シュガシュガルーン(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シュガシュガルーン』とは安野モヨコが2003年から2007年まで『なかよし』で掲載した少女漫画、それを原作としたアニメ。次期女王候補である魔女のショコラ=メイユールとバニラ=ミューは、女王試験の為にお菓子でできた魔界から人間界へやってきた。どちらが女王にふさわしいか、気持ちを結晶化した人間のハートをめぐって勝負を繰り広げる。やがて対立するオグルとの戦いで魔界がピンチになってしまう。ライバルで親友である2人の友情や恋の行き先をファンタジーに描いた。第29回、講談社漫画賞児童部門を受賞した作品。

2003年から2007年まで『なかよし』で掲載した『シュガシュガルーン』は、連載終了後も愛され続けた作品である。2016年、公式グッズとしてファッションブランド「SUGAR SUGAR RUNE」がオープンした。「SUGAR SUGAR RUNE」のコンセプトは、“少女のときめき”を残しつつ、大人でも可愛くかっこよく身に着けることができるグッズを生み出すこと。公式グッズは全て、安野モヨコが完全監修している。ショコラ、バニラとお揃いのアクセサリーになるように、ストーン部分にはスワロフスキーを使うなどの細部までこだわりがある。長い時間をかけて安野モヨコが試作を重ね、『シュガシュガルーン』らしさが詰まった公式グッズは、数量限定のものが多い。ショコラとバニラをイメージしてデザインしたネックレス、ブレスレットは販売開始後、売り切れ続出。物語で登場する、身に着けた人の魅力を最大限に引き出す魔法アイテム“ハートの髪飾り”も即完売した。

『シュガシュガルーン』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):野本かりあ「ショコラに夢中」

アニメのルーン1から最終話ルーン51までアニメオープニングを飾った曲である。作詞は安野モヨコ・作曲・編曲は小西康陽、歌は野本かりあ。歌詞の「CHOCOLA a la folie」はフランス語で「気が狂いそうなくらい、ショコラに夢中」という意味だ。作詞は安野モヨコ、ムービー監督は庵野秀明が担当した。

ED(エンディング):野本かりあ「月の向こうの世界」(ルーン1~ルーン29 )

ルーン1からルーン29までのエンディングテーマ。作詞は安野モヨコ・作曲・編曲は小西康陽、歌は野本かりあ。ボーカルを担当した野本かりあは小西康陽がプロディースし、モデルで活躍する日本歌手である。エンディングではショコラが魔界と人間界を繋ぐ扉を眺めている場面がありバラード調に進む。ショコラの恋の行方、彼女の揺れる心情を表現した歌詞に注目だ。

ED(エンディング):野本かりあ「デート☆デート」(ルーン30~ルーン51 )

ルーン30からルーン51までのエンディングテーマ。作詞は安野モヨコ・作曲・編曲は小西康陽、歌はショコラ&バニラ。オグルとの対戦から最終話までのエンディングは主人公をテーマにした歌詞で、ショコラ=メイユールの声優・松本まりか、バニラ=ミューの声優・井端珠里が担当した。単調なリズムから始まり、可愛らしい歌詞を乗せて印象的なリズミカルな曲調になる。全世界でも高評価を受けYouTube総再生数は90万回以上を突破。

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