Cyanide & Happiness(シアン&ハピネス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Cyanide & Happiness』とは、ウェブサイト「explosm.net」で公開されたアメリカ合衆国のウェブコミック作品および映像作品の名称。2005年に公開・連載が始まり、2006年頃にSNSを通じてシェアされ、著名になった頃には1日で100万を超えるウェブサイトへのアクセスを記録した。
物語は1話完結であり、決まった登場人物は出てこない。英語の言葉遊びやダジャレ、ブラックジョークを豊富に取り入れつつ、くだらない展開や過激な描写などが多い大人向けの作品である。

主にアメリカ合衆国でサンクスギビングデー(11月の第4木曜日)の次の月曜日から始まる大規模なオンラインショッピング上でのセール。
同国の企業およびサービスのAmazonが筆頭で展開しているが、他の企業および他国においても積極的に展開されている。

カトリック教会の性的虐待事件

画像は映画『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』より抜粋。

21世紀に入って聖職者による児童への性的虐待問題がローマ・カトリック教会を揺るがしており、社会問題化した。
アメリカのメディア報道をきっかけに世界規模で同問題は大きく取り上げられて、一部は訴訟に発展した。
この事件が起こっていたのは孤児院や学校など、司祭や修道者・施設関係者と生徒・子供らが共同生活を送る施設であることが多かった。
メディアでは”児童への性的虐待”と報道されることが多いが、実際そこには児童ではなく成人である神学生のような人への虐待も含まれている。

割礼

男子の性器の包皮の一部を切除する風習で、女性器切断とはその危険度や慣習的背景が異なるので差別化されている。
ユダヤ教・イスラム教では宗教的背景が理由で、アフリカ・オセアニアの諸民族においては慣習的な背景を基に行われている。
キリスト教でも衛生的な理由で実行されることもあるが、多くはない。
ユダヤ教の者は特によく知られており、ユダヤ教徒の家庭に生まれた乳児および改宗者(=ユダヤ人)は慣習的に割礼を行わなくてはならない。
現代では割礼に反対するユダヤ人もいて、その場合ブリット・シャーロームという命名式に相当する儀式をもって、割礼の代わりとすることもある。

I'll be back(また戻ってくる)

画像は映画『ターミネーター』より抜粋

映画『ターミネーター』発の名言として知られている。
『ターミネーター』とは俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー主演の、未来から来た人型の殺人マシーンのことで、またそれが活躍する映画作品およびそのシリーズである。
作中でシュワルツェネッガー扮するターミネーターが警察署の窓口で言い放ったI'll be backという言葉だが、その後同氏の主演作でもたびたびオマージュで使用された。
その為シュワルツェネッガーの代名詞にもなっており、メディア取材の場などでも頻繁に口にするようになる。

Have a good day

映画などで不吉な出来事の前振りで使われがちな一言。
作中でもこの言葉の後に主人公が散々な目に合う「A Man Buys Fruit」というエピソードがある。

『Cyanide & Happiness』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「Video calls are so impersonal(ビデオコールは人間味が無いよ)」

『2020年11月30日』の作品で、コロナウイルス予防の話で発せられたコメント。
母親に会いに行くことを止められた男性が、ビデオコールより対面の方が良いと反論したのがこれ。
オチでは母親が1か月後に亡くなった様子が描かれており、彼が母に会ってコロナウイルスをうつしたからと推測出来る。

「Wanna play catch?(”キャッチ”して遊ぶか?)」

『2020年9月26日の作品』で、本来”To play catch”はキャッチボールをするという意味である。
しかし"catch"が感染するという意味も持っているので、コロナウイルスに感染する遊びをするという意味で表現した言葉。

「Wanna see my football?(俺の”フットボール”見たいか?)」

『2020年5月18日』の作品で、"football"をそのまま直訳した場合の概念=”足型の睾丸”を見せつける男性のコメント。
footballは本来アメリカンフットボールという意味なので、オチでは相手の顔面をアメフトのようにこの睾丸で蹴りつけている。

「Now I will never get you pregnant!(これでもう妊娠することはないぞ~!)」

『Protection』で避妊具を持ってきた男性が、避妊具を正しく使用せず風船代わりにして女性から飛び立つ際に放った一言。

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