ぐらんぶる(第5話『後の祭り』)のあらすじと感想・考察まとめ

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ミスコンの表彰中に千紗が伊織を彼氏だと発表して以来、伊織は周囲の男子学生から厳しい視線を浴びていた。伊織は「耕平が梓と付き合い始めた」というデマで耕平を自分側に巻き込みつつ、他の男達をなだめるため、合コン用の女子を紹介するよう梓に頼み込む。それに対し梓が連れてきたのは、ピーカブーに新たに入部するというスッピンの愛菜だった。
今回は「ぐらんぶる」第5話『後の祭り』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ぐらんぶる」第5話『後の祭り』のあらすじ・ストーリー

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男たちからの敵意を一身に浴びる伊織

伊豆春祭の後日、伊織と耕平は教室中の同級生達から厳しい視線を向けられていることを気にしていた。伊織は取り敢えず手近な人間に声を掛けてみるも、豚呼ばわりされてしまったため、耕平は千紗に事情を聞いてみればと提案する。

耕平「古手川に聞けば良いんじゃないか?」
伊織「無理だろ。この格好(半裸)じゃ例の目で見られるのがオチだ」
耕平「ああ、あのゴミを見る目な」
伊織「アイツ、伊豆春祭以降やたら機嫌が悪くて――(後ろを振り返る)」
千紗「えへへへ(伊織に笑顔で手を振る)」
伊織「何、今俺に何が起きてんの!? 明日死ぬの!?」
耕平「コイツはとんだ異常事態だ……!」
伊織「あと、何故か周囲の殺気が強くなった気がするんだが」
耕平「これは確実に、古手川が何か知ってるな」

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伊織の彼女を装う千紗

慌ててこの状況の説明を求める伊織に対し、千紗はシラを切るものの、その態度には明らかに演技が入っている様子。それは伊織の彼女を装うためのもので、千紗が口を開く度に周囲の伊織に対する殺気は増していき、終いには「古手川千紗と別れなければ貴様を殺す」という手紙まで飛んできた。

耕平「お前ら付き合ってたのか?」
伊織「はあ? そんなわけ――」
千紗「学園祭の前からね!」
伊織「えっ」
耕平「別れないと(手紙の主に)殺されるらしいが、どうするんだ?」
伊織「よく分からんが、言う通りに――」
千紗「ありがとー伊織! 私のために命を懸けてくれるのね!」
伊織「えっ……何だ、何を企んでるんだ!?」

その様子を見た耕平は、同級生達に彼らの標的が伊織のみであることを確認すると、伊織を見捨ててその場を立ち去ろうとする。それに対し伊織は「耕平が梓と付き合い始めた」というデタラメを声高に叫び、耕平を自分と同じ立場に追い込むのだった。

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伊織と同じ学科の山本(左)と野島(右)

何通もの脅迫状を前にこれからどうするか悩む伊織らの元へ、同級生の野島元と山本真一郎がやってくる。

野島「お前ら、困ってるんだろ?」
山本「同じ学科のよしみで力になろうかと思ってな」
耕平「マジで!?」
伊織「お前ら良い奴だな!」
野島「たださー、代わりに教えてほしいんだ」
伊織「何をだ?」
山本「アレだよアレ」
野島「お前ごとき変態でも彼女が出来るっていう催眠術だよ」
山本「あるんだろ?」
伊織「お前ら喧嘩売ってんのか!?」

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伊織を山に埋めようとする同級生たち

催眠術が無いとわかった途端に野島と山本は手のひらを返し、後ろに控えていた仲間と共に伊織らを山に埋める算段を立て始める。伊織は自分の誤解だけを解こうとするものの耕平に足を引っ張られ、そうこうしている内に野島たちがスコップ等を手に詰め寄ってきた。

耕平「落ち着けお前ら! 話せば分かる!」
山本「黙って歯を食いしばれ」
耕平「お、俺たちを殺ったら、損だぞ!」
野島「ふっ、また命乞いか」
伊織「いや、いやいや、その……あれだ!」
伊織・耕平「「合コン組んでやるよ!」」
野島・山本「「今日から俺たち親友だーっ!」」

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女子を紹介してくれるよう梓に頼み込む2人

合コンを組まなければいけなくなった伊織と耕平は、ピーカブーに戻った後、女子を紹介するよう梓に頼み込んだ。

耕平「お願いします!」
伊織「俺たちを助けると思って!」
梓「ちーちゃんに頼めば?」
耕平「そ、それは……」
伊織「千紗、頼む!」
千紗「2万回死ね」
耕平「聞いての通りです!」
伊織「アイツ最近やたらと不機嫌なんですーっ!」

千紗に拒絶された伊織に対し、梓は1つ条件を出した上で女子の紹介を引き受けることにする。その条件とは、千紗の気が済むまで伊織は彼氏のフリを続ける、というものだった。

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ピーカブーに新たに入会した愛菜(すっぴん)

梓が「お友達」として連れて来たのは、純朴そうな青髪の女の子。感激する伊織と耕平だったが、その正体は2人がよく知る人物だった。

寿「ここに来たってことは、入会希望か」
時田「この時期によく見つけてきたな」
梓「別に、私が見つけてきた訳じゃないけどね」
寿「じゃあ、誰が見つけてきたんだ?」
梓「ああ、それはね……伊織たち」
伊織・耕平「「は?」」
愛菜「――青女(青梅女子大)1年、吉原愛菜。ティンベルを辞めて、ピーカブーに入会します!」
伊織「まさかお前!?」
耕平「ケバ子か!?」

愛菜は伊豆春祭の後、ピーカブーに入会したいと梓に申し出ていた。彼氏のフリの約束を忘れるなと釘を刺す梓に対し、詐欺じゃないかと非難する2人であった。

伊織「お、おい、耕平……」
耕平「ああ、まさか俺達……」
伊織「アイツに合コン組んでもらうのか!?」

2人は「ケバ子に合コンのセッティングを頼む」という事実に困惑を隠せなかった。

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合コンへ向かう男性陣

合コン当日、やる気満々の野島と山本を加えた4人で、女性陣が待つ店へと向かう。その道中でも、伊織は彼女持ちというデマのせいで野島らに難癖をつけられるが、梓との約束を思い出すと苦々しそうに彼氏のフリを貫いていた。

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待ち受けていた女性陣

店の前にたどり着くと、いざ進入しようとする伊織を野島が呼び止める。

野島「待て! 今のうちに合図を決めておこう」
伊織「合図?」
野島「ああ。自分の好みを箸の向きで示すんだ」
伊織「なるほど」
耕平「取り合いを防ぐためだな」
野島「そしてどの子もダメだと思ったら、ギブアップの合図として、箸の先を自分に向けるというのはどうだ?」
伊織「そりゃいい考えだ!」
耕平「眼鏡は伊達じゃないな」

野島の案に伊織と耕平は賛同し、山本は「誰が相手でも童貞を捨てる」という謎の決意でその作戦を否定。そして覚悟を決めた4人が舞台となる居酒屋に入店すると、待っていたのは愛菜を含め化粧がケバすぎる女子4人組だった。山本以外の男3人は、即座に箸の先を自分に向けるのだった。

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山本のサポートを買って出る男3人

ギブアップした3人を他所に、なおもやる気の山本は、まず右端に座る神尾清子に箸の先を向ける。しかし清子の趣味が競馬とパチンコであることを知ると、山本は愕然とする。しかし山本はめげずに清子の隣の鈴木恵子に狙いを変えていった。

恵子「鈴木恵子でーす」
愛菜の隣の女子「飯田かなこでーす」
愛菜「吉原愛菜でーす」
伊織「(おい、山本がここまでやってんだ!)」
野島「(ああ。せめて俺たちもノッて盛り上げようじゃないか)」
耕平「(あんな男気見せられちゃなあ!)」
伊織「伊豆大1年の北原伊織です!」
耕平「今村耕平です!」
野島「野島ハジメです!」

山本の援護を決めた3人は、自己紹介するや否や恵子の向かいの席を空けるように陣取り、名前呼びしやすい雰囲気を作るなど場を盛り上げることに徹した。

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スッピンのかなこ(右)が写った写真

伊織が断腸の思いで愛菜を名前呼びしているところに、店員がラーメンサラダを運んでくる。

愛菜「何これ?」
清子「えー、ラーメンサラダ知らないの?」
恵子「初めて見たー」
かなこ「あ、写真撮っていい?」
女子4人「(カメラ目線で)いぇーい」
清子「かなこは写真好きだよねー」
恵子「いつもどんなの撮ってるの?」
かなこ「フフン、こんな感じ」
愛菜「(伊織たちにスマホ画面を向けながら)これ、かなこが作ったんだって」
男4人「(なっ! もしやこの子、中身は美人なのでは!?)」

そこには、手製のケーキと共にカメラに収まるスッピンのかなこが写っていた。それまで山本のサポートに徹していた伊織らは、その画面を見るとすぐさま自分の箸の先をかなこに向け、山本そっちのけで彼女との会話を楽しみ始めた。

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かなこの奪い合い

伊織「で、かなこちゃんは写真が趣味なのかな?」
かなこ「後は、映画も好きだよ」
野島「俺も! 映画好きだなー」
耕平「(こいつら……)」
伊織「映画って面白いよねー!」
伊織「(引け、野島!)」
野島「最近だと、何の映画見た?」
野島「(譲らんぞ、北原!)」
かなこ「この前、『恋模様』観たかな」
山本「(箸の先をかなこに向けながら)ちょっと待ちな! あの映画なら俺も観たぜ」

恵子を落とすためにサポートを受けていた山本までもがかなこにターゲットを変えたことで、合コンは完全にかなこ争奪戦と化す。元々3次元女子への興味が薄い耕平はその様子を「くだらん」と一蹴していたが、スマホを見直してみると、写真の奥に写っていたのは耕平の人生を変えたアニメ「溶解!魔法少女ららこ」のパッケージだった。かなこが自分の同士だと判断した耕平は、あろうことか突然かなこを自分の部屋に招待しだし、これにはかなこも「私、トイレ行ってくる!」とたまらず部屋を後にしてしまうのだった。

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抜け駆けする伊織

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