なぜセイウチなのか。人間がセイウチになる映画「Mr.タスク」が珍妙すぎる!

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数ある動物の中からどうしてセイウチを選んだのでしょうか。人間がセイウチになるというワンアイデアのみで膨らませたような映画「Mr.タスク」ですが、好き嫌いが極端に分かれるようで、傑作と称賛する人もいれば、時間のもだと貶す人もいます。さて、あなたはどちらでしょうか。映画「Mr.タスク」をご紹介致します。

あらすじ

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ポッドキャストを運営するウォレス(ジャスティン・ロング)は、取材先のカナダで航海の話を聞いてほしいという老人の家を訪問する。ハワードと名乗る老人(マイケル・パークス)が体験した冒険談を聞きながら、睡眠薬入りの紅茶を飲まされたウォレスは眠ってしまう。気が付くと足の感覚がなくがくぜんとする彼に、ハワードは君はセイウチになると告げ……。

出典: movies.yahoo.co.jp

良点:ある意味先の読めない展開と、「なんでこの人が!?」というビッグスターの出演

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物語の先は本当に読めません。設定からして意味不明ですからね。しかしこれだけ読めなくても別にいいやと思える作品も珍しいでしょう。どんな結末になっても「へえ」と終わることは分かりきっており、また既に出オチしてるのであえて結末を楽しみに待たなくても良かったりします。本当にセイウチ人間になるだけですからね。セイウチ人間になってどうこうというわけではありません。

物語の中盤になると突然どこかで見たような顔が現れます。そう、ジョニー・デップです。なんでこんな映画に出てるの、と思わず戸惑い、視聴後にまあ偽物だろうと思ったら本物だったというサプライズ。本当にどうしてこんな映画に出てるのでしょうか。はっきり言ってかなりチープな作品で、製作費もそれほどかかっていないと思われます。もしかしたら彼に払う出演料が制作費の大半を占めているのではと勘ぐってしまいます。ある意味ビックリな展開が起こりました。

悪点:冗長なやり取りと、ホラーでもコメディでもない中途半端な演出

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本編は約100分あるのですが、そのうち40分くらいは無駄なやり取りに費やされているような気がします。その冗長な掛け合いを味と見るかどうかは人それぞれですが、少なくとも私はそれで完璧にだれてしまいました。何の実入りもない、無駄な会話を延々と見せられ、それでいて物語は遅々としか進まない。会話がそれなりに面白ければ良いのですが、聞いても聞かなくてもどっちでも良いような話ばかり。笑えませんし、かといって真面目に聞くような含蓄ある話でもありません。眠い目をこする以外にすることがありませんでした。

この映画のジャンルはホラーコメディ。確かにホラーテイストはあるでしょう。人間がセイウチになるんですから。また、コメディ要素も確かに見受けられます。人間がセイウチになりますからね。要するに、ホラーもコメディも人間がセイウチになるという設定に頼りきりです。それでいてさほど怖くないし、面白くもありません。やるなら「ムカデ人間」のようにはっちゃけて欲しかった。あれはあれでジャンルを超越してましたからね。というか、タイトルがなぜ「セイウチ人間」じゃなかったのかが謎です。邦題のタイトルの付け方はよくわからないですね。

まとめ

史上稀に見る、時間の無駄遣い映画でした。最後の5分だけ見れば十分です。これだけつまらない映画をよくも作ったものです。本編割と長いですし、その上ジョニー・デップ出てますし。でも記憶には残りました。人間がセイウチになる映画があったなあという程度でしょうがね。それでも観たいという人は止めませんが、後悔すること請け合いです。暇つぶしにすらなりません。暇つぶしに観た映画なのに、さらに暇つぶしが必要になるくらいのつまらなさです。ある意味、珍しい作品ですけどね。

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@ryosuke0712

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