草摩藉真(フルーツバスケット)とは【徹底解説・考察まとめ】

草摩藉真(そうま かずま)とは、高屋奈月の漫画作品『フルーツバスケット』の主要人物の1人・草摩夾の養父であり、武術の師匠である。幼い頃、十二支に入れなかった猫の物の怪に取り憑かれた祖父を残酷な言葉で拒絶。祖父の死後、新たに生まれた猫憑きの草摩夾を見て、その環境の理不尽さを思い知る。母を失い、父からも拒絶された夾を引き取ったのは贖罪の為だったが、次第に父性が芽生えていった。祖父のように幽閉される未来から夾を救おうとした。

呪いと夾の未来

夾が高校に入学して2年が経過したある夏、藉真は祖父の墓参りに行った。その後しばらくして透が1人で道場を訪れる。透は、十二支の呪いを解く方法を尋ねに来ていた。夾や皆の為に呪いを解きたいのだった。藉真は、夾の一件で透には感謝しきれない恩がある。何故彼女がそこまでするのかと思い、ふと祖母のことが頭に浮かんだ。
藉真は、呪いの詳細や解き方は知らないが、十二支にとっての慊人が特別な存在だと語る。藉真からすれば、慊人は火のついたように泣くことしかできない、弱く哀れな子供のようなものだった。それでも、物の怪憑きには拒絶の言葉さえ身を切られるような辛さがある。他者には立ち入れない絆があるようだと言った。
やがて、夾の進路相談の時期がやってきた。藉真は夾の自由意思を尊重するつもりだった。時間をかけてもいいから、夾自身が出した答えを知りたい。それが藉真の本音だった。
そんな中、午(馬)憑きの草摩依鈴(そうま いすず)が猫憑き用の離れに監禁されていたことが発覚。閉じ込められていた期間はそう長くないが、心身ともに衰弱していた。藉真は依鈴を引き取ることになる。その年、由希たちが本家で新年を迎えることとなった。紫呉の提案で、透も藉真の家で年を越すことに決まる。透は依鈴と面識があったようで、彼女を見ると嬉しそうに抱き着こうとした。
藉真は、夾が幼い頃のように依鈴とにらみ合わなくなったと指摘する。それは幼かった依鈴が度々藉真の家に来た時に、「師匠を取られた」気分になった夾のやきもちからくるものだった。子供の頃の話で、今は違うと夾は透に言う。
年が明け、3年生に進級をしても特に夾の進路について進展は見られなかった。そんな折、透が崖下に転落したとの連絡が入る。幸い命に別状はなく、しばらくの入院を経て退院した。

夾の報告

呪いから解放された夾(左)。

透が退院したその日、夾と透が共にやってきた。夾は「呪いが解けた」と言い、数珠をしていない腕を見せる。慊人は既に猫憑きの離れを取り壊すと決めており、呪いがなくなったことで夾は完全に自由の身となった。藉真は夾を抱きしめる。
藉真の知人が経営する道場が遠方にある。夾は、いずれ藉真の道場を継ぐために、働きながらそこに通うことに決めた。1人きりではなく、透も一緒だという。息子が愛する人と歩む新たな道を、藉真は祝福するのだった。

草摩藉真の関連人物・キャラクター

藉真の祖父

CV:菅谷勇(旧アニメ版)、小形満(新アニメ版)

先代の猫憑き。一族中から疎外されており、幽閉されていた。藉真が接触したのは幼い頃1度だけで、その時は離れにいた。格子越しに孫の藉真に饅頭を与えようとしたが、「いらない。呪われるから」と拒絶される。それでも、笑って孫を許した。
死後も草摩家の墓には入れられず、遠方の墓地で眠っている。藉真は「祖父は、ようやく外に出られた」と解釈した。

藉真の祖母

先代猫憑きの世話役の1人。正式な結婚は許されていなかったが、先代の猫憑きとの間に子を成し、死に水を取った。先代の猫憑きを愛していたというより憐みの感情から来ることで、「何故そこまでできた」と尋ねた藉真に「あまりに可哀想でしょう?」と答えた。

草摩夾(そうま きょう)

CV:関智一(旧アニメ版)、池田恭祐(旧アニメ版幼少期)、近野桂介(旧アニメ版中1頃)、内田雄馬(新アニメ版)/泊明日菜

藉真の祖父の死後に生まれた新たな猫憑き。先代と同じく、オレンジ色の髪を持つ。母の自殺後、実の父や親戚中から責められていたのを藉真が庇い、引き取った。喧嘩っ早く好戦的な一面もあるが、根は素直で優しい。
藉真から武術の他、世の中のあらゆることを教えられた。藉真との間には互いに実の親子以上の絆があったが、藉真自身は自己満足かもしれないとの、夾には自分のせいで藉真が悪く見られてしまう負い目があり、互いにどこか遠慮があった。
藉真によって透の目の前で数珠を外され、真の姿を彼女に見せることになる。この時すべてに絶望したが、醜い姿に怯えながらも「帰ろう」、「夾君と一緒に暮らしたい」と言った透の言葉に救われる。翌朝、夾に何を言っていいのか分からず彼が眠っている間に帰ろうとした藉真を追いかけ、彼の息子だと胸を張って言えるようになると宣言。
以前よりも絆は深まったが、幽閉される未来が待っている為藉真が独りぼっちになってしまうとの危惧もあった。透と相思相愛なことが分かり、彼女と人生を共にすることを決意すると同時に呪いから解放される。透と共に藉真の下へ向かい、呪いが解けたことを報告。
高校卒業後、藉真の知人が経営する道場に通う為に紫呉の家を出た。

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友田邦光(ともだ くにみつ)

CV:長谷川俊介(旧アニメ版)、田丸篤志(新アニメ版)

藉真の門弟で、秘書でもある。藉真や夾の仲立ちをするなど、彼らの理解者。一部の物の怪憑きと面識はあるが、十二支の秘密は知らない。
子供の頃に藉真と出会い、その頃から彼を慕っている。天然な藉真にツッコミを入れることも多々ある。

本田透(ほんだ とおる)

CV:堀江由衣(旧アニメ版)、石見明日菜(新アニメ版)

主人公。女手一つで育ててくれた母を失い、祖父の家に引き取られた。叔母夫婦との同居と祖父の家の改築が決まり、その間テントで生活していた。崖崩れでテントが埋まってしまった為、紫呉の家に住むこととなる。少し変わった敬語で話す。慈母のように相手を包み込む優しさの持ち主で、夾をはじめ多くの十二支の心の傷を癒した。
藉真を「師匠さん」と呼ぶ。藉真は、夾が変わってきたのは透と共に生活した為だと判断。猫憑きの運命と向き合わせるために透の目の前で数珠を外した。透が夾の真の姿を受け入れて、彼を救ってくれると期待してのことであった。
かなり危険な賭けだったが、透は異形化した夾に怯えながらも彼と暮らしたいと言い、夾もまた自分を真正面から見てくれた透を受け入れた。十二支たちを救いたいとの気持ちから、呪いを解こうとし始める。藉真にも呪いについて聞きに来たが、彼からすれば透にこれ以上のことを望む気はなかった。
夾と互いに惹かれ合い、紆余曲折を経て相思相愛となる。藉真は、透の気持ちが自身の祖母のような同情ではないことを悟り、安心した。

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夾の父

えどまち
えどまち
@edono78

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