シュガー*ソルジャーの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『シュガー*ソルジャー』とは主人公の麻琴が自分の平凡な外見に劣等感を持ちつつも、好きな入谷に振り向いてもらうために努力を重ねていく学園恋愛物語である。麻琴は自分の外見に劣等感を持っていたことが原因で中学生の頃に恋愛で大きなミスをした。高校で新しい恋を探していた時に、人気者の入谷に恋をし入谷の彼女になることを夢見る。「可愛くなりたい」と磨きをかける麻琴と、麻琴の努力を優しく受け止める入谷の優しさが溢れるセリフが多数あり、ほっこりする恋愛ストーリーである。

『シュガー*ソルジャー』の概要

『シュガー*ソルジャー』とは酒井まゆによる学園恋愛物語である。少女漫画雑誌『りぼん』で2011年9月号から2015年7月号まで連載され、10冊のコミックが発売された。主人公の如月麻琴(きさらぎ まこと)が自分の平凡な外見に劣等感を持ちつつも、好きな入谷瞬(いりや しゅん)に振り向いてもらうために努力を重ねていく学園恋愛物語である。麻琴の姉の如月莉華(きさらぎ りか)はスタイルが良く、モデルのようなルックスを生かして読者モデルとして活動する。麻琴は幼い頃から姉の莉華と比べられて「姉妹には思えないね」と言われ続けた。それが原因で「自分を好きになってくれる人なんていない」と思っていた。そんな時、「同じクラスの渡部智也(わたべ ともや)が麻琴を好きらしい」という噂が流れた。
麻琴はある日渡部に呼ばれて告白される雰囲気になり、「好き」と言われると期待する。しかし「莉華さんの電話番号聞いてもいい?」と、自分を姉と繋げるために利用されるのかもしれない、と考えた。しかし、それは麻琴の勘違いで、渡部が数日後に転校してから本当に渡部は麻琴が好きだったと知る。自分に自信がなかったことが原因で、渡部が告白する機会を奪ってしまったことを後悔した。それから麻琴は「可愛くなりたい」と思い、ファッションやメイクの研究を始める。そして高校で出会った人気者の入谷に恋をし、入谷の彼女になることを夢見る。
麻琴は努力してメイクやファッションに磨きをかけても、莉華と比較されて「自分はおしゃれしても可愛く見えないのかな」と自信を無くす。そんな麻琴を入谷は「麻琴らしさが好き」と、麻琴を1人の女の子として見てくれた。磨きをかける麻琴と、麻琴の努力を優しく受け止めようとする入谷の優しさが溢れるセリフが多数あり、そのやり取りにほっこりする恋愛ストーリーである。 7巻を発売した時点で累計80万部を突破しており、麻琴と入谷がお互いを支え合って辛い過去を乗り越えようとする部分が感動を生んでいる。

如月麻琴の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「女の子ってかわいくなりたい、って思うと強くなれるんです‼」

入学式の日、クラスメイトで親睦会をやることになった。クラスメイトと一緒に学校の外へ出ると、麻琴の姉の莉華が麻琴の制服姿を見るため待っていた。クラスメイトは莉華と麻琴を比較し、莉華のモデル体型ばかりを褒めた。これ以上莉華と一緒にいるともっと自分に劣等感を持つと思った麻琴は、その場から逃げ出す。それをこっそりとつけていた入谷瞬(いりや しゅん)は、麻琴が同じ学校の先輩に絡まれているのを見つけた。麻琴が嫌がっているように見えたため、入谷は先輩を追い払って麻琴を助ける。
その日、入谷は学校で麻琴が無理して明るく振舞おうとしているのを見て、「なんか無理してない?」と2人きりになったその場で聞いてみる。すると麻琴は中学生の時、告白してくれる男の子に対して「お姉ちゃんの連絡先を聞いてくるんだろう」と決めつけて、告白のセリフを遮ってしまった過ちを話した。それを後悔していた麻琴は「高校では自分磨きをして、まずは自分の外見に自信を持つことを目標にしている」と伝える。その目標を定めてからは少しだけ自分の意志で行動できるようになっていた。中学生の頃と比べて自信がついていた麻琴は入谷に、「女の子ってかわいくなりたい、って思うと強くなれるんです‼」と面と向かって気持ちをぶつけた。

「でも嘘になるけどいいですか」

入谷のルックスだけを見て近づく女子を目の敵にしている入谷の幼馴染、遊佐は麻琴が入谷に近づこうとするのを阻止したかった。「入谷を好きになるのは諦めろ」と麻琴に強気で言うが、麻琴は1人の女の子として優しく接してくれた入谷を簡単に諦めることはできなかった。そのため、麻琴も強気で「『あきらめる』って遊佐君が言って欲しいなら言ってもいいです。嘘になるけどいいですか」と返す。今までの麻琴だったら怖い態度を取られると怖気づいていたが、この時は勇気を出して自分の気持ちを取ることができた。

「入谷君と一緒に行けたらうれしい!」

夏休みに入る直前に白雪が麻琴と雨季に、7月末から8月の始まりにかけて3泊4日で祖母の別荘に泊りに来ないか誘う。また、大きな別荘だったためあと2人ほど誘えることを麻琴に伝え、「入谷君と遊佐君も一緒にどうですか?如月さんが誘えればの話ですが」と、夏休み中に入谷と遊べるチャンスをくれた。麻琴は勇気を出して入谷を誘おうとしたが、すでに入谷の周りには人だかりができており遊びの予定を組んでいた。それに圧倒されて諦めかけた。そんな麻琴を見て白雪は「7月31日は入谷君のお誕生日ですよ。誘えたら一緒にお祝いできますね」と、麻琴のモチベーションをあげた。麻琴は入谷を探し、誘ってみると入谷は考え込んだ。麻琴は誘うと迷惑かな、と尻込みしそうになったが「入谷君と一緒に行けたらうれしい!」と、積極的になって誘う。

「私、入谷君が好き」

夏休み、白雪の祖母が持つ別荘に雨季と一緒に泊まりに来ないか、と白雪に誘われる。また、もし麻琴が誘えるなら入谷と遊佐一誓(ゆさ いっせい)も誘って5人で行こう、と言われる。声をかけようとすると入谷の周りにはすでに夏休み中に遊ばないか誘う人で溢れており、麻琴は諦めかけていた。それを見た、中学から入谷と同級生の白雪は「7月31日は入谷君の誕生日ですよ。もし誘えたら、一緒にお祝いができますね」と麻琴が誘えるように後押しする。
麻琴は入谷を別荘に泊まらないか、誘うことができた。滞在中に花火大会があることを知り、麻琴はそこで入谷に告白しようと決意する。2人きりになった時、「入谷君が好き」と勇気を出して麻琴が告白する。メールアドレスを聞くのもためらっていた春の頃と比べたら、大きな進歩を感じる一コマである。

「言ってよかった、って思ってるよ」

麻琴は夏休みの花火大会で入谷に告白し、フラれて落ち込んでいた。家に引きこもって過ごしていた莉華はその様子を見て、入谷がバイトをしているカフェに連れて行く。入谷がバイトしている、とは麻琴に伝えずにカフェに連れて行ったため麻琴は入谷に会うと動揺していた。フラれてから会うことも、メールも電話もしていなかったため気まずい雰囲気が残る。その雰囲気を壊したくて麻琴は「ごめんね、こんな押しかけるようなことして」と謝った。入谷は「気になってた、どうしてるかなーって」と麻琴の様子を心配していたことを伝える。心配をかけたくなかった麻琴は笑顔で「言ってよかった、って思ってるよ」と告白したことを後悔していないことを伝えた。フラれて泣いてばかりいるのではなく、しっかり現実を受け止めて前に進もうとしている麻琴の気持ちが出ているセリフである。

「今は頑張れること頑張る、って決めたんだ」

麻琴は入谷と一緒に行った花火大会で、入谷に告白してフラれたことを親友の雨季と白雪に伝えていなかった。それ以降、麻琴は特に出かける予定も作らず家で過ごしていると雨季から「入谷のバイト先に行かない?」と誘ってくる。前日に姉の莉華と一緒に入谷がバイトするカフェに行ったばかりだった。また、フラれた傷がまだ癒えていなかったため、あまり乗り気ではなかった。しかし、雨季は入谷が麻琴に対して他の女子とは違う特別扱いをしている場面を何度か見ていたため、入谷も麻琴に気があるのかもしれないと思っていた。雨季は麻琴が入谷に会えたら喜ぶだろうと考え、集合時間を伝えたら麻琴の返事を聞く前に電話を切った。麻琴は雨季と白雪に連れられて入谷のバイト先に着くと、入谷は笑顔で麻琴を迎えてくれた。その雰囲気が良い感じに見えた雨季は、「良い雰囲気じゃん?」と冷やかす。そこで麻琴は入谷にフラれたことを伝えた。雨季と白雪は驚き、気まずそうな表情を見せたが、麻琴は悲しむよりも「今は頑張れること頑張る、って決めたんだ」と前向きな気持ちでいた。

「もう1回告白したみたい」

入谷と付き合い始めて迎えた初めてのバレンタインデーの日、麻琴は張り切って本命の手作りチョコレートを作る。バレンタインデー当日、入谷の机の上には溢れるほどのチョコレートが乗っており、直接私に来る女子も大勢いた。入谷は麻琴からしか受け取らないと決めていたため、追いかけてでも渡そうとする女子をまくことで大変だった。女子が追ってきてない間に麻琴に会いに行くと、入谷は照れくさそうにチョコレートを求める。麻琴も「どうぞ」と顔を赤らめながら渡す。その時、入谷は「もう1回告白したみたい」と緊張した様子を見せる麻琴に、愛おしさを感じる。

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