目次

  1. あらすじ
  2. 登場人物
  3. 雪村 千鶴(ゆきむらちづる)
  4. 土方 歳三(ひじかたとしぞう)
  5. 沖田 総司(おきたそうじ)
  6. 斉藤 一(さいとうはじめ)
  7. 藤堂 平助(とうどうへいすけ)
  8. 原田 左之助(はらださのすけ)
  9. 風間 千景(かざまちかげ)
  10. 近藤 勇(こんどういさみ)
  11. 山南 敬助(さんなんけいすけ)
  12. 永倉 新八(ながくらしんぱち)
  13. 井上 源三郎(いのうえげんざぶろう)
  14. 山崎 烝(やまざきすすむ)
  15. 天霧 九寿(あまぎりきゅうじゅ)
  16. 不知火 匡(しらぬいきょう)
  17. 南雲 薫(なぐもかおる)
  18. 雪村 綱道(ゆきむらこうどう)
  19. 用語解説
  20. 変若水(おちみず)
  21. 羅刹(らせつ)

あらすじ

主人公「雪村 千鶴」は、蘭方医である父「雪村 綱道(ゆきむらこうどう)」を捜すために男装をして京を訪れた。そこで千鶴は衝撃的なものと遭遇する。それは、とても人とは呼べない者「羅刹(らせつ)」であった。千鶴は羅刹に襲われそうになったところを新選組に助けられ(新選組は羅刹の処分をする目的があったため、千鶴は結果的に助けられた形となる)、屯所(とんしょ)に連れて行かれることに。そこで聞かされるのは、父・綱道と新選組との関係、そして父の失踪。後に分かることだが、父・綱道は、新選組で羅刹を生み出す「変若水(おちみず)」の研究をしていた。お互いの目的(父・綱道を捜すこと)が同じことから、千鶴は新選組と生活を共にすることになる。

時は流れて、池田屋事件ーー
新選組と勤王の志士(きんおうのしし)との戦いのさなか、千鶴は、自らを「鬼」と呼び千鶴を同族と呼ぶ「風間千景(かざまちかげ)」と出会う。後に明らかとなるが、千鶴は幼少の頃に人間によって一族を滅ぼされた雪村家純血の鬼であった。風間は鬼の子孫を残すために千鶴をさらおうと何度も新選組や千鶴の前に現れる。

戦いは激化ーー
それにより命尽きる仲間もおり、さらには羅刹になる道を選んだ者もいた。生きるために「藤堂平助(とうどうへいすけ)」、戦うために「沖田総司(おきたそうじ)」、さらには、新選組副長である「土方歳三(ひじかたとしぞう)」までもが羅刹となる。

羅刹、鬼、新選組、様々なものが大きく交わり物語が進んでいく。「誠の旗」を掲げた男たち、そして千鶴の行く末はーー。

登場人物

雪村 千鶴(ゆきむらちづる)

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本作の主人公。幼少期に人間の手により一族を滅ぼされた雪村家純血の鬼。その際に実の両親を殺されており、兄・南雲薫(なぐもかおる)と離ればなれになる。その後、雪村家の分家である雪村綱道(ゆきむらこうどう)に預けられた。女鬼は数が少なく貴重な存在であるため、風間千景に幾度となく狙われる。

土方 歳三(ひじかたとしぞう)

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新選組副長。自分にも他人にも厳しく鬼の副長と呼ばれている。しかし、それは新選組隊士をまとめ上げるためであって、本来は優しく隊士一人ひとりに細やかな配慮ができる人物。風間との戦いの際に、変若水(おちみず)を飲み羅刹(らせつ)となるが、新選組諸士調役兼監察である山崎烝(やまざきすすむ)に守られる形で戦いは流れる。最後の風間との決着で、相討ちとなり死亡。なお、タイトルの「薄桜鬼(はくおうき)」は、決着の際に風間が土方につけた鬼としての名前である。風間は羅刹を「まがいもの」と呼んでいたが、土方の信念を称え「薄桜鬼」と名付けたのであった。

沖田 総司(おきたそうじ)

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新選組一番組組長で天才剣士。普段は冗談か本気か分からない発言をするが、人一倍、近藤勇や新選組のことを大切に思っている。千鶴に対しては「邪魔したら殺す」と言いつつも、池田屋事件では身を挺して千鶴を守る行動を取った。労咳を患わっており、本作中盤以降には剣が持てない体になってしまう。苦悩する総司は、もう一度新選組の剣となるために羅刹になるのであった。近藤の死後、近藤の遺志を継いだ土方を守るために単独で敵に立ち向かう。全滅させるものの羅刹としての力を使い果たして灰となった。なお、本作にはないが土方をからかうことを楽しんでおり、土方の俳句・豊玉発句集を盗んでは隊士に読み聞かせたりする。

斉藤 一(さいとうはじめ)

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新選組三番組組長。左利きの居合の達人で「刀を抜くと総司と互角」と称されている人物。常に冷静で寡黙な一匹狼。土方を尊敬していると同時に土方の実家で作っている「石田散薬(いしださんやく)」に絶対的な信頼をおいている。最後は、会津にて敵に立ち向かうところで描写が終わる。なお、最後まで羅刹にはならなかった。

藤堂 平助(とうどうへいすけ)

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新選組八番組組長。やんちゃで祭好きな性格。伊東科甲子太郎一派と共に御陵衛士を結成するため、一度は新選組を離脱。新選組による伊東暗殺後、千鶴の説得を受けた平助は薩摩藩に窮地へと追いやられた永倉、原田のもと(油小路)へ向かう。そこで、鬼である天霧(あまぎり)と戦うが重傷を負うことに。この戦いにより、生きるために「変若水(おちみず)」を飲んで羅刹となる。最期は、仙台城にて羅刹の力を使い果たし灰となった。

原田 左之助(はらださのすけ)

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新選組十番組組長で喧嘩っ早いが義理人情に厚い人物。池田屋事件で出会った、鬼・不知火(しらぬい)とは宿敵関係。しかし、本作終盤では、綱道(こうどう)率いる羅刹らと戦うために共闘することになる。羅刹らとの戦いの際に腹部に致命傷を負い死亡。最後まで羅刹にはならなかった一人。

風間 千景(かざまちかげ)

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鬼の頭領で薩摩藩に手を貸している。女鬼である千鶴をさらうために幾度となく新選組の前に現れる。しかし、明言はしていないものの本作では千鶴よりも新選組に興味があるような描写が見られる。最期は土方との戦いの末、相討ちにて死亡。