目次

  1. 一作目・スペースレンジャーからのおもちゃ
  2. 二作目・おもちゃの使命を教え返す
  3. ウッディの正体
  4. 三作目・リセットからのスペイン人
  5. 番外編『ニセものバズがやって来た』
  6. まとめ

一作目・スペースレンジャーからのおもちゃ

何かのアニメ作品のキャラクターなのか、「スペースレンジャー」なる部隊に所属する宇宙飛行士にして戦士のようです。「人間の見ていないところでは勝手に動き回る」おもちゃたちの中、自分を「スペースレンジャー」、入っていた箱を「故障した宇宙船」と信じて疑いませんでした。

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ボタンを押せが声が出て、豆電球のレーザーを出します。

敵や任務について切々滔々と語りますが、人柄はいいようで、他のおもちゃと打ち解けます。最新式のおもちゃなため、それまでリーダー格だったウッディはどんどんと「日陰の存在」に・・・。ウッディから「お前はおもちゃなんだYO!」と言われたって馬耳東風です。手違いが元で、隣家の悪ガキの家に行くまでは。バズ人形のCMを見て、そして「飛べない」ことから自分がただのおもちゃだと思い知り、落ち込むさまが切ないのですが、ヤケで女の子のままごと遊びに付き合うのは、笑っちゃいけないのに笑っちゃいますわ・・・。

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お隣の奥様になってました・・・。

しかし、深夜のウッディとの会話で「『バズ・ライトイヤー』であることには変わりはない。だからアンディに求められた。だから、おもちゃとしてアンディを喜ばせればいい」との考えに至った模様。そのことを教えてくれた「仲間」のウッディを見捨てることはなく、「君もアンディには必要」だと一緒に脱出を図るのでした。義理堅いです。一作目のバズはスペースレンジャーとしての誇りを持った宇宙飛行士でしたが、その誇りをスペースレンジャーからおもちゃへ切り替えることで取り戻したんですね。挫折からの立ち直りを描くの、うまいです。

二作目・おもちゃの使命を教え返す

で、二作目。てきぱきとおもちゃに支持をこなすこともありますが、概ね堅苦しさは抜けたように感じます。アンディとカウボーイキャンプに行くことになってるのに「帽子が見つからない!」とパニクるウッディを励ましたり、ウッディの活躍を遠方から称えたり。しかしウッディはマニア垂涎の値打ちもの。おもちゃ屋の店主に「さらわれた」ウッディを助けるべく行動に出ました。

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のっけからバズが活躍するゲーム作品が。

何ブロックもある距離。小さなおもちゃにとってはまさに大冒険。おもちゃ屋に入ることだって困難。人間に見つからずに道を渡る方法、自動ドアを開けるためのジャンプしようとの号令も含め司令官のごとく的確な指示を出していました。人間側には迷惑な内容でしたけども。そこまでしてウッディを助けるのは「おもちゃの喜び、使命」を教えてくれた恩返し。しかしウッディは、人形劇の仲間とともに東京のおもちゃ博物館に行く決意をしていました。

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「俺皆と日本に行くわ」「はあ!?」

二作目に登場するおもちゃ屋には大量の「バズ人形」が売られており、見本のバズ人形が「何脱走してるんだ!スペースレンジャーの決まりを忘れたか!」・・・。「私もこうだったのか・・・」と一作目でもわが身を顧みて、見本バズのレーザーボタン押したりするのがまた自虐的でした。「はいはい、豆電球のレーザーね」なんていうか、社会に出た大人と、そうでない学生さん辺りを見ているような気分です。

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「「私がバズだ!」」

ウッディの正体

元々ウッディはテレビが白黒だった頃に放送されていた人形劇の主人公。同じ番組のキャラクター人形も発売されたんですが、時代は宇宙開発のただ中。ロケットが上がるや、子どもたちは古臭いカウボーイのおもちゃや番組に見向きもしなくなり、宇宙関連のおもちゃへ飛びつくように。子供の心がうつろいやすいことを一作目で味わっているウッディを、更なる現実が引き止めます。「子供はいつか大人になって、おもちゃと遊んだことさえ忘れてしまう」。事実、仲間のカウガールジェシーは何をするにもどこへ行くにも一緒だった少女の心から消え去り、再びその目に触れた時は捨てられてしまいました。

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「お前はおもちゃ」。一作目でウッディから教えられたことをバズは教え返します。「お前は元々一番のお気に入りだったし、今だって私とダブル主演で遊んでもらってるだろう、子供と遊び、喜ばせることがおもちゃの喜びなんだ」との含みを込めて。その言葉は届いていました。落ち込んでいた少年が、歌うウッディ人形を見て笑顔になる映像を見て、ウッディは「帰る」決意をするのです。

三作目・リセットからのスペイン人

アンディが大学入学、する大分前からウッディさえも遊んでもらえなくなってしまいました。皆おもちゃ箱ごとこやし状態。何とか遊んでもらおうとあの手この手を試してもダメ。皆と一緒に捨てられたと勘違いして「ホイクエン」に寄付される道を一旦は選びます。しかし割り当てられた「いもむし組」は、おもちゃを雑に扱う小さすぎる子のクラス・・・保育園の支配者ロッツォにより「初期化」されてしまいます。つまり、アンディのもとに来た時と同じ「スペースレンジャー」の一人。しかし、司令官ロッツォの影響か、今までの友達を「敵」と認識。

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敵意むき出しの目。

一作目でバズが友好的だったのは、おもちゃたちが敵意を見せなかったためであって、「敵」に対してどんな所業をするのかがよーく描かれていました。でも殴り合いするのを見て「それは私がすることだ!」ってのはどうかと思いますが。

Spanish buzz

バービーの活躍もあってバズの説明書をゲット。しかしどうやっても直らず、リセットボタンを長押し・・・したら何故かスペイン人になってしまいました。スペイン産なんでしょうか。相変わらず「スペースレンジャー」モードではありましたが、ジェシーに一目ぼれ状態になったり姫抱っこで助けたりとやたら情熱的な面性格が前面に。衝撃が元で友好的なバズに戻ったのはよかったですけども。スペイン人なバズ、動きがいちいちエレガンスで濃ゆいです。

番外編『ニセものバズがやって来た』