フルーツバスケット(フルバ)のネタバレあらすじ・ストーリーまとめ

『フルーツバスケット』は日本の漫画家・高屋奈月による少女漫画。通称は「フルバ」。1998年に白泉社の『花とゆめ』で連載を開始し、2006年に完結した。単行本は全23巻。
主人公の本田透は高校に入学して間もなく母親を交通事故で亡くしてしまった。ひょんなことから透は同じ高校に通う草摩由希が暮らしている家に厄介になる。草摩家は代々続く名家。そんな名家には十二支にまつわる重大な秘密があった。透は草摩家の人間と関わるようになっていき、その母性あふれる優しさで心の傷を癒やしていくのだった。

『フルーツバスケット』の概要

『フルーツバスケット』は日本の漫画家・高屋奈月による少女漫画。通称は「フルバ」。1998年に白泉社の『花とゆめ』で連載を開始し、2006年に完結した。単行本は全23巻。二度にわたってTVアニメ化された人気作品である。

現代の日本が舞台であり、主人公は家事全般が得意な普通の女子高校生である。剣や魔法のようなファンタジーは存在しない。ただ作中に登場する草摩(そうま)という家の人間はやや特殊であり、一部の人間が十二支の動物に変身してしまうという体質を持っている。

物の怪憑きと呼ばれるその存在は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12人に、猫を足した全部で13人いる。異性に抱きつかれるか著しく体力が落ちたりすると取り憑かれた動物に変身してしまう。そして物の怪憑きとは別にもう1人、特別な”神”と呼ばれる存在がいる。”神”は十二支の物語で宴会を開いた神のことで、物の怪憑き達と”絆”を通して深く結ばれた特別な存在だった。

しかしこの”絆”は同時に”呪い”でもある。物の怪に変化してしまうという奇妙な体質に各自は思い悩み、”神”からの抑圧に苦しめられていた。主人公の本田透(ほんだ とおる)は、聖母のような優しさを持つ控えめな性格をした少女。その少女の優しさが傷ついた人々の心を癒やしていき、やがて”呪い”からの解放につながっていくのだった。

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『フルーツバスケット』のあらすじ・ストーリー

透・草摩家の秘密を知る

縁側で十二支の置物の整理をしている草摩紫呉(左)と、その置物に夢中になっている主人公の本田透(右)。

草摩の敷地内にテントを張って生活していた女子高生の本田透(ほんだ とおる)は、登校途中に草摩の分家を発見する。縁側で日干ししてある十二支の置物に目を奪われていると、家主である草摩紫呉(そうま しぐれ)が現れた。そこで十二支の昔話に出てくる“猫”の話になった。透が幼い頃、母が枕元で話してくれたものだ。
神様が開く宴会に招待された十二支達。だが、いたずら好きの鼠は、宴会の日は明後日と嘘の情報を猫に伝え、騙された猫は宴会に参加できなかった。この話の猫に同情した透は、「いぬさんをやめてねこになる!(訳:戌年を止めて、猫年になる)」と豪語。それ以降、猫には思い入れがある様子を見せる。「それを聞いたら“あいつ”はどんな顔をするかな」と紫呉は意味深な表情を見せた。そこに、学校の王子様的存在である草摩由希(そうま ゆき)が現れる。彼も、この家の住人だったのだ。
由希と登校を共にした透は、由希のファンクラブメンバーにしつこく絡まれるものの、友人である魚谷 ありさ(うおたに ありさ)、花島咲(はなじま さき)に助けられ事無きを得る。

その日の夕方。バイト帰りの透を、外食に出ていた紫呉と由希が発見して後を追い、テント暮らしがばれてしまう。住んでいた祖父宅の改築のためにテント暮らしをしているのであって、それが終われば立ち去ると言う透に、崖の土が緩みやすいし、痴漢も出るから危ないとたしなめる紫呉。それでも大丈夫と言い張って立ち上がった透は次の瞬間倒れてしまう。ここ数日の無理がたたり熱が出てしまったのだ。おまけにテントを張っていた場所で崖崩れが発生。帰る場所を失い、満身創痍の透はそのまま紫呉の家で一夜を明かすことに。
翌朝、土に埋もれた荷物を掘り出してきた由希はさらりと、その荷物を2階へ持っていこうとする。混乱する透へ「改築が終わるまでこの家に泊まればいいよ」と一言、告げた。反対する透に、紫呉も掃除や料理をしてくれるなら大歓迎だと畳みかける。元々行く当てもなかった透は、案内された2階で現状の幸福を噛みしめていた。すると突然、屋根を突き破り、乱入してきたオレンジ頭の男が、由希に勝負を挑みかけてきた。男が今にも由希に飛び掛からんとしたその時、咄嗟に止めようとした透は足を滑らせ男へ抱きついてしまう。由希と男が驚いたように叫び、気が付くと、目の前の男はオレンジ色の猫になっていた。
更に、崩れた天井から落ちてきた瓦礫が透の頭に直撃。今度は紫呉と由希の方へ倒れ、2人はそれぞれ犬と鼠に変身してしまった。いよいよ誤魔化しが利かなくなってしまったため、紫呉が正直に事情を説明する。草摩の人間は何百年も前から十二支の物の怪に憑かれている。各々の動物と意思の疎通がとれたり、異性に抱きつかれると動物に変身してしまったりするが、それ以外は至って普通であると。
草摩家最大の秘密を知ってしまったため、当主へ報告しないといけないこととなる。もしかしたら秘密に対する記憶を隠蔽されるかもしれないと由希は謝るが、透は、「記憶が消されちゃってもまた、お友達になってくださいね」と笑うのだった。結局、当主に透のことを報告しに行った紫呉から、透の同居を許されたと告げられる。加えて、オレンジ頭の男・草摩夾(そうま きょう)も同居するようにとのことだった。虫の良すぎる話に疑いの目を向ける由希だったが、紫呉ははぐらかす。

共同生活の解消

共同生活を始めて何か月か経った後。無事、祖父宅の改築が終了し、透が出て行った紫呉宅は重たい空気になっていた。由希も夾も透と交わした言葉を思い出しながら悶々とした時間を過ごす。一方透は、あまり歓迎ムードではない新しい家で委縮しつつあった。唯一、祖父だけは変わらず優しい態度だったが、透はもう一度、紫呉宅へ戻りたいと涙を流す。その時、由希と夾が現れて帰ろうと促す。自分の気持ちを押し殺していた透に、たまには我儘になってもいいと諭す夾と、優しく笑う由希。こうして透は再び、紫呉・由希・夾との共同生活に舞い戻るのだった。

十二支憑きとの出会い

透の元には、物の怪憑きのメンバーが次々と現れる。亥憑きの草摩楽羅(そうま かぐら)、卯憑きの草摩紅葉(そうま もみじ)、辰憑きの草摩はとり(そうま はとり)、丑憑きの草摩潑春(そうま はつはる)、巳憑きの草摩綾女(そうま あやめ)、寅憑きの草摩杞紗(そうま きさ)、未憑きの草摩燈路(そうま ひろ)、申憑きの草摩利津(そうま りつ)、牛憑きの草摩依鈴(そうま いすず)、酉憑きの草摩紅野(そうま くれの)、そして草摩家当主の草摩慊人(そうま あきと)。
彼らは十二支の呪いに縛られ、草摩の当主であり十二支をまとめる神でもある慊人に逆らえない人生を送ってきた。しかし、何百年も続く十二支の呪いは綻び始めていた。その証拠として、普通は年が離れて生まれてくるはずの物の怪憑きが揃っていること、本来辰憑きは大きな竜の姿になるはずだが、今回はタツノオトシゴに変身することなどが挙げられ、きっとこれが最後の宴会だからと言われていた。

呪いからの解放

慊人だけは、十二支との呪いのような絆を頼りにずっと生きてきたため、次々と自分から離れようとしていく草摩の人々を見て狂乱し、ついには紅野を刺して走り去ってしまう。その足で透の元へ向かい、これで満足か、絆が消えてしまったら自分には何も残らない、置いていかれるのは嫌だと泣く慊人に、もう1度はじめから始めましょうと自己紹介をして握手を求めた透。しかし慊人はその手を弾いた。それでもそっと微笑み、「そこに居たんですね」と特別ではない自分の存在を認めてくれたことに心動かされ、手を取ろうとする。その途端、足元が崩れて透は崖下へ転落。誰か来てと叫ぶ慊人の声を聞き、紫呉や由希、そして夾が駆けつける。幸い命に別状はないものの、徹は入院を余儀なくされた。

十二支の呪いが解けた後、慊人は女性としてみんなの前に現れ、改めて解放を宣言する。草摩の中で戦い続ける者、それを傍で支える者、遠くの土地で再出発する者、まだ心の整理がつかない者。各々が複雑な想いを抱えながらも、未来へ向けて歩み始めた。物語は、歳を重ねた透と夾が仲睦まじく手をつないで散歩をする後ろ姿で締めくくられる。

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