あそびあそばせ(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あそびあそばせ』とは、涼川りんによる漫画作品。白泉社の漫画雑誌『ヤングアニマル嵐』2015年6号に読み切り作品として掲載後、白泉社のWebコミックサイト『ヤングアニマルDensi』にて2015年6月26日より連載開始された。
2018年7月からアニメ化されている人気作品だが、かわいらしい表紙とは裏腹に凄まじい顔芸の連続で普段の絵柄と激しいギャップがあり、そのギャップにはまった読者によってSNSで話題となった。

千紗都の友人で、聖・淑女学園の教師。
千紗都とは中学からの付き合いで、彼女も華子達の女子校の卒業生である。
中学時代はバスケ部に在籍していたが辞めてしまい、校則で部活に入らなければならなかったため自ら映研を立ち上げるなど、華子と似たような事をしている(但し、こちらは常識があるためトラブルも何も起こしていない)。
iMacで30歳になった自分へメッセージを残しているが、石油王と結婚して億万長者という夢は当然叶わなかった。

聖(ひじり) CV:石見舞菜香

千紗都の友人で主婦。千紗都、梅子とファーストネームで呼び合っているので、恐らく「聖」も名前だと思われるが、作中でフルネームは出ていない。
彼女も華子達の女子校の卒業生だが、当時は映研と同時にプロレス同好会に所属していた。
当時流行っていた映画の真似で千紗都とタイタニックごっこで遊んでいたところ、千紗都にジャーマンスープレックスを掛けるなど筋金入りのプロレス好き。
15年後の自分へのメッセージとしてプロレスのチャンピオンになっている事を期待する文章を残しており、中学を卒業したらプロレスの入団テストを受けると言っていたが、実際に受けたかは不明。
「赤ちゃんや旦那さんの世話なんてめんどくさすぎておかしくなりそう」と語るなど、中学生当時は結婚願望がなかったが、現在では3人の中で唯一結婚して子供(上記の赤ん坊)が出来ている。

鎮江(ちんこう)

おむかいさんの生徒だがアニメでは登場しない。
じゃんけんに負けた副会長が文化祭の打ち合わせとしておむかいさんに向かった際、当時の地味な容姿を見て期待外れなど陰口を叩かれ落ち込んでいたところ、彼女に化粧のレッスンをして自信を持たせた。

コウイチ君 CV:石川界人

恋人が欲しいという華子のために前多とじいじによって作られたアンドロイド。原作内の正式名称は「綺麗な指してたんだね'16夏 コウイチ君」と無駄に長い。
イケメンイケボという絵に描いたような美男子で、自分だけに話し掛けてくれるため華子も最初は喜んでいたが、口調やセリフが徐々に鬱陶しい(最終的には前多とじいじの声になるなど雑な)ものとなり、華子によって破壊された。

1話限りのゲストキャラと思われたが、61話にて、全裸で華子の部屋に現れるという衝撃的な再登場を果たす。

華子は恋人役として作られたアンドロイドではなく単なる変質者と化したコウイチ君から逃げるが、先回りして学校に到着し、全裸で自分の机の椅子に座って待っていた彼の姿を見て言葉を失う。
しかも、全裸で華子の机や椅子に座った挙げ句、NASAの衛星をハッキングして、コウイチ君とじいじの動きとシンクロさせるという無駄に高度なシステムによって裸踊りを披露するなど、やりたい放題大暴れする。
後に高柳に見付かるが、機密保持として教室から身投げし、人が目の前で自殺するというトラウマを高柳に植え付けた。

ちなみに、前多は彼のレンタルビジネスを考えているようで、投身自殺したコウイチ君を回収した後は1時間6000円で貸し出そうと目論んでいるようである。

オリヴィア・ニュートン・アインシュタイン(Olivia Newton-Einstein)CV:Sally

前多によって作られたアンドロイド。
英語のスピーチコンテストの代表として選ばれたオリヴィアが、英語が話せない上に大の勉強嫌いで、英語を学ぶ気すらないという状態だったため、オリヴィアの影武者として25話で華子が破壊したコウイチ君を改良して作られた。
影武者と言いながら顔は全く似ていない。前多曰く「お爺様秘蔵コレクションのダッチワイフの顔の部分をスキャンして貼り付けたりなんかしていません!」との事で、似せる気はなかった模様。

『あそびあそばせ』の用語

遊び人研究会(あそ研)

華子、オリヴィア、香純によって作られた同好会で「リア充っぽい」という理由で華子によって名付けられた。
主要人物の3人が所属しているが、生徒会に提出した申請書類が「リア充になるための部」に「遊ぶ部」というふざけた内容(生徒会長曰く「ん?ナメてる?」というレベル)だったため当然ながら認可されず、生徒会非公認の同好会として活動している。

3階の空き教室を部室として使用しているが、同好会自体が生徒会から部として認可されていない上に、使用許可に関する書類も無届けであるため当然教室の使用許可も得ておらず、勝手に使っている事になっている。

超常現象科学部(オカ研)

作中に初登場した時は「超学部」と呼ばれていたが、呼ばれたのは1回のみで以降は「オカ研」という略称が定着している。
あそ研と違って生徒会公認の部活だが、5人いた部員のうち二人は卒業、一人は転校、一人は「転送」(痔の手術で入院していただけで後に復帰)と現在2人しかいないため、来年までにあと3人集めなければ部員不足により同好会に降格になると告げられている。

将棋部

あそ研が使用している空き教室の本来の家主で、部長を入院に追い込んだあそ研を敵視している。
オリヴィアの両親の国が開発した対戦ゲーム『メルヘンヘル』であそ研と対戦した時は、これまでの恨みを晴らさんばかりの勢いで完膚なきまでに叩きのめし、華子と香純をゲームから「引退」に追い込むリベンジを果たした。

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