赤髪の白雪姫(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『赤髪の白雪姫』とは、あきづき空太による少女漫画作品。白泉社LaLa DXで連載された後、LaLaに移籍。単行本は17巻まで刊行中。2015年7月よりテレビアニメ1stシーズンが放送され、2016年1月より2ndシーズンが放送された。生まれつき赤い林檎のような美しい髪を持つ少女白雪が、その珍しい髪色のせいで生まれ故郷を出ることになり、辿り着いた隣国で運命を切り開く物語。

白雪がリリアスに赴任してから10数ヵ月が経った。無事、毒のないオリンマリスの花も咲き、冬に流行る風邪の対策もできるようになった。白雪たちの任期も残すところあと一冬になった。
ゼンは王城で日々を過ごしていたが、ある日イザナから「この城を出てウィラント城に行く気になったら言いなさい」と言われた。現在ウィラント城は前王でゼンたちの母であるハルトが治めている。イザナはゼンに次期ウィラント城主を示唆したのだ。
ゼンと側近たちは近々ウィラント城で、ハルトの役目を継ぐことを念頭に置いた。北にはウィラントの半分以上の領地を持つ大貴族ベルガット家があり、かつては外からの干渉を嫌い強い支配力で独裁政治をしていた。ハルトがウィラント城に入り、体制を一変させたことでベルガット家は勢力を奪われた。ウィラントは安定するようになったが、ベルガット家当主を始め反王家派も存在する難しい土地だった。

ゼンはイザナからしばらくセレグを拠点にしろと言われ、セレグに向かうことにした。セレグ騎士団には、かつて木々に求婚したヒサメやベルガット家の者が所属している。

セレグにいるゼンのもとへ若い貴族が3人襲撃されたとの情報が入った。彼らの共通点は木々の実家、セイラン伯爵家に縁談を持ちかけていた家の子息ということだった。木々の婚約者候補が次々と襲われ、その首謀者としてミツヒデの名が挙がった。ヒサメは木々に求婚し、それを囮として真犯人の動向を探るよう提案する。さらにベルガット家からも木々に縁談の申し込みがあった。ベルガット家が何か企てているのかと警戒するが、ベルガット家の双子にも矢が射掛けられ1人は腕を負傷、ヒサメも肩を負傷してしまった。
この嫌疑をかけられミツヒデは近衛兵団に拘束されてしまった。

これらは全てベルガット家の現当主・トウカがミツヒデの名誉を汚し、ゼンから離すため、ゼンを害するために起こしたものだった。ベルガット家の双子、ツルバとタリガが襲われたのはベルガット家の関与を否定するためだった。
ツルバとタリガは兄・トウカのやり方に反発し本心では王家に従いたいのだが、兄の残虐さに恐れを抱き逆らうことができない。しかし、セレグ騎士団でゼンや側近たちと一緒に過ごし、そのやりとりを見て、本物の主従の姿に憧れを抱き、兄に逆らうことに決めた。
タリガは兄に従順にしていると見せかけ、ツルバはその隙に兄を排除しに動こうとするが、兄の雇った刺客たちに逆に追い詰められてしまう。それを助けたのは、木々とゼンたちの危機を知りリリアスから駆けつけたオビだった。助けられたツルバは木々に企みの全て、ゼンの側近であるミツヒデと木々を排除し、空いた席に自分たちが入り、ゼンを取り込むつもりだったこと、ミツヒデが囚われている隙にゼンを襲う計画があったことを話した。

それを聞いた木々とオビはゼンの危機を悟りゼンのもとに急いだ。

『赤髪の白雪姫』 登場人物・キャラクター

白雪(しらゆき)

CV:早見沙織

主人公。生まれつき林檎のように真っ赤な美しい髪を持つ少女。18歳。タンバルン王国出身。特徴ある赤髪のせいで何かと困ったことも多かったが、やられっぱなしにはしない強さを持っている。山で生まれたが、母が亡くなった時に町で酒場を営む祖父母のところに預けられ、以降祖父母に育てられた。幼い頃から薬事を学び、薬剤師となる。
珍しい赤髪の娘を欲したタンバルンのラジ王子の愛妾候補にされた為、それを拒否する形で国を出た。途中、クラリネスの第2王子ゼンと出会い、その縁でクラリネスに住むようになった。ゼンの助けになりたいと思うようになり、宮廷薬剤師になった。良き友人だったゼンのことをいつしか慕うようになり、ゼンも同じ気持ちだと告白され、王子であるゼンとともに歩んでいくことを誓った。ゼンの側近、ミツヒデを兄のように慕い、凛々しい木々に憧れを抱き、オビの前では自然体でいられる。
早寝早起きで固いパンとジャムが好き。苦手なものは海草と芸術鑑賞。
タンバルン王国のラジ王子とは様々な経緯を経て良き友人関係を保っている。タンバルン王国から国賓級の「王家の友人」という称号を得た。

ゼン・ウィスタリア・クラリネス

CV:逢坂良太

クラリネス王国第2王子。19歳。気さくな性格で一介の兵士にも普通に話しかける。城の外の世界を見ることを大切にしているため、お忍びで出かけたりする。幼い頃から脱走が得意。王子という立場上、幼い頃から毒に慣らされている。
側近たちとお忍びで出かけた森で白雪に出会い、白雪の差し出す薬を信用しなかったが、白雪が自分を傷つけて毒ではないことを証明したこの行動により白雪を気に入った。白雪と過ごすうち好意を抱くようになる。
後に白雪に想いを告げ両想いになった。
兄、イザナに強い憧れを抱いており、イザナを支える人物になりたいと思うようになった。
好きなもの、パイ・タルト・読書・赤色・銀色。苦手なもの、香水。昼間1人でいるのが苦手なので、衛兵に声をかけながら城内を歩いている。夜1人は平気。

ミツヒデ・ルーエン

CV:梅原裕一郎

ゼンの側近。23歳。ゼンが13歳、自身が17歳の時にイザナ王子から抜擢されゼンの側役になった。ゼンからの信頼は厚く、ゼンの我侭を諫められる唯一の人物と言われている。真面目で忠誠心が強い。何よりもゼンが一番、と公言するほど主人を敬愛している。かつてセレグ騎士団に所属していた。
木々が城に来る前、婚姻をかけて木々とヒサメが決闘することになり、その時、木々の助太刀に入った。その為、ヒサメとは犬猿の仲。
人の世話をやくのが性にあっていると思っている。
好きなもの、お菓子全般・子供・スープ。苦手なもの、辛いもの・年上の女性(特に美人)。

木々・セイラン(きき・せいらん)

CV:名塚佳織

ゼンの側近。近衛兵団所属。20歳。セイラン伯爵家次期当主。冷静沈着。力に頼らない剣技の使い手。とても凛々しく美人で一部の兵士に人気がある。
女性の身でありながら剣術を身につけた理由をゼンに問われた時、「父から学べる事は全て学ぶべきだと。自分が当主になった時、先代よりも欠けているものがあってはならないと幼い頃思ったのです」と答えゼンに気に入られた。ヒサメのルーギス家から縁談が持ち込まれたが、木々の父が断り、納得の行かないヒサメは木々に決闘を申込み、自分が勝ったら夫にしろと迫った。2対2の勝負のはずだったが、木々は自分の身は自分で守ると1人で立ち向かったが、危なくなり決闘を見ていたミツヒデが助っ人に入った。決闘に勝利し、木々はゼンの側近になった。
自然の中よりも適度にガヤガヤしている場所を好んでいる。
好きなもの、野菜サラダ・ハルカ侯爵の性格・トランプ(強い)・緑色。
嫌いなもの、暑いところ・ブレッカ子爵の性格。

オビ

CV:岡本信彦

第2王子伝令役だったが、白雪のリリアスに赴任とともに直属騎士の身分を得た。身が軽く、剣術よりも体術を得意としている。
元々は雇われの何でも屋のようなことをしていた。ハルカ侯爵から依頼され、白雪を狙ったことがあるが、その時の白雪とゼンの言動を気に入り、2人を見ていると面白そうだと感じ、ゼンの押しかけ従者になる。徐々に信頼関係を築き上げた。主に白雪の護衛をしている。リリアスへの異動を示された時、自分の気持ちを隠したまま白雪の側へ行くことを良しとせず保留とした。主として慕うゼンに嘘はつけない、として白雪への恋情を打ち明けた。その上でゼンから白雪の助けとなって欲しいと言われ、リリアスに赴任することを決めた。
酒に強く、料理が得意。生活力がある。夜になるとイキイキする。
好きなもの、辛いもの・酒(酒場)。
苦手なもの、ジグソーパズル・仔犬・人間相手ではない時間のかかる黙々とした作業が苦手。

イザナ・ウィスタリア・クラリネス

CV:石田彰

クラリネス王国第1王子。ゼンの兄。首都ウィスタルの外に自分の城や屋敷を所有。冷徹な面を持つ切れ者だが、ゼンには尊敬されている。血を分けた兄弟のゼンにも自分の名を呼ばせたことはない。
リリアスで白雪たちと行動を共にした時、正体を隠すため、ミツヒデの名を借り「ルーエン」と名乗っていた。自分がいない間にゼンの側に居るようになった白雪を初めは快く思っておらず、タンバルンに帰そうとしてみたが、白雪の言動などを観察し、リリアスでの働き・行動などを通して見方が変わってきた。
後に国王に即位し、ハキと婚約した。

ハルト・ウィスタリア

クラリネス王国女王。夫であるカインを亡くしたすぐ後も、休むことなく仕事に精を出していたら王城アレルギーを発症し、執務室に1時間といられず、城内を歩くのもままならなくなり、イザナに王城を任せ北のウィラント城へ移った。
後にイザナに王位を譲り退位した。

リュウ

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