熱帯魚、亀、その他諸々『ファインディング・ニモ』に登場する海洋生物元ネタまとめ

9566ca652208055f05d7716ee3e0f18c 640x480

2003年公開の『ファインディング・ニモ』。カクレクマノミの親子を軸に、愛情、友情、冒険、成長などを描いたこちらの作品。全海洋キャラの「元ネタ」となる生物をまとめました。

ニモ、マーリン(カクレクマノミ)

マーリン:恐らくは彼が主人公。序盤で妻と卵たちを失う。唯一残った卵を「守る」と決め、妻の考案した名前「ニモ」を授けて子煩悩を通り越した過保護親父に。「子供に嫌われたらどうしよう」とのたまうあたり、元々心配性の気はあった模様。ニモからは「怖がり」と思われていましたが、息子救出のための旅路でサメ、クラゲと出くわしたり、東オーストラリア海流に乗る際気絶したり。そんな中で成長し、最終的に子離れもできたようです。劇中でよくジョークを催促されるのは英語名が「クラウンフィッシュ」(道化師の魚)であるため。しどろもどろの口調、余計な解説を入れるなどジョークのセンスはなかったものの、心に余裕ができたのか、パパ友を大笑いさせるほど腕が上がっていました。

Img 248e2a3d15fe7a5afc7a3e2a4b3095fc100782

魚版『お父さんは心配症』だったのが・・・。

ニモ:卵にひびが入っていたせいか、片方の胸びれが小さく、こまめに動かして泳ぎます。彼自身はそのこと自体を特に負担に思っていないようですが、父の過保護ぶりには嫌気がしていたようで、「嫌いだ」などと言ってしまいます。人間のボートに近づいたせいで「死にかけていた」と勘違いしたダイバーに捕獲。水槽で実際に死にかけるなどの試練を経てどうにか脱出し、父との再会、和解が叶いました。

997353605c03 ad94 4a72 84c0 e95d32b7a311 m

ペルクラ種のクマノミ。

クマノミではあるが、厳密にはニモたちは「カクレクマノミ」ではなくクマノミ亜科のペルクラ種。クマノミ類は稚魚の段階からイソギンチャクと触れ合い、イソギンチャクの持つ刺胞に対する免疫を得る。イソギンチャクや他の共生生物を食する一方、イソギンチャクに害成す生物を追い払う。一つのイソギンチャクに複数が住む。群れの最大個体がメス、次に大きな個体がオスとしてペアとなるが、最大個体(メス)が死ぬと「性転換」するという特殊な繁殖行動でも知られる。この件に関して「マーリンが『パパ』のまま」であることに必ずと言っていいほど「ツッコミ」が入る。

出典: ja.wikipedia.org

ドリー(ナンヨウハギ)

通称「忘れん坊のドリー」。出会ったばかりのマーリンをすぐ忘れる、ニモの名前も覚えられないなど、かなりの健忘症。ですが人間の文字を読むことができ、ニモを「さらった」ダイバーのマスクの住所から居場所を突き止めることに貢献。「危険から守ると決めたのに」と打ちひしがれるマーリンに、「それじゃ子供は何もできなくなっちゃうし、楽しくない」と諭す一面もあります。「クジラ語」という間延びした話し方でクジラとの意思の疎通も可能(クジラ語にも方言があるそうです)。陽気な上、怒鳴られてもマーリンを「いい人」と呼んでついていく面倒見、思い切りの良さも見せてくれます。マーリンといると「落ち着く、覚えるのも早い」と言って別れを惜しんでいましたが、「愛情」に似ているとの指摘もあります。彼女の家族を探す『ファインディング・ドリー』という続編が作られました。

Main sp

『ファインディング・ニモ』公開当時、『世界ふしぎ発見』で『ニモ』特集が組まれて、元ネタとなった海洋生物が多数登場。マーリン、ドリー共に実際の魚と同じ泳ぎ方が再現されているそうです。

群れを作り、サンゴ礁で生息。劇中ドリーは「魚を食べたことがない」として後述のサメたちから喝采を受けていたが、そもそもナンヨウハギの主食はプランクトン、オキアミ、海藻なので魚は食べない。ちなみに毒を持っている。『ニモ』の影響で、「ドリー」と呼ばれることが多い。価格は二千円から一万円ほど。いきなり淡水で飼わず、3週間から6週間ほど水を循環させる。餌は海水魚用のものがよいとされるが、「何でも食べる」らしい。

出典: ja.wikipedia.org

N

ナンヨウハギ。ペットショップで「ドリー」と言って通じるかは不明。

allblue-aquarium.com

タッド(フエヤッコダイ)

学校でのニモの友人。自称意地悪。事実ニモを「変な奴」と称したり少々毒舌。彼の父親もマーリンを「カクレクマノミなのにつまんねえ奴」と評しており、毒舌は血筋なのかもしれません。父のフィルはラストでマーリンのジョークを聞き涙が出るほど笑ってましたが。もしや自分に正直なだけ?

0179 nm tad s

単独、或いはペアでサンゴ礁に生活。数匹の群れを形成することもある。食用よりも観賞魚としての人気が高い。甲殻類やゴカイなどを食べる。

出典: ja.wikipedia.org

F69aae89

食用にしたとしても、あんまり食べるところなさそうですが。

シェルドン(タツノオトシゴ)

学校でのニモの友人。自称水アレルギーで、よくくしゃみをします。「ボートに近づけるか」という肝試しの言い出しっぺです。父親のしつけは厳しいらしく、劇中二度ほど注意を受けていました。(ひとの家の庭で遊ぶな、新入生には優しくしろなど常識レベルではありますが)

0178 nm sheldon s

「オスが出産する」稀有な生物。厳密にはメスが胎内で孵化させた稚魚をオスの育児嚢と呼ばれる袋に移す。日本では安産のお守りとなっている他、モチーフなどに使われることもある。ユニークな外見の為、水族館や個人などで飼育される。

出典: ja.wikipedia.org

 e3 82 bf e3 83 84 e3 83 8e e3 82 aa e3 83 88 e3 82 b7 e3 82 b4

パール(メンダコ)

えどのゆうき
えどのゆうき
@edono78

Related Articles関連記事

『モンスターズ・インク』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。

Read Article

『トイ・ストーリー』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。

Read Article

『カーズ』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

「カーズ」は2006年6月9日に公開のピクサーによって制作された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞を受賞。車の世界を舞台にした圧倒的なスケールとスピード感溢れる映像、そして温かい物語のラスト。名曲も多いと話題の映画。期待のレーシングカー、ライトニング・マックィーンが小さな町の住人たちとの出会いをきっかけに大切なものを学び成長していく物語。

Read Article

『トイ・ストーリー2』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。

Read Article

『カーズ2』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。

Read Article

『トイ・ストーリー3』解説まとめ【あらすじ・登場人物・名言・主題歌など(ネタバレあり)】

ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。

Read Article

『モンスターズ・ユニバーシティ』の「ロアー・オメガ・ロアー」は「嫌な連中」か?

『モンスターズ・ユニバーシティ』に登場する悪役というかライバルキャラの「ロアー・オメガ・ロアー」。二次創作などで人気を誇っているようですが、作中では「嫌なエリート集団」にしか見えません。でもよくよく考えれば、やっぱり魅力もあるし、憎めないんですよね。

Read Article

Contents