かくりよの宿飯(第18話『天狗の親子の大喧嘩』)のあらすじと感想・考察まとめ

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折尾屋から上がった煙は、松葉と葉鳥のけんかが原因だった。2人の間の確執は深く、葵は何とか仲直りしてもらいたいと願っていた。松葉が、妻の笹良が作ったがめ煮を食べ、味が違うと激怒したことを葵は葉鳥から聞いた。葵はがめ煮のあることに気づき、がめ煮を通じて松葉と葉鳥を仲直りさせることを思いつく。
今回は「かくりよの宿飯」第18話『天狗の親子の大喧嘩』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「かくりよの宿飯」第18話『天狗の親子の大喧嘩』のあらすじ・ストーリー

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にらみ合う松葉と葉鳥

葵が煙の上がる折尾屋に駆け付けてみると、折尾屋のロビーの天井に穴が開き、壊れた建具の散乱したロビーでは、刀を抜いた天狗の長老の松葉と、膝をついてしゃがみ込む葉鳥がにらみ合っていた。
松葉「葉鳥よ、性懲りもなくまたわしらの秘酒を欲しがりおって。お前のような天狗の面汚し、我が愛刀の錆にしてくれる」
葵「待って、落ち着いて松葉様」
葉鳥「おやじ、あの時のことは反省してる。だから頼む秘酒を分けてくれ」
松葉「じゃかあしい、お前の頼みなんぞ聞かん」
松葉は葉鳥の頼みなどまったく聞き入れず、怒りをあらわにしていた。

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けんかの仲裁に入る乱丸

乱丸が2階から降りて来て松葉様に詫びた。
乱丸「うちの番頭が失礼致しました。新しいお部屋、それも最高級の間をご用意いたしましたので、今日の所はごゆるりとなさって下さい」
松葉「何に使う気か知らんが、天狗の秘酒は絶対に渡さん」
そう言い残して松葉は部屋の方に向かった。

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けんかのいきさつを話す葵と葉鳥

乱丸は葉鳥と葵を別室に呼び、喧嘩の経緯を聞いた。
乱丸「親子喧嘩されても困るぜ葉鳥。お前はしばらく松葉様の前に出るな、お前が出てくるとややこしくなる」
葵「ねえ、私が話をしてみるわ松葉様に」
葵は儀式のことは大体聞いていると話し、乱丸は葵の言う事を聞き入れた。
乱丸「なら見せつけてみろ、どうやって秘酒を手に入れるのかお前のやり方を」

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葉鳥に食事を出す葵

旧館の調理場に戻った葵は落ち込む葉鳥に食事を出した。
葵「ねえ、どうして直談判なんてしちゃったの?喧嘩になるって分かってて」
葉鳥「このまま親父から、逃げ続けていいのかって思っちまってな」
葵「2人の喧嘩の原因て何なの?」
葉鳥は懐から紙を取り出し、絵を描いて紙芝居のように経緯を語り始めた。

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紙芝居で語る葉鳥

葉鳥「昔々、ある天狗の山に松葉と言う偉い天狗がいました。松葉は威張りん坊で、怒りん坊で、酒飲みで、酔っ払いでした」
松葉は人間の娘を嫁にしたいと思い、若い人間の娘を見ると言い寄っていたが叶わず、笹良(ささら)という名の鷺(さぎ)のあやかしと結婚をした。 笹良は6人の子を産んだ。その三男が葉鳥だと言う。笹良は良き母となったが、松葉は亭主関白で、そんな笹良に辛く当たることが多かった。
ある時、笹良が作ったがめ煮を松葉は味が違うと気に入らず、ちゃぶ台ごとひっくり返してしまった。
葉鳥は松葉に殴り掛かって反抗したが、力で松葉に敵わず、腹いせに天狗の秘酒を盗み出し、他所に売ってしまった。

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荒れる家族

このことで葉鳥は松葉から破門され、朱門山に入ることを禁じられてしまった。
葉鳥「こうして三男坊は山を去り、病に伏せるようになった母の死に目にも会えませんでした。ちゃんちゃん」
葉鳥は紙芝居を話し終えた。
葵「葉鳥さんも葉鳥さんだけど、松葉様もなんて身勝手なの」
葉鳥「俺も親父も感情的で、よくお袋を困らせてたよ」
葵「でも、松葉様はどうしてそんなにがめ煮に怒ったのかしら?がめ煮って筑前煮のことよね?」
葉鳥は「理由なんて知らない」と言い、深いため息をついた。

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松葉様を訪ねる葵

葵は折尾屋に松葉様を訪ねた。夢にうなされる松葉を、枕元で葵は見守った。しばらくして松葉は目を覚ました。
葵「夢を見てたの?うなされていたけど」
松葉「あれが死んだときの言葉が今でも忘れられなくてのお」
葵「奥さんのこと?どんな言葉だったの?」
松葉「家族は皆一緒にいなければ」
葵「家族…」
葵は深く考え込んだ。

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空を翔ける九尾の姿の銀次

松葉は改めて、天狗の秘酒のことは葵の頼みでも聞けないと言い、明日朱門山に帰ることを葵に告げた。葵はなんとか松葉様と葉鳥に仲直りをしてもらいたいと思った。旧館への帰り道、夜空に九尾の姿の銀次が飛び去るのを葵は見た。
葵「あっ銀次さん、今も儀式のために力を尽くしてるのね。私も頑張らなくちゃ」
葵は空を飛び行く銀次にそう誓った。

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料理を手伝って欲しいと大旦那に頼む

葵は旧館に尋ねて来ていた大旦那に、松葉と葉鳥に食べてもらう料理を一緒に作って欲しいと頼んだ。
大旦那「僕はずっと葵の手伝いをしてみたかったんだ。銀次を見て羨ましかったからね」
葵「そうだったんだ、じゃあお願いしていいのね?」
大旦那「もちろんだとも、魚屋に化けた甲斐があったな」

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船で作る料理

葵は船の上で料理を出すことを考え、料理の食材を船に運び込んだ。大旦那には天狗の衣裳を着てもらい、天狗の一行の一人に見えるように変装してもらった。
葵「まさに羽のない天狗ね」
大旦那「しかし考えたな葵、ここでならあの2人に何があっても、折尾屋に迷惑はかからない」
葵「うん、逃げ場のない状態で向かい合ってもらいたくてね」

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葵と一緒に料理を作る大旦那

葵「作る料理はこれよ。かしわ飯、団子汁、そして二種のがめ煮」
大旦那「二種?」
葵「そう、ここに理由があると思うから」
葵と大旦那の2人は、手際よく料理を作っていった。
ほぼ料理が出来上がった頃「若様(葉鳥)が捕まってしまいました」と天狗の一行が慌ててやって来た。

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松葉に縛られた葉鳥

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