あそびあそばせ（漫画・アニメ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

オリヴィアの兄だが、本名は明かされていないため華子達からは「お兄さん」と呼ばれている。
黒色のロングヘアーにサングラスという絵に描いたようなアキバ系ファッションで、普通の日本人ではまず使わない「～でござる」「～なり」といった独特な日本語を話す（オリヴィアの兄という事で美男子の登場を期待していた華子は「ナニコレ…」とショックを受けていた）。
オリヴィアと対極的な容姿のため、華子と香純から血が繋がっているのかと疑われるが、サングラスを外したところ兄妹揃って美しい碧眼だったためようやく兄妹として納得して貰えた。

オリヴィアの持ち込んだ漫画雑誌が校則違反という事で生徒指導の高柳から連絡を受け、謝罪のため学校に赴くが、没収された漫画雑誌を取り返すため一般人には理解出来ない熱意で漫画の魅力を語り、更には土下座で返還を迫った（その気迫に圧倒されて「これ以上面倒な人に関わりたくない」と高柳が根負けして雑誌を返す）。

「女子中学生の香りが強すぎて膝の矢傷がうずいてしまったでござる…」に「ナマチュウ（生の女子中学生）…尊い…」など気持ちの悪いセリフが多いが、LINEなどスマホのメッセージだと非常にかっこいい。実際にオリヴィアの兄と会った高柳が「電話では普通だった」と語っているように、相手が見えないところでは人格が変わるタイプ。
また、超が付くほどの勉強嫌いな妹とは違い、海外の大学を飛び級で卒業して博士号を二つ取得するなど文句なしに作中屈指の学力を誇る秀才である。

生徒会長 CV：井上ほの花

華子たちが通う女子校の生徒会長。

ふざけた内容の申請書類で同好会として認可して貰おうとしたり、家主不在なのをいい事に将棋部の部室を勝手に使ったりするなど、校内一のトラブルメーカーである、あそ研の行動に手を焼いている（作中であそ研と生徒会は度々衝突しているが、生徒会非公認である上に将棋部の部室を無断使用している時点で立ち退きを迫るのは当然であり、主張の正当性は全て生徒会の方にある）。
あそ研の認可を賭けてオセロ勝負をしたが、オリヴィア、香純、華子を圧倒するほど強く、むしろあそ研よりも遊びの才能を持っている描写がある。
また、今でこそ厄介者扱いで嫌っているが、当初は意外と暇な生徒会活動に於ける暇潰しの相手としてむしろあそ研の来訪を歓迎していた。

生徒会副会長 CV：金澤まい

生徒会の副会長だが名前は不明。

生徒会選挙の応援演説で彼女に入れなかった者は夜道と食事に気を付けろと全校生徒を脅し、会長を当選させる。

華子達が通っている女子校の向かいにある男子校（通称「おむかいさん」）と合同で行う文化祭の打ち合わせを行う事になっていたが、生徒会長含め生徒会メンバー全員が誰も行きたがらなかったので、仕方なく行ったじゃんけんで負けた副会長が行かされる事になる。
そこで出会った鎮江にメイクを施され、これまでの地味な見た目から一変した容姿を見て「新たな自分」として自信を持つ。

新たな容姿でおむかいさんの生徒会から人気を得た事によって、先方の生徒会全員と六股するなどやりたい放題やっているが、自分達の学校にやって来たおむかいさんの生徒に素顔を見られた際に「化け物」と呼ばれ怒りで膝蹴りをかまして気絶させるなど、自分の素顔を気にしている面も見せる。

青空つぐみ（あおぞらつぐみ） CV：悠木碧

華子達の学年で一番かわいいと評判の女子だが、「ボク」という一人称に加え、体育の授業で何故か人前で着替えない上にプールの授業はいつも見学している事から、男子疑惑が持たれている。
その疑惑に関して本人は肌が弱いのと人前で着替えるのは恥ずかしいから、と笑って答えているが、華子は嘘ではないかと疑っている。
『バナナ文書』にも「青空つぐみに関する報告書」と題されたレポートがあるが、その部分は彼女によって燃やされている。

将棋部部長 CV：前川涼子

将棋部の部長として登場し、あそ研と部室の所有権を賭けてズック飛ばしで勝負をする。
乗っていた自転車から飛び降りてズックを飛ばすという勝利への執念を見せ付け、勝負には勝つが、着地に失敗し全身複雑骨折という大惨事になってしまう。
結局、将棋部は部長の家で活動をする事になり、家主不在となった部室はあそ研が無断使用という状態が続いている。
以降は全身包帯という痛々しい姿で登場し、あそ研に復讐するため闘志を燃やしている。

藤原（ふじわら） CV：内田秀

華子たちの同級生で、平安時代の貴族女性のような容姿が特徴的な女子生徒。
その容姿から古文が得意という印象を与えるが、帰国子女のため事実は逆で、英語がテストで1位になるほど得意であり、日本語はむしろ苦手というオリヴィアとは逆パターンである。
授業中に先生から当たられた際に日本語が苦手である事を言おうとするが、簡単すぎて答える必要がないと撤回されるなど、日本語が苦手である事を理解して貰えない事に悩んでいた。
その後、香純とつぐみがキスをする現場に出会い、女子同士の口付けという衝撃的な光景を目の当たりにしたショックから古文の才能が開花した。

紗礼頭徳子（しゃれこうべとくこ） / 遊び人四天王 CV：金澤まい

華子たちが通う女子校の近くにある超お嬢様校、聖・淑女学園の生徒で、親しい人間からは「とっこ」と呼ばれている。
「遊び人四天王」と呼ばれており、彼女の噂を聞いた華子達が自分達の手本とするために会いたがっていたところ、それぞれの学校に勤務する千紗都と安藤が友人という関係で華子達の学校に訪れる。
四天王と呼ばれる御仁がどのような容姿をしているのか注目されていたが、時代を20年間違えたとしか思えないガングロのヤマンバメイクで登場し強烈なインパクトを与える。
遊び人四天王の一人と言われるようになったのは、隣の男子校生徒とほとんど関係を持ったためと言われている。
強烈なルックスが人目を引く一方で、全国模試で100位以内に入る頭脳の持ち主であり、実家も由緒ある家柄という正真正銘のお嬢様である。
落語研究会に所属しており、文化祭で創作落語を披露するが、腕前はさておきネタの中身はBL小説を書いている香純が引くほど下品（しかし、華子、香純を除く客からは受けていた）。
また、学業、遊び、落語以外に琴も弾けるなど万能で、ある意味四天王と呼ぶに相応しい高いスペックを誇っている。

赤ん坊（ダニエル） CV：木野目望、岩田光央

名前は不明だが、登場した時のサブタイトルは『ダニエル』だった。
千紗都の友人である聖の子供で、聖が所属していたプロレス同好会に顔を出している間あそ研で預かる事になった。
見た目はかわいらしいが、おしゃぶりを煙草代わりにしたり、オリヴィアが持ち込んだ扇風機に華子の髪を挟んであそ研メンバーが慌てる様を見て楽しんだりするなど、赤ん坊とは思えない行動で周囲を驚かせた。

安藤梅子（あんどううめこ） CV：関根明良