目次

  1. 笑う黄金ガイコツワッハマン
  2. 刺客アンドロイド・レミィ
  3. 「死ねない」ということ
  4. 他作品からも「死ねない」ことについて考える・『火の鳥編』
  5. 他作品からも「死ねない」ことについて考える・『宇宙クリケット』編
  6. 他作品からも「死ねない」ことについて考える・300年でやることが尽きる
  7. 死ねないワッハマンに対し・・・
  8. まとめ

笑う黄金ガイコツワッハマン

恐らく黄金バットがモティーフ。何でかよく笑います。「人類の敵」と称される男を抹殺するため、古代アトランティス時代オリハルコンという「エネルギーが金属になったもの」により人間の男性をベースに作られたようです。彼のバックボーンについてはちょこちょこ描かれる程度ですが、同じくらいの時を生きる鯨曰く「唯一認めた勇者」だったとか。

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で、「人類の敵」の抹殺に失敗し、1万年間眠った状態の上、記憶もほとんど失っていました。自衛隊の作ったロボット(失敗作)による頭部への刺激で「覚醒」。何でか笑いながらロボットを破壊しました。

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その後ストーリーはシリアスに・・・なるかと思えばそうでもなく、完全に記憶を取り戻せないまま社会人草野球に参加し、犬や猫と食糧を奪い合い・・・。カフェで食事したもののお代が払えないと食べた分だけ働く羽目になったり。ちなみに物凄い大食漢です。

刺客アンドロイド・レミィ

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コスプレ好きという設定が、最後に意外な効果を見せてくれました。

ワッハマンを「殺す」ため差し向けられた刺客・・・なんですが、どーにもこーにもお間抜けです。戦闘力自体は高いんですが、ワッハマンには及ばないご様子。基本的には妖学生くらいの女の子の姿ですが、戦闘時は「ハンババ」というマッチョな巨漢ロボットに大変身。

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彼女はしかし「捨てられる」為に作られた「データ収集用」。途中から味方に加わりますが、陰の主役状態でかっこよかったです。

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彼女は「人類の敵」を「パパ」と呼んでいたのですが、最終決戦の際「とっておき」のコスプレとしてウェディングドレス姿に。長いことなぜこの衣装を選んだのかわかりませんでした・・・「パパ」に追い出されたとしても、今は自分の意志でワッハマンたちの仲間になっているということを「嫁ぐ」という形で表したんですね。胸熱です。

「死ねない」ということ

戦闘モードのワッハマンははっきり言って「最強」クラス。何せ「傷を負わない、死なない体」を持っている上「オリハルコン」はエネルギーの凝縮体。その気になれば戦闘用の刺客アンドロイドだって戦闘不能に追い込めます。

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役目を果たしても、死ねないんです。

しかしコメディタッチだった序盤から描かれていた「不死身、不滅の肉体」というもの、意外に厄介。というか、人間の精神では異常をきたすのではないかと思わせるものでもあります。

他作品からも「死ねない」ことについて考える・『火の鳥編』

手塚治虫氏の『火の鳥』でも「死なない体」にされた主人公が登場します。『未来編』の山之辺マサトと、『乱世編』の平清盛です。もっとも、清盛の方は夢の中でのシミュレーションのようなもので実際には死亡しますが。いずれにしろマサトも清盛も、「死ねない」ことに絶望することは共通しています。話し相手もいない、地獄のような場所でたった一人「生き残らされた」ら「不死身だヒャッホウ!」なんて言ってられませんよね。

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平清盛1000歳。記憶がたまりすぎたとのこと。

他作品からも「死ねない」ことについて考える・『宇宙クリケット』編

『銀河ヒッチハイクガイド』というシリーズ小説の第三弾に、全くのわき役で「不死身になってしまった男」が登場します。初めは喜んだものの、次第に「不死であること」に不満を抱き、生きがいを求めるようになるのです。極めて高度な計算能力を持った宇宙船により、「アルファベット順に知的生物(個人)を馬鹿にする」というしょーもない生きがいですが、何でもいいから「やること」がほしかったんでしょう。

他作品からも「死ねない」ことについて考える・300年でやることが尽きる

作品名は失念ですが、人づてに聞いた話です。不死を手に入れた男が大喜びで「これからどうするか」を計画。最初の100年は思い切り遊んで、次の100年は思い切り勉強する。その次の100年は、勉強したことを生かす。うん、いい人生設計。でも、その後は・・・?