DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション・ダンレボ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

DanceDanceRevolutionとは1998年に稼働を開始した、コナミ(現コナミアミューズメント)製のアーケード用音楽シミュレーションゲーム。コナミの音楽ゲームシリーズ、BEMANIシリーズの第3弾として登場した。足元にある4つのパネルを踏むことで実際にダンスをしているかのように楽しめるゲームで、現在シリーズ第16作目である「DanceDanceRevolution A20(エースツーオー)」が日本を始めとした世界各地で稼働している。「ダンレボ」や「DDR」の略称で親しまれている。

リザルトの種類

詳細リザルト(青色)

最大コンボ数(どれくらい長くMISSせずに踏めたか)、各判定の数(NGはMissに統合される)、EXスコア(MARVELOUS・OK=3点、PERFECT=2点、GREAT=1点としてカウントしたスコア)が表示される。
公式サイトで設定をすると、MARVELOUSに対して早く踏んだ回数と遅く踏んだ回数も表示させることができる。
なお、大会などのイベント開催時はEXスコアと通常のスコアの表示が逆になることもある。

ライバル比較(緑色)

全国トップ、都道府県トップ、筐体トップ、このプレーを除いた自分のハイスコア、(公式サイトで設定していれば)ライバルのハイスコアと比較ができるタブ。

消費カロリー(ピンク色)

e-amusement PASSを使っていない場合はそのプレー中での、e-amusement PASSでログインした際は今日1日のおよその消費カロリーが表示されるタブ。
消費したカロリーに合わせて食べ物のイラストが表示され、どの食べ物と同じくらい消費したかが分かる。

その他

e-amusement PASS

コナミ系のアーケードゲームでデータをセーブするために使用するICカード。これを使うことで楽曲ごとのハイスコアを保存したり、隠された楽曲をプレーできるようになったりする。もし、継続して遊ぼうと思っているのであれば、是非活用しよう。
ちなみに、だいたい300〜400円で売っているが、Suicaなどの交通系ICカード、モバイルSuicaやApple payといった携帯電話内蔵の電子財布でも代用できる。

PASELI

コナミ系のアーケードゲームなどで使用することができる電子マネー。e-amusement PASSにチャージをして使う。
コナミ系のアーケードゲームではPASELIを使って普段より多く支払うモードが設定されていることが多く、ダンレボにもその機能が備わっている。
普段より多く支払うモードを選択するとクリア失敗してもゲームオーバーにならない、特定の条件を満たすと4曲目をプレーできる、オプション設定がより細かくできるといった特典を受けることができる。

また、お店によっては現金でプレーするより安い値段(80円など)を設定していることもある。

DanceDanceRevolutionの裏話・トリビア・小ネタ/逸話・エピソード

筐体による違い

DanceDanceRevolutionは様々な種類の筐体が存在する。それぞれどのような違いがあるのかをここで見ていこう。
なお、各筐体の呼び名は「20th Anniversary Model」を除き、全てユーザー間で俗に使われる非公式の名称であることを留意されたい。

ブラウン管筐体(旧筐体・黒筐体・赤筐体)

出典: aucfree.com

画面がブラウン管になっている筐体。ダンレボが社会現象になっていた頃はこの筐体しか存在していなかったので、ダンレボといえばこの筐体を思い浮かべる人も多いかもしれない。
厳密には外観が画像のように黒い「黒筐体」と呼ばれるものと外観が赤い「赤筐体」と呼ばれるものがあるが、大きな違いはない。これらを2つ合わせて「旧筐体」と呼ばれている。
ブラウン管であるがゆえに画面サイズが他より小さいのと、上下キーが無いためオプションの項目で述べた「SUDDEN+」「HIDDEN+」の調整ができないという制限を抱えているのが特徴。

黒い液晶筐体(X筐体)

出典: www.ddr-navi.jp

DanceDanceRevolution Xで初登場した、液晶画面の筐体。主にラウンドワンを中心とした大型のアミューズメント施設に置かれている。
旧筐体と比べて筐体のサイズが大きくなっており、特に両サイドにある電飾がとても目立つモデルとなっている。(ただし、店舗によっては電飾が設置されていないところもある)旧筐体との大きな違いは画面や両サイドの電飾以外にも上下キーの実装、e-amusement PASSをかざすユニットやテンキーの構造の変化、荷物置きの設置といったところが挙げられる。
ちなみに、この筐体のみ「黒筐体」と区別がつかなくなってしまうという理由からか、ユーザーからは筐体の色ではなく登場したバージョンである「X」になぞらえて「X筐体」と呼ばれている。

白い液晶筐体(白筐体)

出典: www.tsc-acnet.com

DanceDanceRevolution(DDR2013)で登場した、液晶筐体。X筐体と比べて両サイドの電飾がなくなったことにより筐体自体のサイズは小さくなったが、荷物置きスペースと画面のサイズはむしろこちらのほうが大きくなっている。また、他の筐体とはちがい、パネルを踏んでもパネルが光らなくなっている。
こちらも比較的大型の店舗で導入されている他、最近開店したばかりの店舗で導入されていることが多い。
また、海外で主に流通している筐体はこの白筐体である。

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