お玉(ONE PIECE)とは【徹底解説・考察まとめ】

お玉(おたま)は、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の登場人物。ワノ国に住む8歳の少女であり、悪魔の実「キビキビの実」の能力者。4年前にワノ国へやってきたポートガス・D・エースとの約束を果たすため、妖艶なくの一になり強くなることを目指している。幼いながらに武士の心意気を持っており、義理人情に厚い。また震えるほど怖い戦場に自ら身を投じるなど度胸を持っている。
鬼ヶ島での戦いでは、自身の悪魔の実の能力を使って侍軍団が劣勢だった戦局を大きく覆した。

毒に侵されるお玉

ルフィはお玉の言う場所にサウザンド・サニー号を隠す。食糧が船にあると思っていたが、流されたのか何もなかったため、結局お玉がルフィにご馳走することになった。お玉は狛ちよに乗り、ルフィはひひ丸と名付けられた狒々に乗ってお玉の家に向かう。道中お玉は海賊には好きなものもいれば嫌いなものもいる旨や、自分が妖艶なくの一を目指していることを語った。

家に着いたお玉は米を炊き、ルフィに山盛りのほかほかご飯と汁物、漬物を出した。お腹の空いていたルフィは喜んでそれを食べる。しかしお玉は何も食べていなかった。お玉に食べないのかとルフィが尋ねると、「はい 今は!くの一は身軽でなきゃなれませんから」と笑った。ルフィはそれを聞きながら一瞬で出された食事を平らげておかわりを要求する。だが食事はそれだけしかなかいと言われ、あからさまに残念がりながらおかわりは冗談だとルフィは言った。そこでお玉はお手洗いに行ってくると席を外した。

大食漢のルフィにとってはかなり少量の食事であったが、わざわざ自分のために食事を作ってくれたお玉をイイやつだと思い部屋に寝転がる。すると突然天狗の面をつけた大男が剣を持って家に押し入ってきた。長い鼻を見て一瞬自身の海賊団の狙撃手ウソップかと見紛たが、紛れもなく別人だった。入ってきた男は天狗山飛徹(てんぐやま ひてつ)。お玉と一緒に暮らしているお玉の師匠だ。飛徹は空になった茶碗を見て驚愕し、ルフィに米を食ったのかを尋ねる。ルフィが食べたと答えると飛徹は激昂し、ルフィを家の外へとぶっ飛ばした。

あまりに飛徹が怒るので、ルフィはお玉にご馳走になったと弁明する。しかしそれが飛徹の火に油を注いだ。何故お玉がルフィにご馳走するのかがわからない、お玉がこの日のために何日食事をしていないと思っているのだと飛徹はルフィに詰め寄る。
お玉の住む編笠村は一年ほど前に百獣海賊団の”真打ち”と呼ばれる幹部になった最悪の世代の一人X・ドレーク(でぃえす・どれーく)によって滅ぼされた。それでもお玉は飛徹と誰もいない編笠村に残り、日々笠を編んでは町に売りに行き日銭を稼ぐという生活をしていた。稼げるお金はごくわずか。普段は白い米ではなく、ヒエを食べる。しかもそれも数日に一度だけという貧しい暮らしをしていた。しかしそれでも年に二回、正月と誕生日だけは米を食べさせてやりたい飛徹は、お玉に米を買いに町へ行かせたのだった。それほどまでに楽しみにしていたはずの米を、お玉が自分に食べさせてくれた事実を知りルフィは驚く。

飛徹がルフィに襲いかかろうとした時、お玉がやってきて飛徹を止めた。米を勝手に炊いたことを飛徹に謝り、助けてくれたルフィにどうしても恩返しがしたかったことを涙ながらに訴えるお玉。また笠をたくさん編むからどうか許してほしいと飛徹に土下座をする。すると突然お玉が嘔吐して倒れてしまった。お玉がルフィに言ったお手洗いに行くというのは嘘で、実はルフィの前で腹の虫がならさないよう抑えるために川の水を飲みに行っていたのだ。ワノ国の水はカイドウが建てた工場から出る排水で汚れており、お玉のような子供が飲むのは毒も同然。編笠村よりも水がまだマシな土地はあるが、お玉はある男を待っているため編笠村を離れないのだと飛徹はルフィに言って聞かせた。

お玉はエースという男を待っていた。そのエースはルフィの義兄であり、海賊王ゴール・D・ロジャーの実子ポートガス・D・エースのことだった。ルフィはそのことがわかると、毒で苦しむお玉に向かって、「エースは死んだ」と一言告げる。お玉はその言葉がショックすぎて大泣きをして気を失ってしまった。それほどまでにお玉はエースとの再会を心待ちにしていたのだ。

8歳という幼い子どもが、しかも毒で息も絶え絶えになって苦しんでいる時にトドメを指すようなことを言ったルフィを飛徹は責めた。エースが死んだのは事実なのかもしれないが、飛徹は言うタイミングや言い方をもう少し考えてほしかったのだ。それを「―――だけどずっと待っててもエースは来ねぇ」とルフィは突っぱねる。両者の言い分は平行線のまま、そこで初めてルフィと飛徹は互いが何者か名乗りあった。自己紹介をして少し落ち着きを取り戻した飛徹はルフィにワノ国の惨状を伝える。ワノ国で栄えているのは最早将軍である黒炭オロチ(くろずみ おろち)のいる花の都だけであり、他の土地はすっかり無法の荒野と成り果てている。そして4年前にエースが仲間と共にやってきて助けてくれたことを話し、お玉が特にエースに懐いていたと伝えた。ルフィはそれを聞いて嬉しそうに笑う。そしてルフィはお米のお礼にお玉を連れて医者の元へ行くと言いだした。

おしるこを食べるお玉

ルフィは飛徹にワノ国の着物に着替えさせてもらった。そしてお玉をおぶって飛徹に言われた医者の元へと駆ける。すると狛ちよが走り寄ってきてルフィとお玉を乗せてくれた。これは楽ちんとルフィが狛ちよの上でくつろいでいると、お玉が目を覚ました。ルフィはお玉を医者の元へ連れていく途中だと説明する。しかしお玉は気を失う前にルフィに言われた「エースが死んだ」という言葉を思い出し、ルフィをぽこすかと殴った。エースは絶対に来てくれるというお玉に、ルフィはやはり現実を突きつける。お玉は泣きながらエースとの約束を思い出していた。エースがルフィの兄であることを知らないお玉は、「アニキはエースの優しさを知らないから おらの辛さがわからないんでやんす!!あんなに簡単に『死んだ』なんて…!!」と殴り続ける。それに対してルフィは何も言わなかった。

編笠村のある竹林を抜けると、そこは飛徹の言ったとおり荒野が広がっていた。そこを駆け回る巨大な野生動物達を見て、ルフィはあれを食べればいいじゃないかと叫ぶ。お玉はあんな獰猛な生き物を倒せる侍はみんなカイドウに捕まったか盗賊になっており、しかも捕まえることができたところで動物達も汚染された川の水を飲んでいるから毒と同じだと説明した。ならばカイドウやカイドウ達の部下はどうしているのかとルフィは問う。カイドウ達は自分達の食べ物を作る専用の農園を持っており、そこにはキレイな水も米も魚もあるというのだ。ルフィは水も食べ物もあるところにはあるじゃないかと怒りを示す。

話をしている最中、お玉はがくりと意識を失った。お玉の熱が上がってきたことに焦ったルフィに呼応するように狛ちよは「ワン!!」と一声鳴いて懸命に走る。すると女の悲鳴が聞こえた。「待て女」という男の声にルフィは一瞬サンジかと考えたが、さすがに違うかと思い様子をうかがう。すると誰かが走ってきて女を襲おうとしていた男達をあっという間に倒してしまった。倒したのは麦わらの一味の剣士ロロノア・ゾロだった。
ゾロとの再会をルフィが喜んでいると、そこに最悪の世代の一人バジル・ホーキンスが手下を連れて現れた。ホーキンスは百獣海賊団の傘下に入っており、”真打ち”と呼ばれる幹部にのし上がっていた。ホーキンス達は不法入国したらしい船を確認しに、ルフィが流れ着いていた浜・九里が浜(くりがはま)に行こうとしていたところだった。錦えもんには「騒ぎを起こすな」と言われていたが、こうなっては仕方がないとルフィとゾロは戦いを始める。しかしその途中狛ちよが泣きながら走ってきて戦闘中のルフィとゾロを口にくわえてその場を逃げ出した。玉の熱がものすごく上がっており、狛ちよは早くお玉を医者に連れていきたくて焦っていたのだ。

なんとかホーキンスから逃げ切ったところ、狛ちよの尻尾から女が一人出てきた。それは先程悪漢に追われていた女性で、名はお鶴(おつる)と言う。茶屋の店主であるお鶴はお玉と知り合いのようで、お玉が川の水を飲んだと知り、自分の茶屋へ行くように促した。川の毒にはよく効く薬草を煎じて飲むのが一番であり、お鶴の店にはそれがあるというのだ。ルフィはお鶴の申し出をありがたく受け、「そうか!!じゃ助けてくれ!!ありがとう!!」と笑顔を見せた。

ワノ国の九里にあるおこぼれ町。お鶴の茶屋はそこにあった。邪含草(じゃがんそう)という薬草を煎じたものを飲んだお玉はすぐに元気になった。喜ぶお玉にお鶴は体から完全に毒が消えるわけではないため、もう川の水を飲んではいけないと説明する。そしてお鶴はお玉におしることお茶を出して食べるように言った。お玉は恐れ多いというふうに退く。深々と頭を下げて出された盆をお鶴へと押し返した。助けてもらった恩もあり、薬草代も払えないのにこの上ご馳走になるなんてこと、お玉の中の武士道が許せなかったのだ。薬草代も必ず払うからとして譲らないお玉にお鶴はついにキレる。「おだまり!!女が一度出した食事を『いりません』『そうですか』って引っ込められると思ってんのかい!?あんたが食わないんなら あたしゃコイツを道にバラまいちまうよ!?」

あまりの剣幕に悲鳴を上げるお玉は、茶屋の店員お菊/菊の丞(おきく/きくのじょう)からの説得もありおしるこを食べることになった。ルフィとゾロの間に座り、おしるこを手に持ってまじまじと見つめるお玉。なかなかおしるこを食べないお玉にルフィとゾロは首を傾げる。ルフィは「よかったじゃねェか!お前今日誕生日だもんな!」と声をかけた。そしてお玉は意を決したように静かにお椀に口をつける。ずず、と一口おしるこを含むと口の中にじわりと甘さが広がった。お玉は震えながら涙を零す。緊張していたような面持ちはパッと笑顔になり、お玉は「んめェ~~~!!!何てうめェ食べ物なんだ~~~!!!」と声をあげた。

あまりに幸せそうに食べるお玉を見てゾロは微笑み、ルフィは「初めて食ったのか?それ」と驚く。ルフィの言う通りお玉は8歳の誕生日、今日この日に初めておしるこを食べたのだ。おもちまで入ってなんてぜいたくな食べ物なんだと言いながらも、お玉は嬉しそうに箸を進める。ルフィはそれを聞いて「お前ほっぺたから出せるだろ」と言うが、お玉曰く、「あれはお腹にはたまらないでやんす」とのこと。お玉はおしるこをたいらげた後、「今日は最高の日でやんす!!」と笑った。

さらわれたお玉

おしるこを食べて久しぶりに満腹感を覚えたのか、お玉はその後眠ってしまった。ルフィやゾロはその間にお鶴からワノ国のことを聞かされる。お玉が言っていた安全な食糧がある農園というのは、その昔九里を収めていた大名であり、ワノ国の次期将軍になるはずだった光月おでんが作ったものだという。桃源農園(とうげんのうえん)は九里に住む民のためにつくられたものであり、決してカイドウやオロチのためのものではないのに、とお鶴は悲しげな表情を見せた。

すると突然お鶴に向けて矢が放たれた。ゾロが矢を防いだので事なきを得たが、矢はお鶴の顔めがけて飛んできており当たれば即死だった。矢を放ったのはギフターズと呼ばれる人工悪魔の実「SMILE」を食べて動物の能力を手に入れた能力者だった。コウモリの「SMILE」の能力者・バッドマンはコウモリの優れた聴力でお鶴がオロチのことを悪く言うのが聞こえていたのだ。バッドマンは最近多発してる食糧泥棒を探しいる最中であり、ルフィとゾロを疑う。バッドマンはルフィ達に矢を雨のように降らせるが、それらは尽く防がれてしまった。

そんな中突然、「わーーーー!!誰でやんすか!?」とお玉の悲鳴が上がる。ギフターズの一人でガゼルの「SMILE」の能力者・ガゼルマンがお玉を連れ去ったのだ。時速200kmという速さで走るガゼルマンを狛ちよに乗ったお菊、ルフィ、ゾロが追いかける。しかしバッドマンの矢に離されてお玉はそのまま役人と海賊の町・博羅長(ばくらちょう)に連れさられてしまった。

お玉を攫ったのは博羅町にいる”真打ち”ライオンの「SMILE」の能力者・ホールデムだった。お腹にライオンの顔をがあるホールデムを見て、最初は泣くのを我慢していたお玉だったが怖くて泣いてしまう。暴れ狒々を手なづけたお玉の能力に興味を持ったホールデムは、お玉に能力者かどうか尋ねどうやって狒々を手なづけたのかと問い詰める。お玉は能力について以前飛徹に決して他言してはいけないと言われていた。それを守りお玉は動物に懐かれやすいだけだと嘘をついた。しかし頬をちぎっていたところを百獣海賊団の人間に見られていたらしく、ホールデムは確かめてみようと部下にペンチを持ってこさせるのだった。

お玉を探しに博羅町にやってきたルフィ達は、相撲取りで横綱の浦島(うらしま)が相撲をとっている場所に遭遇する。お菊を自分の妻にしたいと思っていた浦島は大勢の見物客が見ている前でお菊に求婚。しかしお菊はそれを断っただけでなく、自身の剣技で浦島のマゲを切り落としてしまった。マゲは相撲取りの命に等しい。怒り心頭げ鬼の形相に変わる浦島がお菊を殺そうとその巨体から「彼岸張手(ひがんはりて)」という技を繰り出そうとする。その手に自分の手を合わせて浦島を押し変えたのはルフィだった。

ルフィはそのまま浦島を「ゴムゴムの巨人のつっぱり(ごむごむのギガントつっぱり)」で倒すと、その場にいた人間に博羅町のボスを呼ぶように要求する。そしてその場にいたギフターズ達をなぎ倒し、お玉を返せと暴れまわった。そこにホールデムが現れる。腹にあるライオン・噛二郎(かみじろう)の口にはお玉がくわえられていた。
ルフィがぶっ飛ばした浦島のせいでホールデムの屋敷はボロボロ。既にかなり怒っているホールデムをこれ以上怒らせないようにとお菊はルフィに耳打ちした。ホールデムを倒せばそのバックにいるジャックが黙っていないというのだ。ジャックは百獣海賊団の大幹部・大看板の一人であり、”旱害のジャック”という異名で恐れられている。ジャックが通った後は荒野のような荒れ地に成り果てるということからついた異名だ。ホールデムを倒し、ジャックの怒りを買えば博羅町は跡形もなくなくなってしまう。それは町全体が人質である状況に等しかった。

短気なホールデムはコソコソ話をするルフィ達に苛立ち、お玉を噛む力を強める。「きゃー痛いでやんすーー!!」と泣きながら悲鳴を上げるお玉を見てルフィは怒る。そこへ桃源農園で収穫した食べ物を積んだ食糧宝船(しょくりょうたからぶね)と呼ばれる車を率いた一行が現れた。戦闘は”真打ち”馬の「SMILE」の能力者のスピードだ。ケンタウルスのような半人半馬の美しい女性であるスピードは、何の騒ぎかとホールデムに尋ねた。

安全な食糧の山を見たルフィの中にまた怒りが沸々とわいてくる。結局ルフィ達は”奪って逃げる”を選択した。ルフィとゾロはそれぞれ体をコキコキ鳴らして準備運動をする。そしてルフィは目にも留まらぬ速さでホールデムのライオン・噛二郎の口からお玉を救い出した。いつの間にかルフィに救われたお玉。その両頬が赤く腫れているのをルフィは見つけてどうしたのかと問う。お玉は痛いのをおして、ペンチで引っ張られただけで平気だと強がった。お玉の悪魔の実「キビキビの実」の能力で生み出すきびだんごは、能力者であるお玉にしか生み出せない。他人がどれほど強い力で引っ張ったとしてもきびだんごできず、お玉が痛いだけなのだ。それにルフィは激昂し、結局ホールデムを「ゴムゴムの火拳銃(ゴムゴムのレッドホーク)」でぶっ飛ばすのだった。

ルフィからお玉への恩返し、始まる

お玉を助けたルフィは馬を発見する。しかしそれは馬の「SMILE」の能力者・スピードだった。突然乗られたスピードはルフィを降ろそうと抵抗する。ルフィはすかさずお玉にきびだんごを出すように言い、お玉はきびだんごをスピードの前にチラつかせた。「ヒヒン おいしそう♪」とスピードはすぐにきびだんごに食いつく。人間への効力はないきびだんごだったが、なんとスピードを家来にすることに成功した。きびだんごは人間には効かないはずなのにスピードが家来になったことに疑問を浮かべるお玉。詳細は不明だが、ルフィ曰く「半分馬だからじゃねェか?」とのことだった。

ルフィに「ウマ美」と名付けられたスピードは、お玉の命令を聞き、食糧宝船を奪って博羅町の外に向かうゾロ達を追う。お玉はスピードの背中の上でルフィにしがみついて「アニキ……!!アニキさっきエースみたいでやんした…」と呟いた。しかし喧騒の中ルフィにはそれが聞こえていなかったようで、「え!?何だ!?」と聞き返されてしまう。お玉は言い直すことはせず、何でもないとルフィの背中にギュッと抱きついた。
博羅町からおこぼれ町に出たところで、ゾロは食糧宝船の中身をぶちまける。そしてルフィは奪ってきた大量の水を町人に振る舞った。お玉は大好物の一つであるリンゴを手に持ちドキドキと気持ちが高揚する。たった一個のリンゴを嬉しそうに、大事そうに食べるお玉にルフィは言った。「たま…!!こんくらいで喜ぶな 当たり前にしてやるから!!おれ達がこの国出る頃には!お前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる!!!」その言葉はいつかお玉がエースに言われた言葉に重なる。「おれ達がもう一度この国に来た時はお前が腹いっぱいメシ食える国いしてやる!!」お玉はそれに一人涙した。

その後お玉はリンゴを持って編笠村の飛徹の元へ帰ることになる。お玉の忠実な家来になったスピード/ウマ美が送ってくれるのだ。別れ際お玉は「アニキ…おら今日のおしることリンゴの味 一生忘れねェでやんす!!」とまた涙する。そうしてお玉はルフィ達と別れた。

しかしその道中お玉とスピードは、動物系幻獣種の悪魔の実「ウオウオの実 モデル“青龍”」の能力で巨大な青い龍に変身したカイドウに見つかっあめにてしまう。スピードは百獣海賊団の”真打ち”であり元々カイドウの部下であるが、お玉の悪魔の実「キビキビの実」の能力でお玉の忠実な家来になっている。スピードはカイドウのことを「カイドウ様」と呼びはするものの、主人であるお玉を守るためにカイドウと戦った。お玉はカイドウの恐ろしさにすぐに気を失ってしまったようだが、スピードはお玉の意識がない間も懸命に戦う。だが四皇のカイドウに敵うはずもなく敗北。お玉は大怪我をして竹林の手前の荒野に放置された。

お玉が大怪我をして荒野倒れているところを赤鞘九人男の一人であり、ミンク族の昼の王・イヌアラシ公爵に拾われる。お玉は編笠村の飛徹の元へと送り届けられ、その場にいたチョッパーやミンク族の医者・ミヤギらの治療を受け一命を取り留めた。

ルフィを助けに兎丼へ

ルフィはお玉達と別れた後、麦わらの一味の仲間やトラファルガー・ロー、赤鞘九人男の錦えもんらと合流した。そこでモモの助や錦えもん達が20年前という過去からやってきたこと、光月おでんという偉大な男の話を聞く。そしてあらためて今後の行動や目標を確かめあった。そこへ巨大な龍の姿をしたカイドウがお鶴達のいるおこぼれ町あたりに現れる。おこぼれ町の人々が危ないと感じたルフィは一目散に町へ向かい、カイドウと戦闘。敗北し、ワノ国の兎丼(うどん)という地域にある囚人採掘場へと送られた。編笠村で目を覚ましたお玉はルフィが捕まり兎丼へ送られたことを知る。赤鞘九人男の一人である忍者の雷ぞうが助けに行ったと聞かされるが、待てど暮らせど何の報も入らないことに心配を募らせていた。

お玉がルフィのことを心配しながらモモの助やチョッパー、実は赤鞘九人男の一人であったお菊と共に浜を散歩している時だった。九里が浜に巨大な女の人が打ち上げられているのをお玉達は発見する。それはルフィを追ってワノ国にやってきた四皇の一人”ビッグ・マム”シャーロット・リンリンだった。ビッグ・マムはカイドウが拒否したのを無視してワノ国に入国しようとし、百獣海賊団の大看板の一人・キング/アルベルによって海に落とされた。艦(ふね)や一緒に来た息子・娘達とはぐれ、奇跡的に浜に打ち上げられていたのだ。

チョッパーはサンジを連れ戻しにビッグ・マムの縄張りである万国(トットランド)に行ったことがあるため、倒れているのがビッグ・マムであることがすぐにわかった。ルフィに強く恨みを抱いているビッグ・マムが目を覚ませば大変なことになる。目を覚ます前に逃げようとしたが、時既に遅く、ビッグ・マムは目を覚ましてしまった。しかし起き上がったビッグ・マムは記憶を失っており、自分が何者であるか、何故浜に打ち上げられたいたのか、全ての記憶を失っていた。

お玉達は記憶のないビッグ・マムをおこぼれ町へと連れて行く。そこでお鶴はビッグ・マムを「おリンさん」と呼び、おしるこを振る舞った。おいしいおしるこに舌鼓を打つビッグ・マムの隣でお玉達は待っていても辛いだけなら、自分達でルフィを助けに行くのだと、兎丼へ行く決意を固める。チョッパーは兎丼にはもっとたくさんのおしるこがあるとビッグ・マムに嘘をつき、お玉達はビッグ・マムが(暴力で)手なづけたワニガメに乗り、みんなで兎丼を目指すことになった。道中お玉は大好きなおしるこの話でビッグ・マムと盛り上がっていた。

兎丼についたビッグ・マムは微かに香るおしるこの匂いを辿りに門という門を破壊して兎丼の囚人採掘場の中へと進む。そこでは大看板の一人で兎丼の総責任者のクイーンが、ルフィとワノ国のヤクザ衆大親分・ヒョウ五郎に大相撲地獄(おおずもういんふぇるの)という拷問を強いていたところだった。突然現れたビッグ・マムに一同は驚きを隠せない。そんな周囲の反応など歯牙にもかけず、ビッグ・マムは採掘場の中からお玉を呼び、一緒におしるこを食べようと誘った。チョッパーが言った「兎丼におしるこがある」というのは口からでまかせの嘘だったわけだが、クイーンの大好物はおしるこであったため兎丼には本当におしるこが準備されていたのだ。

しかしそのおしるこは前の晩にルフィとヒョウ五郎がクイーンや看守達の目を盗んで全て食べてしまっており、鍋の中は空っぽだった。クイーンは自分の大好物のおしるこを狙うビッグ・マムに怒り、そのビッグ・マムはおしるこを全て食べてしまったルフィに怒りを顕にする。ビッグ・マムは動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“ブラキオサウルス”」でブラキオサウルスの姿に変身したクイーンを投げ飛ばし、兎丼の中でルフィを追いかけて大暴れをする。しかし最後にはクイーンの作にハマり、ビッグ・マムは意識を失った。その時頭に強烈な攻撃を食らったビッグ・マムは記憶を取り戻す。クイーンはすぐさまビッグ・マムを悪魔の実の能力者の力を奪う不思議な石・海楼石(かいろうせき)でできた鎖でぐるぐる巻にすると、最低限の人員を兎丼に残し、カイドウの元へとビッグ・マムを移送するため出ていった。その時ビッグ・マムが破壊して開いていた門が閉まろうとしたため、外で待っているようにお菊に言われていたお玉とモモの助は慌てて採掘場の中へと侵入する。

お玉はそこでルフィが兎丼の看守長でゾウの「SMILE」の能力者ババヌキや副看守長でサソリの「SMILE」の能力者ダイフゴー達と戦う姿を物陰から見る。ダイフゴーが使ったクイーンのウイルス兵器”ミイラ”によって周りの者が全員敵になる中、ルフィはお玉とした「おれ達がこの国出る頃には!お前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる!!!」という約束をしたことを言い、自分はカイドウに勝つためにワノ国へやってきたことを告げる。そのルフィのまっすぐで嘘偽りない言葉に、心まで折られていたはずの侍達は再びカイドウに反旗を翻す決意をした。お玉はそれをモモの助と共にずっと物陰から見ているのだった。

戦いが終わり、兎丼の囚人達が全て仲間になる。ウイルス兵器”ミイラ”に自ら進んで感染し、みんなに隠れて苦しむルフィはチョッパーに説教された。その様子を見てお玉は、「でも無事でよかったでやんすー!!」と兵器の名前通りミイラのようにしおれているルフィに声をかける。そしてお玉は悪魔の実「キビキビの実」の能力でババヌキとダイフゴーを味方につけた。ババヌキはお玉の命令でカイドウの居城・鬼ヶ島に行ったクイーンに、「異常なし」という偽りの報告をする。

こうして兎丼にあった大きな戦力・兵力は、カイドウ達にバレることなく、ルフィ達の手中に収まった。ルフィはヒョウ五郎に師事し、覇気をさらにレベルアップするために兎丼でそのまま修行に入る。お玉もルフィ達いる間兎丼に滞在し、決戦の二日前にチョッパーの背に乗り、ルフィと共に編笠村へと帰ってきた。修行のしすぎで疲れ果てずっといびきをかいて眠るルフィの隣で、お玉は一人笠を編んでいた。

おしるこを粗末にするやつは

ワノ国で年に一度行われる火祭り。その日はカイドウの居城・鬼ヶ島で大宴会が行われる。将軍・黒炭オロチやその家臣達も全て集まるその日を、錦えもんは決戦の日に選んだ。鬼ヶ島に渡る途中モモの助が赤鞘九人男の一人で実はオロチのスパイだった黒炭カン十郎(くろずみ かんじゅうろう)に連れ去られるハプニングはあったが、ルフィ達は錦えもん率いる侍軍団、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団、そして兎丼に一緒に捕まっていた最悪の世代の一人ユースタス・”キャプテン”キッド率いるキッド海賊団の面々と共に鬼ヶ島への上陸を果たす。

錦えもんの悪魔の実「フクフクの実」の能力で百獣海賊団の衣装に変装したルフィ達はそれぞれ計画通り侵入する。そんな中ルフィは作戦も聞かずに乗り込んでいったキッド達を、錦えもん達の作戦を知らないのにと怒って追いかけた。そしてそんなルフィを連れ戻してくると言って超弩級の方向音痴のゾロが追いかけた。ルフィとゾロが隠密行動ができるはずがないと、他の麦わらの一味は嘆く。

そんな思いとは裏腹にルフィのわりにはきちんとおとなしくしていた。ライブフロアという宴会のメイン会場で酒盛りする百獣海賊団にまぎれてキッドを探す。だがルフィが所狭しと並ぶおいしそうな料理の数々を見ていると突然背後から鍋が飛んできた。ルフィは鍋の中身を頭から被ることになる。ルフィの髪の毛から滴り落ちるそれはおしるこだった。今回の宴会にあわせて大量に作りすぎたと、宴会場に鍋ごとおしるこが回ってきたらしいが、酒に合わないと酔っ払った百獣海賊団の団員がぶちまけたのだ。さらに他の鍋も蹴り飛ばしておしるこを床にぶちまける男達の喧騒を聞きながら、ルフィはお玉を思い出す。

8歳の誕生日で初めておしるこを食べたというお玉。あの時の幸せそうな顔がルフィの脳裏をよぎる。ルフィはついに我慢できず、拳を振り上げおしるこを粗末にした男の頭上に振り下ろした。そしてその騒ぎを聞きつけゾロが姿を現す。騒ぎを起こしたことをゾロは咎めたが、ルフィの「でもコイツらおしるこをぶちまけやがったんだぞ!!」という言葉に、「おしるこを…!?―――だったらブッた斬るしかねェな!!!」と同意した。

これを引き金に火祭りの夜の決戦はスタートを切り、鬼ヶ島中のあちこちで激戦が始まるのだった。

きびだんご大作戦、始動

麦わらの一味のナミとウソップは、百獣海賊団の”真打ち”の中でも上位の存在である飛び六胞(とびろっぽう)の一人である動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“パキケファロサウルス”」の能力者・うるティに追い詰められていた。うるティはルフィがカイドウを倒して海賊王になる宣言をしたことに苛立っていた。うるティはナミに「ルフィは海賊王なんかになれない」と言えと迫る。しかしナミは言えなかった。瀕死の状態でもナミはうるティに「ルフィは……”海賊王”には…なります…絶対に……」涙ながらに言う。うるティはそれに怒り心頭し、ナミにとどめを刺そうとした。その時狛ちよに乗ったお玉が現れ、ナミやウソップを救う。

お玉は飛徹が止めるのも聞かず、スピードの船に乗って鬼ヶ島にやってきていたのだ。狛ちよだけでなくひひ丸や、兎丼の副看守長ダイフゴー達も一緒だった。お玉はひひ丸に三分間だけ、うるティやその弟で同じ飛び六胞のページワンを止めるように言い残して狛ちよを走らせる。その様子を見てナミは、「凶暴よ あいつら!!あの大猿タダじゃ済まない!!」と声を上げる。お玉はそんなナミに、「なめてもらっちゃ困るよ!!おナミちゃん!!おら達”サムライ”として!!ここに来たんでやんす!!!」と言う。

お玉には”作戦”があった。狛ちよの上でその内容を話している中で、お玉はルフィがエースの弟であることを知る。そして「アニキはエースの優しさを知らないから おらの辛さがわからないんでやんす!!あんなに簡単に『死んだ』なんて…!!」と酷いことを言ったことを後悔した。
お玉がナミ達と移動している間、馬の「SMILE」の能力者であるスピードは、袋いっぱいのきびだんごを同じ”真打ち”やギフターズ、「SMILE」の能力者に配って回っていた。そして鬼ヶ島に来る途中にお玉が言っていたことを思い出す。

お玉はスピードの船で鬼ヶ島にやってくる最中に大量のきびだんごを作った。きびだんごを一度に大量に作るとお玉の体力が激しく消耗するらしく、お玉はきびだんごを作った直後ふらりとよろける。それにスピードはもうやめたほうがいいと進言したが、お玉はやめなかった。きびだんごを一つ作り「SMILE」の能力者に食べさせるということは、戦場味方が一人増えることになる。お玉は自分のことを顧みずきびだんごを作り続けた。「モモ君がしょうぐんの『ワノ国』おら見たいでやんす!!ハラへるの もうイヤでやんす!!ごはん食べたいでやんす!!」と泣いて訴えるお玉に、スピードときびだんごを食べて家来になった様子のギフターズ・ガゼルの「SMILE」の能力者ガゼルマン、サソリの「SMILE」の能力者であるダイフゴーは是と答える。

ガゼルマンやダイフゴーも戦場を駆け回り、元仲間である「SMILE」の能力者達にきびだんごを食べさせて回った。
お玉達を乗せた狛ちよは、麦わらの一味の船大工フランキー/カティ・フラムと、飛び六胞の一人で動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“トリケラトプス”」の能力者のササキと戦っている場所に出た。狛ちよの後ろにはたくさんの百獣海賊団のギフターズがおり、フランキーはただでさえササキに押され気味でピンチだったのが大ピンチになる。ササキも味方が増えたと思い、ギフターズに道を塞げと命じた。しかしお玉の号令でギフターズはフランキーを助けに入る。狛ちよの後ろにいたギフターズ達は既にきびだんごを食べてお玉の家来になっていたのだ。

ギフターズのさらに後ろからは先程ナミ達が戦っていたうるティとページワンが近づいてくる。二人からギフターズが寝返ってお玉達に味方をしていることを知ったササキは、ギフターズに何の得があるのだと驚愕した。お玉が作り出したきびだんごを、ウソップが自身の武器スリングショット(パチンコ)黒カブトで放ちギフターズの口に打ち込んでいく。どんどん増える仲間にお玉は着いてくるように号令を出し道を進んだ。お玉が目指しているのはライブフロアのステージ。そこからアナウンスを使って、鬼ヶ島中のきびだんごを食べた仲間達に「号令」をかければきびだんごを食べたものが一気にお玉達の味方になる。お玉が決行しようとしていた作戦はそれだった。

お玉、ビッグ・マムと再会

ページワンがお玉達をしつこく追ってくる。疲れてスピードが落ちた狛ちよに追いついたページワンは狛ちよの尻にしがみついてナミ達を止めようとする。苦しそうにする狛ちよにお玉は後少しでいいから頑張ってほしいと懇願する。「―――それでみんな味方になってくれたら…おら お役ごめんでやんす みんなの役に立てたら もうどうなってもいいでやんす!!…だからステージまで…」お玉は限界だった。先程から恐怖に体が震えている。そんなお玉を見て、ページワンを相手に弱腰になっていたナミとウソップが立ち上がる。先程まで息を切らして苦しそうだった狛ちよも「ワン!!ワンワン!!」と大きく吠えた。

ウソップはページワンに咲かせた花が花火のように爆発する技”必殺緑星 花火花(ひっさつみどりぼし はなびはな)”を食らわせ狛ちよから引き剥がす。さらに狛ちよから落ちたページワンに爆発する松ぼっくり”必殺緑星 爆ボックリ(ひっさつみどりぼし ばくボックリ)”を食らわせた。しかし動物系古代種の能力者のタフさは驚異的なもので、ページワンはダメージは受けている様子であるが立ち上がる。

すると突然苦戦を強いられながら進むお玉達の前にビッグ・マムが姿を現した。ビッグ・マムはクイーンに鬼ヶ島に連れて行かれた後、カイドウと戦い、その果てに同盟を組んだ。ここに来る前は鬼ヶ島の屋上でカイドウと共にルフィ、ロー、キッド、そしてキッド海賊団の戦闘員で最悪の世代の一人のキラーと戦っていた。「出て来いキッドォ~~~~!!!」とビッグ・マムはキッドを探している様子だった。

ビッグ・マムは麦わらの一味であるナミとウソップを見て鬼の形相を浮かべる。そもそもビッグ・マムがワノ国に来たのは、自分をコケにしたルフィやその一味を潰すためだった。しかしそんなビッグ・マムにお玉は嬉しそうに「おリンちゃん!!」と声をかけた。途端にビッグ・マムの顔はパッと明るくなる。ビッグ・マムは10歳以下の子供にまれに見せる「マザーモード」というものがあり、命の恩人でもあるお玉をビッグ・マムはかわいい我が娘のように扱った。
ビッグ・マムはお玉にあらためて礼を言い、お鶴に食べさせてもらったおしるこの味も忘れないと笑顔を浮かべた。しかしお玉はビッグ・マムのその言葉に表情を曇らせる。お鶴のいるおこぼれ町は、侍達がカイドウの農園から食糧を盗んだ罪を被り、カイドウの手下達に町を焼き払われた。おこぼれ町はもうないのだ。それを知ったビッグ・マムは激昂する。後ろから追いついてきたページワンがお玉達に襲いかかろうとした時、「おめェらよォ…非道な海賊の世界にも…仁義ってもんがあんだろうがアホンダラァ!!!」とビッグ・マムはページワンに渾身の一撃を食らわせた。

それを後からやってきて目にしたうるティは怒髪天を衝く。ビッグ・マムとうるティに挟まれて依然ピンチのままのナミ達は狛ちよに逃げるように言った。しかしうるティはそれを見逃さない。動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“パキケファロサウルス”」の能力でパキケファロサウルスに変身し、狛ちよの脇腹に頭突きを食らわせた。パキケファロサウルスは別名石頭恐竜と言われて、厚い頭が特徴。目にも留まらぬスピードから繰り出された頭突きによって狛ちよは動けなくなってしまった。

しかしうるティは苛立ちをぶつけるように動かない狛ちよに蹴りを何度もお見舞いする。お玉は泣きながらうるティにやめるように言った。うるティは「うるさい!!!」と言ってお玉の頬をはたき飛ばす。それを見たビッグ・マムは再び怒り心頭。さらに子供に手を挙げる相手をどうしても許すことのできないナミも立ち上がる。最終的にうるティはビッグ・マムにやられて倒れた。

お玉を抱えてウソップがライブフロアに向かおうとするのを見つけたビッグ・マムは、お玉をウソップから取り上げる。お玉は友達だが、ナミやウソップはビッグ・マムからすれば敵。ビッグ・マムはお玉が「やめてけろーおリンちゃん!!おらの友達なんでやんすー!!」と叫ぶ声も聞かずに剣を振り下ろそうとした。お玉は逃げようとウソップ達の手を引く。ビッグ・マムは”去る者”が大嫌い。自分から逃げようとするお玉に、ビッグ・マムは剣を振り上げた。

そこへ現れたのはユースタス・”キャプテン”キッド。磁力を操る悪魔の実「ジキジキの実」の能力で集めた金属で形成した巨大な手で相手を攻撃する「磁気弦(パンクギブソン)」でビッグ・マムに攻撃をしかけた。ビッグ・マムの標的はお玉達からキッドに移る。お玉達はその場をキッドに譲りライブフロアに向かうのだった。

戦局が一変、きびだんご大作戦

鬼ヶ島での戦いはカイドウ・オロチ軍が2万。対してルフィや錦えもん達の侍軍団は7千の兵力しかなかった。兵力差は1万3千。この兵力差がお玉の一声で一変する。

ライブフロアのステージにお玉達が辿り着いた時、百獣海賊団の”真打ち”でムササビの「SMILE」の能力者のバオファンが鬼ヶ島にいる侍達の心を折ろうとしていた。バオファンは絡繰動物(サイボーグ)からなる偵察部隊「メアリーズ」を統率しており、自分と同じ一つ目が描かれた紙をつけている人間や動物の資格を共有することができる。「拡散モード」というものを利用すれば、鬼ヶ島全土に声を届けることができた。バオファンはモモの助がカイドウの能力によって空を飛んでいる鬼ヶ島から離脱したことを鬼ヶ島全土に伝えようとしていたのだ。

だがそこにビッグ・マムにやられたはずのうるティが現れお玉を抱いていたウソップの背後から攻撃を仕掛ける。ギフターズが裏切った仕掛けがお玉にあると踏んだうるティはお玉を胸ぐらを掴み怒りを顕にした。しかしウソップとナミの連携技で今度こそうるティが倒れる。その現場を目の当たりにしていたバオファンは、「拡声モード」になっているのも忘れて悲鳴をあげた。侍達の心を折るどころか、鬼ヶ島全土に飛び六胞の二人うるティとページワンが倒されたことを伝えて味方の士気を下げてしまう。混乱しているバオファンにウソップが攻撃をしかけて捕らえた。お玉はウソップに拡声器の役目をしているバオファンに向かって喋るように言った。

「お…!!お玉でやんす!!」と、お玉の声が鬼ヶ島城内に響く。別の場所にいたスピードやガゼルマン、ダイフゴー達は待ってましたと言わんばかりに、「きた!!ご主人様!!」と嬉しそうな声をあげた。しかしライブフロアにいた動物系古代種の悪魔の実「リュウリュウの実 モデル“ブラキオサウルス”」の能力でブラキオサウルスに変身しているクイーンに「誰だてめェはァ!!!」と怒りの声を向けられ、恐怖で泡を吹いて気を失ってしまう。

意識を取り戻したお玉は、ナミとウソップの応援に押されて再びステージに立つ。「き!!きびだんごを食べたお友達~~お願いでやんす!!!ルフィのアニキ達とモモの助くん達の!!!味方をしてけろ~~~!!!」とお玉は叫んだ。そして「一緒にカイドウを!!!やっつけてけろォーーーーーーー!!!」と続ける。号令を聞き届けたきびだんごを食べたギフターズは次々に寝返り、あちこちで百獣海賊団と戦い始める。お玉の作戦は成功したのだ。突然口々に「ご主人様」と叫びながら攻撃してくるギフターズに百獣海賊団の面々は混乱を極めた。百獣海賊団の主力が一気に味方につけ、侍軍団は勢いを増す。

その後お玉にスピードやガゼルマン、ナミ達が合流し、彼女らに守られながら戦局を見守っていた。そしてルフィがカイドウを討ち、モモの助が花の都で次期将軍になることを宣言する様を見て号泣した。

お玉の関連人物・キャラクター

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ONE PIECE(ワンピース)の歴史・時系列・年表まとめ

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『ONE PIECE(ワンピース)』は、漫画家・尾田栄一郎が描く、海賊を題材とした少年漫画。緻密に練り上げられたストーリーが人気であり、総勢1,000を超えるキャラクター達が物語を彩る。作中の世界は5,000年を超える歴史があり、その長い歴史の中でたくさんの人や組織の思惑、野望、因縁が複雑に絡み合う。中でも謎が多いのは、約900年前から800年前の100年間を指す「空白の100年」。世界政府設立に関わる重大な秘密が隠されているとされており、インターネット上では読者の考察が絶えない。

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ONE PIECE(ワンピース)のSWORD(ソード)まとめ

ONE PIECE(ワンピース)のSWORD(ソード)まとめ

SWORD(ソード)とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』に登場する海軍本部に属する機密特殊部隊の名称。最悪の世代の一人で海賊であるはずのX・ドレーク(ディエス・ドレーク)が隊長を勤めている。ワノ国編でその存在が明らかになり、ドレークが海賊ではなく実は海軍だったことが判明した。何を目的とした存在なのかは不明である。少なくとも同じ政府の組織でありながら、世界貴族”天竜人”直轄の諜報機関である「CP-0(シーピーゼロ)」とは、仲があまり良くないことがわかっている。

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