという場所はその名の通り乾燥した地域である。そこの砂がついていたとなると、これまでにない新種のN.M.C.が出現した可能性があるという。なので、是非ドライフィールドの調査をしてほしい、とピアースは言う。
ピアースからの言葉でモチベーションを取り戻したアヤは、自分の車でドライフィールドへと向かう。

ドライフィールドのモーテルに到着したアヤは、さっそく探索を始めるが、まったく人の気配がない。
すると突然、人のような顔を持つ馬のような姿のN.M.C.に襲われる。これがHALの言っていたウマ型のN.M.C.なのだろう。
ウマ型N.M.C.を倒し、ガレージに着くとようやく1人の男性を発見する。
アヤが近づくと、その男に銃を突きつけられる。
アヤは自分がFBIの機関であるM.I.S.T.だと説明すると、男は銃をおろした。

男はダグラスと名乗り、モーテルの管理をしながら廃車解体業を営んでいるという。
彼によるとN.M.C.が増え始めてから住人は皆逃げ出してしまって、今は自分と近くのバーのマスターの2人しか残っていないという。

ダグラスはアヤにモーテルの部屋を提供する。
アヤが部屋で休んでいると、部屋の窓から見える給水塔の上に若い男がいるのを見つける。
アヤは部屋のベランダから梯子を伝い、給水塔へと向かった。

給水塔の上にいた男はカイル・マディガンと名乗った。
彼は私立探偵だと言い、依頼で近くにあるシェルターについて調査していると言う。
そのシェルターとは、元々軍事目的で作られたようだが、一度廃棄されたという。
しかし3年ほど前に民間企業が買い取り、シェルターの中で何かをしているという。
シェルターへは大量の資材が搬入され、そこでは大量の肥料が消費されているようだったという。
アヤはこのカイルという男が、N.M.C.がうろつくこの町に1人でいたことに胡散臭さを覚えたが、彼の調査協力の申し出を断る理由はなかった。

付近の調査のためにアヤとカイルは一旦別れる。
アヤは給水塔のタンクの上で老人の死体を見つける。
老人のように見えたのはN.M.C.に血を全て吸われて絶命していた男性で、その所有物から、彼がダグラスの言っていたバーのマスターだったことがわかった。

アヤはダグラスに会って、バーのマスターのことを報告し、カイルの言っていたシェルターのことについて聞く。
その時、遠くから女性の悲鳴が聞こえてくる。
ダグラスには聞こえないと言うが、アヤにははっきり聞こえていた。アヤは悲鳴の聞こえた方向へ調査に行く。

アヤは悲鳴の聞こえた方向へと向かい、井戸の中へ降り、地下道を通って声のする廃屋に着いた。
そこには確かに中年の女性がいた。その後ろにはタワーで会った大男の姿があった。
女性は大男に無残にも背中を切り裂かれ、血を噴出して倒れてしまう。
女性を殺した大男に対し激昂するアヤ。ところが大男は「それはN.M.C.だ」と言う。
倒れた女性はみるみると溶けて蒸発してしまった。

大男はアヤに自分もN.M.C.ハンターであると言う。
しかしタワーでルパートを傷つけたことから釈然としないアヤは、大男に銃を向ける。
大男も剣を構える。

アヤと大男は激闘を繰り広げる。
一瞬の隙をつかれたアヤは男に胸ぐらを掴まれ、身動きが取れず絶体絶命に陥る。
すると突如アヤのネオ・ミトコンドリアの力が暴走し、大男は人体発火を起こして燃えはじめた。
大男は「A.N.M.C.」という謎の言葉を放ったが、アヤはそのまま意識を失ってしまった。

夜になり、廃屋に差し込む月明かりの中で目を覚ましたアヤ。
廃屋には大男の姿はなく、そこへカイルがやってきた。アヤを探してたどり着いたという。
カイルはアヤにシェルターの位置がわかったので一緒に行こうと言う。
シェルターまでは遠く、歩いて行ける距離ではないため、アヤの車で行こうということになった。
アヤが自分の車に戻ると、巨大なウサギのようなN.M.C.がアヤの車を破壊していた。
N.M.C.を倒すも、移動手段を失ってしまったため、カイルは他に移動手段を見つけようと提案する。

アヤは、ダグラスがトラックを修理していたのを思い出し、彼に頼むと貸してもらえることになった。
しかしまだトラックは修理が終わっておらず、アヤはダグラスから修理が終わるまでモーテルで休むよう言われる。

部屋に戻ったアヤはベッドに横になると、眠ってしまった。
アヤは夢を見た。
それは何処かの施設内で怯える少女の姿だった。
夢から覚め、シャワーを浴びていると、ダグラスの愛犬フリントが激しく吠え立る声が聞こえた。
その直後、地面が揺れるような地響きがおこった。

アヤがモーテルの部屋の外に出ると、巨大な象のようなN.M.C.が迫っていた。
その巨体はモーテルの屋根よりも大きい。
アヤはその巨体から繰り出される強力な攻撃に苦戦しながらも、何とか倒すことに成功した。
ダグラスと愛犬フリントは無事だった。彼は巨大N.M.C.を倒してくれたアヤに感謝し、トラックの修理が終わったことを告げる。

トラックの側にはカイルの姿もあった。
彼も無事だったようで、安心するアヤ。

アヤとカイルはトラックでドライフィールドの裏山にある、シェルターへの入口がある廃坑に向かう。

Day2・後

炭鉱の入り口で車を降りたアヤとカイル。
カイルによればこの炭鉱の奥がシェルターの入り口に繋がっているという。
2人を待ち構えていたかのように、大勢のウマ型N.M.C.が2人を襲う。
倒しても倒しても、その数で圧倒してくるN.M.C.を前に2人は善戦するも、カイルは負傷してしまう。
カイルを先に炭鉱の奥へと避難させ、アヤはN.M.C.の群れを撃退し続ける。

ようやくN.M.C.たちを始末したアヤはカイルを追って炭鉱の奥へと進む。
鉱山の封鎖区画で、アヤは白い体毛をした巨大ウマ型N.M.C.と対峙し、これを倒す。
アヤはそこで、カイルの使っていた銃が落ちているのを見つけ、不安になる。

アヤは更に奥へと進むと、大型のバイクが止まっていた。
そのバイクには、見覚えのある刀用の巨大なホルスターが付いていた。アヤは、前に現れた大男の使っていたものだと確信する。バイクには「No.9」という文字が書かれていた。
あの大男の呼称は「No.9」だった。

封鎖区画の先はシェルターにつながっていた。
カイルの安否を心配しながらも先へ進むと、そこには大きな施設が広がっていた。
地下3階へと降りる途中で、アヤは突如意識が朦朧とし、少女の幻影を見る。
その幻影を振り払いながら、アヤは更に施設を探索する。

不意に天井からN.M.C.が現れ、アヤを襲う。
驚くことにそのN.M.C.はカタコトの人語を喋った。
人の言葉を話すN.M.C.は、マンハッタン事件のイヴ以外にはいなかったため、アヤは驚き興味を持つ。
人語を話すN.M.C.はアヤに撃退され逃げていく。アヤはそれを追いかける。

N.M.C.を追って行ったアヤは罠にかかり、焼却炉へ落されてしまう。
そこにいた巨大なN.M.C.を倒すものの、焼却炉が作動を開始してしまう。
間一髪、アヤを焼却炉から救い出したのはカイルだった。

カイルはウマ型N.M.C.と戦闘中に崖下に転落したが、N.M.C.がクッションになって助かり、シェルターに潜入できたのだという。焼却炉作動のアナウンスを聞いて駆けつけ、アヤを助けることができたのだ。
この施設にこれだけの大量のN.M.C.がいるということで、N.M.C.がまたドライフィールドを襲うのではと、アヤは残してきたダグラスの身を心配する。
このままシェルターを探索するというカイルと別れ、アヤは一旦ドライフィールドに戻る。

ドライフィールドへ戻ると、ダグラスの愛犬フリントが吠えていた。何かを訴えているようで、アヤはフリントの後をついていった。
フリントが誘導してくれた先には、同僚のピアースが倒れていた。
彼は吸血するタイプのN.M.C.に襲われたようで、軽い貧血状態に陥っていた。
アヤはピアースを介抱すると、会話できるほどには回復した。
彼はアヤの手助けをしようとやってきたと言う。
銃も持たずにやってきた無茶な彼に、アヤは呆れる。
ピアースをモーテルの部屋で休ませ、ダグラスの無事を確認したアヤは再びシェルターの調査へ赴く。

シェルターに戻ったアヤは再び喋るN.M.C.を発見し、交戦する。
喋るN.M.C.を倒すと、溶けてしまったが、その残骸から「ボーマン」と書かれたキーカードを入手する。

アヤはこの直後、研究室でボーマンの手記を発見し、ボーマンという男が研究のために、自らを生体サンプルに捧げN.M.C.化してしまった哀れな研究者だったことを知る。

アヤはボーマンのキーカードを使ってシェルターの研究室へ侵入し、そこにあった端末から事の顛末を知る。
端末の中には、大男が言っていたA.N.M.C.のことが書かれていた。
それは遺伝子情報を書き換えた人間を胎児の状態に戻すというネオテニー化を行い、その胎児に新しいDNAを与えて、N.M.C.に進化させるというものだった。
A.N.M.C.とは、人間を元にしたN.M.C.のことだったのだ。人の言葉を話すのは、元が人間だったからで、先の人語を話すあれこそがA.N.M.C.だった。
そしてA.N.M.C.のDNAの書き換えに使われたのは、何者かがマンハッタン島事件で採取したアヤのDNAデータだったのである。

A.N.M.C.が自分を元にして産まれたと知り、アヤはショックを受ける。
その時、研究室に備え付けてある電話が鳴り出す。電話の主はピアースだった。
ピアースは懲りずにアヤを追ってシェルター内にやってきたようだ。
彼はシェルター内で何かの情報をつかんだようで、アヤにある区画へ行くように指示する。

ピアースに指定された区画に行くと、アヤはそこで巨大なサナギのようなA.N.M.C.を見た。
区画の奥のモニタールームでアヤはピアースと落ち合う。
アヤはピアースから、自分がタワーから持ち帰った機械が一種の遠隔探知装置であった事を聞かされる。
そしてこの巨大なサナギに栄養を送る地下施設「シャンバラ」の存在を知る。
ピアースは引き続きこの施設に残って調査をするといい、アヤはサナギの正体を知るために「シャンバラ」へと向かう。

「シャンバラ」へ向おうとするアヤは、強力な結界に行く手を阻まれる。
結界を破壊し、エレベーターで地下の「シャンバラ」へと下るアヤ。
「シャンバラ」内は植物園と動物園を合わせたような施設になっていて、人工的に砂漠や湿地帯といった様々な環境が形成されていた。
「シャンバラ」ではA.N.M.C.が「飼育」されており、その様子を人間が見学できるようになっていた。
さらに中へ進んで行くとA.N.M.C.を動力にしたた巨大な発電機を発見する。
A.N.M.C.は快楽物質を与えられ続け、ひたすら電力を生産していた。
その電力はシェルターで見たサナギへと供給されていた。
哀れな発電A.N.M.C.に同情しながらも、アヤはA.N.M.C.を倒した。

アヤはエレベーターでさらに地下へと向かう。
エレベーターを降りた先には、ヘルメットで頭部を覆われた子供がいた。
アヤが声をかけると、子供は逃げる。
子供を追おうとするアヤの前に、巨大なA.N.M.C.が子供を守ろうと立ちはだかる。
そのA.N.M.C.を倒すと子供はさらに奥へ逃げた。
そこへカイルが合流した。
カイルとともにアヤは子供を追う。
子供は部屋に逃げ込み、震えていた。その子供に向かって銃を構えるカイル。
アヤはカイルを制し、子供に近づく。
子供のヘルメットを取り外すと、その顔はアヤにそっくりだった。
それは、アヤが夢で見た少女だった。
少女は「イヴ」と名乗った。

イヴのつけていたヘルメットは脳波増幅装置で、彼女の防衛本能を極限に高め、ネオ・ミトコンドリアを自らの力に変える力、パラサイト・エナジー(PE)を活性化するものであった。

イヴが居た部屋は洗脳部屋のようで、カイルはまだ子供のイヴに洗脳を施した組織の連中に憤る。
アヤはイヴをつれて脱出しようと考える。
するとイヴが怯え始める。
突然照明が落ちて室内にガスが充満し始めた。
No.9と、彼に似た大男たちが部屋に押し入ってきた。

カイルが囮になり、その間にイヴをつれて逃げるアヤ。
アヤとイヴはシャンバラ内の発電機前まで逃げてくると、イヴは突然錯乱して走り出す。
アヤはイヴを追いかけるが見失う。
するとイヴの悲鳴が聞こえた。悲鳴の聞こえた方向へと向かうと、イヴは大男No.9に抱きかかえられていた。

No9はイヴを捉えるためにわざとアヤをシェルターに招き入れ、結界を破壊させたのだと言う。
結界はイヴ自身が組織から身を守るために張っていたものだった。
No9は、結界を破るのは同じPEを持つアヤに任せるほうがよいと判断したのだ。
No9はイヴを抱えてその場を去って行った。

イヴを助けるためにNo.9を追跡するアヤの前に、No.9と似た大男たちが行く手を阻む。
彼らを倒して先に進むとアヤは途中の部屋の端末記録から、実はNo.9たち大男がゴーレムという名の人造人間兵であり、死者を用いて組織が作った兵士だった事を知る。

アヤは、No.9はイヴを連れて地下駐車場から外へ出るだろうと予測する。
地下駐車場へ行く前に、アヤはピアースの安否を確かめるためにモニタールームへ向う。
しかしそこにはピアースの姿は無く、一枚のメモが置かれているだけだった。
そのメモにはM.I.S.Tとシェルターの組織が繋がっており、過去のN.M.C.のデータなどがシェルターへ横流しされている事が書かれていた。
そして上司のHALがM.I.S.T側の主犯の1人である事が書かれていた。
アヤは急いでM.I.S.T.に電話し、HALには内密に、ルパートと後輩のジョディに内偵を依頼する。
行方不明のピアースの身を案じながらも、アヤは地下駐車場へと向かった。

地下駐車場にあった電気自動車で、イヴを攫ったNo.9のバイクを追うアヤ。
やがてNo.9のバイクと、イヴの持っていたテディベアが落ちているのを見つけ、アヤは車を降りてテディベアを拾い上げる。
するとそこには大量のゴーレム兵が待ち構えていた。No.9による罠だったのだ。
絶体絶命のアヤを救ったのは、大統領直属の部隊だった。
彼らはゴーレム兵たちを圧倒的兵量で征圧した。

その頃、ホワイトハウスでは組織の「負の遺産」を消去するための極秘作戦が始動していた。
あのシェルターは合衆国が極秘に進めていた計画の施設だったのだ。
計画に失敗した今となってはシェルターとシャンバラは彼らにとって「負の遺産」であった。

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