スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス(SW1)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』とは、1999年製作のアメリカ映画。社会現象にまでなった「旧3部作」の完結より16年の時を経て製作された、スター・ウォーズサーガ「新三部作」の第一作目。旧三部作を通して「悪の主役」であったダース・ベイダー=アナキン・スカイウォーカーの幼少時の物語を描く。
アナキン・スカイウォーカー(演:ジェイク・ロイド)
砂漠の星・タトゥイーンで生まれた。マスター・ヨーダをも凌ぐミディ・クロリアン値を持つ脅威の子供。後に、その類稀なるフォースの力をシスの暗黒卿に見込まれフォースのダークサイドに落ち、銀河を支配する銀河帝国で実働部隊の筆頭となる「ダース・ベイター」になる。母親であるシミ・スカイウォーカーは、「父親はいない、この子は自然に身ごもった」と語っていた。今作では母親と共に、タトゥイーンのジャンク商人・ワトーの奴隷として扱われている。子供ながらにメカの知識が豊富で、ジャンク屋で行う部品の修理のみならず、自分でメカを組み立てることも出来る。(C-3POは、彼が今作で製作した)また、操縦技術も優れていて、劇中のポッド・レースでは、自分が乗り込んだマシンが他の選手の妨害により故障するも、その場ですぐさま修理しレースに復帰、見事逆転優勝を成し遂げるという離れ業も見せている。
C-3PO(演:アンソニー・ダニエルズ)
R2-D2と共に、スター・ウォーズサーガ9部作の、9作全てに登場する唯一、いや「唯二」のキャラクター。C-3POはアナキン・スカイウォーカーにより知覚生物とコミュニケーションを取るためのドロイドとして設計され、エチケットと式典をプログラムされていた。600万を超える言語に精通しており、お喋りで心配性な性格の持ち主である。本作ではまだ製作途中で、むき出しのままの配線などが少し痛々しい。
R2-D2
C-3POと共に、スター・ウォーズサーガ全9作に出演するキャラクター。インダストリアル・オートマトン社が製造した、高い人気を誇るR2シリーズのドロイド。身長はおよそ1メートルで、様々な役割をこなすようプログラムされていた。R2ユニットはスターファイターのソケットに収容されてパイロットの補佐を務めることが多々あった。R2-D2はその中でも特に飛行艇の修理やパイロット補佐としての仕事に優れていて、本作でその功績を認められ、ここから始まるサーガの中で重要な役割を果たすことになる。
ジャー・ジャー・ビンクス(演:アーメド・ベスト)
ナブーの湖の中に水中帝国を築く、グンガン族出身。身分としては軍人であるが、その不器用さとお調子者の性格が災いして、一族から追放されていた。しかしナブー封鎖に伴う事件で偶然ジェダイの騎士と出会い、これも偶然その命を助けられたことから、命の恩人であるジェダイの騎士たちにつきまとい始める。その結果一族の元に舞い戻って、通商連合のドロイド部隊との決戦では、嫌々ながら戦闘部隊を率いる重要な任務に就くことになる。命の恩人と慕っていながら、ジェダイの行動にあれこれ文句をつけたがる、基本的に「危ないことはイヤ」という性格の持ち主でもある。
シミ・スカイウォーカー(演:ペルニラ・アウグスト)
惑星タトゥイーン生まれ。アナキン・スカイウォーカーの母親。まだ幼い頃に海賊に捕らえられ、タトゥイーンのジャンク商人に売られ、以来奴隷としての人生を歩むことになる。父親となる男性不在のまま、アナキンを身ごもる。ジェダイの騎士クワイ=ガン・ジンは、アナキンが非常に高いミディ=クロリアン値を持つことから、あらゆる生命体の全ての細胞に存在するという微生物であるミディ=クロリアンの意思そのものにより、彼女はアナキンを身ごもったのでないかと推測した。
元老院議員パルパティーン(演:イアン・マクダーミド)
惑星ナブー生まれで、ナブーを代表し銀河共和国の元老院議員となる。通商連合にナブーが封鎖された後は、アミダラ女王に協力し、銀河共和国議会で彼女の発言を手助けする。しかし、議会の最高議長が官僚の言いなりになっていてこのままでは議論も進まないと、新たな最高議長を選出するため現議長の不信任案を提出するよう、アミダラに進言する。その後選挙の結果、彼自らが共和国議会の最高議長に当選することになった。
マスター・ヨーダ(演:フランク・オズ)
ジェダイ史上最も優れた力を持つ、ジェダイ・マスターの一人。今作の時代では長老として、ジェダイ評議会をまとめるグランド・マスターの地位に就いていた。小柄な体つきからは想像も出来ないほど、強いフォースの力を持っている。長老であるが故に、フォースの力に暗黒面も存在することを知っていて、アナキン・スカイウォーカーは類稀なるフォースの持ち主であると認めつつも、その内面に潜む恐れの感情から、暗黒面に落ちる危険性を危惧していた。
メイス・ウィンドゥ(演:サミュエル・L・ジャクソン)
ジェダイ・マスターの一人で、ジェダイの騎士を統率するジェダイ評議会のメンバー。非常に優れたフォースの力の持ち主で、その実力を認められ、今作の時代ではヨーダの右腕となる評議会ナンバー2の地位に就いている。マスター・ヨーダと共に、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービの前に現れたフォースの力を持つ謎の男が、フォースの暗黒面に落ちた「シス」という強敵ではないかと推測する。
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目次 - Contents
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の概要
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のあらすじ・ストーリー
- タトゥイーンへ
- アナキン・スカイウォーカーとの邂逅
- ジェダイ評議会の判断
- グンガン族の活躍
- オビ=ワンとアナキン
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の登場人物・キャラクター
- クワイ=ガン・ジン(演:リーアム・ニーソン)
- オビ=ワン・ケノービ(演:ユアン・マクレガー)
- パドメ・アミダラ(演:ナタリー・ポートマン)
- アナキン・スカイウォーカー(演:ジェイク・ロイド)
- C-3PO(演:アンソニー・ダニエルズ)
- R2-D2
- ジャー・ジャー・ビンクス(演:アーメド・ベスト)
- シミ・スカイウォーカー(演:ペルニラ・アウグスト)
- 元老院議員パルパティーン(演:イアン・マクダーミド)
- マスター・ヨーダ(演:フランク・オズ)
- メイス・ウィンドゥ(演:サミュエル・L・ジャクソン)
- ダース・モール(演:レイ・パーク)
- シスの暗黒卿(演:イアン・マクダーミド)
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- コミカルで壮絶な、砂の惑星でのポッド・レース
- ジェダイの騎士2人VSダース・モールの激闘
- 「フォースと共にあれ。」
- 「運命は変えられないのよ。夕日が沈むのを止められないように。」
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の用語
- ジェダイの騎士
- フォース
- ライトセーバー
- 銀河共和国議会
- 通商連合
- ポッド・レース
- ドロイド
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の主題歌・挿入歌
- スター・ウォーズのテーマ
- 「Duel of the Fates」ダース・モールVSジェダイの騎士のシーンで流れるテーマ
- 『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- アナキンの背後に伸びた影がダース・ベイダーになっている
- 「サイテー映画賞」ラジー賞受賞者、ジャー・ジャー・ビンクス
- 「影武者」になるほどそっくりさん、ナタリー・ポートマンとキーラ・ナイトレイ
- 突如として登場、そして消滅「ミディ=クロリアン」