トップマン・ウォーキュリー聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ネフェルタリ・コブラの謁見

トップマン・ウォーキュリー聖達五老星は、アラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラの謁見を受け、コブラを”虚の玉座”へと招き入れた。コブラはウォーキュリー聖達に、世界政府を作った20人の王の1人にして、ネフェルタリ家の祖先、ネフェルタリ・リリィについて情報はないかと尋ねる。リリィは20人の王達の1人としてその名を知られているが、世界政府発足後アラバスタ王国を治めたのはリリィの弟であり、リリィに関する記載がアラバスタ王国のどんな古い文献にも載っていないのだ。ウォーキュリー聖達は、リリィに関してはマリージョアを出た後の消息が不明であることを説明。コブラはこれに納得し、引き下がった。

しかしもう1つのコブラからの質問、「『Dの一族』とは何者なのか」というものに対してウォーキュリー聖達は顔色を変える。するとそこに突然イムが現れた。イムは別室でコブラとウォーキュリー聖達の会話を聞いており、リリィについてコブラに聞きたいことがあって姿を現したのだ。これにはウォーキュリー聖達も動揺した。イムの存在は世界のタブーであり、決して知られるわけにはいかない。それを知ってしまったコブラの死は、イムが現れた瞬間に確定してしまった。ウォーキュリー聖達は、銃をや刀を構えてコブラに向ける。そしてコブラの口からリリィの本当の名前がネフェルタリ・D・リリィであることを知り、コブラを殺そうとした。

そこに今度は革命軍No.2でルフィの義兄であるサボが乱入してきた。サボは世界政府の上層部を討つために”虚の玉座”に潜伏していたのだ。コブラを助けようとサボは前に出るが、黒い異形の影に姿を変えたウォーキュリー聖達を前に為す術なく逃亡するしかなかった。コブラはこの時サボを逃がすために囮となって死亡した。

悪魔の実「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」の覚醒

主人公モンキー・D・ルフィの悪魔の実「ゴムゴムの実」は、身体をゴムのように伸び縮みさせることができるというものだった。しかしワノ国編で、「ゴムゴムの実」の正体が「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」だったことが明らかになる。ニカとはかつて実在した太陽の神の名。身体はゴムのような性質を持ち、自由な発想の元に戦い、人々を笑顔にしたという。世界政府はどういうわけかこの悪魔の実「ゴムゴムの実／ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」を非常に危険視しており、800年前から世界政府の管理下に置こうと試みていた。しかしこの悪魔の実はまるで世界政府から逃げるようにその追随から逃れており、800年の間ただの1度も世界政府はこの悪魔の実を手に入れることができなかった。

トップマン・ウォーキュリー聖達は、天竜人直属の諜報機関「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ」の特級エージェントや四皇四皇カイドウを利用して、ルフィを亡きものにしようと試みた。しかし全てが裏目に出てしまい、ルフィはニカの能力を覚醒させる。そしてついに世界最強の生物とまで恐れられたカイドウをも倒してしまった。せめてニカの存在だけでも隠そうと五老星は奔走したが、その甲斐虚しく、ルフィがニカの姿になった写真が使われた手配書は、世界経済新聞社によって世界中にばらまかれてしまった。

ルルシア王国消滅

アラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラ殺害事件は、世界経済新聞社が大きく報道し、またたく間に世界に知れ渡った。新聞には犯人がサボであると書かれており、これについては革命軍や麦わらの一味も大きく動揺した。革命軍は行方知れずとなっているサボを探し始める。するとサボから電伝虫で連絡があり、サボは革命軍にルルシア王国にいると話した。

同じころ、マリージョアではウォーキュリー聖達が「マザーフレイム」という兵器の使用の準備をしていた。「マザーフレイム」は世界一の天才科学者Dr.ベガパンクが造った兵器である。イムはこれを使ってみたいとウォーキュリー聖達に打診。ほど近い場所にあるという理由で、サボが潜伏しているルルシア王国を標的にした。ウォーキュリー聖達が「マザーフレイム」を使用した際、サボは船上にいたため何事もなかったが、サボはルルシア王国が天から降り注ぐ巨大な光の柱に包まれて姿を消すのを目の当たりにした。

ウォーキュリー聖達五老星は、サボと革命軍の会話を傍受した海兵に言う。「通信部よく聞け………お前達は何も探知していない 何も傍受していない…『ルルシア王国』？――そんな国は……元々…ないではないか…」と。

未来島エッグヘッド

ワノ国を出た麦わらの一味は、世界一の天才科学者Dr.ベガパンクのいる未来島エッグヘッドに上陸した。ルフィはそこでベガパンクと出会い、自分をエッグヘッドから連れ出してほしいとベガパンクに依頼される。ベガパンクは世界政府に雇われていたが、世界政府が秘密にしている世界の歴史を知ってしまったため殺されようとしていた。ルフィはベガパンクの頼みを引き受け、ベガパンクを守る。世界政府直属の「CP-0／サイファーポール”イージス”ゼロ 」はベガパンクの暗殺に失敗。「五老星」の1人であるジェイガルシア・サターン聖は海軍本部大将・黄猿（ボルサリーノ）が率いる海軍の艦隊と共に、確実にベガパンクの息の根を止めるためにエッグヘッドに上陸。ルフィ達の妨害を受けながらも、ベガパンク殺害に成功した。だがベガパンクは自分にもしものことがあった場合の手を打っていた。自分の命が尽きた場合、全世界に対してメッセージを配信する準備をしていたのだ。ベガパンクが放送しようとしている内容はウォーキュリー聖達に不都合なものに違いない。そう考えたサターン聖は、ウォーキュリー聖達をエッグヘッドに召喚。ウォーキュリー聖は巨大なイノシシの怪物「封豨（ほうき）」へと姿を変えていた。ウォーキュリー聖は悪魔の実「ゴムゴムの実」ギア5を発動し、太陽の神ニカの姿に変わったルフィを島から逃がすまいと立ちはだかる。しかしそこに巨人族の島エルバフからルフィ達を迎えに来た巨人族のドリーとブロギーが現れルフィ達を加勢する。逃亡の合図の角笛を高らかに吹くドリーを見て、ウォーキュリー聖は「覇王色の覇気」の咆哮を上げ、ルフィ達を逃がすまいとするのだった。

トップマン・ウォーキュリー聖の関連人物・キャラクター

五老星（ごろうせい）

CV：平野正人、緒方賢一、野田圭一、増谷康紀、園部啓一（左から順に）

5人の老男性から成る、世界政府最高意思決定機関。トップマン・ウォーキュリー聖もその1人である。世界政府を造った20人の王の末裔である天竜人（世界貴族）の最高位の5人であり、面子は20年以上変わっていない。世界政府を脅かす存在は、それが一国の王であったとしても、非情な裁きを決断する。

ONE PIECE（ワンピース）の五老星まとめ - RENOTE [リノート]

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五老星（ごろうせい）とは、大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する5人の世界政府の世界政府最高権力者の総称。世界政府を作った「20人の王」の末裔である世界貴族”天竜人”の中でも最高位である5人の老人を指す。初登場から長らく名前は登場していなかったが、最終章に入り満を持して5人全員の名前が明かされた。
「空白の100年」や「Dの一族」など、世界に関する重大な秘密を知っており、世界の支配と秩序のために危険因子を徹底的に抹殺する決断を下す。

ジェイガルシア・サターン聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ジェイガルシア・サターン聖とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。黒い帽子を浅くかぶった老男性で、左目の横に大きな傷があるのが特徴だ。五老星は初登場から長らく名前が登場していなかったが、原作漫画第1073話にて、初めてこのジェイガルシア・サターン聖の名前が明らかになった。「科学防衛武神」の役割を持つ。

マーカス・マーズ聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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マーカス・マーズ聖とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。白い長い髪とヒゲが特徴。「環境武神」の役割を持つ。五老星のメンバーの名前は連載から1,000話を超えても明らかになっていなかったが、最終章に入り、全員の名前がついに明らかになった。キャラクターのモデルは、自由民権運動の立役者・板垣退助と言われている。

イーザンバロン・V・ナス寿郎聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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イーザンバロン・V・ナス寿郎聖（イーザンバロン・ブイ・ナスじゅろうせい）とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。五老星の中で唯一和装に身を包んでおり、帯刀している。丸メガネと坊主頭も特徴。「財務武神」という役割を持つ。キャラクターモデルは、インド独立の父と呼ばれている宗教家、政治指導者であるガンジー（マハトマ・ガンディー）だと言われている。

シェパード・十・ピーター聖（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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シェパード・十・ピーター聖（シェパード・じゅう・ピーターせい）とは、海賊を題材とした少年漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界の秩序を守るために800年前に発足された世界政府の最高権力者・五老星（ごろうせい）の1人である。五老星の中で唯一金髪で、肌もやや色黒。濃い臙脂色のスーツを着たダンディーな人物だ。「農務武神」という役割を持つ。キャラクターモデルは、アメリカ合衆国第16代大統領のエイブラハム・リンカーンだと言われている。

イム

世界政府の最高権威であるはずのトップマン・ウォーキュリー聖達五老星よりも上の存在。シルエットのみ登場しており、年齢や性別は不明である。800年前に世界政府を作った20人の王にもネロナ家のイム聖という人物がいたとされているが、ウォーキュリー聖達が仕えているイムと同一人物かはわからない。もし同一人物の場合は、「聖」とつくので性別は男性と思われる（天竜人は男性は「聖」、女性は「宮」とつく）。

イム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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イムとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。世界政府の最高権力者である五老星、そのさらに上にいる隠された世界政府の最高権力者である。誰も座ることが許されていない”虚の玉座”に座ることが許されている唯一の人物。世界会議（レヴェリー）編で初登場した。シルエットと不気味な目以外の描写はなく、セリフもないため、性別・年齢・容姿が一切不明。そのアンバランスなシルエットから、子供なのではないかと推測されており、名前である「イム」についてもネット上では様々な考察が存在する。

トップマン・ウォーキュリー聖の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

キャラクターモデルはミハイル・ゴルバチョフ