草摩はとり(フルーツバスケット)とは【徹底解説・考察まとめ】

草摩はとり(そうま はとり)とは、高屋奈月の漫画『フルーツバスケット』に登場する十二支の辰(龍)の物の怪に取り憑かれた人物で、草摩家の主治医である。当主の草摩慊人や父の命令に従い、十二支の呪いを知った人物に「記憶の隠蔽」と呼ばれる催眠術を施してきた。クールな見た目と物言いが特徴的だが性格は優しい。主人公の本田透が草摩家に深入りすることで元恋人の草摩佳菜のように傷つかぬよう、これ以上関わるなと忠告した。数百年続く神と十二支の絆を「呪い」と表現した、作中最初の人物。

学校が夏休みになり、紫呉は透たちを連れて草摩家の避暑地へと出かけた。はとりもまた、突如慊人や酉(鳥)憑きの草摩紅野(そうま くれの)と共に避暑地に向かうことになる。紫呉がバカンスを楽しむ透たちに水を差すために呼んだことは明白だった。慊人が来たために物の怪憑きたちが彼女の下に挨拶に行き、透は1人になってしまっていた。はとりはその件を透に詫びるが、彼女は取り立てて孤独は感じていなかった。
急遽慊人は帰ることになったが、その前に透を呼び出し、彼女に自分が神であると告げ、あまりでしゃばるなど釘を刺した。はとりと紫呉は、紅葉に呼ばれて透のもとに駆け付ける。既に慊人は去った後で、透の顔にはひっかき傷がつけられていた。はとりは透の怪我を手当てし、呪いの力に遮られながらも自分たちを呼びに来た紅葉のように行動できなかった自分や紫呉を不甲斐なく思う。

変わりゆく世界

その年の大晦日。卯年から辰年に干支が変わるため、その干支に相当する紅葉とはとりが舞を踊った。透は草摩の本家で正月を過ごすことになり、由希も宴に参加する。気の重い舞を終えたはとりは、由希にとって慊人と共にいるのは辛いことかもしれないと言う。
着替えたはとりが宴の間に戻ると、慊人が硬い物で由希を殴りつけていた。はとりは血を流した由希を治療する。傷自体は深くはなかったが、念のために病院での診察を勧め、はとりは何故慊人が怒ったのかを訪ねた。
由希は、「誰かのせいにするのをやめると言っただけ」だと語る。それまで辛いことを慊人のせいにしていたが、それでは前に進めないと思ってのことで「慊人を許す」と言った。それが慊人の怒りを買ってしまったのだ。
続いて由希は、子供の頃友人の記憶を消したはとりを心のどこかで責めていたと言い、そのことを彼に詫びる。いくらか由希に負い目を感じていたはとりは「俺のことはいい。お前が謝る必要もない。お前は優しいな」と由希に声を掛け、礼を言った。
十二支の呪いは、ある日突然解けた。実はもう何年も前に紅野の呪いが解けており、慊人はそれが原因で歪んでしまった。その後、紅葉、未(羊)憑きの草摩燈路(そうま ひろ)とたて続けに呪いが解けていった。このままでは自分を愛してくれる者はいなくなると思い込んでいた慊人だが、透はそんな彼女を、孤独を怖れる1人の人間と見る。「お友達になりましょう」という透の言葉で神でなくても愛してくれる存在がいることを知る。慊人が「十二支と神」という約束された絆を捨て、前に進むことにしたために呪いが解けたのだ。
猫憑きだった夾も含め、物の怪憑きだった者たちが本家に呼ばれる。慊人は、皆がありのままの姿に戻れたからと、自分も女性として皆の前に現れた。神ではなくなった慊人だが、十二支だった者たちを当主として守っていくと決意を語った。
その後、はとりは繭子と交際を始める。透は夾と相思相愛になり、彼と共に夾の親代わりである草摩藉真(そうま かずま)の知人が経営する道場に通う為遠方に行くことになった。はとりは繭子と共に彼らを見送りに行く。その前日、晴れた空を見上げたはとりは、「雪が溶けたら春になる」と言った透を思い出した。

草摩はとりの関連人物・キャラクター

草摩慊人(そうま あきと)

CV:若葉紫(旧アニメ版)/今井由香(旧アニメ版幼少期)、坂本真綾(新アニメ版)

草摩家の当主で、十二支、猫の魂を統べる神を宿す。物心つく前より、父の晶(あきら)の偏愛と母の楝(れん)との確執から「神ではない自分には愛される価値がない」と思い込んでいる。女性だが、生まれながらに複数の異性に愛されることが決まっている娘に嫉妬した楝の命令で男性として育てられた。
草摩の主治医であるはとりが自身の役目を「半分は慊人の世話」と言うように、主に精神的な理由から体調を崩すことが多い。十二支の一員として慊人から離れられないはとりだが、楝に傷つけられ錯乱する慊人をなだめるなど年長者らしく接することもある。呪いを抜きにしても、はとりは幼い頃にあやしていた慊人を突き放すことができずにいた。

草摩紫呉(そうま しぐれ)

CV:置鮎龍太郎(旧アニメ版)、中村悠一(新アニメ版)/日野まり(新アニメ版幼少期)

戌(犬)の物の怪憑き。はとりと同い年で、「真のマブダチトリオ」の1人。通称は「ぐれさん」、「しーちゃん」、「先生」など。職業は小説家で、含蓄のあることも言うが基本的には他者をおちょくって楽しんでいる。作家としてのペンネームも複数を使い分け、精神的におぞましい話をまとめた本や、続き物の少女向けライトノベルを半ば趣味で出版している。尚、少女向け小説ははとりに「気持ち悪い」と言われた。
本家から離れた家に住んでいる。慊人が生まれたその日、神との絆を永遠のものにしたいと考える。それが、慊人を女性として愛し、自分だけのものにするという野望になった。十二支と神の絆が不変ではなく、もうすぐ終わるものだとの現実を突きつけるために赤の他人である透を自分の家に住まわせるなどする。
はとりは紫呉の誓いを知っており、彼が自分の為に透を利用していることを黙認しつつ「歯の一本くらいは覚悟しておけ」と釘を刺すこともある。
普段は和服を着ており、夾に編入試験を受けさせに学校まで付き添った際はとりからスーツを借りた。はとりから「そんな(紫呉が着た)服はもういらん。燃やして捨てろ」と言われたため、30万円するスーツをそのままもらっている。

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草摩綾女(そうま あやめ)

CV:宮本充(旧アニメ版)、櫻井孝宏(新アニメ版)/藤原夏海(新アニメ版幼少期)

巳(蛇)の物の怪憑き。はとり、紫呉と同い年で、「真のマブダチトリオ」の1人。由希の兄でもある。紫呉からは「あーや」と呼ばれる。女性と見まがう美貌とロングヘアが特徴。洋裁店を経営している。「人は誰でも秘密の花園を持っている」とのことで、店は女装用のコスチュームも扱い、綾女自ら採寸、試着も行う。
王を自称するほどの自信家で、大仰な口調で周囲を自分のペースに引き込む。
学生時代から他者の気持ちに鈍感で、細かい気配りに長けるはとりに憧れ、尊敬している。かつて自分の自由の為に由希を無視していたことを後悔し、弟との関係改善に努める。由希に褒められるなど嬉しいことがあると「聞いてくれたまえ、とりさん」の枕詞と共に、はとりに電話やメールで報告をするのが常。
高校時代は生徒会長を務めており、美麗な容姿と破天荒な性格から生徒たちに慕われていた。とはいえ、修学旅行時歓楽街に赴いた生徒たちの処分について話し合っている際、「自分が生徒たちの欲望を受け止める」と斜め上の宣言をするなどあまり褒められた生徒会長とはいえない。この時ははとりのフォローにより、歓楽街へと足を運んだ生徒たちの問題は不問になった。
はとりの幸福を願っており、佳菜が記憶を失って他の男性と幸せになることにいくらかの不満を漏らした。

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草摩由希(そうま ゆき)

CV:久川綾(旧アニメ版)、島﨑信長(新アニメ版)/島袋美由利(新アニメ版幼少期)

子(鼠)の物の怪憑きで、綾女の弟。破天荒な兄には度々悩まされている。容姿端麗で、学校には女子生徒の3分の2が所属する「プリンス・ユキ」というファンクラブがある。
幼い頃は喘息を患っており、はとりによる診察を受けている。紫呉と綾女と同級で「真のマブダチトリオ」であったはとりの苦労を思いやる描写がある。
周囲からは子憑きとしてしか扱われず、慊人からは「僕がいなければ、お前に価値なんかない」と否定の言葉を掛けられ続けた。そんな折、小学校でできた友達の前で変身してしまう。はとりによって友人たちの記憶が消されるが、直前まで泣きながら「消さないで」とはとりに泣いて縋った。

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草摩紅葉(そうま もみじ)

CV:斎藤彩夏(旧アニメ版)、潘めぐみ(新アニメ版)

卯(兎)の物の怪憑き。社交的な性格で、透ともすぐに打ち解けた。ドイツ人とのハーフで、母譲りの金髪が特徴。
母は動物に変身する息子を受け入れられず、精神を病んでしまう。紅葉ははとりによって母の記憶から消え、彼と夕食を共にするなどのフォローを受けた。由希たちの高校の文化祭にはとりと共に赴いた他、本家にやってきた透をはとりの家まで案内。草摩家との関わを断つように言ったはとりに代わり、彼と佳菜の過去を透に話し、彼女が佳菜のように傷ついてほしくないのがはとりの本音だと語った。

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草摩佳菜(そうま かな)

えどまち
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@edono78

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