マッドマックス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

主演のメル・ギブソンとジョージ・ミラー監督の名前を一躍世界に轟かせることになった1979年公開のバイオレンスアクション映画。 全編で繰広げられる壮絶なカーチェイスと時折映しだされる残酷描写により、低予算ながら大ヒットし後にシリーズ化された。警察官のマックスは、愛する妻子が暴走族に殺されてしまい、復讐の狼と化して、特殊追跡車「V8インターセプター」で一人孤独な闘いを仕掛けていく。

暴走族「アウトライダー」の部下でトーカッターの右腕。
寡黙な性格である。マックスとの一騎打ちで、足と右腕を怪我をさせながらもマックスにとどめを刺そうとして、逆に撃ち殺されてしまう。

ジョニー・ザ・ボーイ(演:ティム・バーンズ)

暴走族「アウトライダー」トーカッターの手下。
気弱なヤク中でババには嫌われている。マックスらに逮捕され釈放された後、トーカッターにはっぱをかけられ、グース殺害に加担する。その事がマックスの怒りを買い、ラストで爆殺される。

クロフォード “ザ・ナイトライダー” モンタザーノ(演:ヴィンス・ギル)

暴走族「アウトライダー」の部下でトーカッターの友人。
新米警官を殺してM.F.P.の特別追跡車盗んだ逃走犯、警察無線に向かって意味不明の喚き声を挙げ続け盗難車両で暴走。マックスに追跡され工事現場で衝突死する。

劇中登場車輌と「V8インターセプター」について

劇中に登場するM.F.P.のパトカーは、 4ドアの黄色い車輌が3台と、パーシュートスペシャルと呼ばれる黒い車輌が2台登場する。
黄色い車輌は「イエローインターセプター」と呼ばれ、フォード・ファルコンのセダンタイプを改造、3台それぞれに特徴が異なる。
冒頭でナイトライダーが乗っている車輌は、ホールデン・モナーロHQを改造している。

そして、物語終盤でマックスが復讐のために使用する「V8インターセプター」は、1973年製 フォード・ファルコンXB GT351 ハードトップ・限定モデルの改造車。
イーグルマスクと呼ばれるエアロバンパーと、ボンネットから突き出たスーパーチャージャー、サイド出しの8本マフラーが特徴。ノーズに空力パーツ(ARCADIPANE PRODUCTS製ノーズコーン/フロントマスク)を配し、WAIAND社製スーパーチャージャー、ツイン・オーバーヘッド・カムを装着した排気量351立方インチ(5.8リッター)のV8エンジンにより600馬力を発揮するという設定になっている。シフトレバーの赤いプッシュプルスイッチで過給器をオンオフする描写があるが、一般的な過給器は常時動作するため動作スイッチは通常は存在しない。本車の過給器はダミーで、演出のため電気モーターで動作するものである。

『マッドマックス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

“I am the Nightrider. I'm a fuel injected suicide machine. I am the rocker, I am the roller, I am the out-of-controller!”

「俺の名はナイトライダー!俺は燃料噴射装置付きの自殺マシーンだ!俺はロックンローラー、誰にも止められやしねえ!」

冒頭のシーン、新米の警官を殺害して特別追跡用インターセプターを奪い女と逃走したナイトライダー。
追跡するパトカーを何台も破壊しながら爆走し、警察無線に向かって絶叫したふてぶてしいセリフ。
だが、車のすぐ後ろをピッタリとくっついてくるマックスのインターセプターに恐れをなして、ハンドル操作を誤り工事現場に突っ込み大破する。
序盤でマックスの初登場シーンを盛り上げる強烈なインパクトを残すシーンである。

”Crazy'bout”

「あなたに夢中」

マックスの妻ジェシーが、仕事に出掛けるマックスを呼び止めて、手振りで表現しながら言う愛情いっぱいのセリフ。
久しぶりに仕事から戻ったマックスは、ジェシーと幼い息子・スプローグと、くつろぎのひと時を過ごす。TVで事件が報道を見ながら、危険な仕事に就くマックスを心配するジェシー。
マックスのファミリーが紹介されるシーンで、マックスを常に気に掛けて愛情を注ぐ名シーンでもあり、このシーンによって、後のマックスの復讐における心情を痛切に感じさせている。

“The Nightrider. That is his name... the Nightrider. Remember him when you look at the night sky!”

「ナイトライダー。それが奴の名だ…そう、ナイトライダーだ。夜空を見るたび思い出せ!」

鉄道の駅がある街に集結する暴走族「アウトライダー」。ナイトライダーの訃報を知ったアウトライダーのリーダー、トーカッターは、駅に運び込まれたナイトライダーの亡骸に別れを告げる。近くにいた駅長が「哀れなバカだ!」とつぶやいた瞬間、彼が駅長に向かって静かに、かつ狂気めいた面持で放った言葉。
「アウトライダー」の面々が初登場するシーンであり、警察に対しての報復心がメラメラと燃えるトーカッターの恐ろしさを感じさせる名シーンである。

“I'm scared, Fif. You know why? It's that rat circus out there. I'm beginning to enjoy it.”

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