かくりよの宿飯 / Kakuriyo no Yadomeshi / Kakuriyo: Bed & Breakfast for Spirits

かくりよの宿飯 / Kakuriyo no Yadomeshi / Kakuriyo: Bed & Breakfast for Spirits

『かくりよの宿飯』とは、富士見L文庫より刊行された友麻碧のキャラクター小説。イラスト担当したのはLaruha。2018年には2シーズンに渡ってアニメ化された。アニメの制作はGONZO、監督は奥田佳子が務めた。
あやかしを見ることの出来る女子大生の津場木葵がかくりよにある老舗宿「天神屋」の大旦那を名乗る鬼神に連れ去られたことをきっかけに、料理の腕を活かして小料理屋を切り盛りしていく。料理を通してあやかしとの仲を深めていく様子が見どころとなっている。

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かくりよの宿飯 / Kakuriyo no Yadomeshi / Kakuriyo: Bed & Breakfast for Spiritsのレビュー・評価・感想

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かくりよの宿飯 / Kakuriyo no Yadomeshi / Kakuriyo: Bed & Breakfast for Spirits
7

某ジブリ映画を彷彿させるアニメ

一見よくあるものの怪と人間のラブコメディーのように見えるが、恋愛描写はそこまで深くなく、
どちらかと言うと別世界で得意な料理を武器に懸命に生きていく主人公が強く頭に残る内容だ。
主人公の葵は、祖父の借金のせいでもののけの世界で鬼のもとへ嫁に行かなければならなくなる。
それに反対しもののけの世界で料理屋を開き生きていくことを決意。
初めは人間である葵に対して忌み嫌うもののけばかりなのだが、葵の心のこもった料理を口にすることで段々と心を開いて行く。
異世界での生活はトラブルばかり。
だが、葵の差別をしない純粋な性格と、食べてくれる人を喜ばせたいという料理に対する熱意が伝わることで、
味方となってくれるもののけ達が次第に増えていく。
よくある単純な内容だが、1話1話完結する毎に心を打たれるものがある。
もののけ達が葵に心を開くと同時に、葵ももののけ達へ心を開いていく。
嫁ぐとされていた鬼に対しても段々と心を開き、所々で恋愛に発展するかしないかドキドキする場面も。
キスシーン等あからさまなシーンはないが、鬼と葵のお互いを信頼している感じや、普通の関係にはない絆が出来ていく様子が逆にドキドキさせられる。
それと同時にサブキャラクター達もイケメンのもののけばかりで、思わず恋してしまいそうなほど。
また、葵の作る料理が実際にある料理ばかりで、思わずよだれがでそうになる。
なんとなくだが、ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」を彷彿させる内容だと思う。
1話から最終話まで一気見したくなるアニメだ。

かくりよの宿飯 / Kakuriyo no Yadomeshi / Kakuriyo: Bed & Breakfast for Spirits
10

タイトルなし

主人公の葵のキャラがとても魅力的である。ストーリーもさばさば豪快でさっぱりしていて、しかも人情味に溢れているのでとても面白い。大人にも子供にも人気があるはずである。我が家は親子で楽しみにしている。婚約者である大旦那が男らしくイケメンでまた、きゅんきゅんさせられる。葵が幼いころに、ネグレストに合い、あやかしに助けて貰う場面がよく、回想で出てくるが、それはとても辛い。大人にとってはつらい背景である。葵に関わるキャラクターはみんな個性的でおもしろくて情がある。葵と打ち解けていく様子が心地よく嬉しく感じる。結婚をこばむものの、大旦那との関係は、素敵てときめくものがあり、恋愛ものといっても間違いではない位に良い雰囲気であったり、心温まるやりとりがあったりするのが良い。親子で観るのにも平気な感じであり、助かります。あやかしは変身するものも多くて、小さな姿がかわいらしい九尾の銀治、小さな蜘蛛の姿が可愛い暁はつんでれである、性格が悪いかと思われたお涼とは親友みたいな関係になり、すごく頑固な天狗の松葉様にはめちゃめちゃ気に入られる。そうなる過程をみるのがたまらなくたのしい。祖父の借金のかたに、葵は連れてこられたと言うのに、祖父史郎のキャラはすがすがしく素敵で、しかも、何故借金のかたに孫娘がこのようになる事になったのかが気になりながら話は進んでいく。

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