草摩夾(フルーツバスケット)とは【徹底解説・考察まとめ】

草摩夾(そうま きょう)とは、高屋奈月の漫画『フルーツバスケット』に登場する、十二支の仲間になれなかった猫の物の怪憑きの少年である。仲間外れの存在として、幼い頃より一族中から疎外されてきた。神と同じく尊ばれる子憑きの草摩由希に勝つことを望み、彼との仲は良くないが本心では互いを羨んでいる。ぶっきらぼうで喧嘩っ早いが、根は優しく由希以外の人物に意味なく喧嘩を売ることはしない。ヒロイン本田透を気遣い、彼女と惹かれ合うようになる。

透との対面

透(右)と猫になった夾(左)。

紫呉の家には透がいた。今日子の死後祖父の家に住んでいたが、叔母夫婦との同居が決まり家を改築することになった。改築の間はテント暮らしをしていた透だが、崖崩れでテントを失ってしまう。テントを建てていたのは草摩の土地で、たまたま通りがかった紫呉の家に住むこととなったのだ。アクシデントで透に抱き着かれた夾は猫に変身し、続いて抱き着かれた由希と紫呉もまた変身してしまう。紫呉は透に事情を説明した。苛立ちテーブルを殴りつけ透に怪我をさせてしまった夾は、そのまま由希と戦闘になる。しかし、あっさりと負けてしまった。
夕方、紫呉は秘密厳守を条件に透が紫呉の家に住むことが許されたこと、夾もまた一緒に住むことになったと報告した。由希たちと同じ海原(かいばら)高校に転入させられた夾は、女子生徒の多さに動揺して逃走。透につい当たってしまったこともあり、転入初日から学校をサボり帰宅する。
「自分は人と交わることに向いていない」と言った夾だが、紫呉は彼には人付き合いの経験が不足しているだけだと指摘。いつか夾を好きだと言ってくれる誰かのために、人の輪に入って人を学ぶように諭した。夾には自分を好きになってくれる者が現れるという紫呉の言葉は信じられなかった。
その日、バイトで遅くなる透を迎えに行った夾は、彼女にカバンで殴られる。夾は自分が透を傷つけたせいだと思い、当たってしまったことを詫びようとする。「俺にムカついたんなら、今みたいに殴ればいい」と言う夾に対し、透は殴ってしまったのは変質者と間違えたためで、十二支の猫が昔から好きだったと告白した。
「猫年なんかいいことねえぞ」とぶっきらぼうに言い捨てる夾は、翌朝から透の作った料理を食べるようになった。
自分では「人付き合いに向いていない」と言った夾だが、猫憑きの特性で猫が寄ってくることからクラスメイトに「猫好きのいい奴」と認識される。由希のように近寄りがたいわけでもなく、言葉は悪くても親しみやすいと感じたクラスメイトとも打ち解けた。

藉真の来訪

ある日、学校から帰ると楽羅が紫呉の家にいた。幼いころ猫憑きの真の姿を見せ逃げ出した楽羅だが、その後夾の妻になると公言し、猛アプローチを仕掛けてくるようになった。猪突猛進型の楽羅の押しにより家を破壊されることを恐れた紫呉は、楽羅と夾に夕食の買い出しを頼む。
帰宅すると今度は藉真が訪ねて来ていた。夾だけでなく由希、丑(牛)憑きの草摩潑春(そうま はつはる)、楽羅もまた藉真の教え子だった。由希たちの前では喜びを見せなかった夾だが、2人きりになるや再会の嬉しさを口にする。
しばらく修行の旅に出ていた藉真だが、このほど道場に帰ることになったという。一緒に帰りたかった夾だが、紫呉の家にいることが彼にとっていいことだと藉真は言った。この家はぬるま湯のようで嫌だと夾は返す。
夜、藉真は夾を外に呼び出した。その日は天候がぐずついており、猫憑きにとっては体調がすぐれない日だった。藉真は自身の祖父のことを引き合いに出し、夾に自分の本来の姿のことをきちんと受け止めるように言った。夾は「とっくに受け止めている」と返す。夾からすれば、自分の人生は猫憑きとして生まれた時点で終わっていた。それが由希のせいだとも夾は言う。
そんな夾の腕から、藉真は数珠を取った。見ると、透がその場にいた。透の目の前で、夾は猫憑き本来の姿に変身する。皆に蔑まれる一因の姿を透に見られた夾はその場から逃走。脳裏に蘇るのは、自殺した母の言葉だった。
「愛している」という母の言葉は、夾を苦しめるだけだった。家から離れた場所で佇んでいた夾の下に、透が現れる。夾は透を拒絶した。いっそ失うのならこれ以上ないくらいに傷つける。そうすれば、常人以上に優しい透でもこの件で気に病むことはない。そう思ってのことだった。
それでも透は夾の腕を取り、一緒に帰ろうと言った。今の夾の姿に怯えながら、それでも一緒にいたいと透は言う。夾は、自分が欲しかったのは一緒に考え、乗り越えてくれる存在だったと悟る。夾は一緒に生きていきたいと言ってくれた透を名前で呼び、彼女を抱きしめた。そばにいること自体が間違いだと思いながら、それでも透と一緒にいたい、大切にしたいと夾は感じる。2人はそのまま紫呉の家へと帰って行った。
翌朝、藉真は紫呉の家を出た。夾は自分から逃げるように去ろうとした藉真を追った。それまで言えなかった藉真への想いを夾は口にする。「師匠は俺の親父なんだって、胸を張って言えるような奴に俺はなる」その言葉に、藉真は「お前はまだまだ手のかかる息子だよ」と笑って返した。

慊人との対峙

2年に進級すると、潑春と卯(兎)憑きの草摩紅葉(そうま もみじ)が海原高校に入学してきた。しばし平穏な時が流れ、やがて夏休みが訪れる。
透も含め、一部の物の怪憑きたちは草摩家の避暑地に向かうことになった。海水浴やスイカ割りを楽しむ一同だが、夾は透が皆に対し何かを遠慮していると見抜く。親とうまくいっていない者が多い物の怪憑きの前で、透は自分と母の楽しかった思い出を語ることを遠慮したのだ。夾はそのことを透との会話から察知し、彼女と母の思い出話を促した。
そんな中、突如慊人が避暑地を訪れる。物の怪憑きは挨拶に向かうが、夾だけは免除された。夾は、「猫が集まりに不参加なのはいつものこと」だと透に気にしないよう告げた。皆を待つ間、夾は透の作ったパンケーキを食べ、共に浜辺で砂の城を作るなどした。
翌日、今度は夾が1人で呼び出される。由希たちも慊人の泊まっている離れにいる上、自分まで呼ばれたら透が1人ぼっちになってしまう。夾はそのことが気がかりだったが、透はやっと彼が皆と同じく呼んでもらえたことを喜んでいた。
元より、物の怪憑きは神には逆らえない。何百年も続く血の絆という呪いが、物の怪憑きたちを縛り付けていた。慊人は、夾が透に好意を抱いているのではないかと指摘する。自分の母親を自殺に追いやって誰かを好きになる資格が夾にあるのかと、慊人は問い詰めた。
夾は透への想いを自覚するが、慊人の報復を怖れて好意を否定した。「高校を卒業するまでに由希に勝てなければ、死ぬまで幽閉する」との賭けを、夾は慊人と交わしていた。慊人はどうせ由希には勝てないからと夾に残された時間を楽しむように言う。
避暑地での夏休みは、最後の夜に皆で花火をし楽しい時間で終わった。しかし、夾の気持ちは幽閉される未来に向かって進みだしていた。

楽羅の懺悔

夏休み明け、夾は伝えたいことがあると言って楽羅を呼び出す。楽羅は「デートするなら聞く」と言った。
夾と楽羅は、共に草摩家の敷地へと向かう。着いたのは、幼いころ楽羅が夾の真の姿を見た場所だった。楽羅は自分が夾に声を掛けた本当の理由を話す。比較的穏やかな家庭ではあったが、それでも楽羅の両親も、物の怪憑きである彼女のことで喧嘩になることがあった。
物の怪憑きであることに不安を感じていた楽羅が見つけたのが、幼い夾だった。母から他者との接触を禁じられ、1人で目玉焼きを書いて遊んでいる猫憑きが自分以上に不幸で、自分は不幸なんかではないと楽羅は感じる。
心の底では夾を見下していたこと、彼にまとわりつくようになったのは真の姿に怯えて逃げた自分をなかったことにする為だったと楽羅は語った。自分の恋は「化け物の夾君を受け入れられる綺麗な自分」になる為に、夾と両想いになる為の辻褄合わせの恋だったと言う楽羅。
夾は、楽羅に「理由はどうあれ遊んでくれたことは嬉しかった」と自分を責めないように言い、彼女を好きになることはないときっぱり告げた。楽羅はそれでも自分の懺悔を聞いてほしかったとすっきりした表情で立ち上がる。しかし、追いかけているうちに夾を本当に愛していたことに気付く。
泣きながら自分への想いを語る楽羅を、夾は優しく抱きしめた。

夾と透・すれちがう心

透が自分を好きだとの可能性に愕然とする夾。

修学旅行、文化祭と学校での行事が続く中、夾は透が自分を好いているのではないかと思い至る。夾の幽閉はほぼ決まったことであり、透と相思相愛になりたいなどという気はなかった。やがて卒業式が近づく。卒業式に飾る花紙が夾のファンに一部盗まれ、クラスメイト達は回収に向かった。夾も行こうとしたが、透に一緒にいてほしいと言われる。透は「もし呪いが解けたらどうしますか」と尋ねた。そんなことは途方もない願いだと考える夾は、「その手の類でもしも話すんのはやめろ」と冷たく返してしまう。落ち込んでしまった透に、夾は残っていた花紙を渡した。
夾、透共に気持ちが晴れないまま3年生に進級した。
しばらくして、午(馬)憑きの草摩依鈴(そうま いすず)が藉真の家に住むことになったとの知らせが届く。夾は、依鈴がいれば藉真が寂しくないだろうと呟いた。
ある日、突如一部の物の怪憑きが紫呉の家を訪れてカレーパーティーをすることになった。そのことを伝えに来た紅葉は、昨年までとは見違えるほど背が伸びていた。そのことを夾が言及すると、紅葉は「透は僕のプロポーズを受けてくれるかな」と冗談めかして言った。冷ややかに睨み返す夾の反応を見た紅葉は、諦めてしまうと透が誰かのものになってしまう可能性もあると口にした。
後日、潑春が紅葉の様子が何か変だと言う。紅葉を探し当てた夾もまた違和感を覚える。紅葉は「呪いが解けた」と言った。すぐに冗談だと言い、「僕の呪いが解けるより、夾の呪いが解けた方が透は喜ぶ。だって、分かるでしょ?」と続け、紅葉は去る。紅葉の言葉から、夾は透が自分を愛していることを察して愕然とする。
ある休日、夾は透に「俺が好きなのか?」と尋ねる。透の反応から推測が当たっていることを悟った夾は、自分が今日子の事故現場に居合わせ、しかも見殺しにしたことを話す。今日子が自分に「許さないから」と言ったことも話すが、透はそれでも夾を好きだという気持ちは変わらないと言った。
夾は透に「幻滅だ」と言ってその場を去る。透に、幽閉される自分への思いを断ち切らせるためだった。

由希の想い

しばらくすると、助けを求める慊人の声がした。家に帰ると慊人がいた。いつになく取り乱した慊人は、透が立っていた崖が崩れ、転落したという。
透が崖から落ちたと知った夾は現場に向かう。そこには慊人に事情を聴いた由希と、倒れた透がいた。透は頭を打っているようで、全く動かない。「こんなことを望んだんじゃないんだ」と動揺する夾。透は一度目を覚まし、夾に「もう大丈夫ですよ」と声を掛ける。夾は透の手を取り、「黙っとけ」と言って透にキスをした。
透は入院する。夾は、自分のせいで透まで傷つけてしまったことに落ち込み、見舞いに行かなかった。そこに由希が現れる。無力感と罪悪感から「俺がいても守れない。傷つけるだけだ。お前が付いててやった方がいい」と言った夾を、由希は殴りつけた。
夾は由希の𠮟責に対し、「そりゃテメエはご立派な奴なんだろうがな!俺だってなれるもんならなりたかったよ!お前みたいに!」と叫ぶ。由希はまたも夾を殴りつけ、「俺だってなりたかったよ!お前みたいに!」と心情を吐露した。
由希もまた自分に憧れていたと知り、夾は驚く。由希は「自分は自分にしかなれない」と言い、夾が自分で思う以上に透を笑顔にしていたこと、自分ではそこまでしてやれないことを叱咤激励の形で口にした。
由希に背中を押された夾は、透に会いに行くことにする。その日の面会時間は終わっていた。翌日学校に行くと、透から聞いたのか夾が彼女を拒絶したと知るありさともう1人の友人花島咲(はなじま さき)から透の見舞いを禁じられる。夾は、咲に「先にするべきことがあるのではないか」と言われ自身の父の下へと向かった。

父と母

夾が向かったのは父の家だった。父は自室で昼から酒を飲んでおり、夾を見るや怒り出す。「いい加減母さんを殺したことを認めたらどうだ!」と息子を責める父。夾は「そうだよ。俺のせいだ」と言ったが、父の下に来た本当の理由は、幽閉等されず透と共に生きていきたいとの決意を彼に告げる為だった。
父との会話の中、夾は母の自殺の本当の理由を知る。父は、猫憑きの夾とそんな子供を産んだ妻を責め、「こんな子供産みやがって」と罵倒した。母が自ら命を絶ったのはその翌日だった。父は自分は悪くないと錯乱したように繰り返す。夾の父は、自らの不幸をすべて妻と息子に押し付けて自分を保っていたのだった。自身の父の弱い面を見て、それでも責めることができない夾は一度家を後にする。

未来の約束と呪いからの解放

透の退院当日。病院に迎えに行った夾だが、透は彼を見ると逃げ出した。夾は慌てて後を追う。透は泣き顔を見せることで夾を困らせたくなかったのだ。それを察した夾は、透の気持ちを無視して自分の懺悔だけをしたことを詫びる。相手の気持ちを無視したまま2度と会えなくなることもある。それを知っていながら、また同じ過ちを繰り返そうとしていたことに夾は思い至った。
たくさん傷つけたことを詫び、夾は改めて透に「一緒にいたい。これから生きてくならお前とがいい。お前とじゃなきゃ嫌だ。好きだから」と言った。「傍にいてもいいと言うことですか?」と尋ねた透に、夾は2度目のキスをした。
次いで、夾は透に抱きしめていいかと尋ねる。すぐ人でなくなる上、これから猫憑きであることで透を苦しめることもあるだろうと続けると、透は「大好きです夾君。それはとっても無敵です」と返した。思い合っていれば何も恐れることはない。それなら自分も無敵だと、夾は透を抱きしめた。
ほぼ同時に、猫の物の怪が去っていく感覚がした。体にも何の変化はない。抱擁を解いた夾は数珠を引きちぎった。透が転落した日、慊人は彼女を刺そうとした。夾の知らない所で紅野は既に呪いから解放されていた。慊人は物の怪憑きが全て解放されれば自分の神としての役目もなくなり、誰にも愛されなくなると思い込んでいた。そんな慊人を恐怖から救ったのが透だった。
受け入れてくれる他人もいる事実を知った慊人が神をやめると決めたため、夾も含めすべての物の怪憑きが呪いから解放されたのだ。ようやく自由になった夾の目からは、涙が流れる。それは解放による喜びの涙だけではなかった。自分を苦しめ続けてきた猫の物の怪だが、生まれた時から自分の一部だったことに変わりはなく、別離の寂しさもまたあった。

透と共に未来へ

夾と透はその足で藉真の下へ向かう。藉真は、呪いが解けたと語る夾を抱きしめた。後日、物の怪憑きだった面々が本家に呼び出される。「皆がありのままの姿に戻れたから、僕もありのままの姿に戻る」と語る慊人は振袖を着ていた。夾も含め、慊人より年少の物の怪憑きたちは、初めて慊人が女性だと知る。慊人は神ではなくなったが、皆を当主として守っていく決意を語った。
今日子の墓参りに訪れた夾は、一緒にいた透に今後の決意を口にする。色々な人と関わり、自分を試したかった。藉真の知人が経営する道場に働きながら通う。それは、いずれ藉真の道場を継いだ時に役立つと考えてのことだった。
「できればお前と一緒に」というと、透はうなずいた。かなりの遠方であり、貧乏暮らしをするかもしれないと夾は言うが、それでも透の決意は揺るがなかった。透は譲れないものはあり、自分は頑固だと語る。また、今日子が夾を恨んでいないとも言った。「許さない」と言ったのが事実でも、別の意味があるというのが透の弁だった。
皆と離れるのは寂しいが、夾と離れるのはもっと嫌だと語る透に礼を言うと、夾は今日子の墓前に「約束守るよ。ずいぶん遅くなったけど」と声を掛けた。
その後、夾と透は神前で結婚式を挙げ、長く人生を共にするのだった。

草摩夾の関連人物・キャラクター

草摩藉真(そうま かずま)

CV:井上倫宏(旧アニメ版)/町井美紀(旧アニメ版幼少期)、森川智之(新アニメ版)、七瀬彩夏(新アニメ版幼少期)

先代猫憑きの孫。武術の道場を開いている。温厚な人物。夾からは「師匠」と呼ばれている。
幼い頃、祖父に残酷な言葉を吐いたことがある。祖父の死後、夾を取り巻く環境を見て猫憑きの運命の過酷さ、祖父の心中を思いやり贖罪の意味で夾を引き取った。いつしか父親のような気持ちが芽生えるが、それは自分のエゴであったかもしれないと思うようになる。それでも夾を見守り、今日子の一件で傷ついた彼と共に山に籠り、自らを責める夾を諭した。
夾が紫呉の家に住むようになると、彼が透との生活に居心地の良さを覚えていると感じる。同時に、猫憑き本来の姿を見られることを恐れていることも察した。夾が己の運命から目をそらしていることを指摘し、透の目の前で夾の数珠を外す。透なら夾の真の姿を見た上で彼を受け入れてくれるかもしれない、それで夾が自分の運命と少しでも向き合えればと思っての賭けだった。
透と夾が揃って猫憑きの運命を乗り越え帰ってきたことで安堵する。とはいえ幽閉という未来が覆ったわけではなく、息子の幽閉を望む夾の実父に毅然とその運命に抗う旨を口にした。
慊人が改心した後、改めて夾の今後を話し合う為に彼の父の元を訪れる様がコミックスのオマケページに描かれている。
呪いが解けたという夾の報告を聞き、彼を抱きしめた。
武術の腕も人格も優れているが抜けた一面もあり、読書をしながら料理をする他、淹れ方も分からないのにお茶を淹れようとしたことがある。

えどまち
えどまち
@edono78

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『フルーツバスケット』とは高屋奈月による漫画及びそれを原作とするアニメ作品です。母を失くして一人テント暮らしをする女子高生、本田透。透はひょんなことから十二支の物の怪に取り憑かれた一族、草摩家と関わることになります。可愛い絵柄とタイトルに惹かれて買ってみたら結構ドロドロ?しかし救済もあれば爽やかな部分もある。色々と人生について考えさせてくれる名作です。この作品のキモである「神」と「十二支」についてまとめました。

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【フルーツバスケット】まだ終わってなかった!続編がある面白い少女漫画まとめ【ママレード・ボーイ】

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『フルーツバスケット』や『ママレード・ボーイ』など、世の中の女性たちがみんな夢中になった少女漫画の数々。連載が終わってしまった時には、なんだか自分の半身が失われてしまったほどの寂しさを感じた方も多いのではないでしょうか。そんなあなたに朗報!なんと、かつての人気少女漫画に続編が登場しているのです。あの頃子どもだった主人公たちも立派に成長して、なんだか感慨深いですね。

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