キャンディ♥キャンディ(Candy Candy)のネタバレ解説まとめ

「キャンディ♥キャンディ」は原作・水木杏子、作画・いがらしゆみこによる日本の少女漫画。講談社「なかよし」にて連載され、単行本は全9巻刊行された。単行本の累計発行部数は1200万部。1977年に第1回講談社漫画賞少女部門賞を受賞している。
孤児だったキャンディが明るく前向きに、出自への偏見に負けず周囲の人々との関わりで成長する物語。

『キャンディ♥キャンディ』概要

「キャンディ♥キャンディ」は原作・水木杏子、作画・いがらしゆみこによる日本の少女漫画。講談社「なかよし」にて1975年4月号から1979年3月号にかけて連載された。
単行本は全9巻。
1977年、第1回講談社漫画賞少女漫画部門賞を受賞。単行本の累計発行部数は1200万部。単行本の7巻は、日本の漫画単行本初である初版を100万部発行した。
愛蔵版・新装版・文庫版コミックスも発行されている。
東映動画制作でテレビアニメ化された。1976年10月から1979年2月にかけて全115話をテレビ朝日系で放映された。
1978年に実施された毎日新聞社による全国学校読書調査の人気漫画の部で、小学生1位・中学生で2位・高校生で5位にランキングした。

孤児でありながらその偏見に負けず、自らの道を明るく前向きに切り開いていくキャンディの愛と成長の物語。

『キャンディ♥キャンディ』のあらすじ・ストーリー

ポニーの家からアードレー家へ~アンソニーの死

アメリカ、ミシガン湖の近くにある孤児院「ポニーの家」で明るく元気に暮らすキャンディ。拾われた時に余りにも肌白かったため、孤児院の院長であるポニー先生にキャンディス・ホワイトと名付けられた。大人しくて優しくて少し気の弱いアニーとは同じ年の親友である。
6歳の時、アニーが富豪の養女になる話が来た。アニーはキャンディと離れるのが嫌で養女になることを拒むが、キャンディが諭してアニーは引き取られることになった。しばらくの間アニーとキャンディは文通をしていたのだが、だんだんと返事が来るのが遅くなり、しばらくすると新しい友人に自分の出自を知られることを恐れたアニーからもう連絡しないという手紙が届いた。
その手紙にショックを受けたキャンディが、孤児院の近くのポニーの丘の上で泣いていると、民族衣装を着た綺麗な王子様のような男の子に声をかけられた。少年はキャンディに「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」と言って去っていった。キャンディはその少年に「丘の上の王子さま」と名づけ、少年が落としていった銀のバッチを拾いお守りにすることにした。

12歳になったキャンディに引き取り手が現れた。しかしキャンディが望んいでいた養父母ではなく、大富豪の令嬢の話し相手としての話だった。
キャンディが大富豪ラガン家へ行くと、そこにはキャンディを全く歓迎していないニールとイライザという兄妹がいた。彼らはわがままに育てられた自分勝手で意地悪な兄妹だった。家庭教師を雇っても兄弟のひどいわがままのせいで家庭教師は長く続かず38回もかわっている。それならば同じくらいの年の友達を用意し、一緒に学ばせようということでキャンディが雇われたのだ。ニールとイライザはキャンディを屋敷から追い出そうとひどいいじめをする。
ある日、キャンディが二人のひどいいじめに耐えられずバラ園で泣いていると、6年前に出会った「丘の上の王子さま」そっくりな男の子に出会い「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」と同じ言葉をかけられた。彼はすぐにいなくなってしまったが、「丘の上の王子さま」そっくりな少年に会えたことで気持ちが切り替わり、もう少しラガン家で頑張ろうと心に決めた。
バラ園の門にはキャンディが拾った銀のバッジと同じ紋章があった。バラの門の奥にある石の門にも同じ紋章がある。さらに奥の湖にある門にも同じ紋章があった。その湖でキャンディはボートで昼寝をしていたアーチーボルトと出会った。アーチーが乗ったボートが流されるというアクシデントが起こるが、キャンディが見事な投げ縄の腕をみせて、ボートは流されず無事に岸に着いた。これをきっかけにキャンディとアーチーは仲良くなった。
キャンディはラガン家兄妹の買い物のお付で行った先で置き去りにされるといういじめを受けた。一人歩いて帰ろうとしているキャンディを助けてくれたのはアーチーボルトの兄・アリステアだった。発明好きなステアは自作の自動車でキャンディをラガン家まで送ってくれたのだが、その自動車は失敗作で途中でタイヤは取れ湖に落ちるというアクシデントが起こった。しかしそれをきっかけにキャンディとステアは親しくなった。

ある日、キャンディはイライザの命令でアードレー一族のパーティーに行くことになった。アードレー家の別荘に着くとそこにはスコットランドの民族衣装を着たステアとアーチー、そして丘の上の王子さまによく似た少年がいた。少年の名はアンソニーといった。
パーティで3人に囲まれて楽しく過ごしたキャンディは、使用人にあるまじき振る舞いとしてアードレー家の実力者であるエルロイ大おばさまに目をつけられてしまった。
ラガン家の奥様の命令で部屋を馬小屋に移され、馬番にされたキャンディはニールやイライザからさらにひどくいじめられるようになった。
ある日、キャンディはアンソニーから誕生日を聞かれたのだが、孤児のためはっきりと答えられずにいた。するとアンソニーは次に自分と会った日が君の誕生日だと告げて去っていった。後日、アンソニーが品種改良したスィートキャンディという名のバラを持って馬小屋にやってきた。キャンディはアンソニーが苦労して改良したというバラをプレゼントされた。
その日はラガン家でお茶会があった。キャンディはイライザに命じられて馬を客に見せるため会場に行くと、そこには6歳の頃別れたアニーの姿があった。自分の過去を知られたくないアニーはキャンディの姿を見て驚き、顔を青くして目をそらした。その様子を見たキャンディはアニーの出自について絶対に誰にも言わないと心の中で誓った。
ニールとイライザが大人しいアニーをいじめ、それをキャンディのせいにしようとしているのを知ったキャンディはアニーを守るためニールに飛びかかった。その騒ぎを聞いて駆けつけたアンソニーが止めに入るのだが、キャンディが胸につけていたバラの刺でアンソニーの頬が傷ついてしまった。事情を知らないアンソニーがキャンディにお転婆が過ぎると言ったことに傷ついたキャンディは、ボートに乗って川を下っていけばポニーの家に着けるかも知れないと思い、ボートに乗り込んだ。そのまま眠ってしまったキャンディは川を流され滝に落ちてしまった。
滝に落ちたことで気を失ったキャンディが目覚めると、キャンディの目の前にはサングラスをかけ髭を生やした男性がいた。見た目がとても怖いと感じたその男性はアルバートといい、ペットのスカンク・プッペと一緒に自由に放浪の旅をする動物好きの優しい男性だった。
辛い時には瓶の中に手紙を入れて川に流せばアルバートの住む家に流れ着くと教えられ、いつでも連絡するようにといってキャンディを励ましてくれた。その言葉を胸にキャンディはラガン家に戻ることにした。

戻ってみると、ニールを殴り騒ぎを起こしたことでキャンディはラガン家をクビになっていた。次の仕事が決まるまではラガン家にいられることになった。夜、アルバートに仕事をクビになったと連絡をするため川に行ったキャンディはそこでアンソニーに出会った。アンソニーは乗ってきた馬にキャンディを乗せ、2人は乗馬を楽しんだ。しかしその現場をイライザに見られており、アンソニーに想いを寄せているイライザはキャンディに泥棒の濡れ衣を着せ、キャンディを過酷なメキシコへと追いやった。

メキシコに旅立ったキャンディは、野営の最中に無理やり見知らぬ男に連れ出され車に乗せられてしまった。メキシコへ行くのも嫌だが攫われて売られるのも嫌だと暴れるのだが、見知らぬ男から「悪いようにはしません」と言われ大人しく従った。

キャンディを過酷なラガン家から救い出そうとアードレー一族の総長であるウィリアム大おじ様にキャンディを養女にして欲しいと嘆願していたアンソニー、アーチー、ステアは、その嘆願がうまくいかず、キャンディを救えなかったことを悔やんでいた。ある日、アードレー家の別荘(レイクウッド)にウィリアム大おじ様の車が到着した。大おじ様が乗っていると思われたその車には大おじ様ではなくドレスを着たキャンディが乗っていた。大おじ様の片腕であるジョルジュに連れられて現れたキャンディに対し、エルロイ大おば様は厳しい態度を取る。しかし、キャンディがウィリアム大おじ様の養女になったとジョルジュから聞かされ、エルロイ大おばさまは不本意ながらキャンディを受け入れた。
アードレー家の一員となったキャンディをアンソニーたちは歓迎するのだが、エルロイ大おば様はもちろん、親族であるラガン家や使用人たちも孤児で泥棒と噂されるキャンディに対して冷たい態度を取っていた。
ある日、キャンディがアードレー家の紋章のバッジをつけているのを発見したアンソニーはキャンディがそれを持っている理由を聞き、それがアードレー家の男子が持つバッジであるとキャンディに教えた。それを落とした少年のことを嬉しそうに語るキャンディに、アンソニーは自分と少年が似ているからキャンディが好意を向けるのかと聞く。するとキャンディは「アンソニーだから好きなの」と告白した。それ以降も優しいアンソニーにキャンディの思いは募っていく。アンソニーとのおしゃべりの中でアンソニーの母の思い出を聞き、アンソニーの母のようにきれいになれるかといったキャンディの頬にアンソニーは優しくキスをした。

キャンディがアードレー家の養女になったと親族一同にお披露目をする日、きつね狩りをすることになった。アンソニーにエスコートされキャンディは育ったポニーの家のことを話していた。アンソニーはキャンディの育った場所を見てみたいと、いつかポニーの家に行く約束を交わした。そこに、大きなきつねが現れた。「きみのえりまきだ!ぼくのうでまえを見てて!」と言いきつねを追いかけたアンソニーは、馬の足がきつね用の罠にかかり馬から放り出されてしまった。頭を強く打ったアンソニーは、そのまま帰らぬ人となった。
アンソニーを思いアンソニーのバラ園で泣いていると、そこにアルバートが現れた。アルバートはアンソニーが亡くなった事を悲しむのではなくアンソニーとめぐり合えたこと喜べとキャンディを励ました。

キャンディは決めたことがある、ポニーの丘で出会ったアンソニーそっくりの王子様を探したい、と一人黙ってアードレー家を出て、ポニーの家に戻った。

ポニーの家で穏やかに過ごしていたある日、アードレー家の車がポニーの家にやってきた。それは、ウィリアム大おじ様の命を受けたジョルジュで、キャンディをイギリスロンドンの寄宿学校に入れるためだった。
アーチーやステアも先に行っていると言われ、キャンディはロンドンの寄宿学校に行くことになった。

ロンドン~王立聖ポール学院

ロンドンへ向かう船上で、後ろ姿がアンソニーにそっくりな少年と出会った。悲しげな後ろ姿を見て、キャンディが声をかけると、少年はそばかす顔のキャンディをからかい去っていった。優しいアンソニーとは全く違う少年を腹立たしく思ったキャンディは一瞬でもアンソニーと似ていると思ったことを後悔した。

キャンディが入学した王立聖ポール学院は校則が非常に厳しい学校だった。良家の子女ばかりが通う学校で、同じ学校に通うイライザから早速出自をばらされてキャンディは周囲から蔑まれいじめられるようになった。ニールやその取り巻きに囲まれいじめられていた時、船でキャンディをからかった少年が助けてくれた。少年の名はテリュース・G・グランチェスター(通称:テリィ)といいイギリスの貴族だった。テリィは貴族の父に反発し学院では粗野で不真面目な態度をとっていた。キャンディがポニーの丘によく似ているとして好んで過ごしている丘(偽ポニーの丘)でタバコを吸い授業をサボっているテリィ。キャンディはテリィに対し口やかましく注意し、関わりを持っていく。

ある夜、キャンディが住む寮の部屋のベランダに傷だらけのテリィが現れた。ひどい傷を負ったテリィを放っておけず、キャンディは寮を抜け出して薬を買いに町に行った。そこで偶然アルバートと出会い、彼がロンドンの動物園で働いていると教えられた。キャンディがテリィの怪我のことを話し、薬屋を紹介してもらって寮に戻ると、そこにはもうテリィの姿はなかった。何も言わず出て行ったテリィに憤りを感じつつキャンディは心配する。しばらく学院内でテリィの姿を見かけなかったのだが、偽ポニーの丘でテリィに出会い、無事治った様子に安心した。しかし、テリィが学校を抜け出すなどのキャンディの校則違反をからかい、キャンディが「あなたのために」と言いかけると、テリィは「しんせつのおし売りはよしてくれ!」とキャンディを突き放した。

ある晩、キャンディが木を伝ってアーチーとステアの部屋に行こうとすると、間違ってテリィの部屋のベランダに入ってしまった。部屋には顔をペンで汚された人気女優エレノア・ベーカーの写真があり、そこには「我が息子テリュースへ」と書かれていた。テリィとエレノア・ベーカーの秘密を知ってしまったキャンディは、冷たい目をして写真を破るテリィに絶対誰にも言わないと誓い、部屋を出た。
アーチーとステアの部屋で、アンソニーの写真を貰い、自室でアンソニーを思っていると、部屋の外から馬のヒヅメの音がしてキャンディは部屋を飛び出した。実母のことや対面を気にする父、冷たい継母などの事情から衝動的に馬を疾走させていたテリィの姿を、アンソニーが馬に乗っていると勘違いしたキャンディは「馬に乗らないで」と叫びながら部屋を出て、ベランダの階段から転げ落ちた。気を失ったキャンディを抱えてテリィは医務室へと運んだ。泣きながら「アンソニー」とつぶやくキャンディの頬をテリィは優しく拭った。

5月になり、5月祭(メイ・フェスティバル)が開催された。
キャンディは少し気が弱いけれど優しくて穏やかなパトリシア・オブライエン(通称:パティ)と仲良くなっていたのだが、彼女が自室に亀を飼うという校則違反を庇って院長に暴言を吐いたキャンディは、反省室に入れられた上に5月祭の参加を禁止にされてしまった。
しかし、窓から抜け出すことに成功し、ウィリアム大おじ様にプレゼントされたロミオとジュリエットの衣装で変装し、パーティーを楽しむことができた。
ロミオの姿からジュリエットの変装に変えようと茂みで着替えているところをテリィに見つかってしまったキャンディ。着替えを見てたのかと憤慨するキャンディにテリィはダンスを申込んだ。二人きりで楽しく踊っていたのだが、キャンディがこれはアンソニーと初めて踊った思い出の曲だと打ち明けると、テリィの表情が一変した。急に立ち止まりキャンディを抱きしめ唇を重ねたテリィ。キャンディはテリィの頬を平手打ちし、泣きながら「アンソニーならこんな…こんな」とテリィを批判した。テリィはキャンディの心からアンソニーを追い出すため、アンソニーは死んだとキャンディに言い募る。嫌がるキャンディを無理やり馬に乗せ疾走するテリィ。アンソニーとの思い出が蘇り泣き叫ぶキャンディをしっかりと腕に抱えながらテリィは「死んだやつはかえってきやしない、わすれろ」と言い、キャンディに周りを見るようにと促した。キャンディが周りを見てみると草木の生き生きとした様子が感じられ、アンソニーの面影が薄れ、次第にテリィの存在が大きくなっていった。

5月祭は終わり、キャンディとテリィの距離は近づいていった。キャンディがテリィと親しくしていることをよく思わないアーチーがキャンディを問い詰める。
アーチーに想いを寄せ、アーチーとともに過ごしたいとアニーはアメリカからロンドンまで追いかけてきた。アーチーの心がキャンディにあるのではと恐れ、アニーはキャンディに対して心を閉ざしていた。アーチーがキャンディに気持ちを伝えようとした現場を目撃したアニーはその場から駆け出し、キャンディはその後を追った。興奮したアニーがキャンディに孤児院にいた頃のことを言い募ると、近くにいたイライザがそれを聞いてしまい、アニーが孤児院出身であると知られてしまった。アニーはそのまま行方がわからなくなってしまった。
雨の中、アニーを探し回るキャンディたち。岩場の間で泣いているアニーを見つけたキャンディはアーチーに助けを求めた。アニーの深い思いを知ったアーチーは、キャンディへの思いを封印し、アニーの思いに応えることにした。アニーはアーチーの言葉に励まされ昔の素直なアニーに戻った。それ以降、キャンディとアニーは昔の友情を取り戻し、パティも加わって3人は固い友情で結ばれるようになった。

夏になり、キャンディは学院のスコットランドで行われるサマースクールに参加した。
テリィはスコットランドの別荘で夏を過ごすことになり、その暮らしの中でキャンディとテリィの仲も深まってきた。しかし、テリィに思いを寄せるイライザは2人の仲を邪魔しようと画策する。
夏休みが終わり、学院生活が始まった。ある日、テリィからの呼び出しの手紙を受け取ったキャンディは、呼び出された夜遅い時間に馬小屋へ行った。するとそこには同じようにキャンディからの手紙に呼び出されたテリィがいた。2人が会った瞬間シスターやイライザたちが現場に踏み込んだ。深夜に密会をしていたとして、キャンディは退学、テリィには謹慎処分が言い渡された。この一連の手紙騒動は、テリィとキャンディの仲を嫉妬したイライザが仕組んだ巧妙な罠だった。2人は罠だと主張するのだが聞き入れてもらえず、キャンディは学生牢に閉じ込められた。
テリィはキャンディを助けるため、自分が退学になるといい学院を去った。ほどなくして学生牢からでたキャンディはテリィの部屋を訪れ、そこで自分宛の手紙を発見し、テリィが学院を出てアメリカに渡ることを知った。
キャンディは急いでテリィの後を追いかけるのだが追いつけなかった。船上のテリィに追いつく術はなく、テリィの乗った船を見つめ泣きながらテリィの名を叫ぶことしかできなかった。

アメリカ~看護師への道

テリィが残した手紙にはやりたいことがあると書かれていた。テリィが自身の道を求め学院を去り、キャンディもまた自身の道を進もうと学院を去る決意を固めた。
学院長に退学届を出し、友人たちに簡単な手紙だけを書き残し何も言わず学園を去ったキャンディ。医者嫌いのカーソン一家に出会い、末娘のスージーのはしか治療に関わったり、資金難に陥りアメリカ行きの船のチケットが買えず、密航したりと大変なこともあったが、苦心の末なんとかアメリカにたどり着き、キャンディはポニーの家に向かった。すると、キャンディはポニーの家の孤児・ジミィからテリィが訪ねてきていると聞いた。急いでポニーの家に戻ったものの、一足遅くテリィは帰った後だった。

キャンディはポニー先生に看護婦になりたいと相談し、メリージェーン看護学校という働きながら学べる学校を紹介された。春になり学校に入学すると、厳しいメリージェーン校長に叱られながらキャンディは日々看護婦の勉強に励んだ。ある日、同僚のフラニーが担当しているウィリアムという大富豪がアードレー家の大おじ様ではないかと勘違いしたキャンディは、フラニーに頼み込んで担当を代わってもらった。大恩ある大おじ様のために頑張ろうとするキャンディなのだが、その人はウィリアム・マクレガーといいキャンディの大おじ様とは全くの別人であった。それでも担当になったからにはと親身に看護を続けるキャンディに、マクレガー氏は無理難題ばかりをぶつけてくる。しかし、マクレガー氏の「ミーナ(犬)に会いたい」という希望をキャンディが叶えたことで偏屈だったマクレガー氏が優しく変わっていった。キャンディの看護により少しずつ体力がついてきたと思われたマクレガー氏だったが、キャンディと散歩中眠るように亡くなってしまった。初めから助かる見込みのなかったマクレガー氏であったが、初めて担当した患者の死にキャンディは看護婦の仕事の大変さ難しさを痛感した。

ある日ヨーロッパで戦争が起こったという情報が病院に入ってきた。病院内がざわつく中、シカゴにある大病院で外科や内科などの専門知識を学ぶという名目で、5人の看護生が研修員に選出された。キャンディもそのメンバーに入っていた。
シカゴにある大病院へ着くと、そこにはキャンディから知らせを受けたアーチーやステア、アニーという懐かしい面々が迎えに来ていた。アードレー家でも戦争の情報を受け、戦場に近いロンドンよりもアメリカの方が安全であるとして、アーチーたちをシカゴの本宅に呼び戻していたのだ。
アーチーたちの誘いを受けアードレー家の本宅へ行くと、イライザからテリィが劇団の人気俳優になっており、その劇団がシカゴで慈善公演をするという話を聞いた。
どうしてもテリィに会いたいキャンディの気持ちをくんだアーチーたちは、エルロイ大おば様に頼み、チケットを融通してもらうことにした。
しかし、テリィの公演の日はキャンディの夜勤の日であった。誰にも代わってもらえず夜勤をするキャンディだったが、どうしてもテリィに会いたいという気持ちを抑えきれず、病院を抜け出してしまった。
テリィの公演に何とか間に合ったキャンディだったが、エルロイ大おば様から、キャンディにはチケットを譲れないと言われ、客席で観ることは叶わず、結局物陰から少しだけ観ることができた。劇場から出てくるテリィに一目会いたいと会場の前で待っていたキャンディの前に人気女優スザナと共にテリィが現れた。しかし、あまりの人気ぶりにキャンディは近づくことができない。人波にのまれながら渾身の力を振り絞りキャンディはテリィの名を呼んだ。テリィはその声に気づき振り向くのだがファンの数が多すぎてキャンディの姿を確認することができない。その声が気になりながらもスザナに促されテリィは馬車に乗った。テリィに気づいてもらえなかったキャンディは絶望でその場からしばらく動くことができなかった。

公演後の街の名士を集めた慈善パーティで、アーチーたちを見つけたテリィは先ほど聞いた声はキャンディのものだったと分かり、会場を飛び出し、キャンディに会うために聖ヨアンナ病院へ向かった。
聖ヨアンナ病院では夜勤をサボったキャンディの代わりに同じメリージェーン看護学校からの研修生たちが夜勤をしていた。テリィは看護学生たちにキャンディへの取次を頼むのだが、夜勤をサボったキャンディに対して皆は冷たく、取り次ぐどころか伝言さえも受け取ってもらえなかった。キャンディが戻るまでしばらく病院の門の前でテリィは待っていたのだがキャンディとは会えなかった。
一方のキャンディは、テリィに会うためテリィの滞在先のホテルを訪ねていた。そこで人気女優スザナに出会い、テリィへ取次を頼むのだが、取り次いでもらうことはできなかった。実はスザナはテリィのことを思っていて、テリィの想い人であるキャンディの存在も知っていた。それ故にテリィとキャンディを会わせたくなかったのだ。

結局2人は会うことはできなかったが、テリィが病院の警備にメモを残したことで、キャンディはテリィが今日の12時に列車でシカゴを立つことを知った。テリィは駅でキャンディを出発ギリギリまで待っていたがキャンディは姿を見せず、列車に乗ってもデッキに残りキャンディに思いを馳せていた。すると、遠くから懸命に走ってくるキャンディの姿を見つけた。テリィはデッキから身を乗り出し「キャンディ!」と叫んだ。キャンディもテリィの姿を見つけ「テリィ!」と叫んだ。ほんの一瞬の逢瀬だったがようやく2人は会うことができた。

アルバートの入院・テリィとの別れ

日に日に戦争の影が濃くなっていく中、メリージェーン看護学校からも従軍看護婦として1人戦場に行くことになった。家族がいない自分が行くべきかとキャンディは悩むが、結局同僚のフラニーが行くことになった。同室の仲間がいなくなったことで戦争の厳しさを実感するキャンディ。
ある日、病院にアルバートによく似た人が運び込まれた。顔色も悪く、髪の色は違うものの連れているのはアルバートのペットのプッペだった。キャンディはこの男性がアルバートであると確信した。しかしこの男性は頭を強く打っており記憶を失っていた。身元不明の男性を病院は歓迎せず、まともな治療をしようとしない。キャンディは正式な看護婦の資格を取り、アルバートを引き取り同居しつつ看護することにした。

列車からお互いを確認した後、キャンディとテリィは文通でお互いの近況を報告し合っていた。
テリィは大きな役がとれたらキャンディをブロードウェイに招待し、二度と返さないつもりで準備を始めていた。ある日、キャンディの手紙を読んでしまったスザナは、テリィに自分の思いを告白した。しかし、テリィの気持ちは動かなかった。それでもスザナはテリィを諦めることができなかった。
新しい演目「ロミオとジュリエット」の稽古中、テリィの上の照明が落ちてきた。それに気づいたスザナは渾身の力でテリィを突き飛ばし、自分が右足を切断するほどの大怪我を負ってしまった。

キャンディをニューヨークに招待したテリィだったが、自分のために大怪我を負い女優生命が絶たれてしまったスザナを思うと、どうしても気持ちが落ち着かない。やっとの再会に喜ぶキャンディだがテリィが時折見せる暗い表情が気にかかる。
テリィからの招待状を持ち劇場に行ったキャンディは、スザナが身を呈してテリィを助けたという事情を知った。怪我を理由にスザナがテリィに結婚を迫っているという噂を聞いたキャンディは、入院中のスザナに会いにいくことにした。
キャンディがスザナの病室へ行くと、そこにスザナの姿はなく、書置きだけが残されていた。書置きを読んだキャンディはスザナが自ら命を絶つつもりだと知りスザナを探した。スザナが屋上から飛び降りる寸前、彼女を助けたキャンディは、スザナのテリィへの深い愛情を知り、身を引くことを決意した。
テリィも自分のために怪我をしたスザナをどうしても見捨てることができない。テリィはシカゴへ帰るというキャンディを後ろから抱きしめ、このまま離したくないと思いながらも「しあわせになれ」と言ってキャンディから手を離した。
身を引き裂かれるような思いを抱えながらキャンディはシカゴへと帰った。

ステアの死・ニールとの婚約

テリィと別れ傷心のキャンディはシカゴに帰る列車の中で高熱を出し倒れた。アードレー家へ運び込まれたキャンディが目覚めると、そこにはひどく憔悴した様子のアーチー達がいた。キャンディが事情を聞くとステアが志願兵として戦場へ赴いていたことを知った。
ステアのことで気が立っているエルロイ大おば様に屋敷を追い出され、キャンディはアルバートと住むアパートに戻った。アルバートはキャンディが熱だけでなく何かで弱っていることに気づいた。ステアのことで大変だったアーチーたちには言えなかったテリィとの別れや辛い気持ちをアルバートに打ち明け、キャンディは少しだけ気持ちが落ち着き安心することができた。
そんな時、アルバートが交通事故にあった。運び込まれたハッピー診療所で治療を受けたアルバート。気を失っている最中に過去の記憶の断片が蘇ってきた。髪色を変えプッペと列車に乗っているアルバート。荒れた土地をのろのろと走る列車にイライラしていると、プッペが鳴き出しはしる列車から降りてしまった。アルバートはプッペを追いかけ列車を降り、少し離れたところで列車が突然爆発をした。この事故に巻き込まれ、アルバートは記憶を失ったのだ。
しかし、思い出したのはこの部分のみで、自分が何者であるのか、何をしていたのか、すべてを思い出した時、キャンディと一緒に暮らせるのだろうかとアルバートは不安に思うようになった。

ある日、チンピラに絡まれているところをキャンディに助けられたニールは、キャンディに思いを寄せるようになった。キャンディの後を付け、キャンディがアルバートと一緒に暮らしていることを知り、これをネタにキャンディとデートをしようと病院まで押しかけてきた。しかしキャンディから手酷く振られると、シカゴ中の病院にキャンディが勤められないように圧力をかけた。キャンディは聖ヨアンナ病院を辞めることになり、ハッピー診療所を手伝い始めた。

ある日キャンディが家の掃除中に、テリィが失踪したという記事が載った新聞を見つけた。テリィはキャンディと別れたことで苦しみ、演技に集中できなくなり、所属していた劇団を辞めていたのだ。アルバートはその記事をキャンディに見せまいと隠していたのだが、とうとう見つかってしまったのだ。自分さえ気持ちを封じ込めれば何もかも上手くいくと思っていたキャンディだったが、テリィもキャンディへの思いに苦しんでいることを知った。
そんな時に、テリィからの使いだという者が現れ、キャンディを見知らぬ屋敷に連れ出した。キャンディがテリィの身を案じ屋敷に入ると、そこに待っていたのはテリィの名を騙ったニールだった。キャンディの弱みを付いたニールの卑怯な手にキャンディは憤り、渾身の力でニールに抵抗して屋敷を飛び出した。
アパートからいなくなったキャンディを心配し探していたアルバートと会うと、キャンディはニールへの憎しみを訴えた。アルバートはキャンディの気持ちを思いやり、安心させる。困った時や辛い時、いつも側にいてくれるアルバートの存在にキャンディは癒されていった。

戦地に赴いたステアは、パイロットとして従軍していた。ドイツ軍の凄腕パイロットと一騎打ちに臨んだステア。しかし、相手の飛行機の機銃が故障していたため騎士道精神を発揮し、勝負を次回に持ち越そうとした。その時、他のドイツ軍機に撃たれステアは命を落とした。
ステアの死はすぐにアードレー家に伝えられた。
エルロイ大おば様から葬儀への参列を拒まれたキャンディは、1人教会でステアを偲んでいた。
そこでアンソニーの父に出会い、「どんな深い悲しみもいつかは乗り越えられる」と諭されたキャンディは、今度会える時には笑顔を見せると約束してアンソニーの父と別れた。
ステアを失ったパティも錯乱し、ステアの後を追おうとしていた。キャンディはパティを励まし、悲しみを分かちあった。

キャンディとアルバートの2人が住むアパートの住人から、アルバートがうさん臭い黒服の人物と会っているのを見た、と言われた。アルバートの素性を怪しむ大家や住人からアパートの退去を命じられたキャンディは、アルバートはギャングなどではないと言い、アルバートの勤め先に行ってみた。そこにはアルバートの姿はなく、アルバートが口にしていた職業も嘘であったと分かった。
大家から再度アルバートの素性をはっきりさせろ、得体の知れない人物はアパートに置いておくことはできないとキャンディは言われた。アルバートはみんなが思っているようなギャングなどではないとキャンディは説明するのだが、大家はそれを信じず、アルバートが出て行くか、キャンディも一緒に出ていくか早く決めろと催促をする。アルバートのことを信じているキャンディは、大家にアルバートはそんな人ではないと言いながらもアパートを出ることを承諾した。
アルバートは大家がキャンディに退去を迫っているところを目撃し、自分のせいでこれ以上キャンディに迷惑はかけられないと置き手紙を残しアパートから姿を消してしまった。
アルバートの置き手紙から記憶が戻っていたと知ったキャンディ。心配で必死に行方を探すのだが全く見つからない。そんな時に、アルバートから小包が届いた。キャンディは小包に書かれた住所を頼りにアルバートに会いにいくと、その街にはアルバートではなく、やつれ精彩を欠いたテリィの姿があった。場末の芝居小屋で投げやりな芝居をするテリィを客席から悲しげに見つめるキャンディ。舞台上のテリィは泣きながら自分を見つめるキャンディの姿を見つけ、「しっかりして!」と励まされているような気になった。キャンディもスザナも幸せにできず落ちぶれた自分を悔いたテリィは、幻のようなキャンディの姿に励まされ、自分の演技を思い出した。
今の自分の不甲斐なさを痛感したテリィは、もう一度一から役者の道をやり直す決意をした。

キャンディに振られても諦められないニールは、キャンディと結婚できなければ志願兵になると心にもない事を言い、ウィリアム大おじ様の命令としてキャンディと婚約をした。この命令に納得できないキャンディは、ウィリアム大おじ様の片腕と呼ばれるジョルジュに、自分は品物じゃない、誰も人間として見てくれないと訴える。そんなキャンディを見かねて、ジョルジュはウィリアム大おじ様の居場所をキャンディに教えた。
ジョルジュに教えられたレイクウッドの別荘へ行き、サンルームの椅子に座る男性にこれまでのお礼とニールとの婚約破棄をキャンディは訴えた。何も答えない男性にキャンディが思わず「あなたは大おじ様でしょ…?」と呼びかけると、立ち上がり振り向いたのはウィリアム・アルバート・アードレー。少し前まで一緒に住んでいたアルバートだった。アルバートはキャンディに今まで素性を隠していたことを詫び、一族の束縛を嫌い放浪の旅をしていたと語った。ニールとの婚約の話はアルバートに知らされておらず、エルロイ大おば様が独断で決めたことだった。アルバートはキャンディにニールとの婚約は何とかするから心配するなと請け負った。
キャンディがアードレー家の養女となり初めて過ごしたレイクウッドを2人はめぐり、これまでの思い出を語り合った。アンソニーはアルバートの甥にあたり、キャンディはアンソニーの母でアルバートの姉のローズマリーに似ているとアルバートは語った。

婚約式当日、アーチーたちに逃亡しようと誘われるが、キャンディは自分の口ではっきり断ってくると笑顔で答え、婚約式に臨んだ。
親族一同が集まる中、キャンディはニールとの婚約を拒否。さらに一族の総長として初めて公の場に現れたアルバートからも婚約は認めないと宣言され、ニールとキャンディの婚約は白紙に戻った。

キャンディは今後のことをアルバートに話に行った。ポニーの家に帰り、近所の病院で働きたいというキャンディの意思を尊重し、アルバートは許可を出した。
ポニーの家に戻ると、そこにはアーチーやアニー、パティの姿があった。キャンディよりひと足早く付いてキャンディを驚かそうというアルバートの計画だった。
その場にいなかったアルバートを探すといい、キャンディはポニーの丘に登った。
一緒に登ろうと言ったにも関わらず、果たせなかったアンソニーとの約束、学院を退学したテリィが1人この丘に佇んでいたこと、たくさんの思い出が蘇り涙を流すキャンディに「おチビちゃん…わらった顔のほうがかわいいよ…」という声が背後から聞こえてきた。
キャンディが振り返ると、そこには大人になった丘の上の王子さま・アルバートの姿があった。
これまでキャンディが心の支えにしてきたのは、少年時代のアルバートだった。

『キャンディ♥キャンディ』の登場人物・キャラクター

キャンディス・ホワイト・アードレー

CV:松島みのり

愛称・キャンディ
アメリカミシガン湖の近くの孤児院「ポニーの家」で育った明るく天真爛漫な女の子。ポニーの家に拾われた時に余りにも色白だったため、「ホワイト」と名付けられた。
一時間違いでポニーの家に拾われたアニーとは大の仲良し。大人しいアニーがいじめられるとお転婆なキャンディが助けに行く。
親友のアニーが裕福な家庭に貰われ、その後、出自を知られたくないアニーから「もう連絡しない」という手紙を受け取り、ショックで泣いているところに民族衣装を着た金髪の美しい少年に出会った。キャンディは彼を「丘の上の王子さま」と名づけ、心の支えにする。
12歳の時、イライザ・ラガンの話し相手として引き取られた。意地悪なニールとイライザ兄妹から執拗ないじめを受けるが、明るく前向きに日々を過ごす。12歳の時に、ウィリアム・アードレーの気まぐれで養女となった。
6歳の頃に出会った初恋の人「丘の上の王子さま」そっくりの少年アンソニーと出会い、惹かれあう。しかし、アンソニーは落馬事故で亡くなってしまう。
その後、ロンドンの寄宿学校に入学。ロンドンに向かう船上で出会ったテリュース・G・グランチェスターと相思相愛になったのだが、イライザの罠にはまり、テリィは学院を退学。キャンディも後を追うように学院を出た。
テリィは俳優への道を進み、キャンディは看護婦への道を歩むことになった。
キャンディがシカゴの病院勤務の時にテリィの劇団が慈善公演にやってきて再会を果たした。その後文通を通して互いの気持ちを確かめ合っていたが、テリィがキャンディをニューヨークに招待した時に、テリィを思う女優・スザナがテリィを庇って怪我をしたことを知った。自分のせいで怪我をしたスザナを見捨てられず苦しむテリィを見て、キャンディは身を引く決意をした。
その後、ニールから愛を告げられ婚約させられそうになったが、ウィリアム大おじさまに直談判し、無事婚約解消。
その後ポニーの家に帰る。

くるくるとウェーブのかかった明るい金色の髪と大きな緑色の瞳、鼻ぺちゃ、そばかすがチャームポイント。運動神経がよく、木登り、投げ縄が得意。

アンソニー・ブラウン

CV:井上和彦(テレビ版)、堀川亮(1992年映画版)

アードレー一族でブラウン家の長男。キャンディの初恋の人「丘の上の王子さま」にそっくりの容姿をしている少年。バラの品種改良が趣味で、レイクウッドの屋敷にバラの門を作った。大人しくて優しい性格。幼い頃に母を亡くし、父は船乗りで長期間家を空けることがあるため親族に養育された。
キャンディがラガン家に来て、イライザたちのいじめに耐えかね泣いていることをに出くわし、声を掛けたことがきっかけでキャンディと親しくなった。どんなに辛い仕打ちを受けても明るく前向きに一生懸命に頑張るキャンディに次第に惹かれていく。キャンディも優しいアンソニーに心惹かれていく。キャンディの初恋の王子様に自分が似ていると知り、見知らぬ王子様に軽く嫉妬する場面が見られる。
キャンディに対するあまりにひどいラガン家の仕打ちを見て、彼女を救おうとウィリアム大おじ様にキャンディを養女にしてくれるように嘆願書を出した。
願いが叶い、キャンディがアードレー家の養女になり、そのお披露目のきつね狩りにて落馬し命を落としてしまった。

テリュース・G・グランチェスター

CV:富山敬

愛称・テリィ
父はイギリスの名門貴族。母はアメリカブロードウェイの人気女優・エレノア・ベーカー。幼い頃に母から引き離されて、厳格な父に育てられた。両親に愛されていないと思って育っているため、暗い影を持っている。キャンディが転校してきた聖ポール学院には以前から通っていたが、父への反抗から学院では不良のように振るまい、授業もまともに受けず、サボってばかりいる。学院を抜け出すこともよくあり、酒に酔ったチンピラと乱闘騒ぎを起こし、たまたま現場にいたアルバートに助けられたことがある。
初めてキャンディと出会った船上で、キャンディのそばかすについてからかっていたため、キャンディからは「失礼で嫌な奴」という印象を持たれていた。
キャンディがニールにいじめられているところを救ったことから、キャンディはテリィへの印象を変える。
日々の生活の中で、キャンディと関わるうちに互いに惹かれあうようになっていった。しかし、テリィに思いを寄せるイライザに対し、侮辱めいた振り方をしたためイライザの怒りを買ってしまった。イライザが書いた偽の手紙で呼び出され、キャンディと会ったところをシスターに踏み込まれ、言い分を聞いてもらうこともできずに処分されてしまった。
退学処分に決まったキャンディを救う為、テリィがキャンディの身代わりに学院を退学し、俳優になるためにアメリカに渡った。
ストラスフォード劇団に入団し、若手のホープとして活躍していた。慈善公演で訪れたシカゴでキャンディと再会を果たし、以降は文通で近況を報告するようになった。大きな役がとれたらキャンディをニューヨークに呼び、そのまま帰さないつもりで準備をしていたのだが、新しい演目の稽古中に同じ劇団の女優・スザナがテリィを庇い大怪我をしたことにより、スザナを見捨てられなくなってしまった。
テリィを思い、自殺までしようとしたスザナをどうしても見捨てられず、キャンディとの別れを決意、スザナを支えることを選んだ。

その後、キャンディとの別れで苦しみ演技に集中できなくなり、劇団を退団。旅に出るが、酒浸り自堕落な日々を送るようになった。それでも芝居は辞められず、場末の芝居小屋でいい加減な芝居を続けていた。
ある日、舞台上から泣きながら客席にいるキャンディを見つけ、情けない自分の姿を悔いる。余りにも不甲斐ない自分を叱るために現れたキャンディの幻(実際に客席にいたのだが、テリィは幻と思い込んでいる)に励まされ、自分の芝居を取り戻したテリィ。このことをきっかけに、もう一度役者として一からやり直そうと劇団に戻ることにした。
後に雑誌にて俳優として復帰したと明かされた。

アルバート

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