ライチ☆光クラブ(ぼくらの☆ひかりクラブ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ライチ☆光クラブ』とは古屋兎丸によるマンガ作品、および舞台・アニメ・映画である。2006年に太田出版より発行。ゼラを中心とする「光クラブ」と称した男子中学生たちのある壮大で残酷な計画と光クラブの内部崩壊を描いた作品。この作品は劇団・東京グランギニョルの第三回公演「ライチ光クラブ」を原案として書かれたものである。

キャスト
ゼラ:木村了
タミヤ:中尾明慶
ジャイボ:玉城裕規
ニコ:平沼紀久
雷蔵:佐藤永典
カネダ:廣瀬大介
デンタク:富岡晃一郎
ダフ:加藤真央
ヤコブ:宮下雄也
ライチ:オレノグラフィティ
カノン:ほのかりん(2012)、佐津川愛美(2013)
母親のいない少女:しづか(2012)
「つ」の少女:半田杏(2012)
007好きの少女:夏江紘実(2012)
女教師:高野ゆらこ

スタッフ
原作:古屋兎丸
脚本・演出:江本純子
主催・制作:ネルケプランニング

2015年版(残酷歌劇『ライチ☆光クラブ)

キャスト
ゼラ:中村倫也
タミヤ:玉置玲央
ジャイボ:吉川純広
ニコ:尾上寛之
雷蔵:池岡亮介
カネダ:赤澤燈
デンタク:BOW(東京ゲゲゲイ)
ダフ:味方良介
ヤコブ:加藤諒
ライチ:皇希
カノン:七木奏音
女教師:KUMI (KUCHIBILL)

スタッフ
原作:古屋兎丸
演出:河原雅彦
脚本:丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)
主催・制作:ネルケプランニング

テレビアニメ

『ライチDE光クラブ』というタイトルで2012年10月よりTOKYO MXにて放送。
絵はかなりデフォルメされており、内容もギャグでグロ要素などはほとんどない。
キャストは2012年版の舞台と同様。
ゲスト声優として、オアシズの光浦靖子、音楽ユニットライチ☆光クラブのHAKUEIが出演した。
またHAKUEIは音楽も担当している。

映画

2016年2月13日公開。
監督は内藤瑛亮。グロテスクな内容であるためR15+指定になっている。
ライチのデザインは原作同様、東京グランギニョル版でライチを演じた嶋田久作のほか、アイアンマンやアイアン・ジャイアントもモデルにしている。

キャスト
タミヤ:野村周平
カノン:中条あやみ
ジャイボ:間宮祥太朗
ニコ:池田純矢
雷蔵:松田凌
デンタク:戸塚純貴
ダフ:柾木玲弥
カネダ:藤原季節
ヤコブ:岡山天音
ライチ:杉田智和(声の出演)、荒川真(スーツアクター)
ゼラ:古川雄輝

主題歌:メルヘン☆ジャック/ライチ☆光クラブ

音楽ユニット

2012年にPENICILLINのHAKUEI を中心に結成したヴィジュアル系音楽ユニット。
『ライチ☆光クラブ』の世界観を音楽で表現する。
アルバム名、歌詞などにライチの要素が散りばめられている。
映画版の主題歌も務めた。

メンバー
ボーカル:HAKUEI
ベース:GISHO

『ライチ☆光クラブ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

マンガ『ライチ☆光クラブ』に関して

カバーを取った表紙の部分

カバーを外すと表紙には10ヶ条がびっしり書かれている。

単行本のデザイン

2ページ目、目次には緞帳の絵、マンガのラストには「終劇」の文字と、原案である劇団・東京グランギニョルの舞台を彷彿とさせる仕様になっており、まさにこの作品がグランギニョル(残酷で猟奇的な悲劇)であると示唆している。

あとがき

あとがきには古屋氏と東京グランギニョルとの出会いや、上演当時のルポ、写真などが掲載されている。

占い師マルキド・マルオ

占い師マルキド・マルオの名は東京グランギニョルの美術担当兼役者で、現在漫画家の丸尾末広氏から来ている。元々丸尾が演じていた役でもある。

カノンという名前

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