シュガー*ソルジャーの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『シュガー*ソルジャー』とは主人公の麻琴が自分の平凡な外見に劣等感を持ちつつも、好きな入谷に振り向いてもらうために努力を重ねていく学園恋愛物語である。麻琴は自分の外見に劣等感を持っていたことが原因で中学生の頃に恋愛で大きなミスをした。高校で新しい恋を探していた時に、人気者の入谷に恋をし入谷の彼女になることを夢見る。「可愛くなりたい」と磨きをかける麻琴と、麻琴の努力を優しく受け止める入谷の優しさが溢れるセリフが多数あり、ほっこりする恋愛ストーリーである。

中学生の時麻琴のことが好きだった渡瀬は、サッカー部の練習試合前の下見のために麻琴が通う高校へ訪れる。そこで渡瀬が通う高校のサッカー部を務めるマネージャー豊田志帆(とよだ しほ)に会い、渡瀬と仲良くしている姿を見られる。麻琴が中学生の時の同級生であることを知られた。
豊田は渡瀬に関して悩みを抱えていた。高校にスポーツ推薦で入学したが、怪我をしたことでサッカーで以前のように良いプレーができなくなっていたことだ。豊田はスポーツ特待生の資格を取り消しされることを渡瀬の担任から聞いた時から、渡瀬の様子を心配していた。誰よりもサッカーをすることが好きだったからだ。豊田はスポーツ特待生の資格が取り消しになる、と聞いた時に悩みを聞いてあげたいと思っていた。しかし、自分には悩みを打ち明けてくれないため、中学の時の知り合いの麻琴に悩みを聞いてくれないか相談する。麻琴は渡瀬の高校に直接行き、悩んでいることがないか聞いてみるが麻琴にも話してくれなかった。
翌日、豊田は「渡瀬からメールも電話も返信なくて」「先生に聞いたら退学する、って言いに来たらしくて」と、慌てた様子で麻琴に電話しに来た。渡瀬が「自殺など考えていたらどうしよう」と不安になった麻琴は入谷に事情を話し、学校を出て一緒に渡瀬を探しに行く。
入谷は渡瀬と麻琴が通っていた中学校で渡瀬を見つける。「みんな心配してるんじゃない?」と声をかけると、渡瀬は「あの頃に戻れたらいいのに」と、楽しくサッカーをできていた時を思い出すようなことを言う。それを聞いた入谷は「戻れないよ」と、語気を強めてはっきり言った。怪我をしてサッカーを前みたいに楽しめなくても、渡瀬がそれを乗り越えれるように背中を押す。

「俺とみんなの言うことどっちを信じるの」

付き合ってから始めて過ごすクリスマスで麻琴は入谷にプレゼントを買うため、短期のアルバイトをカラオケ店で始める。ある日、注文されたドリンクを個室に運んでいくと、入谷の以前のアルバイト先の同僚の女性に会う。麻琴が入谷のアルバイト先のカフェに行ったとき、「あんなダサい子に好かれて迷惑じゃない?」と入谷に言っていた。また、麻琴も「良く思われていない」と態度で分かっていた。
カラオケ店で会うと、入谷と付き合う彼女としてつりあっていないという趣旨のことを言われる。麻琴は自分が悪く言われるのは我慢できた。しかし隣を歩く入谷に見合わない彼女であると思い、入谷の価値を下げるのではないかと思う。
翌日クリスマスを一緒に過ごせることを楽しみそうに話す入谷に、麻琴は表情を曇らせた。周りから「似合っていない」と、ときどき聞くことがあった麻琴は「付き合ってていいのかな?」と不安をもらす。この時、入谷は「俺とみんなの言うことと、どっちを信じるの」と少しばかり呆れるような態度を見せる。いつもなら優しい入谷だが、麻琴は入谷の愛情を台無しにしてしまうようなことを発言してしまう。入谷が本気で麻琴を好きである、ということが分かる一言である。

森永雨季の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「でもそこで諦めてたら中学ん時と何も変わらないじゃん?」

入学式の翌日、フレンドリーな入谷はほぼ全員のクラスメイトと仲良くなり、メールアドレスを交換していた。麻琴は入谷の電話番号を交換していなかったため「交換できたらいいな」と思って入谷の様子を伺っていた。それに気づいた入谷から「如月もメアド聞いていい?」と聞かれる。麻琴は交換したいと思ったが、自分のメールアドレスに誕生日やダサい絵文字が入っていることに気づいて「ぶりっこに思われないかな?」と心配して交換するのを迷ってしまう。入谷はそれを、麻琴が交換するのを嫌がっているのだと勘違する。麻琴は自分のメールアドレスの絵文字が恥ずかしくて交換できなかったことを友人の雨季に伝える。すると雨季は「自分で聞くのがハードル高いのはわかるけどさ、でもそこで諦めてたら中学ん時と何も変わらないじゃん?」と麻琴の心配を吹き飛ばした。

白雪ななみの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「それでは、プリンセス・スノウホワイトで」

新入生になって初めての大きな行事は飯盒炊爨を含めた野外学習だった。班決めでくじを引くと、麻琴は入谷、男子生徒2人、雨季、白雪と同じ班になる。入谷と白雪は同じ中学校だったため、面識がある。雨季と麻琴はこの時、初めて話すタイミングだった。麻琴は親近感を持ってもらうために「私の事名前で呼んでね!麻琴って!白雪さんはなんて読んだらいいかな?」と声をかける。すると「それでは、プリンセス・スノウホワイトで」と謎めいたようなことを言われる。少しユーモアがあり、ファンタジーのような世界観に憧れを持っていた。突然のことに麻琴のみついて行けず、戸惑ってしまう。

「信じた人にだけ王国の扉は開かれるのよ」

麻琴のクラスメイトの白雪ななみ(しらゆき ななみ)はゴスロリファッションが好きで、フリルのあるスカートを好む。麻琴がその好みを知ったのは、野外活動の中で行うカレー作りで必要な材料を同じ班になった白雪、雨季、入谷、男子生徒2人と一緒に買いに行った時である。スーパーに入ると周りから目線を向けられ、反応は大きかった。その中で小さな女の子が白雪に「おひめさまになりたいの!どーやったらなれるのー?」と言われる。白雪は本当の王国などないことは分かっていたが、「信じた人にだけ王国の扉は開かれるのよ」と謎めいたことを言う。「なりたいものは大事にすべき」ということを伝えたかく、少しミステリアスなニュアンスを交えた。そのため、自分の好みのファッションに周りから何を言われても気にせず好きなものを着てきた。このセリフは白雪が人生で大事にしていることを伝える一言である。

「戦う相手は心が折れそうな自分」

ある日の放課後、麻琴は入谷と放課後デートをしている姉の莉華を見てしまう。その日、家に帰ると莉華から2人きりで会ったことを教えられ、さらに「私あの子気に入っちゃった」と言われる。麻琴はそれが「入谷君を好きになった」ということを意味していると思い、姉の莉華には勝ち目がないと入谷への恋を諦めようと思った。次の日、告白もしていないのに失恋した気になって落ち込んでいる麻琴を白雪が見かける。麻琴が白雪に失恋するかもしれないことを伝えると、白雪は「それであなたは諦めるのね」と言う。麻琴は「もともと自分がつり合う相手じゃなかったし」「勝てる要素1つもない相手」と自信なさげに弱音を吐く。すると白雪は「戦う相手は心が折れそうな自分」と麻琴に伝える。白雪の自分の気持ちに素直に生きようとする信念が込められた一言だ。

如月莉華の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「えらい!」

夏休み中に白雪の別荘に、麻琴、入谷、雨季、白雪、遊佐の5人で泊りに行く。3泊4日の旅行の間で開かれた花火大会で麻琴は入谷に告白するが、「俺も好きだよ。でも、付き合えない、ごめん」と断られた。それ以降の夏休みはショックのあまり自分から入谷に連絡を取ってもいないし、会ってもいなかった。自分の部屋でずっと過ごしていた麻琴を、長期の撮影で帰ってきた莉華は散らかされた部屋を見て「ひっどい顔!」と麻琴を叱った。すると突然「どうせひどい顔だもん、フラれて当然だもん...」と、入谷にフラれたことを明かした。すると、莉華は悲しむよりも麻琴が勇気を出して告白したことをハグして褒めた。物事をポジティブに受け止めようとする莉華の人柄が表れている。

「かわいそーな自分に飲まれちゃダメ!ね!」

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