カポネ・ベッジ（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

ホールケーキアイランド編

ビッグ・マム暗殺計画

ベッジはビッグ・マム海賊団の傘下に入り、1年以上かけて四皇シャーロット・リンリン通称「ビッグ・マム」の暗殺を計画していた。サンジ奪還のためホールケーキアイランドを訪れていた麦わらの一味に、連合軍として協力するよう話を持ち掛ける。その作戦とはビッグ・マムが大切にしている写真を破壊し、ショックで衰弱しきっているところへ猛毒ガス弾を打ち込むというものだった。
ベッジのアジトにて両者を交えた話し合いが行われることとなったのだが、ファイアタンク海賊団相談役のヴィトは「頭目は汚ェのとはお会いにならねェ」とボロボロの麦わらの一味にお風呂に入るよう薦める。話し合いの定刻となり「『服は人を作る』と言うぜ身だしなみのなってねェ奴とは話す気にならねェ」と言いながらベッジが登場。話し合いの末、両者の承諾によりビッグ・マム暗殺計画の連合軍が誕生した。

ビッグ・マム暗殺計画当日。少し未来が見える見聞色をもつ「シャーロット・カタクリ」に作戦を阻まれるも「あんたは少し先の未来が見えるだけ 別にそれが見えなくても 未来を変える権利は皆 平等にあるんだよ！！！」と作戦の成功を確信するベッジ。見事写真を破壊し、衰弱するビッグ・マムに猛毒ガス弾を打ち込むのであった。しかし、ビッグ・マムの強力な奇声に阻まれ猛毒ガス弾は不発に終わってしまう。逃走ルートとして用意していた鏡もビッグ・マムの規格外の奇声や圧力に耐えきれず壊れてしまった。逃げ場を失い万事休すの連合軍は一度体制を立て直すため、ベッジの能力によって作り出された城内空間に逃げ込む。正気を取り戻したビッグ・マムはベッジの裏切りに怒り狂い猛攻を仕掛けるのであった。連合軍は暗殺計画の中止を余儀なくされ、逃げることだけに集中する。しかし、周囲にはビッグ・マムをはじめ、ビッグ・マム海賊団の猛者たちが取り逃すまいと攻撃を仕掛けてくるのであった。

万国ふんわり島へのウェディングケーキ運搬

持病の食煩いが生じ、ウエディングケーキをたべないと暴走が止まらないビッグ・マム。サンジたちは暴走を止めるためにウエディングケーキを作成する。しかし、すぐに渡してしまっては麦わら海賊団の逃走時間を稼ぐ事ができないため、あえて遠方のふんわり島へケーキを運ぶファイアタンク海賊団。逃げる事で精一杯の状況の中、麦わらの一味に恩を返したいというシフォンの強い思いにベッジが答えた行動である。完成したウエディングケーキを餌に万国ふんわり島を目指すベッジたち。その背後にはウエディングケーキを奪おうとするビッグ・マム寸前まで迫っていた。うろたえるファイアタンク海賊団の船員たちへ船長カポネ・ベッジの放ったセリフが「生まれた場所が違うんだ 死ぬ時くらいお前達…一緒にいようぜ」である。思いもよらない男気溢れる言葉に船員たちも「頭目～～～！！！」と感動する様子であった。ウェディングケーキをふんわり島へ運びこみ、無事ビッグ・マムから逃げ出すことができたのである。その後、ウェディングケーキを食したビッグ・マムはあまりのおいしさに天にも昇るような表情を見せた。

扉絵連載「"ギャング"ベッジのオーマイファミリー」

ホールケーキアイランドから脱出を果たしたファイアタンク海賊団。その後カポネ・ベッジの妻シフォンの望みでシフォンの双子の妹「ローラ」を探すこととなった。捜索を続けるファイアタンク海賊団はローラが「ドレスローザ」という国に向かったことを聞きつける。ドレスローザに到着したベッジたちは手分けしてローラを探すのだが、中々見つからず大苦戦をしいられる。そんな中美容室にいっていたシフォンが海軍につかまってしまった。海軍に捕まるシフォンを発見したゴッティはすぐさまシフォンの救出へと向かうも返り討ちにあってしまう。それでも負けじと立ち上がるゴッティは右手の大砲のような武器を使い海軍に反撃を行う。海軍が動揺している隙に見事シフォンを救出したゴッティ。しかし、ゴッティが救出したのはシフォンではなく探していた双子の妹ローラだった。助けてくれたことへの感謝とともにゴッティへプロポーズするローラ。この一連の騒動をきっかけにゴッティとローラはめでたく結婚。ハッピーエンドの物語であった。

カポネ・ベッジの関連人物・キャラクター

ヴィト

CV：岸尾だいすけ

ファイアタンク海賊団の幹部であり、相談役という役割を担っている。出身は西の海。異名は「怪銃」。懸賞金は9500万ベリーの賞金首である。舌はカメレオンのようにとても長く、常にサングラスをしている。おデコや手の甲には同じ模様の刺青が入っているのが特徴。会話では語尾に「レロ」が付く独特なしゃべり方をする。常に銃を所持していることから銃を使用した戦闘スタイルであることが読み取れる。「海の戦士ソラ」という英雄物語に登場する悪の軍団ジェルマ66（ダブルシックス）の大ファン。ジェルマ66のモデル・ヴィンスモーク家出身のサンジにも好意を持っており、逃走するサンジを追いかけていたビッグ・マムの部下を銃撃し手助けする場面もあった。

ゴッティ

CV：木村雅史

ファイアタンク海賊団の主要人物であり、出身は西の海。懸賞金9000万ベリーの賞金首である。右腕は大砲になっており、左肩には盾を装備しているのが特徴。サンジをビッグ・マムに引き渡す際、手を出そうとするゴッティにカポネ・ベッジの妻であるシャーロット・シフォンが激怒。耳を引っ張られ謝罪する場面があり、シフォンには頭が上がらない様子。扉絵ではビッグ・マムのナワバリを抜けたあとの物語が「〝ギャング〟ベッジのオーマイファミリー」として描かれている。シフォンの双子の妹「ローラ」を探すためドレスローザを訪れたファイアタンク海賊団だったが、シフォンが海軍に捕まってしまう。シフォンを海軍から救い出そうと奮闘するゴッティだが苦戦をしいられる。やっとの思いで救出に成功するも、その人はシフォンではなく探していたローラだった。一連の騒動や救出劇がきっかけとなり、ローラはゴッティにプロポーズ。めでたく結婚することとなったのである。

シャーロット・シフォン

CV：久川綾

ビッグ・マムの娘。シャーロット家22女であり、万国（トットランド）の元ふんわり大臣。
出身は新世界 万国。ファイアタンク海賊団船長カポネ・ベッジの妻である。海賊団の船員からは「おかみさん」と呼ばれ親しまれている。威厳があり、船員もシフォンには頭が上がらない様子。シャーロット・ローラとは双子であり、容姿は瓜二つ。ビッグ・マムは巨人族の王子との婚約を拒否したローラを目の敵にしている。ローラと瓜二つのシフォンも気にくわず「会う度に手ひどく殴られ何年も生傷が絶えなかった」という。そのためビッグ・マムのことを母親とは思っておらず、ベッジのビッグ・マム暗殺計画にも協力した。ケーキを作るのがとてもうまく、ビッグ・マムの進撃を止めるためサンジたちと協力してウエディングケーキを作っていた。先述した扉絵「〝ギャング〟ベッジのオーマイファミリー」にて双子の姉妹ローラや父親とも再会することができた。

シャーロット・シフォン（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

シャーロット・シフォンとは、『ONE PIECE』（ワンピース）に登場するキャラクターで、世界最強の4大海賊「四皇」の一角たるシャーロット・リンリンの娘の1人。
双子の妹のシャーロット・ローラが政略結婚を蹴ったことで替え玉にされるも、相手に花嫁が別人であることを見抜かれて破談となる。これに激怒したリンリンに暴力を振るわれるようになり、母との関係が悪化。夫にして新参のカポネ・ベッジがリンリンへの反逆を目論んでいることを知るも、これを黙認するどころか応援し、積極的に協力していった。

カポネ・ペッツ

ファイアタンク海賊団船長カポネ・ベッジとシャーロット・シフォンの息子。赤ん坊にして鼻の下に青髭が生えており、葉巻のおしゃぶりを加えている。桃色の髪をしており、両親の特徴をしっかりと受け継いでいる。ペッツに話しかけるとき、ベッジは語尾に「でちゅ」をつけている。ベッジやシフォンのペッツに対する溺愛っぷりがうかがえる。

カポネ・ベッジの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「”白ひげ”が仲間を売っただと！？ バカバカしい！！ それをしねェから奴は生きる伝説なんだ！！」