ふゆみ(最終兵器彼女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ふゆみとは、漫画『最終兵器彼女』に登場する人物である。教育実習生として母校を訪れた際、恋人のテツとの関係に悩んで中学生だった頃の主人公シュウジと肉体関係を結ぶ。その後いったんシュウジと別れ、テツと結婚。しかしテツが自衛隊員として家を空けがちだったことから寂しさを覚え、再会したシュウジを誘惑して彼の周囲の人間関係を引っ掻き回した。やがて様々な経験を経て成長したシュウジに別れを告げられ、テツとも死別することとなり、その後は実家に戻って病気の父親の面倒を見ながら最期の時を過ごした。

シュウジの恋人であり、本作『最終兵器彼女』のメインヒロインである。平凡な女子高生であったが、ある日最終兵器に改造され戦っていく事になる。直接的な描写は無いものの、中学時代に教育実習に来たふゆみと出会っている。また、高校では陸上部に所属しており、実質的にふゆみの後輩に当たる。直接的な関わりは無かったものの、ちせは兵器の能力で、人工衛星からふゆみとシュウジの不倫現場を目撃している。この事が要因の1つとなり、ちせとシュウジは別れる事となった。

ふゆみはちせとシュウジが付き合っているのを知った上で、彼を誘惑していた。また、ちせはテツと不倫関係に成り掛けていた。結果的に2人は対立関係にあったと言える。

ちせは、テツの最期にはふゆみに成り切り、彼を看取っている。その後はテツが死亡した事を伝える為、ふゆみの自宅前に彼の遺書と所持品を置いていた。

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アケミ

シュウジとちせの共通の友人である。直接関わる描写は無かったものの、中学時代に教育実習に来たふゆみと出会っており、面識はあった。巨大な地震に巻き込まれ、シュウジに看取られて死亡した。死後幻覚としてシュウジの前に現れ、ふゆみとの情欲に耽る彼を一喝する。これにより己の弱さを自覚したシュウジは、ふゆみとの離別を決断した。

シュウジの精神的成長を促した人物といえる。

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両親

ふゆみ(画像奥の人物)と彼女の父親(画像手前の人物)

ふゆみの父親。病気で床に臥せている。テツを失い、シュウジと別れた彼女は両親の元へ帰り、2人の面倒を見て最期の時を過ごしている。ふゆみに病気の世話をさせている事を申し訳なく思っていた。尚、父親は登場しているが、母親は未登場であり、シュウジの台詞で両親が居る事が語られている。

ふゆみ(最終兵器彼女)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「札幌に逃げよう」

シュウジに駆け落ちを持ち掛けるふゆみ

シュウジの中学校に教育実習生として赴任してきたふゆみ。彼女は付き合っていた男性のテツとの関係が上手く行っておらず、孤独と寂しさに震えていた。そんな彼女はテツと雰囲気の良く似た中学時代のシュウジを誘惑し、誰もいない体育館倉庫で情事に耽る。戸惑うシュウジと強引に肉体関係を結ぶ彼女は「札幌に逃げよう」と彼に駆け落ちの約束を持ち掛けるのであった。当時、彼女は札幌に住んでおり、そこへシュウジと共に暮らす事を持ち掛けたのである。その後、怖くなった彼はこの約束を放棄し、待ち合わせの約束をした場所に行かなかった。数年後、彼女と再会したシュウジはこの事に引け目を感じるようになる。

ふゆみとシュウジが不倫関係に陥っていく要因となった名言である。

「横で寝てほしいんだわ」

シュウジを誘惑するふゆみ

高校生となったシュウジは、彼女であるちせのジェット噴射に巻き込まれたふゆみと再会する。彼は軽傷を負った彼女を自宅まで送った。ふゆみは旦那のテツが不在で寂しい事を伝え「横で寝てほしいんだわ」と彼を誘惑し始める。

ふゆみというキャラクターが寂しがり屋で貞操観念が緩い事を示す名言である。

「ばか…別れてあげなよ」

シュウジにちせとの別れを促すふゆみ

ふゆみとシュウジは不倫関係に陥っていく。それでも彼はちせへの想いから、ふゆみとSEXまで至れなかった。そんな苦悩する彼にふゆみは「ばか…別れてあげなよ」と、ちせと別れる様に促すのであった。

シュウジとちせの関係性を大きく揺さぶった名言である。

「大人になんかならなくたっていいのに」

シュウジの前から立ち去るふゆみ

テツの戦死を知ったふゆみは、寂しさに駆られてシュウジの身体を求めていく。だがアケミの死を経験し、少しだけ大人に成長したシュウジは彼女を拒絶した。「大人の女性」として「子供のシュウジ」を誘惑してきた彼女は、関係性を続けられなくなった事を悟り、シュウジに張り手を喰らわせて別れを告げる。その際に放った一言が「大人になんかならなくたっていいのに」であった。

主人公のシュウジが、様々な困難を乗り越えて成長した事を示している名言である。

「そこから教えてよ。あしたもいー天気かい?」

亡くなったテツに語り掛けるふゆみ

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