シュガー*ソルジャーの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『シュガー*ソルジャー』とは主人公の麻琴が自分の平凡な外見に劣等感を持ちつつも、好きな入谷に振り向いてもらうために努力を重ねていく学園恋愛物語である。麻琴は自分の外見に劣等感を持っていたことが原因で中学生の頃に恋愛で大きなミスをした。高校で新しい恋を探していた時に、人気者の入谷に恋をし入谷の彼女になることを夢見る。「可愛くなりたい」と磨きをかける麻琴と、麻琴の努力を優しく受け止める入谷の優しさが溢れるセリフが多数あり、ほっこりする恋愛ストーリーである。

夏休み中に麻琴が入谷に告白し、フラれたたことを莉華は麻琴から教えられる。麻琴はひどく落ち込んで部屋にこもってばかりいたが、莉華は落ち込んでいる時こそ外へ出てリフレッシュすることを勧めた。麻琴にメイクとヘアセットをしてあげると「かわいそーな自分に飲まれちゃダメ!ね!」と麻琴を元気づける。心は悲しく、落ち込んでいても莉華が可愛くしてくれたおかけで麻琴は少しばかりか元気が出た。

遊佐一誓の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

狼キャラの遊佐が突然流した涙

入谷と幼馴染の遊佐は初めて会った時から入谷のことが大好きであった。中学生の時の成績はひどく、高校受験はどうするのか周りから心配されていた。入谷と同じ高校に行きたいと思っていたが、遊佐の当時の成績では入谷と同じ高校に行くことは難しかった。周りにも反対された末に猛勉強し、合格して入谷と同じ高校に入学するほど入谷のことが大好きである。逆に、入谷の外見だけを見て寄ってくる女子を目の敵にしており、麻琴もそのうちの1人だった。
ある日遊佐は麻琴に「入谷のことは諦めろ」と無理やり、麻琴を脅す。それを怯えながらも、断る麻琴に遊佐は意地悪しようと考えた。麻琴が「入谷君を好きになるのをやめる」と言うまで、美術室に閉じ込めた。本当は麻琴のみ閉じ込めるはずが、美術室の中に遊佐と麻琴がいると気付かなかった警備員が外から鍵をかける。中から開けれる鍵を2人とも持っていなかったため、しばらく閉じ込められる。
麻琴の帰りを遅いと思った莉華が入谷に電話し、麻琴がまだ帰ってきてないことを伝えたことがきっかけで入谷が学校へ探しに行く。入谷は運よく美術室で遊佐と麻琴を見つける。麻琴が泣いているのを見た入谷は遊佐に事情を説明させた。閉じ込めたことに激しく怒った入谷は遊佐に電話されても、「謝る相手は俺じゃない!自分でどうしたらいいか考えろ!」と電話ごしてキレられ、着信拒否される。それが相当ショックだった遊佐はいつも強気でいるのに、この時は涙を流した。

おばあちゃんっ子、という意外な一面

夏休み前の最後のテストで、勉強が不得意な遊佐は焦っていた。赤点を1つでも取ったら祖母に怒られるからだ。祖母と一緒に暮らしている遊佐は、生活のルールや学校での成績など祖母から厳しく監視されていた。いつも赤点を取ってばかりの遊佐に祖母は「赤点を1つでも取ったら塾に行かせる」と、遊佐に宣言していた。遊佐はみっちりしごかれることを予見していたため、遊ぶ暇がないかもしれない、と本気で怯えていた。反抗的に見えるが、実は逆らえないものがあるという子供っぽい性格がある。

渡瀬智也の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「好きです、付き合ってください」

渡瀬智也(わたせ ともや)は麻琴と中学生の頃の同級生で、入学当初から麻琴のことが好きだった。中学2年生の時、親の離婚の関係で学校を転校することになる。その前に麻琴に告白しようと思い、麻琴を呼び出す。渡瀬は「俺、」と言いかけた時に、麻琴に「お姉ちゃんなら彼氏いるから!」と言われて逃げられてしまった。麻琴はこれまで姉の莉華と仲良くなりたい口実で、莉華が好きな男子から「電話番号、莉華さんに伝えてほしい」と何度も言われていた。渡瀬と2人きりになった雰囲気に、「告白されるのかな」と一瞬期待した。しかしすぐに「今回も莉華へのアプローチの仲介役にされるのかもしれない」と考え、渡瀬の告白を遮ってしまった。
約1年ぶりに麻琴はその渡瀬と学校で再会した。渡瀬の通う学校のサッカー部と、麻琴の学校のサッカー部が練習試合をする関係で渡瀬は下見をしに麻琴の学校に来ていた。麻琴は中学生の時のミスを取り返したく、渡瀬に謝ろうとする。渡瀬は、「好きです、付き合ってください」と1年越しの告白をする。一瞬だけ時が中学生の時に戻ったように2人は感じ、甘酸っぱい切ない時間が流れた。

久遠良明の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「基本俺に迷惑かけんな」

2年生に進学して麻琴、雨季、白雪は同じクラスになる。教室に向かい、担任の久遠良明(くどう よしあき)が入って簡単な自己紹介をする。名前や担当教科を簡単に伝えた後、「基本俺に迷惑かけんな」と冷たく言い放つ。その後も「適当に自己紹介でもしとけ」と言い放ち、教室を去る。生徒は冷たい態度を取られ、自分のことをあまり明かさない久遠に怪しい印象を持った。

入谷史織の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「会いに来てごめんね」

史織は実の息子、入谷の子育てを真剣にしていなかった。ネグレクトをしてしまい、まともなご飯を作ったことはあまりなかった。入谷も幼少期の頃、愛されていない子だったと思っていた。
ある日、史織は仕事の帰りに記憶喪失になるほどの大きな交通事故に遭う。一命はとりとめたが、記憶を取り戻すために数年かかった。記憶を取り戻したのは入谷の誕生日プレゼントに買ったマスコットを見た時だった。住んでいたマンションも思い出し、病院を抜け出して入谷を迎えに行こうとしたがすでに入谷は姉の家に引き取られていた。そのまま時は過ぎ、ある日史織は脳に腫瘍ができておりもう長く生きれないことを宣告される。そのため、最後くらい実の息子に会いたいと思い、入谷に会いに行く。しかし、入谷は自分のことをひどく憎んでいるように見えて、一緒に住むことはできないと思い入谷の前から姿を消した。
入谷は史織が先が長くないことを叔父に伝えられる。その事情を知らず冷たい態度を取った入谷は「ちゃんと話したい」と思い史織を探しに行く。そして地元の川の手すりの上に座って黄昏ていた史織を見つける。史織は母親として子育てをしっかりできなかったこと、寂しい思いをさせたことを「会いに来てごめんね」と謝り、そのまま川に飛び込む。この後、入谷は急いで母親を助けに行く。入谷は本心では史織のことが大好きだったと伺える場面である。

ツッコミうさぎの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

麻琴が帯びる熱でお湯を沸かそうとするユーモア

ツッコミうさぎとはうさぎのぬいぐるみで、麻琴が大事に部屋に飾ったり、ツッコミうさぎをモチーフにしたアイテムが随所に登場する。また、麻琴の言動に麻琴の脳内の中でツッコミを入れており、麻琴が勝手に想像していることである。そのため、周りの人間が見えているものではない。
1年生の最初の一大イベントの野外学習で天気が荒れ始めた時、山を降りることになった。降りている途中で麻琴は流し場に携帯電話を忘れたことに気づき、急いで取りに戻る。携帯電話を見つけて戻ろうとしたとき、大きな雷がなり、その場を動けずにいると入谷が助けに来てくれた。大きな雷の音に怯えている麻琴を見た入谷は麻琴を抱きしめ、「こうすれば聞こえない?」と言って麻琴の頭を抱えるようにして抱きしめた。それに麻琴は緊張して心臓が波打ち、体温が急上昇していることを感じた。どれだけ体温が高いか、ということをツッコミうさぎは「お湯が沸かせそう」というユーモアのある例えを使って笑いを誘う。

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